【FFピクセルリマスター】『FF』初心者が令和のいま、初期の『ファイナルファンタジー』をプレイしてみる!~すべての始まり『FF1』編~
2024-03-22 18:00 投稿
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FINAL FANTASY(ファイナルファンタジー)
『FF』シリーズ初心者が初代をプレイしたら驚きの連続だった
国内、海外問わず人気の高いRPG『ファイナルファンタジー』(以下『FF』)シリーズ。その初代となる『ファイナルファンタジー』(以下『FF1』)のピクセルリマスターのレビューを、シリーズ初心者である筆者がお届けします。
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まず最初に、ピクセルリマスターって何? というところからご紹介します。
『FF1』から『FF6』までの6作品を2Dリマスターした作品群で、各作品のオリジナル版をもとに、鮮やかな2Dグラフィックとサウンドで2021年に生まれ変わりました。
最新の表現で描かれる2Dグラフィックは、『FF』シリーズのドットキャラクターを生み出してきた渋谷員子氏をメインスタッフとして、フルリマスタリングを行っています。楽曲は『FF』シリーズの作曲者、植松伸夫氏完全監修。オリジナル版楽曲をベースにフルアレンジ。
コントローラー、タッチパネル、それぞれのインターフェースに対応し、プラットフォームごとに操作性を最適化。
モンスター図鑑・サウンドプレイヤー・イラストギャラリー・オートバトル機能・どこでもセーブなど、オリジナル版にはなかった要素も追加されているとのこと。
ピクセルリマスター6作品は、Nintendo Switch、プレイステーション4、PC(Steam)、App Store、Google Play Storeにて配信中。これだけのプラットフォームの中から選べるのは、スマホゲーマーのみならず、ゲーマーみんなが嬉しいですよね。
キャラクター作成場面から驚きの連続
筆者は『FF』シリーズはほとんど初心者。プレイ経験があるのは、外伝的な扱いの『FF零式』と、MMORPGの『FF14』をちょっとかじった程度です。
世界中で愛されているシリーズのナンバリングタイトル初代をプレイする、とワクワクしながらゲームを開始。人気のシリーズの原点はここから始まるというわけですよね。
まずは、パーティーのキャラクターを作っていきます。
……え? キャラクターを作る……?
『FF』シリーズといえば、クラウドやティーダ、ライトニングなどのキャラクターが、プレイしたことがない私でも知っているほど有名ですよね。その印象だったので、自分でキャラクターを作ってパーティーを編成する、という構成がまず驚きでした。『FF1』は自由度が高い!
全部で6種類あるジョブの中から、4つを選択し、名前を自分で考えてパーティー編成をします。
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筆者は、火力&タンクのジョブ・戦士のセンシくん、素早さとクリティカルに定評のあるシーフのシーフくん、回復要員の白魔術士であるシロちゃん、そして高火力な魔法攻撃を叩き出せる黒魔術士のクロくん、の4人でパーティーを組みました。
RPGの定番! お姫様を救いに行くぞ!
筆者が作ったキャラクター4人は、クリスタルという特別なものを携えた“光の戦士”と呼ばれる冒険者だったようです。『FF』シリーズのプレイヤーからすると、この“クリスタル”と“光の戦士”は耳馴染みのあるワードですよね。
目の前にあるお城へ行ってみると、王様から「姫がこの国のナイトにさらわれた。ナイトは姫の身柄と引き換えにこの玉座を所望している」と言われます。
お姫様をさらった悪いヤツから姫を救う。RPGの導入の定番ですよね。というか、この定番の流れの源流にいるのがこの作品なのかも……。
早速、筆者は姫がさらわれたと言われる砦を探してみるのですが……。
お城のめっちゃ近くにある。
レベル1でも行けてしまいそうな場所にある。
もっと、こう、海や山や次元を超えた場所にお姫様が幽閉されていて、そこへたどり着くまでがめちゃくちゃ大変で……という流れでは……ない?
