『絵巻・長恨歌』“詩画”という美術スタイルを採用した新作オリジナル謎解きゲームが7/23より日本で正式リリース!
2020-07-28 11:33
2020-07-29 08:00 投稿
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絵巻・長恨歌
テンセントが手掛ける新作スマートフォン向けアプリ『絵巻・長恨歌』。
本作は、中国の古典長文詩歌『長恨歌』を題材とした謎解きアプリだ。水墨画で描かれた風景をタップして、あるべき形に戻していくというシンプルなルールで、中国の詩歌を堪能できる。
本記事にて、『絵巻・長恨歌』の内容について紹介していこう。
ゲームの見どころ
・美しい水墨画に触れて物語を正しく描こう
・失敗も楽しみに変える遊び心のある隠し要素
本作ではひとつずつ巻物を紐解き、物語を正しく描いていく謎解きが展開されていく。
課金要素のないカジュアルアプリなので、気軽に遊ぶことができる。
謎解きのルールは、“生”・“情”・“滅”という3つの墨汁をタップし、水墨画を正しく描いていくというもの。
蕾をつけた一輪の花を“生”の墨汁をつけた状態でタップすると開花するなど、イラストの変化を楽しみながら謎を解いていく。
“情”の墨汁は、ふたつのものを結び付ける効果を持つ。
花の傍に描かれた蝶と花をつなげるように画面をスワイプさせると、蝶は花へと近づいていく。“情”の墨汁は、人と人を結び付けたり、道具を人に付けたいときなどに使用することになる。
“滅”の場合は、人や物を消したり、花を枯れさせる効果を持つ。
これら3つの墨汁を使い、詩歌を正しく進めていく一風変わった謎解きが本作では展開されていく。
謎解きの題材になるのは『長恨歌』。
詩歌になじみのない人でも、アプリ内の解説で原文と日本訳、解説まで見ることができるので美しい水墨画を通じてその世界に触れられる。
詩歌を題材とした謎解きをしつつ、変化していくイラストを楽しむのが本作の醍醐味。
どの墨汁を使用するべきかは、画面上部に記載された詩歌の赤文字がヒントになっている。詩歌から水墨画をどう変化させるべきかを考えて、最適な墨汁を選んでいこう。
ステージによっては、複数の墨汁を駆使してクリアーする必要があるものも。
水墨画から不足している物を探り、正しい形へと描いていこう。
水墨画を完成させて物語を進め、絵巻を完成させるとステージクリアー。
謎解き自体は豊富に用意されているようで、第二巻以降もクオリティの高い水墨画を見ることができた。
墨汁を使用することでイラストが変化していく本作では、失敗することで解放される隠し要素が存在する。
たとえば、鏡に映った女性に化粧を施す場面では、“滅”の墨汁を使うと鏡がひび割れてしまう。こういった失敗パターンのイラストも用意されているので、あえて失敗することも楽しみのひとつだ。
「後宮の佳麗、三千人。三千の寵愛、一身に在り」という詩歌。
これは宮中にいる多数の女性の中で、楊貴妃ただひとりだけが天子の寵愛を受けているという一文だ。左で孤立している女性と、右側に多数いる女性。どちらを選ぶか、答えは容易に想像できる。
しかし、あえて右側の女性を選ぶと左側の女性は怒り、右側では賑やかな様子が描かれるように。
失敗してもゲームオーバーになることはないので、あえて試してみるのも一興だ。
ホーム画面で確認できる実績の中には、隠し実績というものも存在している。
思わぬ墨汁の使いかたが隠し実績の解放につながる可能性もあるので、いろいろと試してみよう。
中国の古典長文詩歌『長恨歌』を題材とした本作は、水墨画の雰囲気や墨汁を使った謎解きなど詩歌の文化に気軽に触れられるのが魅力の作品だ。
水墨画として登場した道具について詳しい解説が乗っていたりと、本作内だけでたっぷり中国の古典を堪能できる。興味を持った人はぜひ一度遊んでみてほしい。
対応機種 | iOS/Android |
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価格 | 無料(アプリ内課金あり) |
ジャンル | アドベンチャー |
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メーカー | テンセントゲームズ |
配信日 | 配信日未定 |
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