【先行プレイ】2画面操作に想像していたような違和感はなし!新たな試みと多彩な王道で送られるRPG『World II World』(ワールド・ツー・ワールド)

2023-02-17 18:00 投稿

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World Ⅱ World(ワールド・ツー・ワールド)

人間の順応力を感じるRPG

2023年2月22日にアニプレックスより配信が予定されている『World II World』(ワールド・ツー・ワールド)。

本作はニコイチRPGというジャンルを謳っており、スマートフォンの上下を分割するように表示された2画面で異なるストーリーが展開するというユニークな作品だ。

いわゆるソーシャルな要素は排除されており、自分の好きなタイミング、好きなペースで楽しめるシングルプレイRPGとなっている。

今回、リリースに先駆けて本作をプレイする機会が得られたので、序盤のプレイからわかったゲーム内容やその所感をまとめてお届けする。

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ふたつに分断された3つの世界

本作の舞台となるのは、“分断王”によってふたつのサイドに分断された世界3種と、それらを観測する“境界”の世界。

分断された世界は機械(マキナ)×人間(ラボル)ワールド、異世界(ファンタジー)×現代(リアリティ)ワールド、そして西部(ガンマン)×東部(サムライ)ワールドの3種となっており、それぞれの世界に2名の主人公が存在する。

それぞれの世界、物語は異なる雰囲気を持っているほか、メインキャラクターを手掛けるイラストレーターも別々になっているため、同じ作品ながら複数のテイストが楽しめるようになっている。

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▲プロローグではスケッチブックに描かれた絵本のようなテイストで世界の説明が行われる。

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▲ナビゲーターであるウィーブ(通称:境界ちゃん)に導かれ、分断王・ディヴァンによって分かたれた世界を観測し、分断を止めるのが観測者(プレイヤー)の役割だ。

機械×人間ワールド

本作で最初にプレイする機械×人間ワールドでは、義手を持つ人間の少年・フジョーと、機械の少女・ラッカがそれぞれの世界での主人公となる。

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ラッカが機械の世界から落ちてフジョーと出会うボーイ・ミーツ・ガールの物語が展開し、印象としては90年代の王道路線を思わせる。

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▲天上界に住む機械と地上界に住む人間、その出会いと変化が描かれる。

異世界×現代ワールド

機械×人間ワールドに続いて触れることになる異世界×現代ワールドでは、現代に転移した魔王・マルママックと異世界に転移した青年・小宮ハルタの物語が展開。

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こちらはハルタが随所でツッコミを入れ、それに伴い画面に集中線が表示されるなど、かなりコミカルな雰囲気。いわゆる“なろう系”ライトノベルを彷彿とさせるワールドとなっており、こちらは2010年代の王道といったテイストだ。

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▲トラックにひかれて異世界に飛ばされたり見覚えのあるチート能力獲得画面が出たりと、ほかのワールドに比べて演出も遊び心が強め。

西部×東部ワールド

最後に登場するのが、西部と書いてガンマン、東部と書いてサムライというロマン溢れるネーミングの西部×東部ワールド。

サムライの剣丸とガンマンのコルがそれぞれザ・時代劇、ザ・西部劇といったイメージの世界で活躍する。

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こちらも90年代が近い印象だが、それよりもサムライ、ガンマンというキャラクター性に焦点を当てた王道が描かれていくようだ。

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▲ここではほかのワールドとは異なり、オープニングでクライマックスシーンが描かれ、そこから過去にさかのぼって物語が展開する。どういう流れの果てにここに行き着くのか、興味は尽きない。

境界ワールド

いわゆるホーム画面としても機能し、各ワールドを観測する舞台となるのが境界ワールド。

こちらではナビゲーターとなるウィーブ(別名・境界ちゃん)が登場し、プレイ序盤はゲームの進めかたなどを解説してくれる。

今回プレイした範囲ではあくまでもホーム画面という立ち位置だったが、物語的にも重要なワールドということだ。

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▲ウィーブが立っている地面(?)が鏡面になっており、こうした演出からも「本作は相反するふたつの世界がテーマになったゲームなのだ」という意思を感じさせてくれる。

違和感なく遊べる2画面同時展開

ニコイチRPGを謳う本作は、2画面で異なる物語が同時に展開することが最大の特徴だ。

一部のイベントや戦闘を除き、本作では画面が上下に分けられており、それぞれ同時にゲームを進めていける。

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▲別々の視点が2画面で描かれる。それぞれの操作も独立しており、片方でオートバトルをさせている間、もう片方のストーリーを読み進めるといったことも可能。

