『HIT : The World』ゲームメディアがチーム戦で激突!新たなゲーム内流通システムも発表されたメディア向け練習会をリポート

2024-03-24 12:00 投稿

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HIT:The World

『HIT : The World』の集団戦をいち早くチェック!

2024年4月17日、ネクソンによるスマホ&PC向け新作MMORPG『HIT : The World』の正式サービスが開始される。

本作は、2016年のリリース後に全世界累計2500万DLを達成したアクションRPG『HIT』の世界観を継承し、MMORPGとして新生したシリーズ最新作だ。

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同社は2024年2月から、メディア取材やインフルエンサー向けの発表会を開催したり、MMORPGの熟練プレイヤーを対象としたメディア横断型のインタビューを企画したりと、サービス開始が近付くにつれて数々のキャンペーンを実施してきた。

その一環として、4月6日にMMORPG関連のインフルエンサーとゲームメディア陣が対戦するGvGコンテンツ大会の開催が予定されている。

そこで同社は、大会当日のメディア陣がMMORPGに慣れているインフルエンサー相手に対抗できるようにするべく、3月19日にメディア向けチーム戦練習会を開催した。

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練習会では、日本のMMOにおける課題点へ切り込むゲーム方針などが改めて語られていたので、チーム戦の模様と合わせてお届けしていこう。

課金をしないプレイヤーが課金通貨をゲーム内で獲得できるシステム

まずゲームメディアによる練習会の前に『HIT : The World』のキーメッセージやゲーム方針が改めて発表された。

キーメッセージは、“仲間と目指す、日本の頂点 共に創る、俺たちのMMO”と力強く語るものだ。

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このメッセージには、課金の有無を問わず、すべてのプレイヤーを第一に考え、運営側とプレイヤーが一体となって日本におけるMMOの頂点を目指す、といった意味が込められているとのこと。

また本作の開発統括を務めるパク・ヨンシク氏から送られた「日本のユーザーに向き合い、真摯な変化を続ける」というメッセージも公開された。

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そして日本のネクソンが所在するビルの一室で、長年のMMORPGプレイヤーたちを交えて座談会を実施したことが明かされた。

そこでは、日本でサービス中のスマホ向けMMOにおける問題点が何度も議題に挙がったそうだ。

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もっとも大きな問題点として語られたのは、いくつものスマホ向けMMOで課金額が多いプレイヤーを中心としたバランスが構築され、課金額が少ない、もしくは課金をしないプレイヤーがゲームから離れてしまい、最終的に課金額が多いプレイヤーすらもゲームをやめてしまう、という話だったという。

その結果、日本のMMORPGプレイヤーの熱烈な姿勢と、それに反してビジネスに終始したスマホ向けMMOタイトルの現状を重く受け止めた運営陣は、今回改めて公開されたキーメッセージを掲げることになったそうだ。

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▲キーメッセージ以外にも、具体的な施策として4つのキーワードが制定された。

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▲過去の発表では、カジュアルなプレイヤーの序盤離脱を回避する調整など、いくつもの施策が発表されている。

このほかに今回の練習会では、課金額が少ないプレイヤーや課金をしないプレイヤー向けのゲーム調整の具体例が公開された。それはカジュアルなプレイヤーが課金をせずとも、課金額の多いプレイヤーからゲーム内課金通貨を獲得できるようになる仕組みだ。

本作の一般的な狩場では、“女神の祝福の秘薬”という経験値獲得量が上昇するアイテムがドロップする。しかし課金額の多いプレイヤーにメリットが多い高難度の狩場では“女神の祝福の秘薬”がドロップしない設計になっているそうだ。

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さらに“女神の祝福の秘薬”は、ユーザー間の取引所で課金通貨を代金として出品できるため、レベル上げの効率を求めるコアユーザーが購入した場合、カジュアルなプレイヤーは実際にお金を払わなくても課金通貨を入手できるという。

もちろん、これはひとつのアイテムに限った仕組みではなく、ほかにもコレクションというアイテムの等級に関係なく、さまざまな物品を図鑑に登録することでステータスが伸びていくシステムがあり、そこでも適用されるとのこと。

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高難度の狩場に通い続けて低等級のアイテムを集める機会がないプレイヤーの代わりに、カジュアルなプレイヤーが低等級のアイテムを集め、課金通貨を代金に定めて出品できるそうだ。

