『逆転オセロニア』いちこ(お泊まりスクープ)/世界のザキヤマが独断と偏見で選ぶ推し駒`s 【FILE215】
2024-07-13 19:00
2022-11-14 20:01 投稿
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逆転オセロニア
ドーモ、世界のザキヤマです。
今回は、2022年11月13日に開催された、“オセロニアンの戦 2022”の中部地区予選の様子をお届けしていきます。
“オセロニアンの戦 2022”は、12月17日に行われる『逆転オセロニア』最強のプレイヤーを決める大会。“戦”としては3回目の開催となります。
本イベントでは、全国6都市で開催する予選を勝ち抜いた上位プレイヤーによるトーナメントバトルを予定。
その6回目の予選となった中部会場の様子をお伝えします。
⇒“オセロニアンの戦”リポート一覧
⇒“オセロニアンの戦2022”公式サイト
⇒大会ルール
会場となったのは、名古屋市中小企業振興会館 吹上ホール。参加者は156名、予選の対戦数は“8”となりました。
見事予選を勝ち抜き、地区大会決勝トーナメントに駒を進めたのは、以下の4名。
1位 まもちゃんだーお選手
2位 総隊長あんぱん選手
3位 明選手
4位 れんくぅ選手
まもちゃんだーお選手 VS れんくぅ選手
先攻:まもちゃんだーお選手
後攻:れんくぅ選手
まもちゃんだーお選手はセクメトリーダーの魔デッキ、れんくぅ選手は正月蘭陵王トップの神殴りデッキ。
まもちゃんだーお選手は、初手のセクメトでれんくぅ選手のフェリタ&プティを呪うことに成功。れんくぅ選手は後攻Xを選択しますが、まもちゃんだーお選手はルキアでこれを囲い、フェリタ&プティを引き出しバフコンボによる被害を回避します。
れんくぅ選手はダメージを稼いでいきたいものの、まもちゃんだーお選手は的確に特殊罠を設置。さらにれんくぅ選手は、ハロウィン・アルカードで正月蘭陵王を引き出されてしまい、火力に不安が残る流れに。同選手はフェイルノートのバーストバリア、イシュタルの捕食で凌ぐものの、最後はまもちゃんだーお選手の周年ファウストで決着しました。
先攻:まもちゃんだーお選手
後攻:れんくぅ選手
まもちゃんだーお選手は、時勝トップの暗黒竜、れんくぅ選手はセメレートップのコンバートデッキ。
れんくぅ選手は、後攻Xでレオンハルトを使用。まもちゃんだーお選手はこれをフォイムントで囲っていきます。しかし、れんくぅ選手が切りやすいアタッカーが毒コンバートのレムレスだったこともあり、暗黒竜のまもちゃんだーお選手は被ダメージを軽減。
れんくぅ選手はコンボ導線を積極的に利用していくものの、まもちゃんだーお選手の捕食によるリカバリーもあり、HPを削りにくい状況が続きます。
しかし、まもちゃんだーお選手が逆鱗のトネルムを早い段階で使えなかったことも響いたのか徐々に劣勢となり、れんくぅ選手が1戦を取り返しました。
先攻:まもちゃんだーお選手
後攻:れんくぅ選手
まもちゃんだーお選手は、セメレートップのコンバートデッキ、れんくぅ選手はルシファートップの魔デッキ。
まもちゃんだーお選手は、パラサゴンの初手から2手目にリブラエルをX打ち。対するれんくぅ選手は、リッチをE5に設置。続けてまもちゃんだーお選手は、ルシファーによるデバフの影響を受ける前、3手目でアステールとリブラエルのコンボで一気にダメージを稼いでいきます。
5ターン目、れんくぅ選手はグノーでアステールのコンボを封じることに成功。さらに異世界ルキアの蝕毒でデバフを重ねつつ、設置済みのサヤカによる罠ダメージにも期待できる状況でしたが、まもちゃんだーお選手はポーファンの3枚返しをすぐさま選択。見事HPを削り切り、決勝に進出しました。
総隊長あんぱん VS 明選手
先攻:明選手
後攻:総隊長あんぱん選手
明選手は、アルイーナルリーダーの暗黒竜デッキ、総隊長あんぱん選手は、ぬらりひょんトップの魔デッキ。デッキ相性としては、暗黒竜の明選手が有利な形です。
明選手は、早々に逆鱗のトネルムを設置。さらにドゥンラー、龍麗も使用し、魔デッキの被ダメージを大きく軽減しつつ与ダメージもアップしていきます。
HPとしては中盤まで総隊長あんぱん選手が有利な形でしたが、捕食でHPを大きく回復。シェンメイでフィニッシュし、明選手が1戦目を勝利しました。
先攻:明選手
後攻:総隊長あんぱん選手
明選手は、ぬらりひょんトップの魔デッキ、総隊長あんぱん選手はセメレートップのコンバートデッキ。
