【スマホとゲーム機どっちで遊ぶ?#43】リア充になったら即爆破!ひと味違うラブコメの『デスマッチラブコメ!』

2022-11-27 13:00 投稿

命をかけたラブコメディ!

スマートフォン・タブレットと別機種で配信されている作品を比較していく企画の第43回。

今回扱うのは、女の子から告白されたら身体が爆発してしまう体質になってしまった少年の物語を描くアドベンチャーゲーム『デスマッチラブコメ!』。

他機種で配信されているのはスマートフォンで配信された『D.M.L.C. -デスマッチラブコメ-』のリメイク版だが、本稿ではどちらも『デスマッチラブコメ』として扱っていく。

比較に使用したのはiOS版とニンテンドースイッチ版。ゲーム紹介ではiOS版の画像を使用していく。

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【価格】
iOS:650円(税込)
Android:610円(税込)
※Androidでは無料体験版も配信

プレイステーション4:3000円(税込)
ニンテンドースイッチ:3000円(税込)
PC(Steam):3000(税込)

『デスマッチラブコメ』とは
・告白されたら即爆死でゲームオーバーの青春アドベンチャー
・大量のバッドエンドが用意されており、それらを回収するのも楽しい
・一発ネタにも見えるが、ストーリー後半になるとシリアスな展開も

スマホ版とリメイク版の違い
・スマホ版は値段が安く、ゲームオーバー時のシェア機能も搭載
・リメイク版では立ち絵がリファインされ、イベントの一枚絵も追加
・リメイク版ではチャート機能が追加され、分岐ルートの確認や回収が容易に

告白フラグ≒死亡フラグの青春アドベンチャー

『デスマッチラブコメ』は、告白されると主人公が爆死してしまうというとんでもない設定のアドベンチャーゲーム。

クラスメイトたちとやいのやいの騒ぎながら美少女といい雰囲気に、といったあたりはふつうのラブコメと同じだが、そこに大量の死亡フラグが散りばめられた作品となっている。

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プレイ前半は告白からの爆破というバッドエンドも数多く用意されており、さまざまな爆破を楽しめる(?)。

また、バッドエンド後には“とろりんの巣”というコーナーが用意されており、攻略のヒントが聞けるほか、主人公の爆破に被害者に関する情報なども聞くことができる。

このコーナーは見ずに進めることもできるが、コメディタッチの強いコーナーとなっており、バッドエンド回収とともに本作の収集要素にもなっている。

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画面には危険度を知らせる4つのハートマークが存在し、告白されそうなシチュエーションになればなるほど点灯するハートは増えていく。

とろりんの巣で確認できるヒントやハートマークの点灯状況などを確認し、身体が爆発四散するのを回避しつつ、生存ルートを探すことで物語を進めていくことができる。

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▲メッセージウインドーの左に見えるのが危険度を示すハートマーク。4つ点灯すれば哀れ主人公は木っ端微塵だ。

設定を聞くと完全にギャグであり、実際に序盤の展開はかなりコメディ色が強いが、シナリオ後半になるとシリアスな展開も増えてくる。

多彩なバッドエンドが楽しめるほか、ストーリーや設定自体も凝ったものになっているため、設定の一発ネタではなく読み物としても楽しめる作品だ。

リメイクで変更点多数!

『デスマッチラブコメ』は、スマホ版からのリメイクに際してさまざまな要素が追加、調整されている。

また、それに伴い値段も上がっており、単純な値段で言えばスマホ版のほうがかなり安くなっている。

一部のテキストに調整が入り、結末にも若干の変更は加わっているものの、物語の大筋は変わらない。以下に挙げる変更点が気にならない場合はスマホ版を選ぶのもいいだろう。

リメイク版での変更点だが、第一にオープニング映像が変わっている。

インスト楽曲を使用していたスマホ版から、スイッチ版ではボーカル付き楽曲になったほか、映像自体も一新されており、リメイク版ではアニメなどに近い印象になっている。

▼スマホ版OP

▼リメイク版OP

リメイク版では各キャラクターの立ち絵がリファインされているほか、主人公にも立ち絵が追加されている。

また、一部のシーンでは一枚絵が追加されるなど、ビジュアル面の調整には力が入っている。

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▲1枚目がスマホ版、2枚目がリメイク版。リメイク版ではキャラクター名などにルビが追加されている場面も多く、テキストの読みやすさも向上。

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▲主人公の立ち絵も追加され、キャラクター性をより把握しやすくなっている。

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▲イベントの一枚絵はリメイク版で追加された収集要素とも言える。

機能面での違いを見てみると、まずもっとも大きいのはチャート機能が追加された部分だろう。

スマホ版ではバッドエンドに突入した際、オートセーブによってバッドエンドに突入する前からのやり直しが可能だったが、リメイク版ではチャート機能が追加され、好きなポイントからのやり直しが可能となっている。

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▲開始可能なポイントが細かく用意されており、チャート機能は非常に便利。

また、スマホ版をすでに遊んだプレイヤーを意識してか、リメイク版には強制解放機能が存在。

初プレイの場合は使わないことが推奨されているが、クリアー後のコンテンツやCGなどを最初から解放することも可能だ。

また、逆にリメイク版にはない要素として、スマホ版はバッドエンド突入時に断末魔をSNSでシェアすることもできる。

なかなかシュールな投稿にはなりそうだが、本作を布教したい場合には便利、かもしれない。

利便性で言えばリメイク版、読むだけでいいならスマホ版!

『デスマッチラブコメ』のリメイクにおける大きな変化は、立ち絵や一枚絵の追加といったビジュアル面の強化と、チャート機能の追加。

何度もバッドエンドに突入しては別ルートを試す、あるいはバッドエンドを回収するというプレイの流れがあるので、チャート機能の存在は非常に便利だ。

しかし原作であるスマホ版も触っていて特別不便に感じるわけではないので、追加された一枚絵などがそこまで重要ではない場合、値段の安いスマホ版で遊ぶのもいいだろう。

あとは、移動中などにも遊ぶか、家で腰を据えて遊ぶか、といったプレイスタイルに合わせて選ぶといいだろう。

なお、リメイクのニンテンドースイッチ版は画面タッチにも対応しており、スマホ版に近い感覚で遊ぶことも可能だ。

⇒【スマホとゲーム機どっちで遊ぶ?】バックナンバーはこちら

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