スマホ版とのデータ連携可能!コロプラ新作3DアクションRPG『モンスターユニバース』Steam(PC)版が本日(1/25)より配信開始
2023-01-25 18:56
2023-01-24 12:00 投稿
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モンスターユニバース
本日2023年1月24日にスマートフォン向けに配信された、コロプラの新作アクションRPG『MONSTER UNIVERSE』(以下、モンスターユニバース)。(※)
本作ではキャラクターとモンスターが力を合わせて戦い、倒したモンスターを仲間にできるというだけでなく、モンスター同士の交配によって、さらに強力なモンスターを生み出すこともできる。
基本プレイ無料ながら、実際に触ってみるとゲーム機で遊ぶいわゆるゲームソフトとして販売されていてもおかしくない遊び応えになっており、かなり濃厚なプレイフィールが得られる作品だ。
今回、コロプラ本社にて本作を先行プレイする機会を得られたので、プレイから見えたゲーム内容や所感、そして開発陣へのQ&Aをまとめてお届けする。
※PC(Steam)向けには『Volzerk : Monsters and Lands Unknown』というタイトルで後日配信予定。
『モンスターユニバース』の舞台となるのは、モンスターが生息する未開の島・フォートレムリア島。
この島以外ではモンスターは観測されておらず、島の発見とともに世界政府がモンスター保護のために調査団を設立し、ペアリングという特別な能力を持つ者を島に集めた。
島にはヴォルザークというモンスターの頂点たる存在がいたが、物語が始まる10年前にマグナというモンスターとの戦いで致命傷を負ってしまう。
瀕死のヴォルザークは当時6歳の主人公・フィーナの前に現れ、彼女に特別なチカラを託した後、9つの因子を島中に飛ばして消えてしまった。
ヴォルザークの消失により島の生態系にも異常が現れて10年、16歳になったフィーナは調査団に入り、モンスターたちを絶滅の危機から救うためにヴォルザークを復活させようとする、というのが本作のあらすじだ。
主人公のフィーナはかなりのモンスター好きで、野生のモンスターに頭からかじられても気にしないどころか喜ぶほどの振り切れっぷり(周囲のキャラクターも引くレベルなので、本作の世界でも一般的ではないようだ)。
上記のぶっ飛びっぷりも含めてフィーナはかなりコミカルなキャラクターとなっており、ストーリー全体としても明るい印象を受けた。
後述するが本作はパーティー制となっており、複数のキャラクターを操作可能。
ストーリーでもフィーナ以外にさまざまなキャラクターが登場するので、プレイすればお気に入りが見つかるだろう。
なお、新たなキャラクターを入手するとそのキャラに関するエピソードが読めるようになり、キャラによってはシリアスな内容のものもあるという。
本作ではペアリングという能力によってモンスターと心を通わせ、ともに戦うことができる。
キャラクターはペアリングしたモンスターに騎乗して戦っていくことになるのだが、どんなモンスターに騎乗するかによって装備できる武器や戦いかたも変化する(キャラとモンスターの組み合わせは変更可能)。
オーソドックスな剣からリーチの長い槍状の武器、はたまた遠距離に魔法を放つタイプなど、武器によってアクション性にも違いが見られた。
基本操作はシンプルで、画面左側で移動操作、画面のタップで通常攻撃を行う。いわゆる操作ボタンがないため、画面もスッキリしている。
本作の特徴ともなるのがフリック操作で、画面左側でフリックをすれば回避アクションに、右側で行えばフリックスキルと呼ばれる特殊攻撃が発動する。
フリックスキルは上下左右の4種類が存在し、方向の異なるスキルを連続で当てていくと威力が上昇していく。
なお、フリックスキルにはSPが必要となるが、こちらは通常攻撃を当てたりジャスト回避を決めたりすれば回復する。
フリックスキルに加えて長押しタップによって発動するスキルもあるため、通常攻撃+フリックスキル4種+長押しスキルと、攻撃手段は豊富(モンスターによっては一部のフリックスキルは空欄状態)。
スキルによっては敵を一時的に拘束する状態異常なども付与でき、守りを固めていると物理攻撃が通らない敵にも魔法ならダメージが通るなど、単純なアクション以外に編成面でも楽しめそうだ。
さらに、本作は最大3組(キャラクターとモンスターで1組 × 3キャラクター分)でパーティーを組むことができ、クールタイムはあるものの好きなタイミングで操作キャラを入れ換えられる。なお入れ換えのタイミングはかなり柔軟性があり、攻撃を受けてのけぞっているタイミングであっても入れ換えが可能。
画面に登場するのは基本的に操作しているキャラクターだけだが、スキル発動中に交代すればスキルを出し続けたまま交代後のキャラを動かすこともできるので、プレイが進めば進むほど連携を組む楽しさが味わえるだろう。
主人公のフィーナをはじめ調査団のキャラクターたちはペアリングを行い、一部のモンスターを倒した後に仲間にすることができる。
各キャラクターはそれぞれハーツと呼ばれる能力(攻撃力アップなど)を持っており、ペアリングしたモンスターにはこの能力を伝授することができる。ハーツはモンスターに伝授することで初めて発動するので、積極的に伝授していこう!
