Ubisoftの新作や『三国志大戦』のIPを利用したBCGなど新作ゲームの発表多数！“Oasys Special Event”リポート

最新タイトルのチラ見せ多数！

2023年6月28日、ゲーム特化のブロックチェーンプロジェクトOasysによるイベント“Oasys Special Event”にて、新作ブロックチェーンゲームやOasysチェーン採用のアプリ情報が発表された。

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Ubisoft初のブロックチェーンゲームなどOasys採用の10タイトルの新情報が公開

当日は二条城のイベントスペース内にライトアップが施され、メインステージでは自民党web3PT座長を務める平将明氏のビデオレターに加え、ミュージシャンのMIYAVIさんによるライブ演奏も披露された。

本記事では、当日の会場の様子に加えて、メインステージ上で発表された新作ブロックチェーンゲームについてお届けしていく。

既存IPを活用したブロックチェーンゲームも！

二条城に設営されたイベントスペースには、卵型のイルミネーションが登場。夜の敷地内が赤、青、緑、紫など、カラフルなライトアップで彩られていた。

さらに城門からメインステージまでの道中には、フードやドリンクを提供する屋台に加えて、ブロックチェーンゲームの情報発信ブースが出展されていた。

各ブースには、IVS Crypto 2023 KYOTOでの出展も含め、近年勢いのあるブロックチェーンやNFT関連のタイトルがズラリ。訪れた業界関係者たちによる交流がくり広げられていたぞ。

そんな本イベントのメインステージにて実施された発表会では、セガ、バンダイナムコエンターテインメント、enish、Ubisoftなど、計13企業の制作陣が登壇。

各企業ごとにスライドや映像をともなう短時間のスピーチ形式で発表が進められた。ここからは、発表の中でもゲームタイトルに関わりのあったものを中心に紹介する。

『Battle of Three Kingdoms』

double jump.tokyoは、開発中の新作ブロックチェーンゲーム『Battle of Three Kingdoms』を紹介。セガの対戦型カードアクションゲーム『三国志大戦』IPのライセンス許諾を受けて制作された、曹操、劉備、孫権の新たなアートワーク（NFT）が公開された。

合わせてゲームシステムも公開。対戦開始前の3分間でデッキを組み上げ、リアルタイムで1対1のバトルをくり広げるシステムとなる。

“OASYX”コラボゲーム

Oasys初のNFTプロジェクト“OASYX”にて、同プロジェクト第一弾の監修も務める鈴木裕氏がセガ在籍時に手がけた3D格闘ゲーム『バーチャファイター』、『バーチャファイター2』、『バーチャファイター3』とのコラボが改めて告知された。

OASYX第一弾のコラボでは、2023年3月にNFT配布、4月に絵柄が公開（リビール）された。コラボキャラクターのラインアップは以下の通り。

そして今回は、バンダイナムコ研究所とdouble jump.tokyoによるコラボレーションによって生み出されたOASYX第二弾『OASYX series2:RYUZO（龍造）』の情報が発表された。

『OASYX series2:RYUZO（龍造）』は、合計10000体発行されるAI技術を用いた育成型のNFTプロジェクト。ユーザーは卵に相当する“MARYU”を手に入れ、“RYU”を孵化させることができる。

孵化したRYUは、SBT（Soulbound Token）と呼ばれる譲渡不能なNFTとなり、各個体ごとに独自の成長を遂げる。

さらにRYUは、第5世代まで新しいMARYUを生み出すことが可能。新しいMARYUは、OasysのHub Layerにて発行されるが、育成時にはOasysのVerse Layerへブリッジ（仮想通貨やNFTなどの暗号資産を特定チェーンから異なるチェーン上に移動させること）する必要がある。

育成機能は2023年7月末にリリース予定。なお2023年6月28日より下記のVerseでMARYUのブリッジ及びRYUの孵化を実行することができる。

『De:Lithe ラストメモリーズ』

enishは、Oasys上での独自Verse構築が決定したことを発表。GeekOutがパブリッシングを担当し、同Verseで1作目となる2024年リリース予定のブロックチェーンゲーム『De:Lithe ラストメモリーズ』が発表された。

