『アイドルマスター シャイニーカラーズ』ソロ楽曲をメインとしたライブイベント”我儘なまま”リポート

2023-07-24 22:56 投稿

各アイドルたちの個性がより光るソロ曲の祭典

2023年7月22日~23日の2日間に渡り、東京都・武蔵野の森総合スポーツプラザにて開催された『アイドルマスター シャイニーカラーズ』(以下、『シャニマス』)のライブイベント“我儘なまま”。

 
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『シャニマス』と言えば、ストーリー展開やライブではユニットでの活動を重視しているブランド。これまでのライブや外部でのフェスイベントでも基本はユニット曲を中心としたセットリストだったが、今回は初となるソロ楽曲がメインとなった。

【出演者】
イルミネーションスターズ:関根瞳(櫻木真乃役) / 近藤玲奈(風野灯織役) / 峯田茉優(八宮めぐる役)
アンティーカ:礒部花凜(月岡 恋鐘役) / 菅沼千紗(田中摩美々役) / 八巻アンナ(白瀬咲耶役) /希水しお(三峰結華役) / 結名美月(幽谷霧子役)
放課後クライマックスガールズ:河野ひより(小宮果穂役) / 白石晴香(園田智代子役)※2日目のみ / 永井真里子(西城樹里役) / 丸岡和佳奈(杜野凛世役) / 涼本あきほ(有栖川夏葉役)
アルストロメリア:黒木ほの香(大崎甘奈役) / 前川涼子(大崎甜花役) / 芝崎典子(桑山千雪役)
ストレイライト:田中有紀(芹沢あさひ役) / 幸村恵理(黛冬優子役) / 北原沙弥香(和泉愛依役)
ノクチル:和久井優(浅倉透役) / 土屋李央(樋口円香役) / 田嶌紗蘭(福丸小糸役) / 岡咲美保(市川雛菜役)
シーズ:紫月 杏朱彩(七草にちか役) / 山根綺(緋田美琴役)
斑鳩ルカ:川口莉奈(斑鳩ルカ役)

いつもより個性が際立ったアイドルたちの活躍をリポートしていこう。

朗読劇も盛り込まれた物語のようなセットリストで楽しむ

ライブのオープニングは、まさかの朗読劇からスタート。いつもの協賛企業のコールや諸注意がないという意外な演出に会場からは驚きの声も。朗読劇の内容は、アイドルたちが学園ドラマを演じているというメタ的内容だ。アイドル全員が同じ学校に通っているようで、“八宮めぐる”が卒業を控える生徒会長だったり、“櫻木真乃”と“市川雛菜”が親友同士だったり、なかなか興味深い関係性が見られる。そこに“小宮果穂”と“福丸小糸”も加わり、賑やかな朝の風景が描かれる。

 
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01.あおぞらサイダー:市川雛菜(CV.岡咲美保)
02.ハナマルバッジ:小宮果穂(CV.河野ひより)
03.わたしの主人公はわたしだから!:福丸小糸(CV.田嶌紗蘭)
04.HAREBARE!!:八宮めぐる(CV.峯田茉優)
05.フェアリー・ガール:七草にちか(CV.紫月杏朱彩)
06.Color Days:八宮めぐる(CV.峯田茉優)、小宮果穂(CV.河野ひより)、福丸小糸(CV.田嶌紗蘭)、七草にちか(CV.紫月杏朱彩)

オープニングを飾ったのは“市川雛菜”の“あおぞらサイダー”。ささやくような歌声と甘いメロディで“プロデューサー”を魅了する。

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▲あおぞらサイダー

 
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▲ハナマルバッジ

さらに、可愛らしい衣装が印象的な“福丸小糸”の“わたしの主人公はわたしだから!”から、“八宮めぐる”の“HAREBARE”と会場を勢いづける楽しい曲を畳みかける。

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▲わたしの主人公はわたしだから!

 
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▲HAREBARE!!

