ドラクエの日に『ドラクエウォーク』『ドラクエタクト』の収益ランキングが急上昇!ドラクエの日施策の好調ぶりに注目

2023-06-30 12:18 投稿

モバイルアプリゲームのデータ分析プラットフォームを提供するSensor Towerの公式ブログにて、ドラクエの日がもたらす市場への影響力に関する分析資料が投稿された。

⇒Sensor Towerブログ全文はこちら

以下、プレスリリースを引用



ドラクエの日にウォーク・タクトが急上昇、同日に日本のトップ収益ランキング1、2位を独占

日本を代表するRPGシリーズの1つ『ドラゴンクエスト』。初代のファミリーコンピュータ版が1986年5月27日に発売されたことから、この日は「ドラクエの日」として親しまれています。2023年のドラクエの日には、モバイル版ドラクエシリーズの『ドラゴンクエストウォーク』と『ドラゴンクエストタクト』がトップ収益ランキングの1位と2位を独占しました。

ドラクエウォークの直近2年の日本収益はPokémon GOを1億ドル近く上回る

1986年5月27日にファミリーコンピュータ用RPGとして登場した『ドラゴンクエスト』は、時代に合わせてさまざまなプラットフォームでシリーズ展開され、モバイル版専用のタイトルも人気となっています。初代『ドラゴンクエスト』の発売日(5月27日)は「ドラクエの日」として親しまれており、この記念日からモバイル版のタイトルではゲーム内イベントが展開されました。

Sensor Towerのストアインテリジェンスのデータによると、2023年のドラクエの日(5月27日)に日本のApp Storeにおけるトップ収益ランキングで、『ドラゴンクエストウォーク』(SQUARE ENIX)と『ドラゴンクエストタクト』(SQUARE ENIX)上位を独占しました。

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ドラクエの日の前日(2023年5月26日)には『ドラゴンクエストウォーク』が32位、『ドラゴンクエストタクト』が67位でしたが、ドラクエの日には前者が1位、後者が2位と急上昇していることがわかります。ドラクエの日以降も好調ぶりが確認でき、『ドラゴンクエストウォーク』はTop3圏内を4日間キープしています。また、『星のドラゴンクエスト』も9位にランクインしており、ドラゴンクエストシリーズのモバイルゲームがTop10内に3タイトルランクインしました。

これらのモバイルゲームでは、ドラクエの日を記念してさまざまなゲーム内イベントを展開しました。一例を挙げると、『ドラゴンクエストウォーク』では、『ドラゴンクエストVI』イベント第1章をスタートさせ、新たなふくびき(ガチャ)「伝説のラミアスのつるぎ装備ふくびき」を実施。『ドラゴンクエストタクト』では、Sランクキャラが1枠確定で入手できる「2023ドラクエの日記念特別SPスカウト赤/青/緑」を実施しました。

『ドラゴンクエストウォーク』は2019年9月にリリースされた位置情報ジャンルのモバイルゲームで、タイトルからもわかるとおり、ウォーキングしながらRPGが楽しめるモバイルゲームです。同作の日本におけるリリースから2023年5月までの累計収益は17億ドルを突破しており、パブリッシャーのSQUARE ENIXのモバイルゲーム収益を牽引するタイトルになっています。

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位置情報ジャンルのモバイルゲームとしては、『Pokémon GO』(Niantic)も人気があります。Sensor Towerのデータによると、直近2年(2021年6月~2023年5月)の日本における収益では、『ドラゴンクエストウォーク』が『Pokémon GO』に1億ドル近くの差をつけてトップとなっており、大きな支持を得ていることがわかります。

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この2つの位置情報モバイルゲームは、日本におけるユーザー分布も似た傾向にあり、24-44歳の層に支持されています。中でも、『ドラゴンクエストウォーク』は35-44歳の層が『Pokémon GO』と比較してより厚く、初代『ドラゴンクエスト』が発売されたのが1986年であることを考えると、古くからのシリーズファンが『ドラゴンクエストウォーク』に根付いていると推察できます。

ドラクエウォークとタクトはスクエニモバイルゲーム収益の50%以上を占める

『ドラゴンクエストタクト』は2020年7月にリリースされたスクワッドRPGです。Sensor Towerのデータによると、日本におけるリリースから2023年5月までの累計収益は5.5億ドルを突破しています。ドラゴンクエストの世界観に戦略要素を盛り込んだモバイルゲームの同作は、直近2年(2021年6月~2023年5月)の日本におけるスクワッドRPGジャンルの収益において、2位となっています。

『ドラゴンクエストウォーク』と『ドラゴンクエストタクト』のパブリッシャーはSQUARE ENIXで、この2つのゲームは同社モバイルゲーム収益の大きな柱となっています。Sensor Towerのデータによると、日本における直近2年(2021年6月~2023年5月)のモバイルゲーム別収益では、この2つのモバイルゲームが1位と2位になっており、同社の全体収益の50%以上を占めています。また、5位には2015年10月リリースの『星のドラゴンクエスト』も入っており、日本でのドラゴンクエストIPの人気がわかります。

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Sensor Towerのデータによると、2023年5月27日から6月10日までの日本におけるパブリッシャー別収益ランキングでSQUARE ENIXは1位となっており、ドラクエの日施策の好調ぶりが確認できます。

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