本田翼さんが製作総指揮したゲーム『にょろっこ』がついにお披露目!“ほんだのげーむ タイトル発表会”リポート&本田翼さん独占インタビュー

2021-05-10 14:04 投稿

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にょろっこ

非対称型PvPゲーム『にょろっこ』発表!

先日、東京・銀座の時事通信ホールにて“ほんだのげーむ タイトル発表会”が開催され、女優の本田翼さんが製作総指揮を務めた新作アプリゲーム『にょろっこ』が発表された。本田さんが登壇し、ゲーム内容に関する発表を行った。

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本稿ではこのステージの模様と新作アプリゲーム『にょろっこ』の詳細を写真ともにお届けする。

本田翼によるゲーム概要紹介

発表会では開幕から本田さんが登壇し「製作総指揮を務める本田翼です」と自己紹介。ゲームのPVを上映した後、ゲームの内容に関するプレゼンテーションを行った。

 
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▲女優の本田翼さんが製作総指揮の立場で登場。

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▲スクリーンに映し出されるPVやスライドを本田さんが解説するという、ほかでは見られない光景。

今回発表された『にょろっこ』は、8人のプレイヤーがビジター(天使)とキーパーズ(人間)に分かれて戦う、非対称型の対戦サバイバルアクションゲーム。

各チームは10分間の制限時間の中で、自軍の勝利条件の達成を目指して競い合うことになる。

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キーパーズ(人間)は、6人のプレイヤーによる協力プレイを楽しめるチーム。各プレイヤーが協力しあい、マップ上にある7つの鐘をすべて鳴らせば勝利となる。

 
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キーパーズはマップ上に落ちているコインを拾い集めれば、自動販売機でアイテムの購入が可能だ。

花火によって敵の視界をふさいだり、高速移動できるゴーカートで天使の追跡から逃げ回ったりしながら勝利を目指していく。

 
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自販機メニュー

▲ノスタルジックな見た目の自動販売機でアイテムを購入。

一方のビジター(天使)は、キーパーズが7つの鐘すべてを鳴らすことを阻止するべく動くチーム。制限時間いっぱい鐘を守り抜くことができれば勝利となる。

最大の特徴は、人間を攻撃し、魂を吸引して無力化することが可能な点。人間6人の魂をすべて吸い尽くすことでも勝利条件達成となるようだ。

人数は2人だけと少ないものの、有利なポジションから圧倒的なパワーで攻撃していく爽快感が楽しめるチームだ。

 
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座敷童_攻撃シーン_01

▲ビジターには天使以外のキャラクターも登場するようだ。

本田さんによると、本作のタイトルである『にょろっこ』とは「にょろにょろ対戦ごっこ」の略称で、これは鬼ごっこやかけっこといった“~っこ”遊びからインスパイアを受けたものだという。

遊び方や役割をあえて決めないことで、プレイヤー自身に自由に楽しむ“ごっこ遊び”を見つけてほしい、という思いを込めてこの名前をつけたそうだ。

6ヶ月間の期間限定配信!

ゲーム概要の紹介の後、本作が配信から6カ月間の期間限定サービスとなることが発表された。

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本田さんによると、この異例の運営方針は「ゲームを含めたエンターテインメントは、ゴールがあるから夢中になれる」という考えによるものだという。

『にょろっこ』ではあらかじめ設定されたフィナーレに向けて盛り上がっていくこの6カ月間を“にょろっこ祭”と銘打ち、さまざまなイベントを開催予定。サービス終了までのイベントカレンダーが発表された。

 
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このイベントカレンダーによると、サービス期間中は各月ごとにテーマの異なるさまざまなゲーム内イベントが展開。並行して、テーマに沿ったスクリーンショットやSNSでの回答を本田さんが自ら審査し、ナンバーワンを決める“にょろ-1グランプリ”も開催されるという。

また期間中に2度開催予定の“にょろっこ放送局”では、ゲームの最新情報を紹介する生放送を本田さん自ら実施することも明かされた。このタイミングで、新ルールイベントや新キャラクターの発表も行われるようだ。

そして6ヶ月目には、集大成となるイベント“フィナーレ祭”も開催。本イベントの詳細は語られなかったが、どこに住んでいても参加して楽しめるものを考えているという。

 
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気になる本作の配信日は、2021年初夏を予定。先行して、快適に楽しむためのAndroid限定接続テストも4月中に予定されている。

【接続テスト実施日程】
4月23日12時~4月24日23時59分

⇒接続テスト版ダウンロードはこちら(Google Play)

こうした情報の詳細は、今後公式サイトや公式Twitterアカウントから発信予定となっている。公式サイトでは、今回発表されたイベントカレンダーと各イベントの概要も確認可能だ。

⇒公式サイトはこちら
⇒公式Twitterアカウントはこちら

気になるエピソードが満載の開発秘話!