そして、“七草にちか”のソロ曲“フェアリー・ガール”がサプライズ発表。ハイテンポながら、ジャズテイストもミックスされたオシャレな一曲だ。

 
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▲フェアリー・ガール

続いては、峯田さん、河野さん、田嶌さん、紫月さんの“Color Days”。意外な組み合わせに、会場からも大きな声援が上がった。こちらも、スピーディーでハイテンションな曲だが、一体感のあるパフォーマンスで会場を魅了した。

 
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▲Color Days

MCでの自己紹介では、まず14名のキャスト陣が登壇。各アイドルのソロライブを意識した挨拶も行われ、声を聞くたびに“プロデューサー”からの大きな歓声が上がる。幸村さんはイベント序盤にも関わらず感極まってしまい、涙がこぼれる場面もあったが、その様子に温かい拍手が送られる。

MC1

07.誰ソ彼アイデンティティー:田中摩美々(CV.菅沼千紗)
08.Damascus Cocktail:有栖川夏葉(CV.涼本あきほ)
09.千夜アリア:白瀬咲耶(CV.八巻アンナ)
10.Going my way:和泉愛依(CV.北原沙弥香)
11.神様は死んだ、って:斑鳩ルカ(CV.川口莉奈)
12.リフレクトサイン:田中摩美々(CV.菅沼千紗)、白瀬咲耶(CV.八巻アンナ)、和泉愛依(CV.北原沙弥香)、斑鳩ルカ(CV.川口莉奈)

MC明けは、“田中摩美々”の“誰ソ彼アイデンティティー”から。キラキラと輝く、舞台セットにスタンドマイクを使ったセクシーな歌声に魅了される。同じく、“有栖川夏葉”の“Damascus Cocktail”もセクシーなナンバーだが、力強く情熱的なメロディに魅惑的なダンスで会場を魅了。さらに、“白瀬咲耶”の“千夜アリア”では、八巻さんのクールな歌声とダンス、さらにイケメンスマイルで決めると悲鳴のような歓声が上がる。

 
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▲誰ソ彼アイデンティティー

 
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▲Damascus Cocktail

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▲千夜アリア

一転して、“和泉愛依”が歌う王道のロックバラード“Going my way”は、北原さんのパワフルな歌声とキレのあるダンスが“プロデューサー”を圧倒。さらに、“斑鳩ルカ”の“神様は死んだ、って”では、川口さんの高い歌唱力に会場が飲み込まれる。

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▲Going my way

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▲神様は死んだ、って

このパートを締め括るのはのは菅沼さん、八巻さん、北原さん、川口さんの“リフレクトサイン”だ。力強い歌声が印象的なメンバーによって、ドラマチックで熱い曲調がさらにパワフルに。

 
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▲リフレクトサイン

ここで、再び朗読劇が行われ、まずは“和泉愛依”、“白瀬咲耶”、“田中摩美々”、“有栖川夏葉”、“斑鳩ルカ”、さらに“八宮めぐる”が登場。このアイドルたちが演じる役柄は、卒業を控えた生徒たちのようで卒業制作について話し合っているようだ。一方、“市川雛菜”は卒業してしまう憧れの先輩に告白しようかどうか、“櫻木真乃”に悩みを伝えながらも、少々諦め気味の様子。それを影から観ていた“黛冬優子”、“桑山千雪”、“杜野凛世”、“月岡恋鐘”の4人が何とか励ませないかと、思案を巡らせる。

劇2

13.アポイント・シグナル:月岡恋鐘(CV.礒部花凜)
14.Darling you!:桑山千雪(CV.芝崎典子)
15.常咲の庭:杜野凛世(CV.丸岡和佳奈)
16.SOS:黛 冬優子(CV.幸村恵理)
17.SWEET♡STEP:月岡恋鐘(CV.礒部花凜)、杜野凛世(CV.丸岡和佳奈)、桑山千雪(CV.芝崎典子)
18.プラスチック・アンブレラ:三峰結華(CV.希水しお)
19.Sweet Memories:大崎甘奈(CV.黒木ほの香)
20.スローモーション:風野灯織(CV.近藤玲奈)
21.雪・月・風・花:幽谷霧子(CV.結名美月)
22.statice:浅倉 透(CV.和久井 優)
23.Secret utopIA:風野灯織(CV.近藤玲奈)、三峰結華(CV.希水しお)、幽谷霧子(CV.結名美月)、大崎甘奈(CV.黒木ほの香)

恋する女子の悩みを応援するべく、まずは“月岡恋鐘”が“アポイント・シグナル”で盛り上げる。可愛らしさ全開のポップなナンバーは、礒部さんのキュートな歌声とダンスも加わり、観ているだけで笑顔にさせてくれる。キュートさでは、“桑山千雪”の“Darling you!”も負けていない。こちらは、芝崎さんの伸びやかな歌声とオシャレなシティポップナンバーに魅了される。

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▲アポイント・シグナル

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▲Darling you!

