ゴルシウィーク開催記念!ゴールドシップってどんなウマ娘/競走馬?エピソードを探ってみた

2022-05-03 12:00 投稿

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ウマ娘 プリティーダービー

ゴルシの伝説(?)&逸話(?)にクローズアップ!

ゴールデンウィークで世間はお休みムードですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』では今年も“ゴルシウィーク”が開催されており、ゴールドシップによる、さまざまなキャンペーンが行われています。

そこで今回は、アニメ版・ゲーム版はもちろん、モデルとなった史実馬にも焦点を当てて、いろいろな側面から“ゴールドシップ”という存在を深掘りしていこうと思います!

ファンから愛される黄金の不沈艦・ゴルシは、改めて見るとどのような存在なのでしょうか?

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じつはイケメンな“アニメ版ゴルシ”

 
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ゴルシのキャラが映像として見られるようになったのは、アニメ『ウマ娘 プリティーダービー』Season1から。

なぜかつねにルービックキューブを持ち、チームのみんなとは異なる謎の特訓をし、レースでは焼きそばや弁当を売り……。理解が追いつかない挙動から強い存在感を見せてくれたゴルシですが、最近ではその傾向もエスカレートしているため、アニメ版(Season 1)のゴルシは少し大人しく感じますね。

 
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真面目なシーンではちゃんとシリアスモードになれるのも、アニメ版ゴルシの特徴。イケメン……!

またアニメ版では、やたらと目を刺される描写が多くなっていますが、史実馬・ゴールドシップも調教中に跳ね飛んだウッドチップが目に当たって負傷していたというエピソードがあるので、これをモチーフにしている可能性がありますね。

▲Season1のオープニングで走っているのは、桜の季節+右回り+誰も走っていない内を豪快に突き抜けていることから、おそらく皐月賞。後方にいたはずなのに気づいたら先頭に来ていたことから、通称“ゴルシワープ”と呼ばれています。

Season2からは、ストーリーがなかなかにハードなこともあって、シリアスゴルシちゃんもそれなりに多めになりました。

そしてトウカイテイオーのためのステージ作りでは、衣装をデザインし、舞台を作るために溶接作業したりと多才な部分も見せてくれています。

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▲「あんなところにドーナツ屋さんが!」

ちなみに、劇中に登場した車椅子“ゴルシちゃん号2号”には、モデルがあるらしいですよ。

破天荒キャラ全開な“ゲーム版ゴルシ”

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ゲーム中では、その破天荒ぶりにも磨きがかかっています。もはや彼女の口から紡がれる言葉の何が本当で、何が冗談(?)なのかも不明で、個性的なウマ娘たちの中でも、異彩を放っていることは間違いありません。また唯一、学年設定が判明していないウマ娘でもあり、そこも彼女のミステリアスさを助長していますね。

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自身の育成シナリオでも暴れまくりで、まともな理由で出場していないし、トレーニング項目は勝手に決めるし、ストーリーイベント・幻想世界ウマネストではウマ王になるし。やりたい放題のゴルシの姿を見て、笑ったトレーナーたちも多いのではないのでしょうか。

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何かと奇行が多いウマ娘ではあるのですが、根に深い優しさを持つのもゴルシの特徴です。

メインストーリーでは落ち込むメジロマックイーンを気にかけるといった一面を見せており、これに胸を打たれた人も多いと思います。

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▲ここ好きシーン。やはり、このふたりの絡みはいいですね!

破天荒な言動に目が行きがちなゴルシですが、じつは頭がいいような描写も非常に多いですよね。常識人のような振る舞いも見せるところから、個人的には常人には理解が難しい天才型な存在なのかもしれません。

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▲頭痛イベントではお嬢様口調になるゴルシ。育ちの良さが出てきているのか!?