ちなみにモンスター側にはハーツスロットがあり、スロットの種類や数に応じて習得できるハーツも変わってくる。
キャラたちが持つハーツは固定だが、モンスターに関してはその基礎パラメーターやハーツスロットがランダムとなっている。
やり込み派のプレイヤーであれば理想のモンスターが出るまで倒してはペアリングし、という厳選作業も楽しめるだろう。
ストーリーを少し進めると交配の要素が解放され、性別の異なる2体のモンスターから新たなモンスターを生み出すことができる。
能力の引き継ぎにはランダム要素が絡む部分もあるが、基本的には持たせたいハーツを持ったモンスター同士を掛け合わせて理想のモンスターを目指すことになる。
モンスターには世代という区分があり、交配を行うことで1世代から2世代へと進んでいき、最大で5世代まで進められる。
世代によっては親とまったく異なる外見のモンスターが生まれることもあり、予想外の結果に驚かされるだろう。
また、本作にはいわゆるマルチプレイ機能はないが、フレンドが持っているモンスターとの交配が行える機能は備わっているとのこと。
交配結果はプレイヤーごとに異なったものになるそうなので、交配の結果でも盛り上がれそうだ。
ストーリーを進めるうえでは図鑑に特定のモンスターが登録されていることが条件になることもあり、そういった場合にも交配を通してフレンドの助けが得られるかもしれないという。
冒頭に触れた通り、『モンスターユニバース』は基本プレイ無料のタイトル。
しかしスタミナやガチャといった要素はなく、基本的にはコンシューマー作品や、有料の落としきりゲームアプリのような感覚で楽しめる。
キャラクターの入手に関しては、最初に★4のキャラクター1体を無料で選択でき、その後は★3の多くと★4のキャラが課金による購入、★2キャラや一部の★3キャラはゲーム内通貨での購入となっている。
伝授できるハーツがキャラごとに決まっているということで、プレイを続けるなかでレアリティの差によってどの程度違いが感じられるかは気になるところだ。
今回話を伺った限りではストーリーのノーマルモードをクリアーするだけでもプレイ時間は想定40時間近く、ハードまで含めると80時間以上と、かなりのボリュームになっている。
加えて、探索モードではクエストなどに関係なく好きな土地を探索することができ、各地でモンスターを仲間にすることができる。
同じ場所でも時間帯によって隠れていた道が出現するなどの違いがあるようなので、マップを調べつくすだけでもたっぷり楽しめそうだ。
各地にはダンジョンなども用意されているほか、探索中には三年獣や十年獣、さらには千年獣といった特殊個体も登場する。
特殊個体は名前についている数字が大きいほど身体も大きく、能力も高い。敵としても手強いが、倒してペアリングできれば強力なモンスターをゲットできる可能性もある。
本作はPCでもプレイでき、こちらはコントローラでの操作となっている。
PC版ではカメラを自由に操作できるほか、フリックスキルもLボタンを押しながらAボタンやBボタンを押すといった操作に代わっており、コンシューマー作品らしい操作感が楽しめた。
ほかにもPC版ではホーム画面で仲間にしたモンスターたちがくつろぐ様子を見られるなど、独自の要素があるという。
スマホ版とPC版はデータを連携できるので、移動先ではスマホで、家に帰ったらPCで遊ぶというスタイルもアリだろう。
以下に、プレイ中などの質問で得られた回答を掲載していく。
質問に答えてくれたのは、『モンスターユニバース』のプロジェクトリーダーを務める池田洋一氏(文中:池田)と3Dリソースのアートディレクターを担当する菅原祐介氏(文中:菅原)だ。
――本作は基本プレイ無料かつ落としきり、いわゆるガチャ要素のない作品とは思えないほどのボリュームやクオリティとなっていますが、そもそもなぜ無料でリリースされることになったのでしょうか。
池田 途中までは運営型にすることも考えていたのですが、ゲーム性がコンシューマー作品に近いというのもあり、ガチャが入ることでプレイ体験が阻害されてしまうからですね。