“杜野凛世”の“常咲の庭”は舞台セットに浮世絵が映し出され、雅楽楽器の音色が印象的なバラードに、丸岡さんの優しい歌声が重なり、幻想的な世界観を表現。

 
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▲常咲の庭

“黛冬優子”の“SOS”は、切なさも混じるポップな曲調が印象的な1曲。幸村さんのキュートなパフォーマンスと、セクシーさも感じられる甘い歌声が“プロデューサー”をメロメロにさせる。

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▲SOS

さらに礒部さん、丸岡さん、芝崎さんの3人はバレンタインデーを彷彿とさせるナンバー・“SWEET♡STEP”で畳みかける。ハイテンションでポップな曲調と可愛らしいメロディーは聞いているものを恋に落とす破壊力だ。

 
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▲SWEET♡STEP

一転して、“三峰結華”の“プラスチック・アンブレラ”は、切なくも力強いバラードで“プロデューサー”を魅了。声優を引き継いだ希水さんが同曲を歌うのは初めてということで、イントロの前に雨音が流れ、小道具に雨傘が使われるなど、世界観を表現した演出で堪能させてくれた。

 
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▲プラスチック・アンブレラ

“大崎甘奈”の“Sweet Memories”はシンフォニックで壮大な曲調に、黒木さんの優しい歌声に癒される1曲。温かい笑顔のパフォーマンスに感動の拍手が送られた。

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▲Sweet Memories

ボイスのみで“市川雛菜”と“櫻木真乃”のふたりの短い会話が交わされるシーンを挟んで、“風野灯織”の“スローモーション”へ。近藤さんの透き通るような力強い歌声が魅せるパフォーマンスに圧倒されると、“幽谷霧子”の“雪・月・風・花”では、結名さんが切なくも秘めた強さを感じられる歌声に、優しく包みこまれる。

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▲スローモーション

“浅倉透”の“statice”は、どこか懐かしさも感じる曲調と和久井さんの高い歌唱力も加わり、爽やかな空気が流れる。さらに、近藤さん、希水さん、結名さん、黒木さんの“Secret utopIA”では、ドルテンポのポップなバラードに、可愛らしい歌声のハーモニーと笑顔いっぱいのパフォーマンスで盛り上げた。

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▲statice

 
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▲Secret utopIA

MCでは、残りの11名のアイドルが自己紹介を行い、今回のために準備された個人衣装も改めて披露。その場で、時計回りに回り、衣装を見せるお馴染みのやり取りも行われ、いよいよライブも後半戦だ。

 
MC2

24.VOY@GER:有栖川夏葉(CV.涼本あきほ)、黛 冬優子(CV.幸村恵理)、浅倉 透(CV.和久井 優)
25.夢見鳥:樋口円香(CV.土屋李央)
26.Look up to the sky:緋田美琴(CV.山根綺)
27.SOLAR WAY:西城樹里(CV.永井真里子)、大崎甜花(CV.前川涼子)、樋口円香(CV.土屋李央)、緋田美琴(CV.山根綺)

MC明けは、涼本さん、幸村さん、和久井さんによる“VOY@GER”。2021年に制作されたアイドルマスター全ブランドのイメージソングの登場に驚きの歓声が上がる。同曲のブランド混合ユニットでは『シャニマス』から選抜されたこの3人が、見事なハーモニーとキレのあるダンスを見せると、大きな歓声といつまでも鳴りやまない長い拍手が会場に広がった。

 
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▲VOY@GER

“樋口円香”の“夢見鳥”は、ゆったりとしたバンドサウンドに、土屋さんの伸びやかなハーモニーが光るバラード。切なくも優しく美しいメロディには、グッと引き込まれる。

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▲夢見鳥

そして、“七草にちか”と共にこれまでソロ曲がなかった“緋田美琴”による“Look up to the sky”が初披露。バラード曲ながらも、ラップパートも盛り込まれたユニークなK-POPナンバー。ひとつの楽曲の中に、様々なメロディが混ざっており、相当な難易度の曲だが、難なく歌いこなしてしまう山根さんの歌唱力の高さに、会場からは驚きと感動の拍手が送られる。

