【スマホとゲーム機どっちで遊ぶ?#40】スマホ版は適宜使えるオート機能が便利!ローグライクRPGの『ドラゴンファングZ』

2022-10-30 13:00 投稿

見た目はかわいく、歯応えたっぷり

スマートフォン・タブレットと別機種で配信されている作品を比較していく企画の第40回。

今回扱うのは、毎回変化するダンジョンに挑むターン制のローグライクRPG『ドラゴンファングZ 竜者ロゼと宿り木の迷宮』(以下、『ドラゴンファングZ』)。

比較に使用したのはiOS版とニンテンドースイッチ版。ゲーム紹介ではiOS版の画像を使用していく。

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【価格】
iOS:1600円(税込)
Android:1220円(税込)
ニンテンドースイッチ:2400円(税込)
プレイステーション4:2444円(税込)
Xbox One:2445円(税込)
PC(Steam):2570円(税込)

『ドラゴンファングZ』とは
・ターン制で自動生成ダンジョンを攻略するローグライク
・壁に囲まれていない状況でバフが発生するので立ち回りが特殊
・敵からドロップするファングの装備で使用できるスキルが変化

スマートフォン版と他機種版の違い
・スマホ版は他機種版よりも安価
・スマホ版にはボス戦をくり返し遊べるモードなどが追加
・スマホ版は階段への移動などを自動操作に任せることが可能

独自要素“ファング”でひと味違ったローグライクを

『ドラゴンファングZ』は、ターン制で移動や攻撃を行い、ダンジョンに挑むたびに地形や出現する敵、アイテムが変化、そして死ねばすべてを失ってやり直しというローグライクRPGだ。

武器や盾、回復などの効果を持つ薬や振ったり投げたりすることでさまざまな効果を発揮する杖、アイテムを収納することで何かしらの効果を発揮する箱など、登場するアイテムにもおなじみのものが多く、いわゆるローグライクものとして遊びやすい作品になっている。

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▲敵と主人公が交互に動く。ベースは王道ながら、本作独自の要素によってひと味違うゲーム性が楽しめる。

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▲主人公のロゼと相棒の妖精が迷宮の攻略に挑む。

本作独自の要素として、まずはファングの存在が挙げられる。

ファングはモンスターを倒した際に確率でドロップし、装備することでモンスターの持つ能力を身に付けることができる。

ファングには装備するだけで効果を発揮する能力と任意で発動させるスキルがあるほか、ささげるというコマンドで消費することで、能力の強化や各種バフ、デバフを発動させることもできる。

ファングのスキルはHP回復や敵への大ダメージ、あるいは状態異常の付与など多岐にわたり、武器や盾とはまた違った角度から戦いに影響を与えるアイテムだ。

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▲ファングは最大3つまで装備可能。何をささげ、何を装備するかの選択もなかなか悩ましい。

ファングのスキルは発動回数に制限はないものの、スキル発動にはチャージ値を貯める必要がある。

このチャージ値とも関係してくるのが、“竜人結界”の存在だ。

本作ではロゼの周囲8マスに壁や障害物がないとブレイブ状態になり、クリティカルヒットが確率で発動するようになるほか、スキルのチャージが貯まり、ブレイブゲージも上昇する。

ブレイブゲージは一部の武器などが持つ効果を発揮する条件になっており、活用すればかなり有利に立ち回れる。

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▲ローグライクでは通路など敵に囲まれない場所で戦うのがセオリーだが、開けた場所で戦うリスクにメリットを与えたのが本作の特徴だ。

ローグライクの定番として空腹度などの時間制限的要素があるが、本作では“竜の時”というものがそれにあたる。

行動に応じて数字が減少し、0になってしまうと行動するたびにHPが減少してしまう、というのはお約束通りだが、回復手段は少々異なる。

竜の時を回復できるアイテムも存在はするものの、本作では階段を下ってつぎの層に進めば一定量は自動で回復するため、プレイ序盤から食料不足で倒れてしまうようなケースは少なくなっている。

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▲画面左上にある数字が竜の時。数字がある状態ならターン経過に応じてそれなりに早いペースでHPが回復する。

遊び心地はローグライクのベースに近く、それでいて竜人結界などの存在によって本作独自の立ち回りも生まれてくるため、このジャンルに慣れた人でも新鮮に楽しめる作品となっている。

最序盤こそ楽に進められるものの、少しプレイを進めると強烈な洗礼を浴びせてくれるので、ガッツリとローグライクを遊びたい人も要チェックだ。

スマホ版は安価&追加要素アリ!

『ドラゴンファングZ』のスマホ版は他機種版より後に配信されており、配信に伴い各種追加要素が盛り込まれている。

主人公の外見を変更できる機能が加わっているほか、ボスとの戦い何度でも楽しめるコロシアムモードも追加、さらには一部ダンジョンに何度でも持ち込める課金アイテムのファングも登場している。

課金ファングは持ち込んだ後もダンジョンから出ると再度使用可能になるので、死亡時にロストしてしまうことを恐れずに持ち込めるのが魅力だ。

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▲ファングは1個ずつ販売されており、値段も少額。

上記はスマホ版独自の追加要素だが、それに加えて他機種版とのプレイ感を大きく変えているのが、自動操作の存在だ。

ダンジョン内での探索中にオートボタンを押すと、そのあいだは移動や敵への攻撃を自動で行うようになる。

探索が終わった後の階段に向かう移動など、事務的に行う操作をオートに任せられるため、プレイはかなり快適になる。

ただし、敵と1マス離れた状態でオートボタンを押すと敵に近づいていって先制攻撃を食らってしまうなど、便利すぎない程度の動きになっているので手動操作の出番も奪うこともない。

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▲オート操作にしている状態で指をスライドさせると倍速モードにできるので、移動時間を短縮できるのも便利。

他機種版はコントローラの各ボタンに向きの変更や矢による攻撃などが割り当てられているため、操作に慣れればかなり感覚的に動かせるのが魅力。

スマホ版はタップで移動先を指定する際、攻撃などの操作ボタンと移動したい場所が重なると誤操作につながる場合もあるが、これは移動操作を一度で済ませずに動けば避けられる問題だ。

そのほかの面でもプレイしていてとくに不便な部分はなく、操作性の面では大きな差がないと言える。

また、後発ということもあってか値段に関してはスマホ版が他機種版に比べて大幅に安くなっており、より手軽にプレイを始められるようになっている。

大画面やコントローラ操作にこだわるかがポイント

『ドラゴンファングZ』は他機種で配信されていたものがスマホ版に移植され、その際に追加要素が盛り込まれた作品だ。

スマホ版は単純に要素が増えているうえに値段も安くなっており、操作性でも他機種版と比べて大きな差はない。

基本的にはスマホ版で遊ぶのがオススメだが、大画面で遊びたい、操作ボタンでダンジョンや敵が見えにくくなるのが嫌、コントローラで遊びたいといった人は他機種版を選ぶといいだろう。

なお、本作では追加ダンジョンがDLCとして配信されているが、こちらはスマホ版でも他機種版でも変わりがないので、どちらを選んでも同じように楽しむことができる。

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