『黒ウィズ』新イベント“SOUL BANKER Burn the Soul”開催。ヴィレス&ラシュリィら新キャラがガチャに登場
2024-07-12 18:37
2019-08-30 22:15 投稿
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クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ
提供:コロプラ
『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』(以下、『黒ウィズ』)では、“黒ウィズ 秋の大感謝祭2019”が絶賛展開中で、8月30日からは“黒ウィズゴールデンアワード2019前半”のイベントも開催! 人気投票で選ばれる毎年恒例のイベントだけに注目しているプレイヤーも多いはず。
そこで、ファミ通App『黒ウィズ』連載企画の第6弾では、イベント開催記念の座談会を敢行。その席にはシナリオ担当やキャラクターデザイン担当といった制作チームのメンバーに加え、本作のガチ勢声優でおなじみの沖佳苗さんと大井麻利衣さんも参加。本イベントに登場する精霊たちのイラストやラフ画を見つつ、精霊愛を語ってもらったので、その模様をお届けする。
また、本記事では、沖さんと大井さんのサイン入りチェキのプレゼントも実施します。応募方法などは本記事の最後に掲載しているので、そちらもあわせてチェックを!
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座談会参加メンバー(敬称略)
沖佳苗(おき かなえ)
“幻魔特区スザク”シリーズのヤチヨ・カスガ役。本作ではプレイヤーレベルを最大(当時の上限800)にするなど、そのガチすぎるやり込みぶりからプレイヤーより“ガチヨ”と呼ばれている。(文中は、沖)
大井麻利衣(おおい まりえ)
3周年記念精霊トリエテリス、“聖なる空のエステレラ”サフィナ・ファウト役。声優界屈指の『黒ウィズ』ガチプレイヤーで、女神トリエテリスを演じたことから畏敬を込めて“ゴッデス”と呼ぶプレイヤーも。(文中は、大井)
こむちゃん
『黒ウィズ』シナリオ監督。公式による動画『お世話にニャっております(おせニャん)』にも出演しており、プレイヤーにもその名を知られている。
ヤンクロフス機
『黒ウィズ』のメインライター。担当シナリオは、メインストーリーのほか、“ぽっ! かみさま”、“神都ピカレスク”など。(文中は、ヤンクロ)
ルマ
キャラクターデザイナー。4年以上も『黒ウィズ』のキャラクターを作ってきた。ディレクション担当キャラクターは“Birth Of New Order”のリュオン、“聖なる空のエステレラ”のクレティアなど多数。
コウ
キャラクターデザイナー。今回の“黒ウィズゴールデンアワード2019”で初めてメインデザイナーを担当。
──今回の座談会では、黒ウィズゴールデンアワード2019(以下、GA)で選ばれた12体の精霊について、制作スタッフの皆さんと、『黒ウィズ』ガチプレイヤー代表の沖さんと大井さんに存分に語っていただこうと思います。まずは、簡単な自己紹介からお願いします。
ヤンクロ メインライターをしております、ヤンクロフス機です。少し離れていた期間もありましたが、『黒ウィズ』の歴史をずっと見てきました。
こむちゃん シナリオ監督のこむちゃんです。『黒ウィズ』のシナリオを統括しているポジションで、ライターの皆さんと話し合いながら基本的な方向性をまとめる仕事をしています。
沖 ヤチヨ・カスガ役の沖佳苗です。ヤチヨは“幻魔特区RELODEDIII”で少しだけ出てきましたが、シリーズが終了となって寂しいです。これからもいちファンとして『黒ウィズ』の世界にハマっていきたいと思っています。
大井 トリエテリスを演じさせていただいた大井麻利衣です。3周年以降も、いろいろと呼んでいただけてうれしいです。いちファンとして『黒ウィズ』をプレイし続けているので、今日は制作の方とお話しできることを楽しみにしてきました。
コウ デザイナーのコウです。スタッフに入ったのが今年の2月で、そこから『黒ウィズ』を始めたこともあり、出会うものすべてが「初めまして!」みたいな状態です。
ルマ デザイナーのルマです。キャラクター担当のなかではいちばんの古株になります。キャラクターは我が子のように大事にしているので、GAに入賞した精霊には、「よかったね!」という、母のような気持ちでいっぱいです(笑)。
──それでは、GAに入賞した精霊を1体ずつピックアップし、そのイラストを見ながらお話ししていただこうと思います。まずは“クール”なセレクションに選ばれ、GA前半のイベントに登場する6体の精霊たちがテーマ。そのひとり目はガトリンです。
ヤンクロ まず、なぜガトリンが“クール”のメンバーに入っているのかプレイヤーが気になりますよね。
ルマ 最初の話し合いで、GAでガトリンをイメージ通りに扱ってもおもしろくないだろうといった意見があり、今回はあえて“クール”として扱うことに決めました。
こむちゃん “クール”なメンバーのなかにガトリンが入って、どう立ち回っていくかについては、ストーリーを担当したライターも悩んでいたようですね。
ヤンクロ ナースがオペ(手術)をしていますからね(笑)。
ルマ イラストを担当したデザイナーからは、「ナースなので本来は手術できないのですが、そこは何事もチャレンジということで大目に見てもらえれば」とのことです。ちなみに、このシーンは手術台に乗せられた患者が、麻酔で意識を失う前に最後に見た光景らしいです。
大井 このあとどうなったのかも気になる(笑)。ところで、構図として、のぞき込んでいるようなイラストはめずらしくないですか?