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▲Look up to the sky

永井さん、前川さん、土屋さん、山根さんの4人が歌うのは “SOLAR WAY”。アップテンポでノリノリなポップなナンバーは、とくにふだんは接点がなさそうな個性的なアイドルたちの意外なハーモニーで楽しませてくれた。

 
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▲SOLAR WAY

再び朗読劇のパートになり、卒業式を前に先輩と後輩たちのさまざまなやり取りが行われる。“大崎甘奈”と“三峰結華”が先輩役、“風野灯織”、“幽谷霧子”、“浅倉透”が後輩役となって部活内での送り出しの様子を表現。さらに、卒業式の場面では在校生として、“櫻木真乃”、“市川雛菜”、“七草にちか”、“大崎甜花”が、卒業生となる“緋田美琴”、“樋口円香”、“八宮めぐる”、“西城樹里”と言葉を交わす様子が描かれた。

劇3
 
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28.また明日:大崎甜花(CV.前川涼子)
29.過純性ブリーチ:西城樹里(CV.永井真里子)
30.Let’s get a chance:櫻木真乃(CV.関根 瞳)、市川雛菜(CV.岡咲美保)
31.ありったけの輝きで:櫻木真乃(CV.関根 瞳)

“大崎甜花”のソロ曲・“また明日”は、チップチューンの混じるゆったりしたクラブサウンドに、前川さんのウィスパーな歌声が癖になるナンバー。優しい笑顔にも癒されたところで、今度は“西城樹里”の王道のロックナンバー“過純性ブリーチ”で、ボルテージがMAX。疾走感溢れる永井さんの熱い歌声にグイグイと引っ張られていく。

 
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▲また明日

 
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▲過純性ブリーチ

最後は“七草にちか”と“櫻木真乃”と“市川雛菜”が登場し、今度は自分たちが卒業を控えているというシーン。これからの未来に思いを馳せるふたりの友情が描かれ、朗読劇は幕を閉じる。そのエンディングを飾る1曲は、関根さんと岡咲さんによる“Let’s get a chance”だ。未来への希望に満ちた歌詞はこの場面にピッタリの選曲で、イントロが流れた瞬間に会場に大きな歓声があがり、アイドルの歌声と“プロデューサー”のコールで会場が一体となる。

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▲Let’s get a chance

アンコールの前にはゲームの最新情報やグッズなどの商品、アニメやコラボ関連情報を発表。詳細は以下の記事を参照していただきたい。


再びステージに照明がともると、舞台のカーテンコールのようにキャスト陣が順々に登場。会場に向かって手を振りながら感謝をアピールし、再び舞台袖に下がっていく。最後に登場した関根さんと岡咲さんが、“プロデューサー”へのお礼の挨拶を一言を述べ、ラストは“櫻木真乃”のソロ曲・“ありったけの輝きで”が飾る。ポップで可愛らしい曲調と、キラキラ輝くような歌声で盛り上げる関根さんのパフォーマンスに大きな声援と拍手が送られ1日目が終了した。

 
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▲ありったけの輝きで

 
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物語の展開とセットリストによって楽曲の新たな魅力を引き出す

2日目のオープニングも朗読劇からスタート。1日目と違い、今回は大学に入学したばかりの“三峰結華”が、新人歓迎会にて先輩役のアイドルたちから、バイトやサークルの勧誘を次々に受け、少し戸惑っているシーンから。その場は、なんとかやり過ごしたが、たまたま同じように歓迎会帰りの同級生“有栖川夏葉”と出会い意気投合し、楽しい新生活の始まりを予感させる。 “有栖川夏葉”は早くも企業のインターンとして働きながら通学していると語ると、“三峰結華”はバンド活動をしていることを打ち明けつつ、さらに絆が深まっていく。

 
劇1
 
劇2

01.Darling you!:桑山千雪(CV.芝崎典子)
02.Look up to the sky:緋田美琴(CV.山根綺)
03.SOS:黛 冬優子(CV.幸村恵理)
04.アポイント・シグナル:月岡恋鐘(CV.礒部花凜)
05.Killer×Mission:月岡恋鐘(CV.礒部花凜)、桑山千雪(CV.芝崎典子)、黛 冬優子(CV.幸村恵理)、緋田美琴(CV.山根綺)