困惑した筆者は思いました。
そうだ、これはきっと負けイベントなんだと。
「なんだこの騎士、チョロい」と思わせておいて、じつはめちゃくちゃ強くて、ボコボコにされた主人公たちをフンと鼻で笑って、今度こそ悪い騎士は姫を連れてとんでもなく遠い場所へ行くんだな! だからこんなに近くにいて煽ってるんだ! 性格の悪い奴め!
そうして、ほんの少しだけレベル上げをしたのちに、騎士へ挑みました。
倒せてしまった!!!
負けイベントではなかった! 姫、よかったよ!
筆者はオリジナル版をプレイしていないので比較ができないのですが、きっと『ピクセルリマスター』になったことでかなりサクサク進めるようになっているんだと思います。
そして光の戦士たちは王様から感謝され、新たな冒険へと旅立ちます。ドットの世界ですが、ちゃんとRPGならではの世界が広がっていくようなワクワク感がありますね。
戦闘システムやバランスはちょっとクセ強め
本作の戦闘システムは、RPGらしくコマンドバトル。しかし、最近のRPGに触れているプレイヤーほど、システムなどはちょっとクセがあるかな、という仕様でした。
とくに魔法関連ですね。本作では、回復やバフなどを主とした白魔法と、攻撃が行える黒魔法、の2種類が存在。
この魔法はレベルアップで自然に習得するわけではなく、それぞれの魔術士のところへ呪文を買いに行きます。
そして、魔法を使用する際のリソースがMPではない、という点も新鮮でした。
魔法にはレベルがあり、「レベル1の魔法なら3回、レベル2の魔法は2回撃てます」といった風に、魔法のレベルごとに回数制限がある仕様です。
そして、敵との戦闘で気をつけなければいけないのが、状態異常。
たとえば毒は、一度もらってしまうと宿に宿泊しても状態異常は解消されません。専用の呪文を買って唱えるか、毒消しのアイテムを買って使用するかしないと、戦闘から離脱してマップを歩いている状態でも延々とHPが削られ続けます。
魔法は装備できる数も決まっているため、あまり頼りにできません。お金を貯めて、回復アイテムを大量に持ち歩くことをおすすめします! ローグライクとはいかないまでも、コスト管理が問われるようなシステムが新鮮でした。
ここから始まったんだと思うとかなり感慨深い
最初から固定のキャラクターが用意されているわけではなかったり、ストーリーが予想通り進まなかったり、戦闘システムにちょっとクセがあったりと、驚きの連続でしたが、ここからシリーズが始まったんだと思うとプレイしていて感慨深かったです。
自分で作ったパーティーやキャラクターも、明確なキャラクター性がないぶん、だんだん愛着が湧いてきます。このパーティーの中でどんな会話が繰り広げられてるんだろう……(膨らむ想像)
『FF』シリーズって、戦闘システムとかもシリーズごとに違うのが特徴ですが、最初から工夫が凝らされていたことも伝わってきました。これが最近の『FF16』や『FF7リバース』につながるわけですね。
また、どうやら『FF1』は2022年に発売されたコンシューマーソフトの『STRANGER OF PARADISE FINALFANTASY ORIGIN(FFオリジン)』にも関係しているそう。こちらは今の『FF』らしいリアル等身のかっこいいおじさまが出てくるので、かなり気になっています。『FF1』をプレイしていると色々わかって楽しいと聞きますのでこちらにも興味津々。
最近の『FF』をプレイして、昔のシリーズにも興味が出てきたという方も多いのではないでしょうか。春休みやゴールデンウィークなどで、手軽に遊べるピクセルリマスター版を遊んでみてください!
(Text/ありみち)
⇒『FF1』各ストアへのリンクはこちら
⇒『FFピクセルリマスター』公式サイト
FINAL FANTASY(ファイナルファンタジー)
対応機種 | iOS/Android |
---|---|
価格 | 1800円[税込] |
ジャンル | RPG |
---|---|
メーカー | スクウェア・エニックス |
公式サイト | https://www.jp.square-enix.com/ff_pixelremaster/ff1/ |
配信日 | 配信中 |
コピーライト | © SQUARE ENIX LOGO & IMAGE ILLUSTRATION:© YOSHITAKA AMANO |
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