【新作】無法地帯の九龍城地区にひそめく謎を解き明かす本格アドベンチャー『Mr.パンプキン2 ウォールズ・オブ・クーロン』

2020-07-11 11:00 投稿

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Mr.パンプキン2 ウォールズ・オブ・クーロン

天龍を追い求める男の物語

中華人民共和国香港特別行政区、通称“香港”と呼ばれるその地にはかつて九龍城砦(以下、九龍城)と呼ばれる巨大なスラム街が存在していた。

960年代から在り続けてきた九龍城は1993年に取り壊され、公園やショッピングセンターなどを造成。

当時の面影はなくなってしまったが、いまでも多くの資料と愛好家によって語り継がれる興味深い土地である。

本記事で紹介する『Mr.パンプキン2 ウォールズ・オブ・クーロン』は、在りし日の九龍城を舞台に数々の謎を解き、天龍の存在を追い求める本格アドベンチャーゲームだ。

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ゲームの見どころ
●混迷する情勢に悩み生きる九龍城の曲者たち
●Steamからの移植ゆえの問題と妥協点

混迷する情勢に悩み生きる九龍城の曲者たち

かぼちゃ頭のMr.パンプキンは天龍の存在を追い、“入ったら最後、出てきたものはいない”と忠告を受けた九龍城の門を潜る。

謎解きをベースにした本作は調べたいポイントをタップしてキャラクターを移動。虫眼鏡や吹き出しなどのアイコンを頼りに調査を進めていく全4章から成る物語だ。

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九龍城砦とは違法増築をくり返し迷宮のようになったスラム街。

筆者はジャッキー・チェンをはじめとする当時の香港映画を通じてできあがったイメージが強いのだが、本作で描かれる九龍城はコミカルながらも映画のワンシーンを連想させる不思議な懐かしさを感じる。

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九龍城に抱いていた圧迫感と人間味溢れる生活感。どこかサイバーパンクに感じるテイストがそこかしこに見られるのも本作の魅力だ。

謎解きはもちろん、本編から脱線しても隅々まで探索したくなる光景も見どころだろう。

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行動範囲がそれなりに広く、アイテムを取り逃したまま進んでしまうと迷いやすい。

必ず新しいエリアを訪れたら隅々まで調べること。

特定の住民にアイテムを使いたいときは対象の頭上に“…”の吹き出しが表示される距離に立ち、画面右下のカバンからアイテムを選択しよう。

少々クセのある操作性ではあるが、この世界観が好きであればそんなことを気にせず楽しめるはずだ。

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Steamからの移植ゆえの問題と妥協点

本作はもともとSteamで配信されていたPCゲーム。

そのためか会話のフォントがとても小さく、スマホの画面では正直言って読みにくい。

フォントサイズを変更できないのは悔やまれるポイントだ。

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また、iPhoneX以降の端末には画面下にホームバーというものがあり、そこに回収したい調査対象が1部重なり触れにくい

どうしても気になる人は設定の“アクセシビリティ”内、アクセスガイドを“オン”→パスコード設定を設定(Face IDもオン)。

プレイしたいアプリを起動してからサイドボタンを3回クリックすれば消すことができるので試してほしい。

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天龍は空想の生きものなのか、それとも……。

謎多き九龍城に隠された不思議を解き明かし、脱出不可能と言われる大迷宮からの生還を目指そう!!

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P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら

Mr.パンプキン2 ウォールズ・オブ・クーロン

対応機種iOS/Android
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ジャンルアドベンチャー
メーカーLilith Games
配信日配信中
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