最初のライブパートでは、 “桑山千雪”のDarling you!”から、 “緋田美琴”の“Look up to the sky”、“黛冬優子”の“SOS”、“月岡恋鐘”の“アポイント・シグナル”と都会的なキャンパスライフにもマッチしたセットリストが続く。

明るく楽しい雰囲気から一転、ここまで歌を繋いでいた4人が激しいシンフォニックロックの“Killer×Mission”を熱く歌い上げる。“アンティーカ”と“ストレイライト”のコラボ曲を意外な組み合わせで披露し、ボルテージは一気にMAX。終盤ではメンバー同士が背中合わせになったり、至近距離で見つめあうパフォーマンスがあり、会場からは悲鳴のような歓声が上がった。

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▲Killer×Mission

MCの自己紹介では、トップバッターを飾った芝崎さんが緊張しすぎて、挨拶では何を言うか忘れてしまったと慌てた様子。何かしなければと、“プロデューサー”とのコール&レスポンスを行い、「わがままな」という会場の声に「ままー!」と叫ぶ、不思議なやりとりで笑いを取りつつ盛り上げた。

 
MC1

06.チョコデート・サンデー:園田智代子(CV.白石晴香)
07.あおぞらサイダー:市川雛菜(CV.岡咲美保)
08.statice:浅倉 透(CV.和久井 優)
09.常咲の庭:杜野凛世(CV.丸岡和佳奈)
10.また明日:大崎甜花(CV.前川涼子)
11.Color Days:園田智代子(CV.白石晴香)、杜野凛世(CV.丸岡和佳奈)、大崎甜花(CV.前川涼子)、浅倉 透(CV.和久井 優)、市川雛菜(CV.岡咲美保)

MC明けは、“園田智代子”の“チョコデート・サンデー”から。1日目には参加していなかった白石さんのパフォーマンスは今日だけしか聞けないということで、会場からは大きな歓声が上がる。ポップでオシャレな曲調に、可愛らしい歌声で“プロデューサー”を魅了。

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▲チョコデート・サンデー

そこからウィスパーな歌声が印象的な“市川雛菜”の“あおぞらサイダー”、爽やかさに心が洗われる“浅倉透”の“statice”、和のテイストが魅せる“杜野凛世”の“常咲の庭”、チップチューンがクセになる“大崎甜花”の“また明日”と、ジャンルの違うバラエティに富んだセットリストだ。

ここまで歌った5人がいっしょになって“Color Days”で集まり、ソロ曲では個性全開だったメンバーが、ノリノリでハイテンポのポップソングで一体感のあるチームワークを見せ盛り上げてくれた。

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▲Color Days

朗読劇では、“有栖川夏葉”のインターン先での様子が描かれる。いっしょに働いてるメンバーは、“八宮めぐる”、“西城樹里”、“小宮果穂”、“七草にちか”で、仕事は順調な様子。そこに、“三峰結華”から突然の電話があり、いつも通りを装っているがどうも様子がおかしい。“有栖川夏葉”がそれを問いただそうとしたところで電話が切れてしまう。

 
劇3

12.過純性ブリーチ:西城樹里(CV.永井真里子)
13.ハナマルバッジ:小宮果穂(CV.河野ひより)
14.HAREBARE!!:八宮めぐる(CV.峯田茉優)
15.フェアリー・ガール:七草にちか(CV.紫月杏朱彩)
16.プラニスフィア ~planisphere~:八宮めぐる(CV.峯田茉優)、小宮果穂(CV.河野ひより)、西城樹里(CV.永井真里子)
17.プラスチック・アンブレラ:三峰結華(CV.希水しお)
18.神様は死んだ、って:斑鳩ルカ(CV.川口莉奈)
19.千夜アリア:白瀬咲耶(CV.八巻アンナ)
20.スローモーション:風野灯織(CV.近藤玲奈)
21.Going my way:和泉愛依(CV.北原沙弥香)
22.誰ソ彼アイデンティティー:田中摩美々(CV.菅沼千紗)
23.Ambitious Eve:風野灯織(CV.近藤玲奈)、田中摩美々(CV.菅沼千紗)、白瀬咲耶(CV.八巻アンナ)、和泉愛依(CV.北原沙弥香)

不穏なストーリー展開を見せるが、 “西城樹里”の“過純性ブリーチ”、“小宮果穂”の“ハナマルバッジ”、“八宮めぐる”のHAREBARE!!“、“七草にちか”の“フェアリー・ガール”とハイテンションなラインナップで、会場の熱量を徐々に上げていく。