このように多様な側面を見せてくれるゴールドシップですが、だからといってキャラブレをしているようには思わせないのもひとつの特徴でしょう。ここで取り上げたアニメやゲームのほかでも、いろいろな面を見せてくれており、その都度ゴルシの新たな一面を見せてくれています。

●いたずら好きで可愛らしい姿をよく見せてくれる『うまよん』版ゴルシ
●じつは歌詞がやたら重いことで有名なキャラソン『Goal To My SHIP』を歌う、CD『STARTING GATE』版ゴルシ
●ゲーム版に性格が近く、なぜか寿司を握ったりしている、マンガ『STARTING GATE!』版ゴルシ
●ゲームリリースまでコンテンツを支えた“ぱかチューブっ!”版ゴルシ

このようにマルチメディア展開をしている『ウマ娘』では、そこでしか見られないウマ娘たちの側面が描かれることが多々あります。気になる人はいろいろな『ウマ娘』コンテンツを楽しんでみてはいかが?

ゲーム版よりも破天荒!?モデルとなった競走馬・ゴルシ

ウマ娘・ゴールドシップのモデルとなった競走馬・ゴールドシップについても、深掘りをしていきましょう。ウマ娘・ゴールドシップがどんなに変なことをしても「まぁゴルシだから」で通るのは、このモデルとなった競走馬・ゴールドシップの存在と、彼が持つさまざまな逸話、伝説が残っているためです。

では、史実馬であるゴールドシップはどのような競走馬で、どのような伝説を残しているのでしょうか?

しかしその前に、まずは生い立ちと、基本的な情報を確認していきましょう。

父にステイゴールド、母にポイントフラッグ(母父:メジロマックイーン)という血統に生まれた競走馬・ゴールドシップ。どんな馬場や状況にも耐えうるタフネスとスタミナが特徴で、それを活かしたロングスパートで後方から一気に捲るスタイルを得意としていました。

生涯成績は28戦13勝、うちG1で6勝を上げています。成績だけ見ても非常に強いことがわかりますね。

中でも、誰も行かない荒れたインコースを走って勝利した皐月賞、規格外のロングスパートで勝ちをもぎ取った菊花賞・天皇賞(春)などは、いまでも語り継がれる名勝負として人々に記憶されています。

成績だけを見れば優等生のようにも思われますが、競走馬としてのゴールドシップは、かなりの神経質だったようで、そこに起因する気性の激しさでも有名です。基本的な能力は極めて高いはずなのに、レースの途中でやる気を無くして失速してしまうこともあり、負けるときはとことん負ける馬でもありました。

宝塚記念の3連覇がかかった大事なレースではゲートで立ちあがって出遅れ、結果は15着。約120億円の馬券が紙切れとなってしまったことで、当時の一面を賑わし、有名な事件となりました。

▲悲鳴が聞こえる気がする……。

そして歳を取るにつれてその繊細さも増していき、晩年には外部からの刺激をとにかく少なくするようにと、メンコ、ブリンカー、シャドーロールと矯正馬具をこれでもかと装着するように。加えてゲートに入る際には目隠しもされ、さしずめフルアーマーゴルシといった感じ。

こうした気難しい一面も見せるゴールドシップですが、関係者からは「非常に頭がよかった」とも語られています。ゴールドシップの神経質さや気難しさは、頭の良さからくる行動だったのかもしれませんね。

アニメ・ゲーム版のゴールドシップが天才型として描かれることが多いのは、モデルとなった競走馬・ゴールドシップの姿が強く影響していることを実感させられます。

負けず劣らずのクセものばかり!
ゴルシと関係のある競争馬たち

競走馬・ゴールドシップの逸話などを確認したところで、ゴールドシップと関係のある競走馬たちも少し紹介していきましょう。

◆ステイゴールド

ゴールドシップの父親に当たる競走馬です。ゴールドシップは葦毛なのに名前に“ゴールド”と入っているのは彼から名前の一部をもらっているからですね。ステイゴールドは稀代のシルバー&ブロンズコレクターで、大きなレースに出続けているのになかなか勝てない馬でした。