先攻の明選手は、初手のマイティからなり打ちを選択。総隊長あんぱん選手は、リブラエルのコンボをパラサゴンで発動させダメージを稼いでいきます。
明選手は手駒ロックを使うも、ここで引き出されたのはユエファ。対する総隊長あんぱん選手は、初手に明選手の置いた罠を見抜き、ノータイムでの直接返しを選択。
総隊長あんぱん選手は導線を残しつつダメージを重ねていきますが、Sアタッカーが不足している状態。最終的には明選手がエルマ・レイヤでヴィーナスのコンボを発動させ、決勝に歩を進めました。
まもちゃんだーお選手 VS れんくぅ選手
先攻:まもちゃんだーお選手
後攻:明選手
まもちゃんだーお選手は閃撃デッキ、明選手はディートリヒリーダーの天楔デッキ。
まもちゃんだーお選手は、最初期の竜駒であるドラグウォリアという、非常にめずらしい駒が目を引く編成。手駒巡りからリリースすると思われましたが、これは残しつつ発動しないトモルを切ることに。
明選手は順調に楔を生成し、安定してダメージを与えていきます。HP的には明選手が有利な形で、さらに冨岡義勇を返されないA2に設置し、閃撃による通常ダメージを大きく軽減。最後は明選手が冨岡義勇のライフバーストと周年メーティス、楔ダメージも合わせ初戦を勝ち取りました。
先攻:明選手
後攻:まもちゃんだーお選手
明選手は、ぬらりひょんトップの魔デッキ、まもちゃんだーお選手はセメレートップのコンバートデッキ。
明選手は手駒の関係から、2手目にウケモチをなり打ち。まもちゃんだーお選手は、早々にオーラバフの納涼カナリーが控えており、後の火力に期待できる駒巡りです。
両選手とも互いにコンボ導線をチラつかせつ、肉を立たせて骨を断つような展開となりましたが、勝利したのはまもちゃんだーお選手。1戦を取り返し、全国への切符の行方は3戦目に持ち越されました。
先攻:まもちゃんだーお選手
後攻:明選手
まもちゃんだーお選手は、正月蘭陵王トップの神デッキ、明選手は閃撃デッキ。明選手は初手からアルメンダリスとリュミエットが到来しており、序盤は切る駒が制限される流れと思われましたが、アルメンダリスは3手目でリリースしコンボで効果的にダメージを与えていきます。
続けて明選手は、アベルの獄炎でまもちゃんだーお選手のATKを削ぐものの、どうしてもコンボ導線が残ってしまう形に。最終的にはまもちゃんだーお選手の手にラウムシュットが到来し、これをシェムケリーとつなげ大ダメージで決着。
こうして中部会場の勝者は、まもちゃんだーお選手に決定しました。
中部予選を制した、まもちゃんだーお選手にお話をうかがいました。
【まもちゃんだーお選手:プロフィール】
予選戦績:8戦7勝
ランク:377
クラス:ダイヤモンドマスター
公式戦歴:17834勝
プレイ歴:1623日
※取材当時
――中部トーナメント、優勝おめでとうございます! 今日の手応えはいかがでしたか?
まもちゃんだーお リアイベ自体が初めてで、すごく緊張していました。ただ、“戦”に出ることを決めたときに、「自分の好きなデッキをやろう」とは思っていましたね。とくにセクメトリーダーの魔デッキや閃撃デッキは、自分なりにアレンジをして「最終的に負けてもいいから楽しもう」という精神でやりました。
──セクメトリーダーの魔デッキは、関東予選の壇上でも見かけましたが、こちらは参考にした形でしょうか?
まもちゃんだーお いえ、それとは関係なく。関東で使われたのを知ったときは「あっ、被っちゃったな」と(笑)。魔デッキ、とくに呪いが好きなんですよね。たとえばシーズンマッチで1000の倍数でキリのいい勝数に届くときには、必ず魔単で勝つというジンクスを持っているくらいです。
──筋金入りで魔を愛してしますね……! シンパシーを感じます。
まもちゃんだーお “戦”の魔デッキのトレンドとして、ぬらりひょんが人気なことはわかっているのですが、「ここぞという時にそんなのはダメだ。自分の好きなデッキじゃないと自分を許せない!」と。
──予選はどのようなデッキで回ったのでしょうか?
まもちゃんだーお 初戦こそ好きなセクメトデッキを使ったのですが、やっぱり神殴りが強い環境なので……。少しきびしいと判断し、暗黒竜を使いました。「神単が強い⇒神単をメタるデッキを使う人がいるに違いない⇒それをメタるための暗黒竜」という選択ですね。
──魔単好きとなると、暗黒竜は天敵のような存在と思います。そうしたプレイスタイルで暗黒竜を使うことには抵抗があったのでは?