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▲舞台によってBGMやグラフィックの雰囲気はかなり異なる。なお、上画面をタッチすれば上画面のBGMが流れるなど、BGMはプレイに応じて切り換わる。

2画面で進行する、というのは画像を見ても複雑そうに見える。実際、筆者も果たしてどうプレイするのかと疑問に思っていた。

しかし、いざ触ってみるとどちらも操作を急かされる場面はほぼないため、上画面のストーリーに集中したければまずは上画面だけを進める、といった分割プレイもできるようになっており、これといった違和感を抱くことなくプレイできた。

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▲フィールドの移動は左右のみ。フリックで方向を指定すれば自動で移動し、各画面上部のバーを見ればイベント発生位置なども確認できるので、手放しでもプレイしやすい。

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▲場面によってはもう片方の展開が進行フラグになっていることもあり、片方だけをまず終わらせ、もう片方は完全に放置、とはならない。

会話シーンで上下両方ともオート会話にすると若干目が忙しいが、それでも不思議とストーリーは理解できた。

2画面で同時に操作を進めるという体験はなかなかないが、思っていたよりもふつうにプレイできる、というのは本作を触ってみてまず驚かされるポイントと言えるだろう。

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▲後述するが戦闘も基本はシンプルかつターン制なので、並行プレイでもとくに引っかかる部分はなかった。

上下2画面という特徴がもっとも効果的に感じられたのは、イベントシーンで1画面表示になった際の印象の変化だ。

序盤のイベントで、上画面の主人公である少女が下画面の世界に落下するシーンがまさにそれで、それまでの分割された画面からひとつの画面になることで一気に広さ(高さ)が増して感じられる

単に画面の枠としてではなく、演出として縦長画面が活用されるのは非常にユニークな体験だ。イメージとしては、漫画の見開きページのようなものだろうか。大きな場面、重要な場面で登場し、迫力を感じさせてくれるあの1コマがゲームに組み込まれたような感じだ。

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▲それぞれ独立した展開のときは2画面だが……。

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▲物語がリンクする場面では1画面に。画像ではやや伝わりにくいが、実際にプレイすると画面の広がりが与える印象の変化を強く感じられ、なるほどこういうことか、と納得させられるシーンだ。

ホーム画面などへのアクセス方法もユニークだ。

分割された2画面のあいだには少し幅があるのだが、その右端をタップすることでジッパーが開くようにしてメニューが表示される。

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▲よく見ると閉じている時点でもジッパーらしい見た目になっている。くどくない程度に演出が盛り込まれているのがナイス!

ホーム画面ではウィーブと謎のカニが登場し、ガチャやプレゼント画面などに遷移できる。

分断王という存在がカギを握る本作だけに、ハサミを持つカニも何か重要な意味を持っていそうだが、詳細は不明だ。

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▲「なぜカニがここに!?」と注目せざるを得ない謎のカニ。

クラシカルながら斬新なターゲットシステムが存在するバトル

本作の戦闘はコマンド制のターンバトル。

キャラクターをタップして行動を選択し、攻撃開始ボタンをタップすると素早さに応じて敵味方が順番に行動する。

スキル発動に必要なSPが被ダメージ、与ダメージによって回復していくシステムは、最近のRPGでもよく見られるものだが、基本的にはかなりクラシカルなバトルシステムをベースに作られている。

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▲味方をタップすると、下画面下部のようにスキルが表示され、長押しで性能や消費SPが確認できる。

パーティーは最大5枠+控え2枠となっており、控えにいるメンバーとはターンを消費することなく自由に交代が可能。

今回は序盤のプレイということもあってサクサク進んだが、いわゆる属性相性などもあるようなので、中盤以降はパーティー編成も肝になってくるだろう。

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本作の戦闘における最大の注目ポイントは、敵の攻撃対象となるキャラを自由に選択できるヘイトコントロールシステムの存在。

「挑発スキルで敵の攻撃を集中させる」といった要素はよくあるが、本作ではそういったスキルやリソースを使用することなく自由に敵のターゲットとなるキャラを選択できる。

HPの高い味方に攻撃を誘導しつつ、状況に応じて別のメンバーにダメージを分散させるなど、一風変わったリスク管理が楽しめそうだ。

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▲敵の属性に応じて攻撃の矛先を変えるなど、被ダメージを抑える手段のひとつとなる。