そして、峯田さん、河野さん、永井さんの3人による“プラニスフィア ~planisphere~”でボルテージは最高潮。元気な歌声が特徴的なメンバーによる熱いパフォーマンスに大きな歓声が上がった。

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▲プラニスフィア ~planisphere~

再び朗読劇に戻り、“有栖川夏葉”の前では気丈にふるまっていたものの、メンバーの調整がつかずバンドがうまく言っていない“三峰結華”が葛藤する姿が描かれる。そんな悩める“三峰結華”の雨模様の心情を、“プラスチック・アンブレラ”が表現してくれた。

さらに“斑鳩ルカ”の“神様は死んだ、って”、“白瀬咲耶”の“千夜アリア”、“風野灯織”の“スローモーション”と、 “怒りや切なさなど様々な葛藤が描かれた楽曲で朗読劇の展開を演出。

落ち込む“三峰結華”の元に“有栖川夏葉”が駆けつけるシーンを挟み、“和泉愛依”の“Going my way”、“田中摩美々”の“誰ソ彼アイデンティティー”と決意や迷いなどの様々が感情が渦巻く心の内を感じるセットリストだ。

そして北原さん、菅沼さん、八巻さん、近藤さんによる“Ambitious Eve”のポジティブな歌詞で、心が晴れ渡るような温かさに包まれる。

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▲Ambitious Eve

MCでは残りのメンバーの自己紹介と個人衣装の話題へ。1日目では最初のMCに参加したため、しっかりと衣装を紹介できていなかったメンバーもいて、“プロデューサー”の「回ってー!」の声にしっかりとアピール。和やかな雰囲気になったところで、ライブはいよいよラストスパート。

 
MC2

24.Shiny Stories:櫻木真乃(CV.関根 瞳)、七草にちか(CV.紫月杏朱彩)、斑鳩ルカ(CV.川口莉奈)
25.雪・月・風・花:幽谷霧子(CV.結名美月)
26.夢見鳥:樋口円香(CV.土屋李央)
27.Sweet Memories:大崎甘奈(CV.黒木ほの香)
28.ありったけの輝きで:櫻木真乃(CV.関根 瞳)
29.虹の行方:幽谷霧子(CV.結名美月)、大崎甘奈(CV.黒木ほの香)、芹沢あさひ(CV.田中有紀)、樋口円香(CV.土屋李央)、福丸小糸(CV.田嶌紗蘭)

まずは、5周年を記念して作られた“Shiny Stories”が、オリジナルメンバーによるライブ初披露で盛り上げる。未来に向けた希望が感じられる歌と3人の美しいハーモニーに大きな歓声が送られる。

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▲Shiny Stories

続けて、“幽谷霧子”の“雪・月・風・花”、“樋口円香”の“夢見鳥”、“大崎甘奈”の“Sweet Memories”と、“櫻木真乃”の“ありったけの輝きで”と、曲調は様々だが優しさが溢れた歌詞の曲が会場を温かく包む。

一転して、結名さん、黒木さん、田中さん、土屋さん、田嶌さんによる“虹の行方”は、力強さと疾走感が溢れる楽曲が会場を一気に盛り上げる。

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▲虹の行方

朗読劇では“三峰結華”が様々なメンバーに声をかけたものの、個人の都合や方向性の違いで断られ続けた様子が描かれる。音楽をあきらめかけようとする姿に“有栖川夏葉”が発破をかけられ、さらにこれまで送られてきた応援の声も思い出して再び奮起する。そこに、たまたま通りかかった“芹沢あさひ”が“三峰結華”をギターに興味を持ち、一緒に登場した“福丸小糸”に止められるも、演奏を観てみたい声をかける。そして、ギターから奏でられたのは“芹沢あさひ”の“星をめざして”のイントロだ。

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30.星をめざして:芹沢あさひ(CV.田中有紀)
31.わたしの主人公はわたしだから!:福丸小糸(CV.田嶌紗蘭)
32.シャイノグラフィ:三峰結華(CV.希水しお)、有栖川夏葉(CV.涼本あきほ)
33.Damascus Cocktail:有栖川夏葉(CV.涼本あきほ)

