市川團十郎さんも期待に胸を膨らませるシリーズ40周年記念作品!コーエー新作位置情報ゲーム『信長の野望 出陣』発表会レポート

2023-08-25 14:31 投稿

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信長の野望 出陣

コーエーテクモゲームス初の位置情報ゲーム誕生!『信長の野望 出陣』に詰め込まれた新たな戦国体験

2023年8月24日、神田明神ホールにてコーエーテクモゲームスの新作スマートフォン向けタイトル『信長の野望 出陣』の完成発表会が開かれた。

発表会ではコーエーテクモゲームス代表取締役社長の鯉沼久史氏、『信長の野望 出陣』開発プロデューサーの菊地啓介氏、ゼネラルプロデューサーのシブサワ・コウ氏、さらにゲストとして十三代目市川團十郎 白猿氏が登壇し、本作の概要や『信長の野望』シリーズの魅力について語り合われた。

本稿ではその内容をレポートしていく。

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なお発表会はこの日初公開となるPVで幕を開けた。町の中に突如として城が生えてくるという、リアルと戦国が融合していく様子が描かれた、インパクトあるムービーとなっているので、ぜひこちらも視聴してほしい。

■『信長の野望 出陣』PV

ムービー上映の後に登壇した鯉沼久史氏は、シリーズファンへの感謝の気持ちを述べつつ、『信長の野望 出陣』が生まれた経緯について語った。

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▲コーエーテクモゲームス代表取締役社長の鯉沼久氏。

『信長の野望』シリーズは、販売累計1,000万本を超える人気シリーズであり、長らくファンに支えられながら今年で40周年を迎えた。この40周年を祝う記念作品として製作されたのが、コーエーテクモゲームス初の位置情報ゲーム『信長の野望 出陣』だ。

従来の歴史シミュレーションの魅力を軸にしながらも、実際に戦国時代に入り込む没入感を大事にしたという本作。その狙いは上手くいったようで、クローズドベータテストの時点からユーザーからも好評の声が多かったようだ。

歩けば歩くほど軍団は大きく強く変化!位置情報と『信長の野望』の意外な親和性

続けて、開発プロデューサーの菊地啓介氏が登壇。菊地氏からは、『信長の野望 出陣』のより詳細なプレゼンテーションが行われた。

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本作におけるプレイヤーの目的は、従来のシリーズと同様に領地を広げて天下統一を目指すこと。軍備や内政といったお決まりのサイクルを楽しみつつ、武将を集めて合戦に勝利し、領地を獲得していく部分がプレイヤーの移動という形で再現されている。

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▲当然ながら、実際の地図とゲーム内マップはリンクしている。画像は菊池氏が実際に横浜でプレイした際の画面。

ゲーム内のマップは、1丁目、2丁目という単位で区切られていて、区画ごとに拠点が設けられている。歩いて新しい区画に進入したのち、合戦で拠点を攻略すれば自分の領地にできるというシステムだそうだ。なお離れた区画に部隊を派遣することでも領地を広げられるので、必ずしも歩いていかないといけないというわけでもないという。

武将を増やす方法は、ガチャにあたる登用コマンドだけでなく、フィールド上にいる武将に話しかける方法もある。また現実世界でカフェがある箇所には、ゲーム内で茶室が登場することがあり、茶室では全国の武将と出会うチャンスがある。なので、遠くの地域まで行かずとも、各地の武将を集められるようになっている。

近くに茶室が無かったとしても、案内状というアイテムを使えば、茶会を開いて武将と出会うチャンスを作れるため、遠くに行けなかったり目当てのスポットが近くにないからといって大きく不利になることはない。

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▲ちなみに、集めた武将は歩いて稼いだ経験値によって強くなっていく。ちゃんと歩いた人ほど強くなる仕組みだ。

手に入れた領地は「内政」を行なうことでより効率よく資源を集められるようになる。また、領地を発展させるうえでは本作独自の要素となる「民忠」の存在も大きく関わってくる。

これは民の忠誠度をあらわすステータスで、領地内を歩いて見回りをしたり、民からの具申を聞き入れることで上がっていく。民忠を上げることでも領地の生産効率が良くなっていくため、すでに獲得した領地内を歩くことも重要になるというわけだ。

同じ施設を増やすことで施設のレベル上限が引き上げられるため、まずは施設を増やしていくのがよさそうだ。施設は発展していくにつれ、見た目も豪華になっていく。「内政」の進行度合いがしっかりとビジュアルに反映されるのは、内政好きのファンにとっては嬉しいポイントだ。

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▲コツコツとした「内政」も『信長の野望』シリーズの醍醐味のひとつ。

