
【スマホとゲーム機どっちで遊ぶ?#83】スイッチ版はボード変更機能&後日談が追加!ユニークなターン制バトルRPG『5つのネイト』
2023-09-03 13:00 投稿
シンプルだけど個性的なバトルが肝!
スマートフォン・タブレットと別機種で配信されている作品を比較していく企画の第83回。
今回扱うのは、戦闘中に主人公の能力が変化するバトルが特徴的な戦略型ボードバトルRPG『5つのネイト』。なお、ニンテンドースイッチ版のタイトルは『5つのネイト+』だが、便宜上本記事ではまとめて『5つのネイト』として扱う。
比較に使用したのはiOS版とニンテンドースイッチ版。ゲーム紹介ではiOS版の画像を使用していく。なお、一部画像で黒塗りされているのは広告部分だ。
【価格】
iOS:無料
Android:無料
ニンテンドースイッチ:1490円(税込)
『5つのネイト』とは
・ストーリーでもバトルでも性格が変化する少女が主人公のコマンドバトルRPG
・バトル中は性格の変化に応じてコマンドも変化
・ボスの行動に合わせて性格を変化させていく独特の戦略性がポイント
スマホ版とスイッチ版の違い
・スマホ版は無料だがバナー広告や動画広告アリ(課金で消去可能)
・スイッチ版は後日談&性格の並びをカスタマイズする機能が追加
・攻略本的要素の虎の巻もスマホは広告再生で解放するが、スイッチ版は初期から解放済み
かわいいけどバトルはやりごたえアリ!
『5つのネイト』は、とある呪いによって性格がコロコロ変わるようになってしまった少女・ネイトを主人公とした戦略型ボードバトルRPG。
基本的には移動などがシンプルになったコマンドバトルRPGなのだが、そのコマンドが変化してしまうのが本作のポイントだ。
▲ストーリー内でも性格(人格)がコロコロと入れ替わり、口調だけでなく髪の色などまで変化する。1枚目が標準の性格だ。
▲ダンジョン内では性格によって結果が変化するイベントも用意されている。
バトルは基本的にネイトと兄のアシュレーとのふたりパーティーで挑むのだが、ネイト専用の要素として用意されているのが、性格の変化を示すネイトボードだ。
ネイトが使用したコマンドに応じてボードが変化し、ボードの止まった位置によってネイトの性格が変化するとともにコマンドも変化する。
元気なネイトは全体攻撃が得意な魔法型、弱気は回復や防御、強気なら火力重視の物理アタッカー、と性格ごとにバトルスタイルがまったく違ったものになるのだ。
▲左端のコマンドを使えばボードがひとつ進み、真ん中ならふたつ、右なら3つ進むため、性格の変化を考えながら戦う必要がある。
▲敵はさまざまな弱点を持っており、有効な性格を出せるかによって戦闘難度も変わってくる。
▲とくにボス戦では相手の動きに合わせたボード捌きが重要になる。
いわゆるMP的なリソースはなく、戦闘が終わるたびにHPも全回復するのでコマンドは自由に選べる。
が、選択結果によってつぎのターンの性格、つまり選択可能なコマンドが変化するため、実際に戦ってみるとほかのコマンドバトルにはない戦略性が楽しめる。
▲ネイトに特定のアイテムを装備させると、特定の性格の能力を強化したりコマンドを変化させたりできる。
▲アシュレーもイベントなどで技を習得でき、コマンドそのものを付け換えられる。
システムを理解するまではやや難度が高く感じるかもしれないが、逃げるコマンドは失敗することがなく、全滅してしまってもその場でやり直せるなど基本的に設計は親切だ。
街やダンジョンの描写はシンプルになっているが、装備や技の購入やダンジョン探索などRPGらしい要素はしっかりと楽しめる。
▲シンプルなぶん迷うことなくプレイできる。
ボリュームとしては6、7時間前後でクリアーとRPGとしてはあっさり目だが、ボス戦で顕著な独特の戦略性はなかなかに印象的だ。
コマンドRPGが好きな人はぜひとも試してみてほしい。
スイッチ版は有料になって要素が追加!
『5つのネイト』はRPGながらにスマホ版は無料で配信されており、課金せずに最後までプレイ可能だ。
ただし、プレイ中は基本的に画面左上に広告バナーが表示され、場面によっては動画広告がCMとして挿入される。
▲ゲーム内でCM宣言を挟んでくるのがちょっとおもしろい。
▲課金で広告を消すことも可能。
有料となったスイッチ版では広告が入っていないのはもちろんとして、後日談エピソードとネイトボードのカスマタイズ機能が追加されている。
ネイトボードのカスタマイズではボード上に並ぶ性格の順番を手動あるいはランダムで入れ換えることが可能だ。
▲画像はスイッチ版。1周目ではデフォルト設定で遊ぶことがオススメされているが、最初から変更することもできる。
後日談はストーリー本編よりもさらに手ごわい、本作ならではのギミックも用意されているので、RPGとしての歯ごたえをよりたっぷりと味わえるだろう。
また、本作には虎の巻という攻略本的なコンテンツも用意されており、スマホ版は広告を見たり課金をしたりすることでページを一挙解放できるが、スイッチ版は最初から全ページが閲覧可能だ。
▲ゲームを進めることでも解放は進められる。
操作性に関してはタッチ操作とボタン操作、どちらも不自由を感じることはない。
グラフィック面についてもシンプルな構成となっているため、スマホ版でとくに見劣りするようなことはなかった。
ガッツリ遊びたいならスイッチ版!
本作のスマホ版とスイッチ版を比べるうえではまず無料と有料の差が大きいが、スマホ版はバナー広告が短時間で入れ替わっていくこともあって、やや気が散りやすい。
とは言えそこに目をつぶれば最後まで問題なくプレイでき、広告を消すために支援(課金)をするとしてもスイッチ版よりは安く済ませられる。
スイッチ版は各種課金要素がないうえに、後日談も加わりボリュームが増え、さらにボードのカスタマイズをして遊べるなどやり込み要素も楽しめる。
まずはスマホ版でプレイし、システムが気に入ったならスマホで課金、あるいはスイッチ版を購入するといいだろう。
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