そのため、おもな勝ち鞍(1着になったレースのこと)がずっと“阿寒湖特別”で、阿寒湖さんと呼ばれるようになっていたのですが、最後の最後で海外G1に勝利するという大記録を打ち立てています。こうして逸話も多いステイゴールドですが、逸話が多くなる何かしらの要因はゴールドシップにもしっかりと引き継がれているようです。

またかなりの気性難であり、この性質もゴールドシップをはじめとした子どもたちにも受け継がれています。良く言えば、個性派ばかりの血筋ということですね。

ちなみに、ウマ娘のゴルシは“ナカヤマフェスタ”とよくいっしょにいますが、ウマ娘・ナカヤマフェスタのモデルとなった史実馬・ナカヤマフェスタもステイゴールド産駒です。彼女たちのウマが合うのは、同じ血を引いているからかもしれませんね。

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▲今後も、ふたりがどんなエピソードを紡いでいくのか楽しみですね!

◆メジロマックイーン

『ウマ娘』作中では、ゴールドシップがなにか運命的な縁を感じているメジロマックイーン。それもそのはず、ウマ娘・メジロマックイーンのモデルとなった史実馬・メジロマックイーンは、史実馬・ゴールドシップのおじいちゃんなんですよね。

父ステイゴールド、母父メジロマックイーンという血統は、“黄金配合”や“ステマ配合”と言われ、一時期はめちゃくちゃ強いと言われていました。騎手を振り落とす暴れん坊な三冠馬・オルフェーヴルや、その兄でありガチで人を襲いにくるドリームジャーニーも、父にステイゴールドを持ち、母父にメジロマックイーンを持つ黄金配合の生まれです。

ちなみに、ステイゴールドの父であるサンデーサイレンスとメジロマックイーンは、とても仲が良かったらしいです。なにか、運命的な巡り合わせですね。

 
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▲おじいちゃんと一緒に遊びたい孫と考えると、結構かわいく見えてきます。

◆トーセンジョーダン

『ウマ娘』においては、ゴールドシップとの絡みがかなり多いウマ娘ですね。モデルとなった馬は、ゴールドシップとはかなり年代が離れているのですが、トーセンジョーダンの現役時代が長かったため、何回か対戦しています。

しかし、ゴールドシップはトーセンジョーダンを非常に嫌っていたらしく、見るとそれだけで暴れていたとか、わざわざ蹴りに行っていたとか、そういった逸話も残っています。

『ウマ娘』作中で、よく雑がらみしているのは、こうした関係値が元ネタになっているのかもしれません。史実馬同士の関係値のように、つんけんした仲にならなくてよかった……。

 
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▲今後のふたりの絡みにも注目していきたいですね。

ちなみに史実馬・ゴールドシップは、現在は種牡馬として第2の馬生を全うしており、昨年のG1・優駿牝馬(オークス)では彼の子どもであるユーバーレーベンが勝利しています。

ただ、ユーバーレーベンの同期でライバルでもある馬の名前“アカイトリノムスメ”であるため、これと対比させて一部ではユーバーレーベンは“シロイアレノムスメ”とか呼ばれたりしています。アレて。

まとめ

ここまでまとめてきたエピソードや情報以外にも、ウマ娘として、そして競走馬としてのゴールドシップにはネタが尽きません。

競走馬・ゴールドシップを担当していた厩務員の今浪隆利さんが、ゲームでゴルシを育成したなどなど、調べれば調べるほどに話題がわんさか出てきます。

少しでも気になった人は、いろいろ調べてみることをオススメします。もしかしたら、まだあまり日の目を見ていない爆笑エピソードが出てくるかも!?

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ウマ娘 プリティーダービー

対応機種iOS/Android/ブラウザ
価格無料(アプリ内課金あり)
このゲームの詳細を見る
メーカーサイゲームス
公式サイトhttps://umamusume.jp/
公式Twitterhttps://twitter.com/uma_musu
配信日配信中
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