ルマ 通常は全身が入るように描きますが、6周年のときに登場した背景付きの一枚絵の形成でさまざまな構図を使いました。なので、作るのがたいへんでしたが、今回はお祝いということもあって周年と同じ形式にしました。
こむちゃん マイページの機能が加わったので、このタイプのイラストもさらに活きるようになりましたね。
ルマ ガトリンはレギュレーション(ルール)が厳しく、イラストも“清楚に”というイメージで進める必要があります。そのレギュレーションのことや、従来のイメージではやり尽くした感があったので、今回はカッコよくみせることを意識しています。
──ガトリンは清楚なんですね。
こむちゃん 清楚ですよ、キャラとしては(笑)。
ヤンクロ 清楚というのはライター陣も留意している部分で、物騒なことは言わないというレギュレーションがあったりします。
沖 “ぞば”というワードは本当にインパクトが大きいです。あの“ぞば”というセリフに決めた理由はあったりするのでしょうか?
ヤンクロ 最初に書いたライターさんしかわからないと思います。……いや、もはやその方もわからないかもしれない(笑)。
──ファンからの認知度は非常に高いものがあります。たった2文字で、誰のことかわかりますよね。
ヤンクロ ちなみに、ライターは「実際には、それほど“ぞば”とは言ってないはず……」と話していました。
大井 印象的な場面で“ぞば”が登場するので記憶に残っているのかもしれませんね。
大井 このラフの完成イラストを見たかった! 並んでいるのは全員ぞばちゃん(ガトリンと、故郷の村の家族や村人たち)ですよね? なぜボツになってしまったのですか?
ルマ このあと登場するリュオンのイラストと構図が被ってしまったため、ガトリンのイラストを変更しました。
コウ 現場でも、みんな大笑いしながら「これはいい!」と言っていたのですが……。
──大病院の総回診のような状況でしょうか。
沖 医学ドラマ的なアレですね(笑)。
ルマ 白衣を翻しながら歩いてくるのは、かなり“クール”ですよね。ガトリンも“クール”なイメージでいけると思いました。
大井 ナースというより、完全にお医者さんですね(笑)。
──“おせ生”で使用されたスライドには、ガトリンのイラストの特徴の欄にDVD-Rと書いてありました。
沖 頭の反射鏡はDVDだったのですか(笑)。
ルマ そうなんです(笑)。みんながおそろいでつけてます。
──では、つぎに男性部門5位の……。
大井 出たー! アシュタル! 超好きなんです。前のめりになってしまう(笑)。
沖 カッコいい!