歴史を追体験する「列伝イベント」は本作でも健在だ。リリース後には桶狭間の戦いの列伝イベントが開催されることもここで明かされている。同時に、駅や公園といったポイントに城を築いてプレイヤー同士が合戦をする「攻城戦」も開催予定とのこと。

こうしたイベントは誰でもクリアできるように調整をしながら、強敵との戦いはやり込み要素として用意しているそうだ。フレンド要素も活用して他のプレイヤーと共闘してみることを菊池氏はおすすめしている。

その他にも、観光地や名所を意識したシステムが多数搭載されている。「名城訪問」ではその城にちなんだ有名武将を仲間にできる。例えば、上田城に真田幸村がいるといった具合だ。歩いた歩数をカウントして東海道を旅するモードや、歴史的に由来のある「名所訪問」といったシステムも、散策や旅行をより楽しいものにさせてくれるに違いない。

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▲各地とのコラボやキャンペーンも開催予定で、歴史や日本各所と連携する展開で『信長の野望』をさらに盛り上げていきたいと締めくくった。

『信長の野望 出陣』リリースは8月中!
市川團十郎さんもプレイヤーデビューか?

本作の概要もわかってきたところで、いよいよコーエーテクモゲームスの顔ともいえるゼネラルプロデューサーのシブサワ・コウ氏が登壇し、ゲームのリリース日を発表した。

『信長の野望 出陣』の正式リリース日は8月31日。事前登録は8月24日と、すでに開始されている状態だ。

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今回、『信長の野望 出陣』について発表された内容は以上の通りだ。

ここからは、信長にまつわるビッグゲストとして登壇した十三代目市川團十郎 白猿氏とシブサワ・コウ氏によるトークショーの様子をレポートしていく。

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▲ゼネラルプロデューサー、シブサワ・コウ氏。
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▲歌舞伎役者、十三代目市川團十郎 白猿氏。

白猿氏は、さまざまな演劇の場で信長を演じてきており、歌舞伎だけでも100回を超えるという。こうした点から、信長に対して人一倍強い思い入れを持つのは当然といえば当然だろう。そんな白猿さんと『信長の野望』の出逢いは幼少期の頃だったという。父である十二代目市川團十郎氏は、ファミリーコンピュータの時代から『信長の野望』シリーズのファンで、白猿氏にもプレイするよう勧めていたそうだ。

ただ『信長の野望』は子供がプレイするにはかなり難しい内容となるため、当時の白猿氏ではゲームの進め方がわからず、少々苦い思い出となってしまったと苦笑しながら語った。

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それでも白猿氏の信長への思い入れは強く、信長の魅力やたたずまいについて厳しく指導を受けていたようだ。信長に憧れを抱く人はいつの時代でもいるが、世代によってとらえ方が違っていることにも白猿氏は解説しながら、息子にも自分なりの信長像を継承していきたいと思っていることを明かした。

信長の魅力を語り合いながらも、「なぜ、家康や秀頼ではなく信長だったのか?」と問われたシブサワ氏は、本能寺の変を織田信長が生き延びたら歴史はどうなっていたのかというifストーリーの構想がスタートになっていると回答。

そして今でも新しい『信長の野望』を作りたいというシブサワ氏の野望は尽きず、ユーザーの声に応えつつ、新しい技術も取り入れながら、新しいゲームを作りだしていきたいと思っていると語る。その想いが今回の位置情報ゲーム『信長の野望 出陣』につながっているのだろう。

ここで、位置情報ゲームというジャンルに振れたことが無いという白猿さんが「ふたりのプレイヤーが同じ領地を手に入れようとしたら戦いにならないのか?」という質問を投げかける。

ゲーム内のマップはそれぞれの端末で独立しているため問題ないことをシブサワさんは伝えるが、どこか戦いを求めているような様子の白猿さんは、『信長の野望』が歴史のifを体験できるなら、本能寺で光秀を返り討ちにしてやりたいとも口にし、さっそく『信長の野望』の世界観に興味を持ち始めていた。

最後に、司会者から今後の野望について聞かれた白猿さんは「初代團十郎を傾奇者として『信長の野望』にいつか出演させたい」とシブサワさんに提案した。前向きに検討すると答えたシブサワさんだったが、本当に傾奇者が『信長の野望』に新旋風を吹かす日がやってくるのか、今から実に楽しみだ。

信長の野望 出陣

対応機種iOS/Android
価格無料(アプリ内課金あり)
このゲームの詳細を見る
メーカーコーエーテクモゲームス
公式サイトhttp://www.gamecity.ne.jp/nobunaga_shutsujin/
公式Twitterhttps://twitter.com/nobu_shutsujin
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