【スマホとゲーム機どっちで遊ぶ?#85】同じボタン操作でも快適さに違いアリ!ジオラマドットアクション『Bleak Sword』

2023-09-17 13:00 投稿

シンプルながらに、シビア

スマートフォン・タブレットと別機種で配信されている作品を比較していく企画の第85回。

今回扱うのは、白黒のドットを基調に描かれるアクションゲーム『Bleak Sword』。なお、ニンテンドースイッチ版とPC版は『Bleak Sword DX』となっているが、本記事では併せて『Bleak Sword』と呼ぶ。

比較に使用したのはiOS版とニンテンドースイッチ版。ゲーム紹介ではiOS版の画像を使用していく。

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【価格】
iOS:Apple Arcade対応(初月無料、以降は月額600円(税込))
ニンテンドースイッチ:1320円(税込)
PC(Steam):1200円(税込)

 

『Bleak Sword』とは
・ジオラマ調のドット絵で描かれるダークファンタジーアクション
・ステージ制で敵を倒しながら進んでいく
・HP引き継ぎなどきびしい面もありつつレベル要素である程度のパワープレイも可能

iOS版と他機種版の違い
・iOS版はサブスクに入っていれば遊び放題
・他機種版ではステージ数や敵の種類が増加しランダマイザーモードも搭載
・他機種版では回避とブロック、攻撃のボタンが分けられ操作性が大きく向上

ジオラマチックにアクションを

『Bleak Sword』は、ドット絵で描かれるジオラマライクな世界を舞台に、戦士を操り冒険に出るアクションゲーム。

レトロで独特の雰囲気を放つグラフィックとともに、油断すればすぐにやられてしまう難易度も魅力の作品だ。

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▲ゲーム開始時などにはムービーも挿入される。ドット絵ながらに光のエフェクトなどにはリッチさもある。

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▲バトルは四角いフィールドの上で行われる。中央やや右下にいる白いキャラクターが主人公。

本作はステージ攻略型のアクションとなっており、ステージ内で出現する敵をすべて撃破すれば経験値などを獲得しつつつぎのステージ向かうことができる。

アクションは回避とブロック、ライトアタックとヘビーアタックで構成されるシンプルなもので、敵の動きを見極めてタイミングよく攻撃や防御を行うことが重要だ。

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▲各エリアに複数のステージが用意されており、これをすべて突破するのが目標となる。

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▲敵によって異なる攻撃を行ってくるほか、エリアの最奥には強力なボスとの戦いも待ち受ける。

ステージをクリアーすると経験値が手に入り、レベルアップすれば攻撃力や防御力、HPなどを選択して強化可能。

運がよければアイテムがゲットできることもあるが、アイテムのインベントリは2枠しかなく、3つめ以上はどれかを捨てなければならないなど、序盤から迷わされることも多い。

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▲クリアー画面の焚火がいい味を出している。

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▲つねに効果を発揮する装備品と消費アイテムが同じ枠で管理されるため、アイテムの取捨選択はなかなかの迷いどころ。

回避やブロックを使えばダメージを受けずに進めるが、敵が増えたりタイミングを読み間違えたりもあり、攻撃を受けずに進むのは難しい。

本作ではHPを引き継いでステージを攻略していくことになるため、小さなミスが積み重なってやられてしまうこともある。

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▲死亡時に画面の奥から迫ってくるドクロがなかなかの怖さ。

レベルアップすればHPは回復するが、その前に倒されてしまった場合、稼いだ経験値と持っているアイテムはすべて失ってしまう。

失ってしまった経験値は一度だけ取り戻すチャンスがあり、倒されてしまったステージをすぐに攻略し直して無事クリアーできれば回収可能だ。

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▲レベルアップ直前まで経験値を貯めた状態で撃破されるとキツいが、そのぶんリベンジ戦はアツくなる。なお、経験値を失っても上昇したレベルが下がることはない。

HPを引き継いで戦うこともあって触りはじめはシビアだが、クリアーしたステージには自由に挑戦でき、経験値も獲得可能だ。

アクション面で苦労する場合はレベルを上げて挑むという方法もとれるので、歯ごたえを味わいながら楽しみやすい一作と言える。

他機種版は要素追加&操作性向上!

本作はiOS版がゲームサブスクリプションサービスのApple Arcadeに対応しており、こちらは初月無料の月額600円(税込)で遊び放題となっている。

一方で買い切りの他機種版はタイトルが『Bleak Sword DX』となっている通り、同じエリアでもステージ数や敵の種類が追加されている。

さらに、戦うボスの順序などが不確定となるランダマイザ―モードも用意されており、プレイボリュームは大きく増している。

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▲画像はスイッチ版。ムービーが横長表示で見やすくなっており、戦闘画面は全体を広く見ることができる。と同時に若干カメラがやや遠い。

しかし本作におけるスマホ版と他機種版との最大の違いは、その操作性だろう。

スマホ版はタップとフリック操作を使い、フリックで回避、タップでブロック、タップして少しホールドしてからフリックすると攻撃を行うことができる。

この操作も直感的ではあるのだが、ボタンによって操作が分けられているわけではないため、狙ったのとは別の行動がやや暴発しがちだ。

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▲コントローラを接続すればボタン操作も可能だが、攻撃をするためのチャージとブロックはやはりボタンが同じ。

対してスイッチ版では回避、ブロック、攻撃がそれぞれ別のボタンに割り振られており、単純に操作ミスをしない限り暴発はしない。

また、ライトアタックでも若干の溜めが必要だったスマホ版と異なり、ボタンを押した瞬間に攻撃が出せるため狙ったタイミングで出しやすく、連続攻撃も容易となっている。

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▲ボス戦などで出現する敵が増えて遊び応えはアップしつつ、操作性が向上したぶん体感難度は下がっている。

お試しはスマホ、ガッツリ遊ぶなら他機種版!

『Bleak Sword』はスマホ版でも人気を博しており、そのことからわかるようにスマホ版でも十分に楽しめる作品だ。

他機種版ではクセのあった操作性がスッキリと整理されており、より遊びやすく、ボリュームもアップしている。

デラックス版とあってスマホ版に比べると値段は上がっているが、サブスクリプション2ヵ月分と考えれば極端な値段差ではない。

まずは試しに触ってみたい、という人はいったんApple Arcadeで触ってみるのがいいだろう。ガッツリ遊ぶのであれば、操作性の面でもボリューム面でも他機種版がオススメだ。

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