『ピクミン ブルーム』リアルコミュディ大波乱!! 現場に立ち会い感じた再発防止策とユーザーへの対応を考える【プレイログ#165】

2022-06-26 20:00 投稿

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ピクミン ブルーム

困惑する2転3転した現場の対応

2022年6月25日(土)、位置情報ゲーム『ピクミン ブルーム』国内では初のリアルコミュニティ・ディが明治神宮外苑“にこにこパーク”とその周辺で開催。

雨天時にのみ出現するデコピクミンが狙えるのはもちろん、オリジナルのグッズを配布するなど、ファンにとってはまたとない1日になるはずだったのだが、現場は最悪の事態を招いてしまう。

プレイログ165回目の今回は、起こるべくして起こってしまった混乱と対応の振り返りを前半で。後半では現場に立ち会った1プレイヤーの目線で再発防止策を考えていく。

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見込みの甘さと曖昧なアナウンス

当日、筆者が最寄りの信濃町駅に到着したのが朝7時

そのまま会場だった“にこにこパーク”に向かってみるとすでに待機列ができ始めていた

その後、別件で現場を離れ8時半に戻ってきたときには信濃町駅方面に向かって行列が伸びていたという状況だ。

筆者からすればこうなることは想定内だったが、準備を進めるパーク内では想定外といった空気

10時からの開始を前倒しでっという話し合いはこの段階で決まり、スタッフ間の打ち合わせも同時に進められてた。

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▲これは8時半過ぎに撮影した頒布ブース。ここまでたどり着けたユーザーはどれくらいいたのだろうか。

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▲筆者が見た限りアルバイトを思われるスタッフの数は多くて30人といったところ。そのうちTシャツを頒布するテントに5名前後、その周辺の誘導に数名ほど。残るスタッフがパーク外に広がっていたと思われる(正確な数は不明)。

もともとTシャツは先着制かつ5000歩を達成していることが条件であり、サンバイザーとポストカードに関して来場者に配られる予定だった。

しかし、これが何着分あるのかがまったく告知されず。

ユーザーからすればもらえると信じて並ぶしかないという状況だったはずだ。

しかも、サンバイザーとポストカードの配布は急遽中止

それを知らないユーザーがアルバイトのスタッフに詰め寄り、対処に困ったスタッフが数枚ほど配布をしてしまったところを運営に止められるといった場面もあった。

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▲サンバイザーとポストカードは配布しないという決定に困惑。開催前のアナウンスだけを頼りに並びTシャツを受け取ったユーザーは“どこなんだ”と探してた。

また、今回の混乱(行列)に警察も動き出すのだが、「何のイベントなのか」と聞きに来るということは事前に説明がされていなかったのではないかという疑惑も出てくる。

激怒するユーザーたちと聞き取りに来る警察。2転3転する運営の決断、そのあいだに立たされてしまったアルバイトのスタッフもたまったもんじゃなかったはずだ。

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▲Tシャツを受け取るには5000歩を達成していることが条件になっていたが、それを知らなかったのかブース前で引き返すユーザーも多かった。なお、条件を満たしているスクショを流用するといったユーザーたちの会話も耳にしたが、その辺の見極めがスタッフにできていたのか疑問も残る。

さらに、当日のアナウンスもTwitterを通じてのみと一方的だ。

じつは、10時早々に公式から“Tシャツは配布終了の予定ですが、並んでいるユーザーにはサンバイザーとポストカードをお渡しします”といった内容のツイートが行われている。

しかし、並んでいるユーザー全員がTwitterを利用しているとは限らないし、あの炎天下でスマホを起動し続けているなんて保証もない。

挙げ句、伝言ゲームのように情報がネジ曲がって広がり、ただ並ぶしかないユーザーたちはただただ混乱するし、挙げ句中止となれば怒号が飛ぶのも当然だろう。

せめて拡声器なりを使って現在の状況を使えることができればと思うのだが、来場者の数や雇用するスタッフの数などを想定できていなかった運営側がそれを事前に準備できるわけがなかったということだ。

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▲「見ているだけでなにもしないスタッフたちがパーク内にいる」と激怒していたユーザーらにひとつ、誤解のないよう説明しておきたいのだが、おそらくそれは筆者を含め撮影に来ていた第三者、もしくは当イベントのためにパークを提供してくださった管理者さんたちだ。何も手出しができない、こっちも状況が知りたいという気持ちだったことは理解していただきたい。

来場者数と配布数を把握するための運営

今回のTシャツは先着制であった以上、当然並んでいる全員に配布できるわけではない。

先述した通り、そうであれば何枚準備しているのかを事前に告知すべきだし、最低限並んでいる列に対して“ここまでおしまいです”と伝え、不要な列ができないようサポートする必要もあった。

っと終わってしまったことにアレコレ言っても仕方がない。

ここからは今後に向けての対策だ。

まずひとつ目が“整理券の配布”案。

これなら整理券を受け取った後、安心して指定の歩数を歩きに行けるし、今回のような行列も十分回避できる(聞くところによれば、配られていた地域もあったらしい)。

そしてふたつ目が”有料制”にするという案だ。

ゲーム内チケットを販売して売れた数だけ配布物を準備すればいい。

もちろんその逆、配布できる数に合わせた数量限定のチケットを販売したっていいだろう。

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▲せっかくビッグフラワーの開花時間が短縮、雨天時の苗が狙い放題だったのにそれどころではないユーザーも多かったはず。来場する以上は安心できる環境がいいよね。

なお、さっそくTシャツが転売されている件について。

これに関してはとても制御が困難ではあるが、たとえばTシャツにユーザー名を書いてもらい、それがプロフィール画面上のものと同じであることを確認してから渡すとか、何かしらの工夫はできそうだ。

いろいろ物申したいのは筆者も同じ。

今後、Nianticと直接今回の件を話し合い、解決していくための道を探っていきたいところだ。

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⇒『ピクミン ブルーム』プレイ日記まとめ

P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら

ピクミン ブルーム

対応機種iOS/Android
価格無料(アプリ内課金あり)
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ジャンルその他
メーカー任天堂/ナイアンティック
公式サイトhttps://pikminbloom.com/ja/
公式Twitterhttps://twitter.com/PikminBloom_jp
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