本田さんによるゲームのプレゼン終了後、本作のプロジェクトを支援した日本マイクロソフトの米倉規通氏が登場。開発当時の打ち合わせの模様を記録した映像を見ながら、本田さんととともに開発時のエピソードを振り返った。

 
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▲日本マイクロソフトの米倉規通氏。

 
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米倉氏によれば、今回のプロジェクトは過去のイベントで本田さんが「いつかゲームを作ってみたい」と発言したことがきっかけ。

これを知った米倉氏が「ゲーム業界に大きなインパクトを出せるのであればぜひやるべきだ」という思いから話を持ちかけ、2019年5月より実際にプロジェクトがスタートした。

開発初期は提案されたアイデアに本田さんの意見を取り入れていく方法を取っていたがうまくいかず、プロジェクト自体が頓挫しかけたことも。

しかし開発開始から約6カ月後、本田さんが企画書の裏に書いたイラストがきっかけで事態が好転していき、最終的には本田さんがゼロから発案して作り上げていく形に。最終的にはゲームの構想だけでなく、キャラクター原画やロゴのデザイン案など、多くの部分を担当するに至ったという。

米倉氏は「その瞬間に製作総指揮・プロデューサーの本田翼が誕生したんじゃないかと思います」と、当時を振り返りながら語った。

 
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続いてフォワードワークスより、川口智基氏がステージに登場。川口氏の所属するフォワードワークスは、今回のプロジェクトではパブリッシャーとして参加している。

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▲フォワードワークスの川口智基氏。

米倉氏と川口氏はそれぞれコンソールゲームのプラットフォーマーとして、別々のプラットフォームで同じ業務を担当していたライバル的な関係。しかしながらそれぞれ立場も変化したことで、ゲーム業界を盛り上げていきたいという共通の思いから今回始めてタッグを組むことになったという。

当時パブリッシャーを探していたという本田さんは、川口氏を相手に必死にプレゼンテーションを行った思い出話を披露。川口氏はそのプレゼンを鮮明に覚えていると答え、「ゲームのプレイを通したユーザー体験がすごく考えられていた。何よりもそれを実現させたい、という熱量の高さを感じたプレゼンテーションでした」と、本田さんのプロデューサーとしての手腕を高く評価した。

 
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『にょろっこ』の魅力とは?

その後に行われた代表質問では、本田さんによる『にょろっこ』の魅力の解説が行われた。

本田さんはまず前段として「“ゲームをしたことがない人”に『にょろっこ』をプレイしてほしい」と語り、シンプルな操作性や、基本プレイ無料のアプリゲームという配信形式など、ふだんゲームを遊んだことがない人も手に取りやすい点を強調。

さらに実際のゲーム内容に関して、天使側で人間を上から追い詰めていくときや、人間側で天使から逃げ切ったとき、ゲーム終盤での大逆転など、“気持ちいい瞬間”を味わってほしいと語った。

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代表質問ではこのほか、本田さん自身がゲームに登場するかどうかについての質問も。ここでは、「私というよりも、私の中の何かが登場していると思います」とのコメントを残した。

より多くの人にゲームの楽しさを

発表会の最後、本田さんは「最近はコロナ禍でゲームをする機会が増えた方も多いかと思います。それでもやっぱりまだ踏み出せない方や、コンシューマーゲームは高くて買う勇気がない方には、ぜひこの『にょろっこ』というアプリゲームを触って、オンラインゲームで協力する楽しさ、面白みを知っていただけたら本当にいいなと思っています」とコメント。

より多くの人、多くの世代にゲームの楽しさを知ってほしいという強い思いを語り、ゲームクリエイターとしてのはじめての発表会を締めくくった。

 
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本田翼さんに独占インタビュー!