ルマ イラストの時期は“覇眼戦線 終戦の凜煌眼-前編-”の直後なので、剣聖になっています。
こむちゃん ミツィオラのイヤリングをペンダントにして身につけていますよね。
ルマ じつはずっとイヤリングを持っていたのですが、“覇眼戦線5”では砂漠に落とすと埋まって見つからなくなってしまうため、ルミアに預けていたんです。今回は華々しい式典の舞台という設定なので、正装してミツィオラのイヤリングもつけています。
大井 当初は強気な態度でオラオラとした感じだったのに、いまでは達観してルミアとアリエテスの保護者的な存在。精霊カードとしてのスキルも最初のころは自分本位の攻撃的なものだったのが、いまでは味方の能力を上げたりするサポート的なものに変わって“覇眼戦線 終戦の凜煌眼-前編-”ではSPスキルが味方を回復して自分の力にするというものになりましたよね(蓄積解放大魔術・聖)。本人の成長が能力とリンクしている感じがして、私のなかでほんとうに神がかった精霊です。
沖 アシュタルはこれまで何度もカードになっていますが、私はあまり持っていないんです。ルックスは好きなんですが“新人王2016”の際の印象が強いです。AS(アンサースキル)が自傷系で、SPスキルが自分のHPを下げて攻撃力を上げる、というものだったので扱うのが難しかったですね。
──『黒ウィズ』の精霊たちは個々にしっかりとしたバックボーンやストーリーを持っていますが、アシュタルはとくにハードな過去を背負っていると感じました。
ヤンクロ そうですね。アシュタルは過去の物語が厚くなっていったこともあって、人気が出たのだと思います。
ルマ アシュタルをずっと描いてくださっているイラストレーターさんは、このキャラクターのことを古い友人と呼んでくださっていて、ストーリー設定の細かなところまで毎回気を使ってくださっています。
大井 愛がありますね。とにかく、今回は男子の熾烈な戦いのなかでよく入賞してくれたなと思います。
こむちゃん 褐色の肌というのは、デザイナー側からすると扱いが難しかったりするのでしょうか?
ルマ たくさん登場させるわけにはいかないです。でも、アシュタルはうまくカッコいいキャラクターにハマってくれてよかったと思っています。
ヤンクロ 担当のシナリオライターは、「自分で書いていても、ちょっとズルいキャラクターなのかな」と思っているそうです。覇眼の一族でありながら、その運命には従わずに一匹狼を貫いている。それが許されるぐらい強いということですね。
──戦いから身を引いて壺を作っていたりして、厭世的(えんせいてき)ですよね。それでも、その強さゆえか戦いからは逃げられない……。
ヤンクロ そのあたりも人気の秘訣になっているのかもしれません。
コウ アシュタルのラフでは座っている構図がたくさんあります。じつは、これ以外の案もいくつかありました。
大井 これを見ると、制作陣の愛が伝わってきてキュンキュンします。
沖 座っている姿もいいですね。
大井 捨てるべきか迷い続けた剣を、こうして抱えているのは感動です。
ルマ イラストの場面は、剣聖として王に招かれた華々しい舞台という設定です。剣聖となった決意を表すには、座っているより堂々と立っていたほうが決まるだろうということから、そのデザインになっています。
──かなり重そうな鎧を身に付けていますね。
コウ “覇眼戦線2”で登場したときも軽い鎧は着ていましたが、今回はガッチリした鎧で式典に参加しています。この鎧についても、GAのストーリーで言及されているので、ぜひご覧ください。鎧が白いのは、ライター側の「剣聖としての尊さを表すために、鎧は白がいい」といった要望から決まっています。
ルマ 赤のイメージが強かったので、白い鎧は新鮮ですよね。
──それでは、つぎは女性部門5位のクレティアです。
沖 かわいい! 安定のかわいさ。
大井 クレティアといえば、やっぱりお尻ですよ! 今回は見えませんけど(笑)。
こむちゃん そうですね(笑)
大井 この子は、王道中の王道ヒロイン。守られながら自分も戦っていく。クレティアの物語は、いつもいい雰囲気で終わるのでストーリーも泣けちゃいます。
ヤンクロ 毎回きれいに終わっていて、『黒ウィズ』の物語のなかでは、珍しいタイプかもしれませんね。
こむちゃん 担当ライターからは「今回の物語は、皆様のクレティアへの投票の結果として描かれることになったストーリーです。クレティアへの投票は、皆様がクレティアにしあわせになってほしいという祈りでもあると思います。その祈りが、シナリオの最後に奇跡を起こすこととなりました。祈りが奇跡を起こすのは、フィクションの世界だけではないのだな、と思った次第です」とのことです。
沖 いい話ですね!
