【スマホとゲーム機どっちで遊ぶ?#103】画面サイズでヒントの見えやすさに若干の差!ポイント&クリックADV『When the Past was Around 過去といた頃』

2024-01-28 13:00 投稿

ビジュアル&サウンドの雰囲気ヨシ!

スマートフォン・タブレットと別機種で配信されている作品を比較していく企画の第103回。

今回扱うのは、柔らかなタッチのイラストと穏やかなBGMでひとりの女性の物語が描かれるアドベンチャーゲーム『When the Past was Around 過去といた頃』。

比較に使用したのはiOS版とPS5版。ゲーム紹介ではiOS版の画像を使用していく。

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【価格】
iOS:無料 ※本編は300円(税込)
Android:無料 ※本編は140円(税込)

PS4:890円(税込)
スイッチ:900円(税込)
Xbox:900円(税込)
PC(Steam):920円(税込)
※いずれも無料体験版アリ

 

『When the Past was Around 過去といた頃』とは
・主人公である20代前半の女性・エダの物語を追うアドベンチャーゲーム
・背景などを調べてヒントやアイテムを集めるポイント&クリック形式
・セリフが一切なく、ビジュアルで物語を表現する独特のストーリーテリング

スマホ版と他機種版の違い
・値段はスマホ版のほうが安価
・他機種版は体験版をクリアーしてもチャプター0をプレイする必要アリ
・スマホ版はメニュー画面などがやや暴発しがち

セリフなしでつづられる物語

『When the Past was Around 過去といた頃』は、20代前半の女性・エダを主人公にした物語を追っていくアドベンチャーゲームだ。

システムとしてはいわゆるポイント&クリック形式になっており、画面内の怪しいポイントを調べてヒントやアイテムを集め、物語を辿っていくことになる。

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▲温かみのあるイラストとやさしいBGMがゲーム全体の雰囲気を彩る。

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▲探索して手に入れたアイテムは画面下部に表示され、しかるべきところにドラッグすると白い点線でハイライトされる。

本作はエダの物語が軸となるが、ストーリーテリングのなかでセリフは一切表示されず、イラストだけで物語が表現されるのも特徴的だ。

ゲームを進めるためのパズルのなかにも物語性を感じさせるものがあり、チャプタークリアー時にはイラストやアニメーションで展開が描かれるため、直感的にストーリーを味わうことができる。

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パズルの難度は基本的にシンプルではありつつ、直接答えを示すようなヒントがないこともあるため、場所によっては少々頭を使うこともある。

ヒントボタンを使えば操作などを行えるポイントも明示されるので、そこまで苦労することなくストーリーを楽しめるだろう。

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▲右上の電球アイコンを長押しすると調べられるポイントなどが示される。

スマホ版は安価だが気になる部分も

本作はゲーム性がシンプルなだけに、スマホ版と他機種版とでプレイ感覚はそこまで変わらない。

スマホ版は基本無料で本編を追加購入するかたちとなっているが、他機種版も無料体験版は配信されている。

ただし、今回プレイしたPS5版では体験版と製品版とが別々のソフトとして扱われていたため、体験版でチャプター0をクリアーした後に製品版を購入すると、再度チャプター0をプレイする必要があった。

細かなところではあるが、スマホ版はインストール時の設定が英語版になっていた。こちらはSETTING画面から言語を変更すれば問題なく日本語でプレイできる。

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▲もっとも、プレイ中に言語は関係ないので英語版でスタートしても支障はないが。

スマホ版ではタッチで操作するが、他機種版では画面内のカーソルを動かして各ポイントを調べていくことになる。

カーソルの移動速度を変更することはできないものの、とくにストレスに感じることもなく、調べられるポイントに合わせるとカーソルが変化して教えてくれることもあり、スマホ版と比べて不便ということもない。

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▲カーソルも手書き風になっており、雰囲気を損ねない。

他機種版はヒントやメニュー画面を呼び出すのにボタンを使うが、スマホ版は画面の左上と右上にあるアイコンをタップすることでそれらを起動できる。

スマホの持ちかたにもよるが、両手で持ってプレイした際、意図せず左上のメニューボタンに触れてしまってメニューが暴発することが何度かあったのはやや気になった。

集めたアイテムが画面下部に表示される関係で、下から上にドラッグすることでスマホのホーム画面に移動してしまうこともあったため、このあたりは他機種版のほうがスムーズにプレイできる印象だ。

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▲これは慣れれば防げるが、アイテムをドラッグしようとしてタスク一覧画面になってしまう誤動作が何度か起きた。

画面表示についてはスマホ版、他機種版とで変化はないが、スマホ版は画面が小さいぶん、ヒントのサイズによっては確認しづらいこともある。

画面にズームするような機能はないため、棚のなかに書かれたヒントなど、ものによっては読み取るのに苦労することもある。

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▲さりげなく書かれたヒントもあるので、どうしても見えない場合はスクリーンショットを撮ってズームするのも手。

画面の大きさと操作性が判断のポイント!

本作はスマホ版と他機種版とでゲーム内容に差はなく、画面の大きさとちょっとした操作性の違いがポイントになってくる。

細かい表示を見るのがしんどい、目の疲れが気になるという人は大画面でプレイできる他機種版を選んだほうがストレスがないだろう。

また、操作性の面でも他機種版のほうがややスムーズな印象だ。

反面、値段についてはスマホ版のほうが安いので、上記の点が気にならない人はスマホ版でプレイするといい。

どの機種でもチャプター0は無料でプレイできるので、まずは試しに触ってみてプレイ感覚を確かめてみるといいだろう。

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