加えて、今回のプロジェクトは技術研究的な側面も強かったというのもあります。本作はグラフィックス面とそれを使った表現という技術検証に力を入れて開発しているのですが、自分たちのいまの技術で表現できることと、それに合った体験をユーザーの皆様をはじめ、多くの方に知っていただくには何がベストかを考えた結果、無料での落とし切りというかたちになりました。
――技術研究という点で見て、本作を開発したことで得られた知見が活きたという例はありますか?
菅原 具体的な例としては、今回開発したグラフィックスのベースシステムが『白猫GOLF』にも導入されていますし、今後リリースされる新作にも反映されていくものは多いと考えています。
――グラフィックスとしては主人公であるフィーナの表情の多彩さが印象的ですが、表情パターンはどの程度用意されているのでしょうか。
菅原 表情に関しては3Dモデルだけで18パターンほど用意しています。本作は2Dによる表現も豊富なので、それを含めるとかなりの数がありますね。
――スマートフォン版ではカメラ操作の機能が入っていませんが、これはなぜなのでしょうか。
池田 最初はスマートフォン版でもカメラ操作の機能を導入していたのですが、敵の攻撃をかわしたり、相手の隙を突いて攻撃したりというゲーム性から、そもそもカメラを動かす必要がないほうが遊びやすいという結論に至ったからですね。
その分、何不自由なくゲームを楽しめるようにカメラの動きにはこだわって作っているので、そういった点にも注目していただけるとうれしいです。
――カメラ操作やホーム画面でモンスターを見られるかどうかといった部分のほかに、スマートフォン版とPC版とで異なる部分はありますか?
池田 PC版はコントローラ操作でサクサク動けるぶん、遊び応えを足す意味で出現する敵が多くなっていますね。また、グラフィックスも向上しております。
――ちなみに、スマートフォンで本作をプレイする場合、要求スペックはどの程度になるのでしょうか。
池田 AndroidであればGalaxy 9S以上、iOSであればiPhone 8 Plus以上となっています。『白猫GOLF』が動く端末であれば快適にプレイできると思います。
菅原 ゲームのサイズ自体も2.5GB程度なので、手軽に遊んでいただけるかと思います。
――リリース後に予定しているアップデートなどがあれば教えてください。
池田 2月末には英語版テキストに対応するアップデートを予定していて、同時にフィールドの追加なども考えています。リリース後の反響が多ければさらなる動きにつながる可能性もある……かもしれません。
『モンスターユニバース』は本日1月24日にスマートフォン版が、そして後日にはPC(Steam)版(※)の配信も開始される。
序盤を触った印象ではカジュアルながらアクション性を楽しめる作品になっていたので、アクションが好きでコンボ突き詰めたい人、モンスターを徹底的に育てて最強を目指したい人、あるいはモンスターマニアなフィーナの行く末が気になる人など、どこから興味を持っても楽しめる一本だと言える。
少しでも引っかかる部分があった人は、ぜひともプレイしてみてほしい。
※PC(Steam)版のタイトルは『Volzerk : Monsters and Lands Unknown』となる予定。
※画像は開発中のものを含みます。
対応機種 | iOS/Android |
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価格 | 無料(アプリ内課金あり) |
ジャンル | アクションRPG |
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メーカー | コロプラ |
配信日 | 配信終了 |
コピーライト | ©COLOPL, Inc. © 2023 Valve Corporation.All rights reserved. |
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