──クレティアは、何度も消えてしまいそうになったり、実際に消えてしまったりしますね。
ヤンクロ イマジナリー(架空の存在)になってしまったこともありますし。それでも、消えそうで消えない。
大井 精霊カードとしても、優秀ですよね。いつも強い。
沖 ちょっとズルいぐらいです(笑)。
こむちゃん なぜかいつも絶対強いですね。(能力を決めているスタッフの)いかりさんに問いただしたいです(笑)。
ルマ クレティアですが、前回のGAまでは画面の向こう側にいる誰かの視点から見たアングルでイラストを作成していました。ですが、最近は周りにいる人やものに目を向けた構図になっています。星の聖女になったことで、よりいっそうたくさんのものを大事にしようという気持ちを、今回のイラストにも現しています。
大井 女性から見ても、クレティアってかわいいですよね。嫌味がないから、素直にかわいいって言えるキャラクターです。
沖 クセが強い女の子が多いですからね、『黒ウィズ』は(笑)。
こむちゃん クレティアはなかでもクセが強いほうですね。ライターからすると、書きにくいですから(笑)。
ヤンクロ 何をするか、よくわからないところがあります。そのこともあって、物語のなかで動かすのもたいへんですね。
大井 お尻が見える構図のラフ案はあったのでしょうか?(笑)
沖 ラフにはないみたいですね。お尻を封印している(笑)。
ルマ そうですね(笑)。ひとつ裏話をしますと、いまクレティアは頭に天球儀を被っていますが、最初は王冠でした。もう少し小物に意味を持たせたかったので、星ということで天球儀にして、以後はクレティアのトレードマークにしています。
沖 へぇー!
コウ どちらも走ってきているイメージのラフですね。ふだんはイラストに全身を入れますが、今回は一枚絵ということで、キャラクターをより近くに感じられるような現在の構図になりました。
ルマ 星でできた道をクレティアが渡ってくる左のほうもいいですが、“クール”にはまるかどうかという意味では、採用されたほうがしっくりきますね。
大井 『エステレラ』は星空が幻想的で、背景がキレイ。“クール”の青のイメージに合っていると思います。
──つぎのイラストは、男性部門第2位のアルドベリクです。
沖 アルドベリクは入賞してしかるべき精霊!
ルマ 制作側が言うのも何ですが、今回のイラストはいつも以上にカッコよくないですか?
大井 女性はイチコロですよね。アルさんは、基本的にカッコいいですから。毎回出てくるたびに色気が増している気がします。
──ゲームのキャラクターとしては珍しく、強くカップリングされていて相手がガッチリ決まっていますよね。
こむちゃん じつは男女の組み合わせで出していくのはタブーとされていたりします。そのふたりをヤンクフロス機さんが最初から関わっています。
ヤンクロ 当時はあのようにカップリングを強めで売り出すのが、『黒ウィズ』チームとしては初めての試みでした。一部の女性プレイヤーから好きになってもらえない傾向があり、その成功例がありませんでした。なので、いまではこのふたりの立ち位置が固まり、ふたりいっしょでいるだけでなく、子どもたち(リュディとリザ)まで含めてセットで成立しているキャラクターとなったのはおもしろいと思っています。
大井 もうパパというイメージですからね。残忍な魔王のはずなのに、家族思いのところがたまらないです。
沖 お人好しなんですよね。
こむちゃん 魅力の根幹はそこにあると思います。魔王なのに、お人好しという。
ヤンクロ 最近はお人好しでもなくなってきているような気もしますが(笑)。
──まさに、今回のイラストは、お人好しという雰囲気とは一線を画するものになっていますね。
ルマ 6周年のときも家族サービスしているアルさんのイラストだったので、“ちゃんと魔王なんだよ、強いんだよ”ということを打ち出していこうと考えています。
ルマ アルドベリクのボツ案には、よりダークな感じのものがありました。
沖 後ろに何かいる(笑)。
大井 採用されたイラストもそうですが、髪をかきあげている仕草がカッコいいですね。
ルマ センターにアルドベリクがドンと構えているのもよかったのですが、これもリュオンと構図が被っていたので、その構図は第1位のリュオンに譲っています。
コウ 今回は羽根の質感がこれまでの描写と違っていて立体感を出しています。風切り羽根の隙間から覗いている、という構図がポイントです。
ルマ アルさんは、本気の度合によって体のあちこちに外見上の変化が現れます。採用のイラストでは、かなり本気を出している状態ですね。
コウ 角の色なども、状況で変わりますからね。ここではオレンジ色になっています。
大井 内側から光っているようですね。ふだんはもっと赤いですからね。
──つぎは男性部門第1位のリュオンです。ザ・イケメンという感じですね。
大井 すごくカッコいいし、もう前しか見ていない(笑)。でも、第1位はすごいですよね?
