【角満の『ウマ娘』日記 第6回】ライバルひしめくレースを勝ち抜け!

2021-03-11 18:50 投稿

この記事に関連するゲーム ゲーム詳細

ウマ娘 プリティーダービー

第6回 ライバルひしめくレースを勝ち抜け!

◆デビュー戦から……

記念すべきひとりめのウマ娘、サクラバクシンオーがデビュー戦を迎えた。

1

“ジュニア級メイクデビュー”というレースで、中山競馬場の芝1200メートルがその舞台。

史実に照らせば、サクラバクシンオーという馬は稀代の“スプリンター”で、5回勝った重賞はすべて1400メートル以下の短距離、しかもそのうち4勝は1200メートルという徹底ぶりである。

人間に例えれば、完全なる短距離選手。

それも……ウサイン・ボルトやカール・ルイスのような、電光石火の超スピードをウリにした瞬発力特化型のアスリートなのであるよ。

ゆえに、圧倒的なスピード押し切れる芝1200メートルのデビュー戦は、

“サクラバクシンオーのための舞台”

と言い切ることができた。当然、彼女は一番人気!

2

しかも、どうやら他のウマ娘は実在のソレではなく、数合わせという印象。それならば……俺のバクシンオーが負けるわけがない!!

「余裕すぎるwww 中山の芝1200メートルとか、サクラバクシンオーがもっとも得意とする条件だしなwww」

サクラバクシンオーは現役時代にGIレースを2勝しているが、それはどちらも中山芝1200メートルが舞台のスプリンターズステークス(93年、94年)だ。この条件においては、あのヤマニンゼファーもビコーペガサスも、バクシンオーの影すら踏むことができなかったのだ!

「そうだ!! 中山芝1200で、サクラバクシンオーにかなうウマはいないのだ!! 無敵なのだ!!!」

ガハハガハハとふんぞり返って笑いながら、スタートを見たらだな……。

3

……って、なに思いっきり出遅れてんねん!!!!(愕然) たたた、たった1200メートルしかない電撃の6ハロンで、豪快に出遅れるとはナニゴトやッ!!!(怒)

これ、ガチの競馬で馬券を買っていた馬がやらかしたら、

「は、はうぁ!!!! でで出、デおくれ……ッッ!!!」

と言ったきり持っていた牛丼と酎ハイをぶちまけ、「はッ……!! か、かッ……!!」と言葉にならぬうめきを漏らしてその場に崩れ落ちるに違いない。

しかし、そこはさすがのサクラバクシンオー。

出遅れたくらいのハンデはものともせずに豪快なまくりを見せる!!

4

そしてラスト1ハロン(200メートル)の直線に入ったところで、付けたばかりのスキル“スプリントギア”が発動した!!!

5

スプリントギアの効果は、“直線で加速力がわずかに上がる”というもの。“わずか”というのが気にならなくもないが、ここぞというときに発動してくれるとやはり、

「よっしゃ!!! 鞭が入った!!!」

と思うのが競馬ファンというものである。

そしてその効果は、結果となって現れてくれた。

6

よっしゃああああ!!!w 絶望的な出遅れをしながらも、終わってみれば3バ身差の圧勝でデビュー戦勝利やぁぁぁああ!!w さすがサクラバクシンオー!! さすが史上最強のスプリンター!!

レースで勝ったらお待ちかね、“ウイニングラン”ならぬ“ウイニングライブ”がトレーナーを楽しませてくれる。

7

このウイニングライブって考えた人……マジで天才だと思うわ。その語感も、ご褒美性も、特別感も抜群で、

「ウイニングライブで新曲見たいからがんばろう!!!」

そんな気にさせてくれるのであるよ。

さて、これでようやく“夢の入り口”に立てたぞ。

ここから“サクラバクシンオーなりの道筋”に沿って、最終的にはURAファイナルズの優勝を目指すのだ。

◆ライバルひしめくステークス

問題は、どういったローテーションでレースに出るかである。

デビュー戦勝利後、提示された“目標”は以下のようなものだった!

8

おおおお……!!

これは……長期的に見たら見事なまでの“短距離路線”ではあるんだけど、そこの至る前に……めちゃくちゃ気になる“関所”があるんですが!!

それこそが、前回の記事で詳しく書いた皐月賞トライアル、スプリングステークスである。

リアルでもサクラバクシンオーはこの1800メートルのレースに出場し、1着のミホノブルボンに3.5秒ものブッチギリの大差を付けられて大惨敗を喫している。

その因縁のスプリングステークスに、京王杯ジュニアステークスを挟んで参戦しなければならないのか……!

当面の目標……というか、壁になるのは間違いなくスプリングステークスであろう。

絶妙に史実をからめてくる『ウマ娘 プリティーダービー』のことだから、この世代のスプリングステークスにはきっと、ミホノブルボンやライスシャワー、もしもウマ娘として存在するならマチカネタンホイザ(この馬も大好きだった……!)らが参戦してくるに決まっている。

となれば……!

「京王杯ジュニアステークで一度使って気合を乗せ、万全の状態でスプリングステークスに臨むわけか……!! うむ!! そのローテーションやヨシ!!!」

一戦叩いて状態を良化させてから本命レースに挑むことは、実際の競馬でもふっつーに行われることだ。なのでまずは京王杯ジュニアステークスを軽くこなし、調子が上向いたスプリングステークスで大駆けするしかないな!!!

そして迎えた京王杯ジュニアステークス。

「このくらい、目をつむっても勝てるだろう!!!w」

ナゾの自信をみなぎらせてゲートに向かったらだな……!!

9

……えッ!!!? ままま、マルゼンスキー!!??

史上最強馬に推す声も多い、1970年代を代表する名馬!!! 当時、外国産馬や持ち込み馬はダービーを走れず、けっきょく底を見せぬまま8戦全勝(しかもほとんどブッチギリ勝ち)で引退した伝説の存在がここに!!

さらに……!!

10

うおおおおお!!! ヒシアマゾンも参戦してる!!!

ウオッカやダイワスカーレット、アーモンドアイなど、“史上最強牝馬”に推される名牝はたくさんいるが、1994年と1995年という群雄割拠の時代において、間違いなく“もっとも強い馬”の1頭に数えられていたのがヒシアマゾンなのである。GIの勝ち鞍はふたつだけだけど、全盛期のナリタブライアンに肉薄した94年の有馬記念、外国馬に1歩及ばなかった95年のジャパンカップは、勝利にも等しい圧倒的な内容だった。

そ、そんなウマ娘が……京王杯ジュニアステークスに紛れ込んでいたとは!!w

……今日もなかなか話が進まぬうちに、誌面が尽きてしまった(苦笑)。

続きは……次回ということで!!w

←第5回を読む

大塚角満

大塚角満(おおつか・かどまん)…… 著書に、『モンスターハンター』シリーズのプレイ日記をまとめた『逆鱗日和』シリーズが9作、『ダークソウル』のプレイ日記をまとめた『折れてたまるか!』シリーズな ど。

ウマ娘 プリティーダービー

対応機種iOS/Android/ブラウザ
価格無料(アプリ内課金あり)
このゲームの詳細を見る
メーカーサイゲームス
公式サイトhttps://umamusume.jp/
公式Twitterhttps://twitter.com/uma_musu
配信日配信中
コピーライト

この記事のタグ

Amazon人気商品ランキング 一覧を見る

関連記事

この記事に関連した記事一覧

最新記事

この記事と同じカテゴリの最新記事一覧