本作は、スマホ向けオンラインRPG『De:Lithe～忘却の真王と盟約の天使～』をベースとしたうえで、手に入れたアイテムや育てた装備などをNFTとして管理する新しいプレイ体験の提供を目指すという。

また世界観に関しては、異世界のモンスターが出現し、人類滅亡の危機に瀕した近未来の日本が舞台に。入るたびに変化するダンジョンでハックアンドスラッシュ型のバトルを体験できる。

さらにプレイヤーが持つNFTを組み合わせることで自動でダンジョンを生成したり、専用ツールでダンジョンをカスタマイズすることも。

作り出したダンジョンには、ほかのユーザーが入場することもでき、NFTへ投資するプレイヤーをつなぐユーザー生成コンテンツ（UCG）によるエコシステムが構築されていくそうだ。

『コインムスメ』

DMMグループのDM2C Studioは、Eureka Entertainmentとパートナーシップを締結し、新作ブロックチェーンゲーム『コインムスメ』を2023年内にOasys Layer2上の独自ブロックチェーンDM2 Verse上で配信することを改めて告知した。

本作は、仮想通貨をモチーフにしたアイドルキャラクターたちが登場するゲームで、今後も複数の仮想通貨プロジェクトやNFTプロジェクトとの提携が進められているとのこと。

そしてOASトークンモチーフのキャラクター、オアシス（Oasys）も再び告知された。これは『コインムスメ』がOasysチェーンを採用し、Oasys Protocol上における公開が決定したことによって生まれたもの。

通常の立ち絵とは別に、浴衣姿のオアシスのイラストも公開。当日の来場者は、『コインムスメ』公式Twitterをフォローすることで本イラストのNFTを受け取ることができた。

さらに情報が告知された後には、Avex Creative Factoryの楽曲提供第1弾である『Bi-bi-bi Bit』をビット役の林柚月さん、オアシス役の山崎夏菜さんが生歌唱。

担当キャラクターの衣装を身にまとい、アップテンポな楽曲とマッチした振り付けとともに、二条城で歌声を響かせた。

『神櫓-KAMIYAGURA-』

続けてDM2C Studioは、Digital Entertainment Assetと共同で開発及び運営する本格NFTトレーディングカードゲーム『神櫓-KAMIYAGURA-』のタイトルを発表した。

web3にまつわるブロックチェーン、AI、メタバースといったテクノロジーをもとにした、カードパック開封、対戦、カードコレクションの購入や売却、デッキ構築、ランクマッチ報酬など、各システムの実装ビジョンが語られた。

『かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM』

2022年7月にweb3事業への参入を発表したDMMは、初のブロックチェーンゲームとして『かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM』を2023年夏ごろにリリース予定。

ファンタジーRPG『かんぱに☆ガールズ』の世界観をもとに、基盤チェーンにおいてOasysを活用したうえで、NFTやブロックチェーンゲームになじみがないプレイヤーにとっても遊びやすいゲーム体験が可能だという。

『サマナーズウォー：クロニクル』IP活用ブロックチェーンゲーム

Com2uSグループは、同グループが展開するブロックチェーンメインネットXPLAを紹介。『サマナーズウォー：クロニクル』のIPを活用したブロックチェーンゲームについて、改めて告知を行った。

さらに同タイトルのIPを活用したブロックチェーンゲームにおけるOasysの採用が発表された。

『Champions Tactics:Grimoria Chronicles』

Ubisoftは、初のブロックチェーンゲーム『Champions Tactics:Grimoria Chronicles』におけるOasysの採用を発表した。

本作は、ダークな世界観が特色のタクティカル対戦ゲーム。PCのゲームクライアントを開発しており、無料リリースを予定しているとのこと。

Oasys Special Eventにおけるゲーム関連の発表リポートは以上。今回の発表会は、ゲームに特化したOasysのようなブロックチェーンプロジェクトにより、益々ブロックチェーンゲームへの参入が円滑となり、web3に関連したテクノロジーがゲームに活用される機会も増加していくことを感じさせる内容となっていた。

まだまだ情報の告知が始まったばかりで、これから制作が進んでいくタイトルも多いため、気になった方は各タイトルの公式Twitterや本イベントの配信アーカイブなどをチェックしてみてはいかがだろうか。

▼Oasys Special Event配信アーカイブはこちら