『逆転オセロニア』ブライダル・マモン/世界のザキヤマが独断と偏見で選ぶ推し駒`s 【FILE165】
2023-06-10 19:00
2021-12-18 19:00 投稿
この記事に関連するゲーム ゲーム詳細
逆転オセロニア
ドーモ、世界のザキヤマです。
今回は“[聖夜の折り紙]シオリ”(以下、クリスマス・シオリ)について。本家のシオリはリベンジデッキでメチャクチャお世話になっているのですが、今回のクリスマス・シオリはこれに続く2体目の季節駒。本家同様に両面リベンジという尖った性能が魅力です。
| |
▲左が通常、右がクリスマスバージョン。クリスマスのほうは折り紙が表情豊かなサンタさんなのがキュートですね。それぞれ姿勢の向きは逆なので、並べると合わせ鏡感があってシャレオツ。
あらかじめ結論から言いますと、こちらのクリスマス・シオリ、正直なところ使い勝手はかなりピーキー。とはいえ、リベンジ特有の「最後の最後でまくって勝つ」という醍醐味は満載です。
手に入るイベントガチャ自体は先日終わってしまいましたが、「引けはしたけどどうやって使おう……」と感じている人は、いろいろ試してみたのでご参考までにぜひ!
クリスマス・シオリは、吸収リベンジスキルと、バトル中に受けたダメージに応じた特殊リベンジコンボが特徴。
じつは吸収リベンジ、即出しで使えるスキルとしてはものすごく稀少です。吸収リベンジ自体はフルカス先生(闘化)、クリスマス・グザフォンも持ってはいますが、同レア帯かつ“直前に特殊を受けている”という条件から見ると、競合はスルトになるでしょう。
【吸収リベンジ比較)
スルト:60%(魔染め)
クリスマス・シオリ:40%(魔染め&リベンジ10枚以上)
……うん、シオリの倍率、最初は見間違えたかと思いました。二度見しました。たしかにスルトは出自が超駒パレードだし(2018年10月)、何より初めてリベンジを引っさげて登場した、いわばリベンジの始祖。
また、“リベンジデッキ”という類型がキチンと登場してからのリベンジは、漏れなく“リベンジスキル10枚”というきびしめな条件が付いているのですが、スルトには遡って適用されていません。さすが元祖。
ただね、だからと言ってクリスマス・シオリの40%という倍率、まして特殊ダメージに限定しているとなると、ちょっと心もとなすぎませんかね……?
たしかに吸収のアドバンテージはすごいので、倍率的にA駒のリベンジと同等でもしょうがないのかもしれませんが、せめてもうひと声で50%、いや45%くらいはあっても……!
▲スルトも含めてですが、この手のリベンジ吸収は使いかたを間違えるとB駒以下の働きしかできないので、そもそもの使いどころが難しいです。
さて、つぎはコンボを見ていきましょう。こちらは本家のシオリと同じく、バトル中に受けたダメージを参照するものとなっています。
【類似のコンボ持ち】
シオリ:16%(魔染め&リベンジ10枚以上)
進化サスターシャ:16%(魔染め&リベンジ10枚以上&盤面総数8枚以上)
クリスマス・シオリ:14%(魔染め&リベンジ10枚以上)
このコンボも貴重なんですが……、やはり先達にはちょっと劣りますね。ちなみにスキルが上位互換なスルトのコンボは1枚1000のカウントヒットなので、コンボに限ればクリスマス・シオリのほうがリベンジ向きではあります。
ここまでデータだけを見てみると、「どっち付かずだし優先して編成するの難しいかな……」という思いもふとよぎりましたが、ああだこうだ言うのは使ってからが信条です。まずはやってやれの精神です。
▲とりあえずいつも使っているフェリヤリベンジに、レビヤタンと入れ換えで編成。
はい。これは相当に微妙でした。フェリヤリベンジは「フェリヤで定期的にダメージを稼いで、ブレがちなリベンジの火力を補う」ものですが、そうは言ってもレビヤタンやサスターシャ、そして不動のエース本家シオリあたりは、バフなしでもいい感じにまくれるくらいのダメージは出してくれます。
ただ、クリスマス・シオリの40%というのは吸収であってもかなりきびしく、大ダメージを受けてから使おうものならば大体ぶち抜かれますし、なにより吸収の量が本当に少ない。
具体的には、闘化ヴィーナスの2500特殊ダメージを受けてから使っても、吸収できるのは1000。魔守護者と同等です。3500受けてようやくラドラと同じ1400なのですから、リスクには間違いなく見合ってません。
いやでも、もう一度よく考えてみましょう。前述の通り、素出しでの吸収リベンジはメチャクチャ貴重です。2枚目のスルトがいると思えばいいし、これはむしろ神がわんさか沸くような神補正ならば輝くのでは? そしてこの40%は、リベンジバフのハッキュウイーありきの数字なのでは?