沖 “Birth Of New Order2”の、あのラストを見たら納得ですよ。
ルマ あれは生みの親としては悲しくて悲しくて……。
大井 プレイヤーも悲しかったですよ! 物語を進めていくと、話がどんどん重くなっていき、もう……ぼろぼろ泣いてました。
沖 こういう話のときは、“涙注意”と書いておいてほしいです(笑)。電車のなかでやっていたりすると、たいへんなことになりますから。
大井 リュオンは登場時から華々しかったです。蓄積解放大魔術・聖を持ったのはこの子が最初ですからね。
こむちゃん 精霊大結晶もこのイベントから登場しましたね。
大井 あのときの大結晶は手に入れるのがたいへんでした……。
ルマ “Birth Of New Order”は5周年の区切りのイベントで、自分も世界観の設定から携わっていましたが、最初は“大きい勢力がふたつ戦っているファンタジー世界”という基本的な部分しかなかったんです。一生懸命に考えて生まれてきたのがリュオンとイスカ、その周囲の子たちだったこともあり、今回で第1位を獲ることができてほんとうにうれしいです。
ヤンクロ “Birth Of New Order”はリュオンとイスカの対立ありきというところがありますが、企画の段階からルマさんがイメージビジュアルのようなものを作っていましたね。
ルマ そうなんです。ビジュアルやストーリーのイメージを形にして、リュオンと審判獣が鎖で繋がっていることなどの細かい設定まで伝えています。
大井 これまでにないぐらいシリアスな世界観ですよ。ストーリーがしっかりしていると、キャラクターへの愛が深くなります。
ルマ それはもう、ライターさんの手腕ですよね。
こむちゃん このイラストは、騎士団長になったころの姿だったりするのでしょうか? リュオンは今回1位らしく、これまでにないカード絵に仕上がったと思います。騎士団長らいい威厳と風格があり、これから「がんばっていくぞ」という意気込みが感じられます。後ろでラーシャが、お母さんみたいな顔して見守っているのがすてきだなと思いました。
ルマ このイラストのストーリーは“BirthOfNewOrder2”より少し前のお話で、ちょうど遠征から帰ってきたところです。体が大きく見えるアングルなので、イラストレーターさんが装飾品なども気合を入れて描いてくださったそうです。
大井 マイページに置いて、拡大して見ないと! 顔だけとか、胸元だけアップにして(笑)。
ルマ ボツになった案(画像左)もパースが強めですごくいいのですが、やはり第1位は中央にリュオン自身がいてほしいということで、堂々と真ん中にいるという構図に落ち着きました。
沖 これはこれでカッコいいですね。
大井 背景が美しい。
ルマ 遠くにサンクチュアが見えていて、これから帰るというところですね。リュオンもですが、後ろのふたりが好きな人にとってもうれしい場面なのかなと思います。
大井 ラーシャが好きだったので、こうして新しいガチャのカードに登場してくれるだけで少し泣けてきます(笑)。
──では、前半の座談会では最後の精霊になります。女性部門第2位、ルミス(ルミスフィレス)。主人公リレイを導く役として登場するキャラクターです。
ルマ このイラストは背景がすごくキレイですよね。『黒ウィズ』のカレンダーも担当されている背景絵師さんにお願いしたのですが、カッコいいキャラクターと緻密な背景が相まって、非常にクオリティが高いものになったと思っています。
こむちゃん 担当ライターは「明るく楽しいイタズラ好きな妖精だった彼女が、いまは戦士として戦い続けている」と語っています。ちなみに、その人の作品の登場人物は、ほとんど全員が戦い続けているんですよね(笑)。
大井 確かにみんながずっと戦っている(笑)。
ルマ アワードを獲ったわけですし、今回のイラストでは笑顔にしてあげたいという思いがありました。でも、担当ライターさんからは「ルミスは戦闘中に笑うような子ではありません。暴走妖精を助けたい一心で戦っているので、たとえ自分が有利な立場に立っても、笑顔で倒すようなことは絶対にしない」と一蹴されまして(笑)。今回もカッコよくキリっと敵をにらみつけているような表情になっています。
──戦いを離れるとキノコ好きであったり、テレビが好きだったりと、お茶目な部分も持ち合わせていますよね?
