【スマホとゲーム機どっちで遊ぶ?#23】スイッチ版はネコ成分がより濃厚!大乱闘で最強のネコを決める『暴れん坊ニャンコ』

2022-07-03 13:00 投稿

ネコによるネコのための大乱闘

スマートフォン・タブレットと別機種で配信されている作品を比較していく企画の第23回。

今回扱うのは、ネコたちが屋内外で戦ったり家具を壊しまくったりと暴れまわる『暴れん坊ニャンコ』。

比較に使用したのはiOS版とニンテンドースイッチ版。ゲーム紹介ではiOS版の画像を使用していく。

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【価格】
iOS:490円(税込)
Android:490円(税込)
ニンテンドースイッチ:2310円(税込)
PC(Steam):2440円(税込)

『暴れん坊ニャンコ』とは
・ネコによる乱闘&家具破壊バトル
・最大4人でのローカルマルチ対戦
・ネコの着せ替えや触れ合い要素もアリ

スマートフォン版と他機種版の違い
・スマホ版は他機種版よりも値段が安い
・他機種版は試合中にカメラモードでの撮影が可能
・他機種版はネコに服を着せられるなど、触れ合い要素が多い

ネコと和解せよ

『暴れん坊ニャンコ』は、ネコを操作して乱闘や器物損壊などのルールで戦うパーティー向きのアクションゲームだ。

最大4人でプレイすることができ、部屋のなかや雪の積もった庭などを舞台にネコたちの大乱闘が楽しめる。

本稿執筆時点で他機種版にオンラインモードは実装されておらず、スマホ版もマッチングが進まなかったため、基本的にはローカルマルチで遊ぶタイトルと考えるのがいいだろう。

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▲ジャンプや攻撃、ガードといったアクションがあるが、基本的にはガチャプレイで楽しめる。

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▲条件を満たして勝利したネコはどういうわけか天に昇っていく。

本作には“乱闘”、“王冠コントロール”、“器物破損”、これらのモードをランダムかつ連続で競う“パーティーモード”、そして一風変わった“キャットフード防衛”のモードが用意されている。

乱闘モードではその名の通りネコとネコの乱闘がくり広げられ、相手のネコにネコパンチをかますなどして互いにダメージを与えていく。

一定のダメージを受けるとダウンして残機が減少し、最後まで残ったネコが最強の称号を手にする。

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▲画面左上に表示されているアイコンの色でダメージ状況が把握できる。

王冠コントロールではフィールドに王冠が出現し、王冠を装備するとネコの移動スピードが落ちる代わりにパワーが強化される。

王冠を一定時間装備してゲージをフルチャージすれば勝利となるが、ほかのネコの攻撃を受けると王冠が吹き飛んでしまうため、はげしい王冠の争奪戦が展開される。

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▲王冠を取ったネコには某国民的アニメを思わせるオーラが発生し、ワンパンで相手をノックダウンできるようになる。

名前からして独特な器物損壊モードでは、ネコたちがターゲットにするのはお互いではなく、フィールド内に存在する家具などのアイテム。

このモードではオブジェクトを攻撃、破壊することでポイントがゲットでき、ひたすらに暴れまわって最大の被害を出せたネコの勝利となる。

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▲オブジェクトを殴るたびに被害金額、もといポイントが表示される。

そしてキャットフード防衛は、その名の通りネズミやアライグマなどの外敵からキャットフードを守るモードだ。

ウェーブごとに一定数の敵が出現し、3ヵ所に配置されたキャットフードをどれだけ守っていけるかを競うサバイバルモードのようなものになっており、こちらはほかのモードと違ってほかのネコと共闘していくことになる。

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▲画像はニンテンドースイッチ版のもの。ネズミはワンパンで倒せるのだがアライグマはタフなうえに攻撃もしてくるなど、なかなかに厄介。

これらのモードに加えて、好きなネコを呼んで写真を撮ることができる“猫部屋”が用意されているほか、ユニークな要素として音楽モードの切り換えが存在する。

通常はネコゲームらしくかわいらしいサウンドなのだが、音楽モードをメタルに切り換えることでBGMや効果音がはげしいギターサウンドに変化するのだ。

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▲メタルモードにすると画面の端に炎が噴き上がる。なぜメタルなのかは謎だ。

