『ポケモンGO』や『Ingress』の世界をARで再現した体験型イベントがすごかった

2018-10-15 19:08 投稿

ARの魅力を感じられる特別な空間

2018年10月17日からアニメがスタートするナイアンティックの位置情報ゲーム『Ingress』や、その技術が使われている『ポケモンGO』を題材にしたAR体験型アトラクションイベント“INNOVATION TOKYO 2018 – AR PLAY GROUND WITH NIANTIC”が、2018年10月12日から17日まで六本木ヒルズで開催。

本記事では10月13日の取材日段階で公開されていた3つアトラクションを、ライターの深津庵が体験リポートする。

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イベントの見どころ
●AR庭園で大好きなポケモンを探して触れ合える
●自身の足で実際にジムの頂上を目指すドキドキ体験
●プロジェクションマッピングで再現した『Ingress』の世界

AR庭園で大好きなポケモンを探して触れ合える

六本木ヒルズの毛利庭園に設営された「Pokemon GO AR庭園」は、イヤフォンから聞こえてくるポケモンの声や音を専用の集音型ガジェットで集めていくARゲーム。

受付でピカチュウまたはイーブイのサンバイザーを受け取り、毛利庭園を実際に探索していく内容だ。

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今回登場するポケモンはヒトカゲ、フシギダネ、ゼニガメ、ピカチュウ、イーブイ、コイキング、カビゴン、プテラ、ギャラドス、ナッシー(アローラのすがた)の10種類。

まず、耳を塞がず周りの音とARゲームの音を同時に聞くことができるambieを装着。庭園の中に隠れているポケモンの声を聞き分けながら逃げないようゆっくり近づき、大きく聞こえるスポットを探し当てる。

正しい場所にたどり着くと集音型ガジェットの画面に特別なアイコンが表示“録音”ボタンをタップして捕獲するという流れだ。

この日限定で開催された“DIVE to INGRESS 音声ARエージェントゲーム”の取材終了後の体験ということもあり、すっかり日も落ち真っ暗だったがライトアップされた六本木ヒルズでのAR体験は何だか神秘的でよかった。

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また、周囲の環境音やみんなの会話がしっかり聞こえるので、すぐそこにポケモンたちが隠れているような感覚を味わえる。

「こっちから聞こえてくのはピカチュウかも」とか、「水辺のほうに行けばコイキングがいそう」といった会話を楽しめるのもambieの魅力だ。

10種類いるポケモンの中から3匹の声を録音し終えたら、そこから好きなポケモンを1匹選択。園内にある指定されたスポットで専用のスマートフォン端末を介して呼び出してタップ操作で触れ合うことができる。

各ポケモンがどこに潜んでいるのかは挑戦してのおたのしみ、ぜひ何度も並んで全種類のポイントを探し出してほしい!!

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自身の足で実際にジムの頂上を目指すドキドキ体験

毛利庭園の近くに設営されている3つのポールが印象的なアトラクション“毛利庭園ジムに登ってみよう”は、文字通り『ポケモンGO』トレーナーにはおなじみのジムにARを使って登るもの

チャレンジ中の様子をはたから見ると不思議な光景だが、実際に挑戦してみると予想の斜めうえをいく高所感を全身で味わうことができる。

とくに降りは高所恐怖症に筆者には過酷な試練。思わず足がすくみ、自然とポールつかむ手に力が入ってしまった。

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頂上に立って頭上を見上げると設営された装置のカラーにちなんで黄色ならサンダー、青色だとフリーザー、赤色であればファイヤーが出迎えてくれる。

筆者は係員の案内で黄色、つまりチーム“インスティンクト”ということでサンダーを見ることができた。

それはそれでうれしい体験なのだが参加者がトレーナーの場合、所属するチームを確認してもらい、対象の場所でジムを登りたいのがトレーナーの心理。

混雑具合やイベントの都合にもよるだろうが、もう1度体験できる機会があれば試しに自分のチームカラーを伝えてみたい!!

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プロジェクションマッピングで再現した『Ingress』の世界

マイクロソフトのARシステム“Hololens”を使って六本木ヒルズの模型(1000分の1スケール)に投影されたプロジェクションマッピングを演出。『Ingress』における陣取りの様子を再現したものを目の当たりにすることができるのが“AR Roppongi x Ingress”最大の特徴だ。

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さらに、専用のパネルを操作すると1週間分の動きが段階的に投影される。

HoloLensを使った体験は並ぶ必要があるが、模型に投影された陣取りの様子やパネルの操作は自由に楽しむことができるもいいところ。

パネルにある『Ingress』のロゴをタッチし続けると、とある現象が発生するらしい。

興味があるひとはぜひ、会場で何が起こるのか試してみよう!!

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ちなみに、ナイアンティックの最新対戦型ゲーム“ Codename: Neon”は、10月17日から21日の各日12時から20時までのスケジュールで開催。

場所は大屋根プラザと今回リポートした3つのアトラクションとは異なるので、詳しくはこちら公式サイトで確認してもらいたい。

いずれも体験する価値あり、ARの在りかたを考え未来に可能性を感じられるものだったぞ!!

P.N.深津庵(撮影協力:あしたづひむ)
※深津庵のTwitterはこちら

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