本発表会後、ファミ通Appでは、本田翼さんに独占でインタビューすることができたので、その内容をお届けする。

―ユーザー目線ではなく、資金面などゲームプロデューサー的視点はどのように培われたのでしょうか。

本田 『にょろっこ』を製作するにあたって、日本マイクロソフトさんにサポートしていただいたのですが、資金の工面や制作会社の選択など本当に0から自分でやっていくことになったので、作っていくうちにですかね。

正直に言うと、最初は「こんなことまでするんだ……」とも思いましたけど(笑)

―本当にゲーム会社のようなリアルな苦労ですね。

本田 そうですね。でも、ここまでしないとゲームを作ったとは胸を張って言えないなと思って頑張りました。

―そんな苦労もあった中で、とくに思い入れが強い要素はありますか?

人間側は、ステージ上で拾ったコインを自動販売機で便利アイテムと交換することができるのですが、便利アイテムには‟車”を使って高速移動したり、‟花火”を打ち上げて天使の目をくらませたり、中には隠れ身の術のように、分身キャラクターを登場させるアイテムもあるんです。こういった便利アイテムを活用することで、人間側の戦術の幅が広がるという部分が、入れたかった要素のひとつです。

―本作は基本プレイ無料ですが、課金要素はどのようなものがありますか?

本田 ガチャやアバターもありますが、本作で特徴的なのはスタンプ機能ですね。スタンプを押すとボイスが出るんですよ。

実は今回、ボイスチャット機能を入れるかどうか迷ったのですが、不特定多数の人とボイスチャットをすることが苦手な方もいますし、時にはマナーから逸脱した発言をする方もいらっしゃるので、ボイスチャットには楽しいというメリットだけではなく、デメリットが多く存在するのが実情です。(費用面も含め笑)。たくさんの方々と相談した結果、無理してつける機能ではないという結論に至りました。この点を補う機能として声が出るスタンプにしました。

―2対6の非対称協力対戦ゲームとのことですが、この人数はどのように決めたのでしょうか。

本田 1人対複数人だと、初心者の方やゲーム経験が浅い方が‟1人”の方を選択しづらいんですよね。私自身もうまくプレイできなかったらどうしようとか、そういう不安から‟1人”の方を選択できずにいることが多かったです。そんな方でも選択しやすいゲームスタイルを作りたかったということ、だったら対称型ゲームにしたらいいという考えもありましたが、1つのゲームの中で2種類の戦い方が選択できるのは強みになるのではと思い、今の人数設定に落ち着きました。

―友達と一緒にマッチングして遊べますか?

本田 もちろんできます!

―本作を6カ月という期間限定にした理由を教えてください。

本田 アプリゲームは継続できるものが多くて、それももちろん素晴らしいと思うのですが、私は、ゲームには終わりが欲しいと思っているので、それを実現させていただきました。

‟ゲームを含めたエンタテイメントは‟ゴール”があるから夢中になる、熱くなる”という考え方のもと、ゴールに向けて最大限に楽しむことができるような“6ヶ月の特別な体験”を共有したいと考えています。最終月にはフィナーレ祭というのも開催するんですよ。

このゲームにもストーリーがあって、最終的に人間と天使のどちらが勝つのかはイベントの参加率などで決まるので、最後までプレイして人間と天使のストーリーも楽しんでもらえればと思います。

『にょろっこ』参加者の皆さんとエンディングを作り上げていきたいですね!

―最後に、本作を楽しみにしている人たちにメッセージをお願いします。

本田 私自身子供のころからゲームが大好きでたくさんのゲームをプレイしてきましたが、近年出ているゲームはゲーム好きが楽しめるものがよく出ていて、ゲームをしたことがない方が挑戦するにはなかなか難易度が高いな、と感じていました。

『ゲームをオンラインですることの楽しさ』を広めたい私としてはもっといろんな方が手に取りやすいゲームを作りたい、そう思い作ったのがこの『にょろっこ』という作品です。

『にょろっこ』が皆さんの『楽しい』のツールになれば幸いです。

にょろっこ

対応機種iOS/Android
価格無料(アプリ内課金あり)
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ジャンルアクション
メーカー日本マイクロソフト/フォワードワークス
公式サイトhttps://nyorokko.com/
公式Twitterhttps://twitter.com/nyorokko_game
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