大きな歓声と共にパフォーマンスに挑んだ田中さんは、1日目は体調不良でMCのみの参加だったため、その悔しさを爆発させるように楽しさ全開のステージを見せる。ポップな曲調と、笑顔いっぱいの可愛らしい歌声で盛り上げ、“福丸小糸”の“わたしの主人公はわたしだから!”に繋がる。コールが楽しい一曲で会場が一体となり、いよいよライブはクライマックス。

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▲星をめざして

最後の朗読劇では、4回生となり就職活動真っただ中の“三峰結華”と“有栖川夏葉”が、出会ったころを回想しつつ友情を確かめ合う。そして、エンディングを飾るのはふたりが歌う“シャイノグラフィ”だ。『シャニマス』屈指の人気曲で、イントロが流れた瞬間に、爆発するような声援が広がる。疾走感の溢れる曲と未来へまっすぐ走り出す熱い歌詞が物語の幕を閉じる。

 
劇6
 
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▲シャイノグラフィ

アンコール前には、コンテンツに関する最新情報が公開。今後のゲーム内での展開や『アイドルマスター シャイニーカラーズ Song for Prism』の新情報、さらに“斑鳩ルカ”が所属する新規ユニットの解禁や、次回のライブについても告知されていた。詳細は以下の記事を参照していただきたい。



1日目と同じくカーテンコールが行われた後は、本日のもうひとりの主人公だった“有栖川夏葉”の“Damascus Cocktail”がトリを務める。クールダウンした会場を熱くする情熱的な1曲で、ライブを熱く締め括った。

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今回は朗読劇からスタートし、カーテンコールで締めくくるとドラマ仕立ての演出とセットリストになっており、これまでの『シャニマス』にはなかったライブが楽しめた。ソロライブというテーマに合わせ、全アイドルが個人衣装に身を包み、全編ヘッドセットマイクを使ったパフォーマンスでアピールするなど見応えも十分。前回の5thライブに続き、公演全体を通した仕掛けに驚かされるイベントだった。10月21日~22日には早くも次回ライブの開催が発表されており、新ユニットも登場する中で、次はどんな演出が観られるか楽しみなところ。

なお、こちらのライブは有料オンライン配信も行われており、さっそくアーカイブが公開中。ぜひこちらもチェックしよう。

配信情報はこちら

【DAY1 セットリスト】
01.あおぞらサイダー:市川雛菜(CV.岡咲美保)
02.ハナマルバッジ:小宮果穂(CV.河野ひより)
03.わたしの主人公はわたしだから!:福丸小糸(CV.田嶌紗蘭)
04.HAREBARE!!:八宮めぐる(CV.峯田茉優)
05.フェアリー・ガール:七草にちか(CV.紫月杏朱彩)
06.Color Days:八宮めぐる(CV.峯田茉優)、小宮果穂(CV.河野ひより)、福丸小糸(CV.田嶌紗蘭)、七草にちか(CV.紫月杏朱彩)
07.誰ソ彼アイデンティティー:田中摩美々(CV.菅沼千紗)
08.Damascus Cocktail:有栖川夏葉(CV.涼本あきほ)
09.千夜アリア:白瀬咲耶(CV.八巻アンナ)
10.Going my way:和泉愛依(CV.北原沙弥香)
11.神様は死んだ、って:斑鳩ルカ(CV.川口莉奈)
12.リフレクトサイン:田中摩美々(CV.菅沼千紗)、白瀬咲耶(CV.八巻アンナ)、和泉愛依(CV.北原沙弥香)、斑鳩ルカ(CV.川口莉奈)
13.アポイント・シグナル:月岡恋鐘(CV.礒部花凜)
14.Darling you!:桑山千雪(CV.芝崎典子)
15.常咲の庭:杜野凛世(CV.丸岡和佳奈)
16.SOS:黛 冬優子(CV.幸村恵理)
17.SWEET♡STEP:月岡恋鐘(CV.礒部花凜)、杜野凛世(CV.丸岡和佳奈)、桑山千雪(CV.芝崎典子)
18.プラスチック・アンブレラ:三峰結華(CV.希水しお)
19.Sweet Memories:大崎甘奈(CV.黒木ほの香)
20.スローモーション:風野灯織(CV.近藤玲奈)
21.雪・月・風・花:幽谷霧子(CV.結名美月)
22.statice:浅倉 透(CV.和久井 優)
23.Secret utopIA:風野灯織(CV.近藤玲奈)、三峰結華(CV.希水しお)、幽谷霧子(CV.結名美月)、大崎甘奈(CV.黒木ほの香)
24.VOY@GER:有栖川夏葉(CV.涼本あきほ)、黛 冬優子(CV.幸村恵理)、浅倉 透(CV.和久井 優)
25.夢見鳥:樋口円香(CV.土屋李央)
26.Look up to the sky:緋田美琴(CV.山根綺)
27.SOLAR WAY:西城樹里(CV.永井真里子)、大崎甜花(CV.前川涼子)、樋口円香(CV.土屋李央)、緋田美琴(CV.山根綺)
28.また明日:大崎甜花(CV.前川涼子)
29.過純性ブリーチ:西城樹里(CV.永井真里子)
30.Let’s get a chance:櫻木真乃(CV.関根 瞳)、市川雛菜(CV.岡咲美保)
31.ありったけの輝きで:櫻木真乃(CV.関根 瞳)