大井 おまけの話がおもしろく、そちらのイメージが強いですよね。
ルマ ストーリーを読んだことがない方には、ルミちゃんは“クール”なキャラクターだと思われているのかもしれません。まぁ、本人は、自分が周囲にどう思われていようと、気にしないはずです。
大井 “FairyChord”はいまの日本の東京に近い世界観で、渋谷が出たり、東京タワーもありますよね。しかも、東京タワーは使用の許諾を取ったとお聞きしました。
ルマ これまでも現代の世界観がモチーフのシナリオはありましたが、“FairyChord”では本腰を入れて現代日本、東京を描きたかったんです。そのため、東京のシンボル的なランドマークとして東京タワーも出すことを決めました。東京タワーは正式な許可を得れば登場させてもいいとのことでしたので、それを許可をいただいて使用しています。ほかにも、いろいろとたいへんなこともありましたね……。
こむちゃん “FairyChord”は周年イベントとして企画したのですが、やはり周年イベントはプレッシャーがかかります。これまでの周年イベントを踏まえ、今年は何をやろうか模索しているときに、“現代”というキーワードや“妖精が楽器で戦う”というアイデアを思いついています。
ルマ 周年イベントのキャラクターデザイン担当者も、毎回辛い思いをしながら作っていますね。もちろん、苦しんでいるぶんだけ、できあがったものには自信を持っています。
──長く支持を集めてきた古参の人気キャラクターがいるなかで新しいイベントの登場人物が上位に入ってくるのは珍しいと思うのですが、“FairyChord”は大善戦しましたね。
ルマ 男性陣も上位に食い込んできていて、中間発表ではソウヤが5位でした。なので、そのときはGAがそのまま“FairyChord”になってしまうかもと、ハラハラしながら経過を見ていました(笑)。
こむちゃん 今回は、前日譚にあたる“FairyChord Prelude”を先に展開して、その後に本編を開催するという新しい試みも実施しました。作る側はたいへんでしたが、そこもプレイヤーさんに受け入れていただいた要素なのかと思っています。
ルマ デザイン面も半年ぐらい、ずっと考え続けていました。直接の担当は若いスタッフですが、ああでもない、こうでもないと話し合いながら作っていったので、これだけ人気が出てくれてほんとうにうれしいと話していました。
コウ これはボツになったラフですが、これより前の段階のルミちゃんのラフは白いドレスを着ているという想定で描かれていました。
ルマ でも、そのシチュエーションでルミちゃんらしいストーリーを考えるのも難しいということもあってボツになったんです。コンセプトとしてはよいので、いつか別の形で日の目を見ることがあるかもしれません。
──イラストを先に着手し、後からストーリーをイラストに合わせるように作ることもあるのでしょうか?
ルマ あります。GAのときはある程度順位が決まってからでないと動けないので、大急ぎの作業になりましたね。
沖 となると、たとえばの話ですが、私がペガサス推しのようにすごくコアな精霊を応援している人ががんばって投票して入賞してしまったりすると、ちょっと困ったりしますか?(ライター注釈:ちなみに、沖さんの『黒ウィズ』マイページの表示精霊はペガサス)。
ルマ まったく想定していない子が上がってくると、あせりながら作ることになります(笑)。
──今回のルミスですと、最初のラフから構図自体が変わっていますね。
ルマ これ以外にもいろいろな案がありました。今回は都心で暴走妖精と戦っているシーンにしようという基本的な方向性が決まったので、そのようなイラストになっています。
濃いメンバーによる濃すぎる『黒ウィズ』話は留まることを知らず、予定時間をあっという間にオーバーするほどの展開に! ゴールデンアワード2019前半の精霊トークだけでも大ボリュームになったので、残りの6精霊については後編でお届けします!
さらに、その座談会には、ゴールデンアワード女性部門第1位“FairyChord”リレイ役の野口瑠璃子さんが特別ゲストとして参加! “ガチ勢によるガチトーク”後編もお楽しみに!!
座談会開催記念として、沖佳苗さんと大井麻利衣さんのサイン入りチェキを抽選で各2名(計4名様)にプレゼントします。下記の“プレゼント応募フォーム”にて、希望する賞品など必須事項をご記載のうえ、ご応募ください。
【応募締切】
2019年9月6日18時59分まで
【注意事項】
※必ず注意事項を確認いただき、同意のうえで応募してください。
◎ひとりにつき、応募は1回まで。複数応募された場合でも、当選はひとり1口までとなります。
◎希望する賞品、氏名、郵便番号、住所、電話番号、年齢は必須項目です。入力漏れや誤入力がある場合は、応募を受け付けられません。
◎希望賞品のどちらのチェキが当たるかは編集部にお任せください。
◎賞品の発送先は日本国内に限ります。
◎賞品は譲渡(転売・オークション出品も含む)をしないことを応募・当選の条件とします。譲渡が明らかになった場合、当選は取り消され権利をお返しいただく場合があります。
◎ご応募に際しお客様よりご提供いただいた個人情報は、弊社のプライバシーポリシーの定めるところにより取り扱わせていただきます。
【当選者の発表】
賞品の発送(2019年9月下旬)をもって代えさせていただきます。
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