なお、世界によってビジュアルやBGMが変化するのは先ほど述べた通りだが、細かいところでは敵がアイテムをドロップする際の演出も変化する。

異世界ではファンタジーらしく宝箱、現代では段ボールが登場するなど、些細な部分でも世界の違いが見られるのも本作の魅力だ。

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キャラクターはサイドごとに個別入手

仲間となるキャラクターは、基本的にガチャで入手していくこととなる。

機械サイドのキャラは基本的に機械サイドでしか使用できないので、各サイドでキャラクターを集め、パーティーを編成する必要がある。

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▲ガチャもワールドごとに分けられている。

最大6枠のパーティーに必要なキャラクターを6つの世界で集めるというのは少しハードルになると思われるが、キャラクターを限界突破させれば別のワールドに持ってきて編成することも可能だ。

ワールドを越えて編成をするには最大レアリティの★5キャラは1度、★4キャラは4度の限界突破が必要になるのだが、プレイを進めていけばチュートリアルとして、主人公6人の中からひとりを選んで、一度だけ限界突破ができるという。

こうした救済措置があるとはいえ、やはり「各世界分パーティ枠を埋めていくのは難しいのでは?」と考える人もいるだろう。筆者もそのように考えていた。

しかし実際に体験をさせてもらった範囲では、課金要素を使用することなく通常のプレイに終始していたのだが、そのようなハードルはあまり感じなかった。

というのも、機械×人間ワールドでは何度でも引き直しができるチュートリアル10連ガチャが利用できるため、そこでパーティーメンバーを揃えられるのだ。運が悪く、ここで排出された内容が「人間サイドのキャラ9体、機械サイドのキャラ1体」といった状態になってしまった場合は、リセマラが必要になってくるかもしれないが、プレイへの支障は感じない。

またプレイ中に伺った話によると、毎日1回無料でガチャを引くことができるらしく、しっかりユーザーフレンドリーに作られていそうだ。

とはいえ各世界でフルパーティを揃える、となるとそれなりの数になるので、さまざまな形でフォローされる仕組みが用意されることには期待したい。

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どうあれキャラクター集めがどの程度のバランスになっているか、という点はリリース後の注目ポイントとなるだろう。

しかし本作では戦闘で敗北してもとくにペナルティなく再開できるため、難度はそこまで高いものにはならなそうだ(ペナルティがないぶん敵が強い、となる可能性もあるが)。

なお、各キャラクターは初入手時に会話イベントが発生するほか、キャラクターごとにシナリオも用意されているとのことなので、そちらも要注目ポイントになるだろう。

2画面同時展開という新たなジャンルの先駆けとなるか

ふたつの画面が同時に進行する、と聞いて複雑そうに思える本作だが、前述した通り触ってみると驚くほどに違和感なくプレイできる

片方を放置しながら進めることもあるが、その際も放置されたキャラクターが唐突に筋トレを始めて経験値を獲得するなど、放置にもちょっとした意味が盛り込まれている。

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▲放置しているとパーティーメンバーが動き出し、経験値が溜まっていく。経験値は推奨レベル付近まで貯まるようになっており、長時間放置でバランスが崩れることもない。

ボーイ・ミーツ・ガールや異世界転移、ガンマン&サムライなど、さまざまな王道が詰め込まれた本作からは、幅広い世代に向けられた作品であることが感じ取れる。どんな世代のゲーマーであれ、プレイしてみれば少なくともどれかひとつは響くものが見つかるだろう。

また、イベント中には画面連打や伸び縮みするゲージをタイミングよく止める、などの懐かしいミニゲームも登場する。

スーパーファミコンなどでRPGを遊んできた人はその点でもちょっとしたノスタルジーに浸れるだろう。

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▲そこまで挿入頻度は高くないので、プレイしていてジャマに感じることもない。

改めて総評となるが、2画面同時操作という斬新さ、そこからの1画面にする演出などは、スマホゲームシーンに間違いなく新たな領域を開いたと言える。

一方で、限られた時間での先行プレイということもあり、バトルの歯応えやキャラクター収集の重要性、そしてガチャの回しやすさなど、RPGとしてのゲーム性に関わる要素の深い部分はまだ確認できていない。

シングルプレイの作品ということもあり、戦闘などがしっかり楽しめるバランスに仕上がっていれば、2画面で体験させるという形式に追従する作品が出てくる可能性も考えられる。

2画面でのプレイがどんなものなのか気になる、世界設定が気に入った、ビジュアルが好み、などなど何かしらが引っかかった人はぜひ一度プレイしてみてほしい。

World Ⅱ World(ワールド・ツー・ワールド)

対応機種iOS/Android
このゲームの詳細を見る
ジャンルRPG
メーカーアニプレックス
公式サイトhttps://worl2.world
公式Twitterhttps://twitter.com/W2W_pr
配信日配信終了
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