【DAY2セットリスト】
01.Darling you!:桑山千雪(CV.芝崎典子)
02.Look up to the sky:緋田美琴(CV.山根綺)
03.SOS:黛 冬優子(CV.幸村恵理)
04.アポイント・シグナル:月岡恋鐘(CV.礒部花凜)
05.Killer×Mission:月岡恋鐘(CV.礒部花凜)、桑山千雪(CV.芝崎典子)、黛 冬優子(CV.幸村恵理)、緋田美琴(CV.山根綺)
06.チョコデート・サンデー:園田智代子(CV.白石晴香)
07.あおぞらサイダー:市川雛菜(CV.岡咲美保)
08.statice:浅倉 透(CV.和久井 優)
09.常咲の庭:杜野凛世(CV.丸岡和佳奈)
10.また明日:大崎甜花(CV.前川涼子)
11.Color Days:園田智代子(CV.白石晴香)、杜野凛世(CV.丸岡和佳奈)、大崎甜花(CV.前川涼子)、浅倉 透(CV.和久井 優)、市川雛菜(CV.岡咲美保)
12.過純性ブリーチ:西城樹里(CV.永井真里子)
13.ハナマルバッジ:小宮果穂(CV.河野ひより)
14.HAREBARE!!:八宮めぐる(CV.峯田茉優)
15.フェアリー・ガール:七草にちか(CV.紫月杏朱彩)
16.プラニスフィア ~planisphere~:八宮めぐる(CV.峯田茉優)、小宮果穂(CV.河野ひより)、西城樹里(CV.永井真里子)
17.プラスチック・アンブレラ:三峰結華(CV.希水しお)
18.神様は死んだ、って:斑鳩ルカ(CV.川口莉奈)
19.千夜アリア:白瀬咲耶(CV.八巻アンナ)
20.スローモーション:風野灯織(CV.近藤玲奈)
21.Going my way:和泉愛依(CV.北原沙弥香)
22.誰ソ彼アイデンティティー:田中摩美々(CV.菅沼千紗)
23.Ambitious Eve:風野灯織(CV.近藤玲奈)、田中摩美々(CV.菅沼千紗)、白瀬咲耶(CV.八巻アンナ)、和泉愛依(CV.北原沙弥香)
24.Shiny Stories:櫻木真乃(CV.関根 瞳)、七草にちか(CV.紫月杏朱彩)、斑鳩ルカ(CV.川口莉奈)
25.雪・月・風・花:幽谷霧子(CV.結名美月)
26.夢見鳥:樋口円香(CV.土屋李央)
27.Sweet Memories:大崎甘奈(CV.黒木ほの香)
28.ありったけの輝きで:櫻木真乃(CV.関根 瞳)
29.虹の行方:幽谷霧子(CV.結名美月)、大崎甘奈(CV.黒木ほの香)、芹沢あさひ(CV.田中有紀)、樋口円香(CV.土屋李央)、福丸小糸(CV.田嶌紗蘭)
30.星をめざして:芹沢あさひ(CV.田中有紀)
31.わたしの主人公はわたしだから!:福丸小糸(CV.田嶌紗蘭)
32.シャイノグラフィ:三峰結華(CV.希水しお)、有栖川夏葉(CV.涼本あきほ)
33.Damascus Cocktail:有栖川夏葉(CV.涼本あきほ)

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