【スマホとゲーム機どっちで遊ぶ?#86】スイッチ版はリアルおビンタ操作可能!令嬢おビンタバトル『薔薇と椿』

2023-09-24 13:00 投稿

おビンタバトル、開演

スマートフォン・タブレットと別機種で配信されている作品を比較していく企画の第85回。

今回扱うのは、大正チックな雰囲気のなかで華族の女性たちがビンタバトルをくり広げる『薔薇と椿』。なお、スマホ版は『薔薇と椿 ~伝説の薔薇の嫁~』、ニンテンドースイッチ版は『薔薇と椿 〜お豪華絢爛版〜』となっているが、本記事では併せて『薔薇と椿』と呼ぶ。

比較に使用したのはiOS版とニンテンドースイッチ版。ゲーム紹介ではiOS版の画像を使用していく。

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【価格】
iOS:無料
Android:無料
ニンテンドースイッチ:1650円(税込)

『薔薇と椿』とは
・大正チックな雰囲気漂う華族の女性によるおビンタバトル
・スワイプ操作でおビンタ&スウェ―回避
・シナリオも雰囲気タップ&シュール

スマホ版とスイッチ版の違い
・スマホ版は無料、スイッチ版は追加要素アリで有料化
・スイッチ版はジョイコンを使ったリアルおビンタで操作可能
・スイッチ版ではシナリオ追加&Androidで配信されていた『LA-MULANA』編も収録

お優雅におシュール

『薔薇と椿』は、大正時代を思わせる雰囲気のなか、華族の女性たちがおビンタバトルをくり広げるアクションゲーム。

もとはFLASHゲームとして人気を博し、その後スマートフォンやスイッチに展開していったタイトルだ。

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主人公は華族の家に嫁いだ女性・玲子。

彼女の夫が亡くなったことで嫁ぎ先である椿小路家の人々は彼女にキツく当たるようになるなか、玲子は椿小路家のなかで力を得るべく、おビンタバトルに挑むこととなる。

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▲テキスト表現も大正チック。一見落ち着いた雰囲気(?)だが、次第にインパクトを増した展開になっていく。

バトルはいたってシンプルで、相手におビンタを決めて打ち倒せば勝ち、それだけだ。

バトル中はターン形式で攻守が入れ替わり、薔薇のターン(攻撃)中は相手の頬にめがけてスワイプすることでおビンタが可能。

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▲画面左下にある椿が相手のHP、右下の薔薇は自分のHPを示している。

何度かおビンタを決めると相手がグロッキー状態になることがあり、このときに相手をつかむと往復おビンタで一気にダメージを与えることが可能。

おビンタの回数はスワイプ操作によって決まるため、画面をこするように高速で指を動かすことになる。

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▲スパパパパーンと小気味いいおビンタの音が響き渡る。

椿のターン(防御)では相手の手の動きに注目し、おビンタが飛んでくるタイミングでスワイプ操作を行えばおビンタを回避できる。

基本的に相手のほうがHPが高いため、しっかりと回避を決めることが勝利には不可欠だ。

回避した直後にはカウンターのおビンタを決めるチャンスもあり、上手く戦えばサクサクと相手を倒すことができる。

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▲おビンタを上手く回避できないと屈辱の敗北を味わうことに……。

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▲コンティニュー画面はそこはかとなくストリートで戦うファイターを思わせる。

シンプルなバトルをくり返していくだけ、とゲーム自体もシンプルだが、後半の戦いはなかなかシビアになっており、コンティニューするとリセットされてしまうスコアもあるため、スコアアタック的な楽しみかたもできる。

BGMもバロック調でビジュアルにピッタリ合ったものになっており、シュールな雰囲気で簡単なゲームを楽しみたい、という場合には最適の作品だ。

お豪華絢爛版にはさまざまなお追加要素が!

『薔薇と椿』のスマホ版とスイッチ版とでは、まず販売形態が異なっている。

スマホ版は広告付きの無料作品となっているが、スイッチ版は“お豪華絢爛版”とされているだけあり、各種要素の追加が行われている。

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▲スマホ版はバトルの合間やコンティニュー時に広告が表示される。お布施を行えば広告は削除可能だ。

スマホ版ではひとつのモードのみだったが、スイッチ版では異なる主人公でプレイできるシナリオが追加されているほか、対戦モードも用意されている。

さらに、Androidで配信されていた『薔薇と椿 ~LA-MULANA編~』も収録されており、キャラクター数もプレイボリュームも大幅にアップしている。

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▲画像はスイッチ版。スマホ版にもあった玲子編をクリアーすると、別の女性を主人公にしたシナリオが登場。本編同様にぶっ飛んだキャラとシナリオが展開する。

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▲画像はスイッチ版。2Dアクションゲーム『LA-MULANA』のヒロイン(?)たちが登場し、本作らしいテイストにあふれた舌戦とおビンタバトルをくり広げる。

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▲画像はスイッチ版。各種シナリオで倒した相手は対戦モードでも使用可能になる。

また、スイッチ版最大の特徴とも言えるのが、ジョイコンを使ったおビンタ操作だ。

スマホ版同様のスワイプ操作も可能だが、ジョイコンを取り外せば実際に手を振ったり引いたりすることでおビンタやスウェー回避を行うことができる。

身体を動かすことでシュールなおもしろさがさらに増し、掴みからの往復ビンタでは全力で腕を振ることになるため、スマホ版とはまた違った楽しさが味わえる。

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▲画像はスイッチ版。スイッチ版ではお上品なジョイコンの持ちかた説明のほか、チュートリアルも追加されている。

これらの追加要素に加え、バトル面でも調整が加えられている。

スマホ版では各ターンの制限時間内に敵味方ともに複数回のおビンタが可能だったが、スイッチ版ではともに時間内でおビンタを打てるのは1回のみとなっている。

必要なスワイプ回数などが減ったことでよりプレイしやすくなり、1発あたりの緊張感も増しているため、スイッチ版はより遊びやすくなっていると言えるだろう。

これにより難度もやや優しくなっており、スマホ版ではノーコンティニュークリアーがむずかしい、と感じていた人でも比較的スムーズにプレイできるはずだ。

まずはスマホでお試し、お気に召したらスイッチ版!

『薔薇と椿』は無料のスマホ版とお豪華絢爛版のスイッチとで内容はそれなりに変化しており、シンプルにゲームとして見た場合にオススメしたいのはボリュームも増え対戦も可能なスイッチ版だ。

スマホ版は無料で遊ぶことができ、おビンタ操作や大正チックなのにけっこうぶっ飛んでるシナリオなど、本作の魅力を手軽に味わえるのが魅力。

まずはスマホ版で雰囲気を確かめ、気に入ったらスイッチ版を購入する、という流れで遊ぶのもいいだろう。

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