▲久々に組んだ純正リベンジ。スルト先輩と同席いただきます。
が、こちらもかなりきびしかったです。バフがあるので吸収量は頼もしい感じになっているのですが、お相手が有効な特殊ダメージを毎回ブンブン出してくれるわけではありません。そもそもフェリヤと違って初見でリベンジとバレているのもあり、どうにもうまいこと回りません。
何よりも、ヘタをするとスルトとクリスマス・シオリが仲良く手駒に並び、バフリーダーといっしょに渋滞を起こしがちなのがいちばんキツかったですね。
僕は「強いヤツは全員入れればいいじゃないか! ガハハハ!」と脳筋寄りなところがあるのですが、さすがに今回ばかりは諦めました。ダメだ……この人たち、採用するならどっちかひとりだ……!
というわけで、スルトさんを泣く泣く手放し、素直に調整したのがこちら。
▲デッキ名もシンプルに。“対神”とか憎しみに駆られてはいけない……。
そしてこのデッキでしばらく遊んでみたところ、ようやくクリスマス・シオリの使いかたがわかってきた気がしました。
▲いい感じの特殊ダメージをもらえたので、ようやくクリスマス・シオリの出番!
▲バフ込みで2400吸収ならばS駒としての役目は十二分! こちらのHPもいい感じに盛り返せる!
▲ギリギリうまいこと生き残れたらシオリ×シオリでドーン!
つまりですね、本家シオリみたいなタイプの“バトル中に受けたダメージを参照するリベンジ”って、こちらのHPが高ければそのぶん伸び代が大きいわけです。
だからこそリベンジ駒は魔にしてはHPが高めに設定されているのですが、反面、吸収との合わせ技が強すぎるのか“リベンジ10枚”の制限を筆頭に、素出しの吸収リベンジは極端に数が少なく、純粋なダメージ依存の吸収リベンジに至っては皆無なのでしょう。
これに照らし合わせると、クリスマス・シオリは、「リベンジでは貴重な吸収を持っているうえ、バトル中に受けたダメージを参照する自身のコンボをさらに伸ばせる」キャラということになります。
数値的にはスキル・コンボともに控えめではあるものの、ハマりさえすれば十分に強力。吸収40%というのも、コンボとの相性が極めて高いことを考えれば納得できないこともないですね。
性能をフルに発揮するための条件やシチュエーションは限られており、コンボ込みでようやくS駒相当であることは否めません。ただそのぶん逆転要素が非常に大きく、決まった時は爽快極まりないです。純正リベンジ4枚目のS駒の選択肢としてアリな部類ではないでしょうか。「クリスマス・シオリ持ってる&リベンジ大好き!」という人がいれば、ぜひ使ってみてください!
【“世界のザキヤマが独断と偏見で選ぶ推し駒`s ”のまとめはこちら】
文/世界のザキヤマ(@zakiyamaofworld)
YouTubeチャンネルの登録はこちら |
対応機種 | iOS/Android |
---|---|
価格 | 無料(アプリ内課金あり) |
ジャンル | RPG/テーブルゲーム |
---|---|
メーカー | DeNA |
公式サイト | https://www.othellonia.com/ |
公式Twitter | https://twitter.com/Othellonia_info |
配信日 | 配信中 |
コピーライト | オセロ・Othelloは登録商標です。TM&Ⓒ Othello,Co. and Megahouse / © DeNA Co.,Ltd. |
この記事に関連した記事一覧
この記事と同じカテゴリの最新記事一覧