まもちゃんだーお できれば使いたくなかったですね……。ただ、速攻竜はHP的にきびしいですし、虎の子の閃撃デッキはどうしても決勝の舞台で見せたかった。となると消去法で暗黒竜しかないんですよね。
──ちなみに好きなデッキが魔単と言っても魔殴りではなく、呪いなわけですよね。
まもちゃんだーお そうですね。魔でも殴りは使い込んでいません。
──そのわり……と言っては失礼なのですが、準決勝の3戦目の最後の一手、ものすごく判断が速かったことが印象的でした。デバフを受けているうえ、明らかに特殊罠が置かれている状況でしたが、あまりにスピーディで殴りデッキを使い慣れていないようには見えず。
まもちゃんだーお あそこは攻めないと後がありませんでしたし、数学自体はかなり得意なんですよ。感覚的な部分もありましたが、「4000後半はいくかな」というところでした。
──自分だったら仮に同じ選択をしたとしても、あそこまで思い切りのよい打ち出しはできないと思います。そして閃撃デッキもお好きとのことですね。そのうえで見ていた人はみんな気になっていたと思うのですが、なぜドラグウォリアを採用されていたのでしょう……?
──ヘタをすると使ったことがない、もしくは存在を知らない人すらいるかもしれません。会場が驚きと困惑が入り交じった絶妙な雰囲気になっていました。
まもちゃんだーお これこそ、自分ならではのチョイスなんですよ。3枚返しは一見きびしそうですが、先攻で風車進行をした際、しっかりチャンスがあるんですよね。
──たしかに、A2からの導線で3枚返しできる盤面はあります。ただ、トモルを捨ててまでドラグウォリアを残すというのが、なかなか意図を理解しにくく……。実際どれくらいダメージを出せるのでしょうか。
まもちゃんだーお じつは雷華の剛閃コンボにつなげると15000以上は出るんですよ。
──そこまでダメージが伸びるんですか!?
まもちゃんだーお 剛閃が通常ダメージで、ドラグウォリアはそれを参照する特殊ダメージです。雷華の最大コンボが固定4500通常ダメージなので、決まりさえすれば非常に強力です。
──期待値からすると、たしかにトモルを捨てて残す価値のあるダメージ源ですね。
まもちゃんだーお もっともあの試合では通常・特殊防御の冨岡義勇を置かれてしまいましたし、肝心のマスに雷華を打てなかったので不発でしたが……。
今回、閃撃はニルスが禁止駒になって火力が調整されていますが、「だったら、何かひとつインパクトのあるものを入れたいな」と。九州予選の壇上でリベンジが話題となったように、「俺も自分の色を出してえ!」と強く思ったゆえのチョイスでした。
──凄まじいインパクトでしたね。条件こそきびしいものの、たしかに紛うことなき逆転のロマン砲です。閃撃は使える駒が限られているので、新しく強い駒が出たらテンプレ的に入れ換えていくことが多いと思いますが、そういった視点もあるんですね……勉強になります。
まもちゃんだーお ドラグウォリアって竜なのに特殊ダメージを出せる、ものすごくめずらしい駒なんですよね。閃撃は通常・火炎・雷撃と豊富なダメージソースが特徴ですが、ここに特殊も加えられるんですよ! 閃撃デッキ相手だったら、ふつうは特殊罠を捨てますよね?
──手駒次第ではすぐに切りますね。まさか閃撃から特殊が飛んでくるとは思いませんから。意識外すぎます(笑)。
まもちゃんだーお ステータス面ではマイナスになりますが、閃撃自体がかなりHPが高いので、そこまでは気にならないかなという感じです。「負けてもいいから爪痕を残したい!」と思って決勝まで温存していたくらいです。
──僕としてはそういった運は絡むものの、状況がハマればすさまじく強い選択は大好物です。ちなみに今回の中部予選で、まもちゃんだーお選手を含め8名のファイナリストが揃ったことになります。意識している選手がいればお聞かせください。
まもちゃんだーお 多くの公式大会で名前を見かける、しょうた@大トロ選手はとくに怖いですね。もちろん、みなさん警戒はしていますが(笑)。とくに耐久相手が得意ではないので、今回もギリギリまで全デッキにアンチヒールやアンデッドを積んでいたくらいです。
──全デッキとは、また思い切ってますね……!
まもちゃんだーお 「いちばん強いのが神殴り」という前提で進めると、読みとして違うかなと思い結局は採用しませんでしたが、「暗黒にも当たらないでくれ!」と祈っていました。
──これまでの会場でお話をうかがった全国進出者の方も、口を揃えて「神単が強い」と仰っていました。全国でも「どの段階で神単を使うか」には引き続き注目が集まりそうです。それでは、決勝戦に向けて意気込みをよろしくお願いいたします。
まもちゃんだーお 初めてのリアイベからの全国出場で緊張の連続です。とはいえ優勝したからには中部代表として、自分なりのプレイができるよう、がんばっていきたいと思います!
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