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▲後述するが、猫部屋はスマホ版と他機種版で内容が異なっている。

安さのスマホ版、多機能の他機種版

『暴れん坊ニャンコ』のスマホ版と他機種版を比べたときに、まず目につくのは値段の違い。

他機種版は約500円のスマホ版に比べて2000円以上と値段が大きく異なるが、そのぶん機能も多く用意されている。

スマホ版の猫部屋は用意されたネコを呼び出してポーズを取らせて撮影、といった要素になっているが、他機種版では“引き取る”という形で名前や体形、毛並みや毛の色などを設定したネコを作成することができる。

また、他機種版ではネコに服を着せることもでき、よりかわいらしく着飾ることも可能だ。

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▲名前も含め好みのネコを作成できるのはうれしい。

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▲服はカラーバリエーションを選ぶだけでなく、自分で色を設定することもできる。

ネコとの触れ合いに関しても違いがあり、エモート(ポーズ)機能はスマホ版独自となる一方、スイッチ版ではカーソルを使ってネコをなでたり、おもちゃを投げて遊ぶことができる。

ゲーム性に関わる部分ではないが、メインであろうネコ成分を味わえる方法が異なるのは注目のポイントだろう。

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▲1枚目がスマホ版、2枚目がスイッチ版。スマホ版はポーズを取らせながらカメラを自由に動かせるのが特徴だ。

乱闘などのゲームモードはどの機種でも共通だが、スマホ版のパーティーモードとキャットフード防衛はプレイヤーが揃わないと開始できないため、好きなタイミングでプレイするのがむずかしくなっている。

他機種版ではパーティーモードでもCPUと対戦でき、キャットフード防衛はひとりでもプレイできるため、全モードを好きなタイミングで遊ぶことができる。

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▲スマホ版はマッチングしないと一部のモードでゲームを開始できないのは少々残念なところ。

また、試合中の違いを見てみると、他機種版はコントローラのボタンにアクションが割り当てられており、各種攻撃の使い分けができるようになっている。

対人戦の戦略性(?)は他機種版のほうが深く追及できるだろう。

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▲前述の通りガチャプレイでも楽しめるのでスマホ版も不便ではないが、他機種版はエフェクトも派手なので見た目もおもしろい。

操作性の違いもあるが、他機種版の目玉とも言える最大の特徴は、試合中にカメラモードを起動できることだろう。

カメラモードでは時間を停止、あるいはスローで進めながらカメラを自由に動かして撮影できるため、ネコたちが暴れる様を思うままに眺めることが可能だ。

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▲プレイ中の見下ろし視点とは異なるアングルから眺め、さらなる躍動感を味わえる。

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▲フィルター機能でエモさを追及するのもアリだ。

値段が上回るぶん要素が多い他機種版だが、今回使用したニンテンドースイッチ版では気になる部分も見られた。

ゲーム内のオブジェクトは物理演算によって動き回るため負荷が高くなるのか、乱闘モードなどをプレイしていると処理落ちが発生したのだ(スマホ版では発生せず)。

このあたりは今後のアップデートで改善されることに期待したい。

ネコ成分を求めるなら他機種版!

『暴れん坊ニャンコ』はゲーム性で言えばスマホ版と他機種版とで大きな差はないが、ネコを愛でるという点で言えばカメラモードや服を着させられるなど機能が多い他機種版に軍配が上がるだろう。

また、ニンテンドースイッチ版であれば本体とコントローラさえ用意すれば友だちを誘ってプレイしやすいのもポイント。

パーティーゲームの色が強い作品でもあるので、多人数で遊びやすい(人に薦めやすい)のは大きいと言える。

一方でカメラモードにこだわりがなく、手軽に遊びたいのであればスマホ版を選ぶのもアリだ。

マッチングの面でやや難があり、CPUの思考も賢いとは言えないので、遊び応えを求めるなら友人を誘うなど対人プレイの環境を整える必要はあるが、条件を揃えられれば十分に楽しめるだろう。

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