冷却ファン付きスマホ向けグリップ“GameSir F8 Pro Snowgon”がマジで冷えすぎた話

2021-07-31 11:00 投稿

夏にぴったりな冷却ファングリップレビュー

スマートフォンからパソコン系のものまで、数多くのガジェットを手掛けるGameSirの新製品、“GameSir F8 Pro Snowgon(以下、F8 Pro”)がついにリリースされた。

本製品最大の特徴はなんといっても冷却ファンの存在だ。

そこで本記事ではF8 Proとそれに関連する別売りのスティック“FIRE STICK”や“FALCON mini”など3商品の使用感を合わせてレビューしていく。

なお、これらはGameSir/GuangZhou Chicken Run Network Technology Co., Ltd.から提供されているが、良し悪しに関しては遠慮なくいかせてもらいます。

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本製品の見どころ
●冷却効果抜群すぎるGameSir F8 Pro Snowgon
●付属ジョイスティックの操作性と対応するゲーム制約
●別売のGameSir F2とGameSir F5 Falcon Miniを併用

■GameSir公式サイト

冷却効果抜群すぎるGameSir F8 Pro Snowgon

F8 Proを手にして最初に驚いたのは冷却ファンとグリップが一体化したデザインであることだ。

iPhone 12 pro Max(高さ160.8mm)にも対応する可動域と、グリップの側面には充電コードを指すための瑞もある。

ややグリップが小さい感はあるけど安定性に問題はなかった。

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▲充電コードの差込口は幅も広く太いタイプでも問題はなさそうだ。

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▲上下の高さを調節できるジョイスティックは標準装備。グリップが短く、手の大きな筆者だと薬指と小指のやり場に少し困ってしまった。

冷却ファンの効果は抜群っというか、シートが結露してしまうほどの冷え具合い。

スマホの発熱状態もF8 Proを装着していると平均5度低下。屋内だけでなく、日差しの強い日中に位置情報ゲームをする人は、熱暴走対策に持ち歩くのもよさそうだ。

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▲効果は抜群だけどシート部分の結露がスマホに影響ないのかは気になるところ。

背面のファン部分はゲーミングらしくカラフルに点灯

温度に応じて回転速度を調節するわけではなく、つねに全力状態だけど稼働音も許容範囲といった印象だ。

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▲どうしてゲーミング系は光るのかという疑問は置いといて、残念なのはバッテリーが内蔵されておらず、冷却効果を発揮させるにはUSB Type-C端子を接続しなきゃいけない点だ。

付属ジョイスティックの操作性と対応するゲーム制約

左グリップに付属されているジョイスティックは、いわゆるバーチャルパッドを物理パッドに置き換えるもの。

上下に高さを調整できるのはうれしい要素なのだが、スマホのガラスフィルムが干渉して動作しないのは残念なポイントだ。

今回、異なるメーカーのガラスフィルムが貼られていた2台のスマホで検証。いずれもまったく反応せず、保護フィルム(PET素材)であれば比較的安定してプレイできた。

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▲結局、今回はガラスフィルムを剥がすことに。愛用するユーザーにとってはマイナスポイントだ。

また、バーチャルパッドの位置を調整できる『PUBG モバイル』や画面のどこを触れても操作できるゲームはともかく、スマホ版『Among Us』のように固定されているタイプはジョイスティックがはまらない

これはあくまでもゲームとの相性だけど、本製品を検討する具体的なゲームがある場合は、あらかじめバーチャルパッドの仕様を確認しておくことをオススメする。

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▲バーチャルパッドの位置が固定されているゲームと本製品の相性は悪い。冷却ファンを目的とする場合は、ジョイスティックをグリップの側面まで倒して握るようなイメージで使うこともできる。着脱も可能だが破損しやすそうなのでそこは慎重に!!

別売のGameSir F2とGameSir F5 Falcon Miniを併用

本製品はあくまでも冷却ファンを主体にしたもの、それをカバーするためにリリースされているのが、“GameSir F2”(以下、F2)と”GameSir F5 Falcon Mini”(以下、F5)というトリガータイプの製品だ。

TPSやFPS系のショットやスコープなどを行うボタンを画面上部に配置。これらのトリガーを装着すればLRボタンのできあがり。

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▲こちらはGameSir F2。クリップのようなギミックでスマホを挟むだけでオッケー。挟める幅の調整はできず、厚みのあるスマホでは装着できない可能性もあるので要注意。

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▲こちらがGameSir F5 Falcon Mini。1個ずつの販売になっているのでLR両方を備えるなら2個まとめて購入しよう。挟める幅はF2と同じかわずかに広い印象。いずれにしても厚い端末には不向きだ。

F2は押し心地が軽くアナログな設計なのに対して、F5は充電式かつメカニカルキーボードを押しているようなカチッと音の鳴る。

扱いやすいのは充電不要なF2だけど、押し心地がいいのはF5というのが筆者の感想。

いずれもガラスフィルムありだと認識せず、その点を除けばどちらも優れた製品だ。

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▲ちなみにこれは指が画面に引っかかるあのストレスを解消するもの。指紋もつかずスムーズにエイムができるので、誤動作が気になっていた人はぜひ試してもらいたい。

最後に、今回紹介したF8 Proの価格は直販で$39.99(その他製品は不明)。

現段階で確認はできなかったが、いずれAmazonや大手通販サイトでもいずれ扱わるだろう。

ちなみに、スマホの冷却ガジェットをいくつか試してきたが、その中でも本製品の冷却効果はダントツ

季節を問わず熱暴走に苦しむ人はぜひ、購入を検討してもらいたい。

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▲ちなみにNintendo Switchもギリギリ装着できた。安全性の保証はできないけど、排熱問題に悩むユーザーは1度試してみるのもいいかもしれない。

P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら

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