2023年上半期日本のモバイルゲーム収益トップは『モンスト』。成長量では『崩壊スターレイル』が収益・ダウンロード数ともにトップに

2023-07-14 13:08 投稿

モバイルアプリゲームのデータ分析プラットフォームを提供するSensor Towerの公式ブログにて、2023年上半期日本のモバイルゲーム収益に関連するデータと市場分析のレポートが公開された。

Sensor Towerブログ全文はこちら

以下、プレスリリースを引用



2023年上半期日本のモバイルゲーム収益トップはモンスト、成長量では収益・ダウンロード数ともにスターレイルがトップに

2023年も半分が過ぎましたが、モバイルゲームは続々と新作ゲームが登場し続けています。2023年上半期日本のモバイルゲーム市場では、『モンスターストライク』『ウマ娘 プリティーダービー』『Fate Grand/Order』の3タイトルが収益Top3となりました。また、2023年上半期の日本の収益・ダウンロード成長量では、2023年4月にリリースされた新作モバイルゲーム『崩壊:スターレイル』が1位となり、その勢いが確認できます。

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2023年上半期日本のモバイルゲーム市場の概要

Sensor Towerのストアインテリジェンスのデータによると、2023年上半期日本のモバイルゲーム収益は全体で約68億ドルで、前年同期比-11%となりました。

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一方、2023年上半期日本のモバイルゲームダウンロード数は、全体で約3億ダウンロードを記録し、前年同期比-6%となりました。

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2023年上半期日本のモバイルゲーム収益Top3の顔ぶれは変わらず、モンスト、ウマ娘、FGOの3強体制が続く

Sensor Towerのデータによると、2023年上半期日本モバイルゲームの収益では、『モンスターストライク』(MIXI)がトップとなりました。同作は2022年上半期では2位でしたが、今期では収益3.5億ドル以上を記録して1位の座を獲得しました。

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2位は2023年3月に世界累計収益20億ドルを達成した『ウマ娘 プリティーダービー』(Cygames)となりました。2022年上半期収益Top5との比較では、3位の『Fate/Grand Order』(Aniplex)と4位の『プロ野球スピリッツA』(KONAMI)は変動なく、5位には『パズル&ドラゴンズ』(GungHo Online Entertainment)がランクインしました。

2023年収益Top10内にはリリースから5年以上のタイトルが6つもランクインしており、新陳代謝の激しいモバイルゲームの世界で日本のモバイルゲームユーザーからの支持を得続けているゲームが半数あることがわかります。また、収益ランキングTop10のうち、7つのモバイルゲームが日本のパブリッシャーによるものです。

2023年上半期日本のモバイルゲームダウンロード数では、2022年末にリリースされた『ブルーロック Project: World Champion』(Rudel)が1位となりました。人気サッカーコミック『ブルーロック』のIPタイトルで、パブリッシャーRudelのモバイルゲーム収益の75%を占めるタイトルに成長しました。

5位には、2023年6月13日にリリースされたばかりの『ドラゴンクエスト チャンピオンズ』(SQUARE ENIX)がランクインしています。ドラゴンクエストIPの新作モバイルゲームで、集計対象期間が約2週間であることを考えるとその勢いがわかります。

また、2023年上半期日本のモバイルゲームダウンロード数Top10の半分が新規ゲームとなっており、競争の激しさを物語っています。こうした中、侍ジャパンの活躍で盛り上がったWBC効果で、『プロ野球スピリッツA』が11位にランクインしているのも日本市場ならではです。

成長量ではスターレイルが収益・ダウンロード数ともにトップ、海外パブリッシャーの躍進が際立つ

Sensor Towerのデータによると、2023年上半期日本のモバイルゲーム収益成長量では、上位3つのモバイルゲームのうち、2つが海外パブリッシャーのタイトルとなりました。

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収益・ダウンロード数成長量でトップとなったのは、2023年4月にリリースされた『崩壊:スターレイル』(miHoYo)。ゴールデンウィーク前に世界でリリースされるやいなや、日本を始め、中国、アメリカ、韓国などで支持を受け、集計対象期間が2ヵ月余りにもかかわらず1位となりました。実際、リリース10日間の世界収益でも原神のリリース10日間を2,000万ドル近く超える勢いでした。

収益成長量2位は『勝利の女神:NIKKE』(Tencent)で、海外パブリッシャーが1位と2位を独占する形になりました。同作において日本は収益の60%を占める最大の市場で、2023年5月までに世界収益4億ドルを突破しています。

日本のモバイルゲーム市場において、海外パブリッシャーは着実にその存在感を示していることがわかります。Sensor Towerのデータによると、日本における2022年上半期と2023年上半期のパブリッシャー別収益を比較してみると、上位に大きな変化は見られないものの、miHoYoが9位から7位へ2ランクアップ、8位にYostar、9位にTencentがランクインしています。Top10内の日本パブリッシャーと海外パブリッシャーの比率は7:3となりました。

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また、ダウンロード数成長量でも、海外パブリッシャーの躍進がより際立っています。Top10中6タイトルが海外パブリッシャーによるもので、このうち4タイトルが新作ゲームです。別の傾向としては、『ブルーロック』『ブラッククローバー』『ゆるキャン』『ハイキュー!!』などのIPタイトルのランク入りが目立ちます。

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