リアルタイムのクラスチェンジが鍵を握る集団戦

運営方針などが発表された後には、各メディア全員が敵となり一定のフィールド内で戦うバトルロイヤル形式の対人練習を行った後、計12人が4人ごとのチームに分かれて3チームで戦う集団戦が実施された。

また練習会に合わせて、本作のチーム戦向けのスキル連携も紹介された。近距離クラスの例としてレクチャーがあったのは、集団戦中に大剣クラスが敵の1体を引っ張り出すスキルを使った後、気絶付与のスキルを使うことによって、相手チームのひとりに火力を集中させて、一気にキルを狙う連携だ。

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ちなみに本作では、大剣、双剣、杖、弓、宝珠、鈍器の6種類があり、タンクを担うのは大剣と鈍器の2種類となっている。

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鈍器クラスは敵の引き付けや自身に対する無敵状態の付与に加えて、味方を支援したりと、相手の動き次第でスキルを発動させる受動的なタンクだと言えるだろう。

一方、大剣クラスは各チームがジリジリとした集団戦を行う中で、相手の後衛などダメージを与えやすい敵を引っ張り上げて均衡を崩したりと、戦局を能動的に変えやすいタンクとして設計されているようだ。

続いて、遠距離クラスのスキル連携の紹介もあり、今回は弓クラスの例が紹介されていた。弓クラスは敵の移動に関する状態異常を付与することができ、基本的に遠距離スキルをつなげるだけで距離を取って戦うことが可能だという。

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もちろん、つねに弓クラスが距離を取り続けることができるわけではなく、近距離クラスは移動スキルを駆使し、遠距離クラスの隙を突いて接近できる。

なお本作では、3種類まで設定したプリセットから、戦闘中にいつでも自由にクラスの変更が可能だ。

そこで弓クラスが近距離クラスのスキルによって接近された場合は、逆に相手と同様の移動スキルを使い、位置が離れてから再度、弓クラスに戻して遠距離攻撃を続けることができるそうだ。

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スキル連携のレクチャーを受けた後には、チーム戦を行う前の慣らし運転として、バトルロイヤル形式の対人戦が実施された。

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今回の戦いの中では、クラス自体の耐久性による影響がそこまで現れず、ひたすら攻撃スキルを回し続けていた双剣クラスと杖クラスがほとんどのプレイヤーをなぎ倒していくことに。

終盤には、双剣クラスと杖クラスの一騎打ちとなったが、遠距離から攻撃を続けることによって相手よりも多くHPを保持していた杖クラスが、正面から双剣の斬撃を受けながらもダメージレースを制し、勝ち残ることとなった。

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つぎに3チーム計12人による集団戦が実施された。今回の練習会は、4月6日に実施されるGvGコンテンツ大会に向けた特訓という名目のため、当日もっとも白熱した戦いがくり広げられた。

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対戦では、どのチームも固定したクラス間の連携には成功していた反面、本作の特色であるリアルタイムのクラスチェンジを使ったうえで連携することは難しかったようだ。

味方がクラスを変えたかどうかはパーティーアイコンで確認できるものの、乱戦の中では見失いやすい印象を受けたので、ボイスチャットなどを活用したタイミング合わせも重要となりそうだ。

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そして最終的には、鈍器クラス、双剣クラス2名、宝珠クラスの構成で戦っていたチームが、タンク役の鈍器クラスを失いながらも勝ち残ることに。

鈍器クラスの耐久性と宝珠クラスによる味方への回復スキルがマッチした結果、ダメージディーラーである双剣クラスのHPを残したまま最終局面に入り、残った敵を一掃することができたようだ。

 
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今回の練習会では、スマホ向けMMORPGの情勢を加味した運営陣の真摯な姿勢と熱量を改めて知り、小規模ながらも本作の集団戦における醍醐味を体感することができた。

4月17日の正式リリースまでの情報は、公式Xでも随時発信されているので、気になる方はぜひチェックしてみてはいかがだろうか。

【『HIT : The World』公式Xはこちら】

HIT:The World

対応機種iOS/Android
価格無料(アプリ内課金あり)
このゲームの詳細を見る
ジャンルMMORPG
メーカーネクソン
公式サイトhttps://hittheworld.nexon.com/
公式Twitterhttps://twitter.com/htw_nxj
配信日配信中
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