『逆転オセロニア』いちこ(お泊まりスクープ)/世界のザキヤマが独断と偏見で選ぶ推し駒`s 【FILE215】
2024-07-13 19:00
2022-07-30 19:00 投稿
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逆転オセロニア
ドーモ、世界のザキヤマです。
今回は魔闘化オルロ・ソルシエ(以下、魔オルロ)についてです。オルロ・ソルシエそのものは、2017年5月1日の実装とけっこうな古株。とくに竜闘化は強力な最大3倍バフコンボがあることから、ダメチャレ決戦でお世話になった人も多いのではないでしょうか。
なお、今回ピックアップする魔のオルロは混乱持ち。スキルとしては白の塔34階でおなじみですね。登場初期は神単での攻略が基本でしたが、理不尽にも思えるランダム性に苦戦した人はたくさんいそうです。当時の僕はやり直しまくって発狂していました。
そんな混乱ですが、かつてブログで取り上げたこともあります。
上記の記事は2年以上前のもの。「混乱はまだ4体しかいないのだ!」とか記事内で言っていますが、いまだに変わらず4体しかいません(魔オルロ、闘化ブライダル・ドルシー、闘化ヴィルニー、闘化フィオーナ)。
混乱に共通するのは、何かとスキル条件が重いこと。これもある意味当然でして、手駒ロックのように「使う駒を限定される」のであればともかく、「打ったらどこに飛んでいくのかわからない」というのは、盤面が重要なゲーム性においてかなりの脅威となります。
これもあるのか、「単体で4枚すべて混乱させる」というステージ専用駒のような極悪キャラは流石にいません。混乱キャラ2枚を組み合わせれば4枚すべての混乱も見込めますが、そこまでやるのはおもしろが過ぎます。
なので受けた際に盤面を重視するならば、混乱を付与されていないキャラを使わざるを得ないという点で、手駒ロックの亜種みたいなものと言えますね。
こうした点も踏まえ混乱の総括は、「状況次第では非常に強力だが、運がよければそうでもない」というところに落ち着きます。これもあって「A駒で1ターン1枚混乱とかいてもいいのでは?」と思わなくもないですが、ここまで登場しないからには理由があるかもしれません。何かしらヤバいシナジーが生まれてしまうから、とか。
というわけで本題の魔オルロですが、こちらは自分の魔駒が4体以上の際に使える、3枚混乱×2ターンというもの。コンボは通常依存の1.4倍特殊と、固定や囁き系ダメージが多い現環境からすると、時代の流れを感じる性能となっています。
ただ、魔オルロの魔駒4体以上の条件ってかなりきびしいんですよ。実装当初はもちろんですが、混乱を取り上げた2年前の環境でも「終盤で使えるようになって相手に選択を迫る⇒焼け石に水でHPが足りなくて押し切られる」という状況が大半でした。
ところがいまはどうでしょうか。魔オルロの強みは、この手のキャラにしてはめずらしく魔単条件がありません。そして魔駒を含めたうえで長期戦をやらせるタイプのデッキは、近年当たり前になっています。
そして何より最近やたら見かけるようになった、召喚で罠を増やせる進化シアンとの相性がメチャクチャいいんですよね。
ちなみに今回のブログですが、「混乱はやっぱりうまくキマると気持ちいいですね! シアンデッキのテンプレはS駒がある程度固まってるし、リペアとの組み合わせがとくに強いけど、昔より発動しやすいから改めて魔オルロを使ってみてはいかが?」という感じで締めようと思っていたんです。
そうしたら書いている最中、タイムリーでこんなニュースが流れてきまして。
「シアンと(スキルでの)リペアの同時編成、シズマとかでは8月1日からダメだよ」という内容です。コンボでリペア可能な駒は対象外ですが、即効性がない点で免れたといったところでしょうか。なお、アレスはもともとシズマでのサブ編成が禁止されているので、ここには組み込まれていません。
この決定、実質的な弱体化なので賛否両論はあると思いますが……、まあ納得の結果ではあります。組み合わせとして明らかに強かったですし、相手が暗黒竜とかではないかぎり、一方的な展開になることもしばしば。
動画ではシアン自体の使用率は落ち着いてきているとのデータも公開されていましたが、不健全な環境になる前に「待った」をかけたのは英断だったかと。近年の『オセロニア』のこうした柔軟な対応、とても好ましく思います。
ただ……いや待て。「リペア枠がいなくなったら、混乱が入る余地もあるのでは?」ということになるんですよね、混乱推しの立場からすると。
「じゃあ、実際にリペア抜きでガチ環境に挑んだらどうなるんだ?」というところで、早速シーズンマッチに潜ってみました。
魔オルロ1回目の混乱に対し、お相手はかかっていない駒をリリース。この場合は実質的な手駒ロックですね。敢えて混乱した駒でツッパって、盤面がメチャクチャになったら目も当てられないですし。
魔オルロ2回目のスキルに合わせ、こちらは手駒で控えていたルキアを使用。「混乱した駒を強制的に引きずり出す」という古くから伝わる混乱の定石ですが、これがうまいことハマり一気に有利に。
もちろん、運が悪いと混乱していないキャラにロックがかかってこちらが台なしになるのですが、このようにバッチリ決まったときの爽快感こそ、混乱の醍醐味ですね。
こんな感じで何度か遊んでみたのですが、「あれ……? 混乱ってこんなに舞えたか?」とちょっと疑うレベルには善戦できました。
これは相性のよいシアンが登場したことはもちろんながら、「昔より盤面進行やデッキテンプレが洗練された結果、一手のミスがより致命的に」、「だからこそ、混乱のようなスキルが相対的に刺さるようになったのでは」とも感じました。
スキルでのリペア禁止でシアンデッキの猛威は弱まることが予想されますが、「リペアが入らないなら、いっそ!」と思い切って、8月からは魔オルロも検討してみてはいかがでしょうか。安定性は一切保証できませんが、昔より遥かに発動しやすいので改めて使ってみるのも一興ですよ!
……うん、けっきょく「前より現実的に使えるようになった」というオススメポイントは変わりませんでしたね(笑)。なんにせよ、とくに当時の扱いにくさを知っている人ほど、改めて楽しんでいただきたくはあります。それではまた!
【“世界のザキヤマが独断と偏見で選ぶ推し駒`s ”のまとめはこちら】
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