
【スマホとゲーム機どっちで遊ぶ?#90】UIや操作性に若干の差!ニワトリ刑事ハードボイルドADV『Chicken Police – Paint it RED!(チキンポリス)』
2023-10-22 13:00 投稿
見た目はシュール、中身は激シブ
スマートフォン・タブレットと別機種で配信されている作品を比較していく企画の第90回。
今回扱うのは、人の身体に動物の頭を持ったキャラクターたちが登場する刑事ものADVの『Chicken Police – Paint it RED!』(以下、『チキンポリス』)。
比較に使用したのはiOS版とPS5版。ゲーム紹介ではiOS版の画像を使用していく。
【価格】
iOS:1200円(税込)
Android:1200円(税込)
ニンテンドースイッチ:2310円(税込)
PS4:2310円(税込)
PC(Steam):2390円(税込)
※PC版は無料体験版アリ
『チキンポリス』とは
・引退間近のベテランニワトリ刑事が主役のハードボイルドADV
・ゲームはシンプルなポイント&クリックアドベンチャー
・質問を選んで話を進める尋問や謎解き、銃撃戦などもアリ
スマホ版と他機種版の違い
・スマホ版や他機種版の約半額
・スマホ版はタッチ操作、他機種版はカーソルを使って操作
・スマホ版はキャラクター名表示がやや過剰に大きい
ジャズとバーボンの香り漂うバディもの
『チキンポリス』は、引退間近のベテラン刑事にしてニワトリ頭のサニーを主人公に、モノクロの世界で描かれる洋画さながらのバディものアドベンチャーゲーム。
やたらカッコいい英語ボイスとジョークの効いた日本語翻訳が非常にいい雰囲気を生み出しており、見た目のシュールさに反してかなり濃厚なハードボイルドの物語が楽しめる。
▲サニーのザ・ハードボイルドな激シブボイスをはじめ、本作はフルボイス仕様。どのキャラもいい声なのでオートプレイで音声を聞きながらプレイするのが楽しい。
▲“ひとり”が“一羽”になるなど、細かな翻訳に動物要素が盛り込まれている。
▲サニーの相棒・マーティは銃をこよなく愛する変わり者。ややくたびれ気味のベテランと軽口を叩く若手という組み合わせも王道だ。
ゲームとしてはシンプルなポイント&クリックアドベンチャーとなっており、怪しいポイントや登場人物を調べることでさまざまな情報を集め、ストーリーを進めていく。
人物を調べると見る、話すなどのコマンドが選択でき、それぞれに応じた情報が得られる。
▲ある程度会話を重ねると尋ねるコマンドも解放され、さまざまな内容に関する質問ができる。
刑事ものとしての雰囲気をより濃くしてくれるのが、質問コマンド。
こちらもある程度会話を進めることで解放され、連続で出現する選択肢を選ぶことで情報を引き出すことになる。
質問によって質問が上手くいっているかを示す刑事メーターが増減し、質問終了時に選択内容によって評価も下される。
▲相手の印象などを基に話の進めかたを考え、適した選択肢を選んで質問を進める。
▲質問の結果に応じて評価が下される。錆びついた警官のまま進めるもよし、質問をやり直して真の刑事を目指すもよしだ。
アドベンチャーゲームとあって基本的には会話劇によって物語が進行するが、登場人物はいずれもインパクトのある外見とユニークな内面を持ち合わせており、皮肉の効いたセリフまわしなども相まって飽きることはない。
ニワトリ頭がアップになると画面がシュールすぎて笑いそうになるのだが、それでいて物語の内容はコテコテのハードボイルド刑事バディものであり、そのギャップがまたおもしろい。
▲美鳥秘書(カラス)を引き連れ夜のクラブに現れるギャング(ネズミ)、魅惑的な歌手(ネコ)など、頭部が動物であることを覗けばクラシックな刑事もの映画を見ているような顔ぶれが登場する。
▲コモドオオトカゲは話す際にシュルシュルと音を立てるなど、一部のキャラは動物性再現にも余念がない。
事件の調査を進めるなかではパズルを解いたり銃撃戦になったりすることもあり、そういった場面ではミニゲームに挑むことになる。
オートセーブしかないため中断のタイミングには注意だが、見た目に反してかなりしっかりした内容となっているので、少しでも気になったらプレイしてみるといいだろう。
▲絵合わせで開く金庫や射撃場での訓練など、会話以外の要素も充実。
おもな違いはUI部分!
本作はスマホ版と他機種版とでゲーム内容に差はないが、値段はスマホ版が他機種版の約半額とお買い得だ。
操作性に関しては大きな差はないが、スマホ版は調べたい場所を直接タップするのに対し、他機種版はカーソルを使って操作することになる。
▲画像はPS5版。画面中央の丸い照準マークで示されるカーソルを動かして操作する。
▲スマホ版、他機種版ともに調べられるポイントは可視化できる。なお、PS5版ではこの機能を使用する際にアダプティブトリガーの機能でボタンに若干の重みが加わる。
▲黒電話を使用する際はタッチ操作のほうが実際の動きに近いぶん雰囲気がある。
タップ操作とカーソル操作でそこまで操作感は変わらないが、印象が変わるという点で言えば注目したいのはメッセージウィンドーの違いだ。
スマホ版はキャラクター名の表示がかなり大きく、若干雰囲気を損なっているようにも感じる。
▲1枚目がスマホ版、2枚目がPS5版。オートプレイやリプレイなどの表示位置も異なる。
▲画像はPS5版。質問を行う際のUIも若干異なっており、スマホ版ではボタンを押して表示する必要があった相手の情報がつねに表示される。
また、PS5版では電話をかけた際に相手の声がコントローラから聞こえるといった機能も確認できた。
アダプティブトリガーへの対応も含め、ハードの特徴を上手く活かしている印象だ。
画面の好みで選ぶべし!
『チキンポリス』はどの機種で遊んでも楽しめる作品であり、迷った際の判断基準となるのは価格とUIの違いだ。
値段面を重視するならスマホ版、キャラクター名のサイズ感が気になるなら他機種版を選ぶといいだろう。
なお、PC版に関しては無料体験版が配信されているので、どんなものなのか気になる場合はまずこちらを試すのもアリだ。
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