50vs50の大乱戦をスマホで再現したアクションRPG『ファンタジーアース ジェネシス(FEG)』の見どころを開発者に直撃!

2018-09-12 15:00 投稿

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ファンタジーアース ジェネシス

PCの長寿オンラインゲームがいよいよスマホに!

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アソビモとスクウェア・エニックスが共同開発しているスマホ向けオンライン対戦アクションゲーム『ファンタジーアース ジェネシス』(以下、『FEG』)が、2018年9月27日にいよいよ正式サービススタート。

本作は、今年でサービス開始から12年目を迎える老舗オンラインゲーム『ファンタジーアース ゼロ』(以下、『FEZ』)の流れを汲んだ作品として、『FEZ』ユーザーからも多くの注目を集めている。

とはいえファミ通App読者諸氏にはシリーズになじみのない人も多いかと思われるので、河野プロデューサーと内山監修ディレクターのおふたりをお招きして、本シリーズの魅力、そしてスマホで再現される『FEG』の見どころについて改めてお話し聞いてみたぞ。

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河野智幸氏/アソビモ(写真左)
『ファンタジーアース ジェネシス』プロデューサー(文中は河野

内山スグル氏/スクウェア・エニックス(写真右)
『ファンタジーアース ジェネシス』監修ディレクター(文中は内山

――まず『ファンタジーアース ジェネシス』のそもそものなりたちについて教えてください。

河野 アソビモでIP企画が掲ったときに、スクウェア・エニックスさんと縁があってお声掛けさせていただきました。弊社はMMORPGの開発・運営の実績が多くあるのですが、そこにマッチしたタイトルとして『ファンタジーアース ゼロ(FEZ)』をあげさせていただいたのがきっかけですね。

内山 『FEZ』自体はスタートから今年で12年、かつ2015年にGMOゲームポット様からスクウェア・エニックスに運営が移管(※)されまして、ちょうど「今後『ファンタジーアース』シリーズというものをどういう風に展開していくか」という議題がつねにあった時期でした。そのときにスマホのMMORPGも得意とするアソビモ様からお話しをいただいたので、これはぜひいっしょにやりたいなと思ったのが始まりですね。

※『ファンタジーアース ザ リング オブ ドミニオン』としてスタートしたのち、2006年末にタイトルを『ファンタジーアース ゼロ(FEZ)』に変更しGMOゲームポットにサービスが移管されていた。

――ちなみにそれはいつごろのお話しなのでしょうか?

河野 それが3年前くらいなので、2016年ですね。そこからいろいろ協議をしながら進めてきました。

――元となるPC版『FEZ』とはどのようなゲームか、ポイントをご紹介いただいてもよろしいですか?

内山 5つの国が大陸の覇権を狙って争っているという世界観で50対50の対人戦が楽しめるオンラインアクションゲーム、というのが最大の特徴です。あとは運営して12年間積もった非常に豊富なアバターですね(笑)。数えきれないほどのアバターで自分の好きな恰好をして戦えるというのもご好評いただいてます。肝となるバトルの部分は単純に兵士同士の戦いだけではなく、召喚獣だったりオベリスクと呼ばれる領域を取り合うなど戦略性の高い要素も多く含まれています。まだまだ元気に運営していますので、こちらもよろしくお願いいたします(笑)。

『ファンタジーアース ゼロ』公式ホームページはこちら

――12年も続いているというのは素直に驚きですね。

内山 いろいろなゲームがサービス終了していく中で、いわゆる老舗の部類に入って定着できたのは、ひとえに昔から支えていただいているユーザーのおかげです。

――スマホ版にあたる『FEG』は、シリーズではどのような立ち位置になるのでしょうか?

河野 ストーリー的には『FEZ』以前のお話しとして、『FEZ』から400~500年前の世界が舞台となります。PC版とは明確に差別化を図ったものになります。

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▲エイルザン同盟、アデルヴァル同盟、ケムダーヴ同盟の3勢力がクリスタルを求めて対立する世界が『FEG』の舞台となる。

――タイトルについている“ジェネシス”にはどのような意味があるのでしょうか?

内山 いろいろ候補があったんですが、アソビモ様から『ファンタジーアース ジェネシス』という案があり、創世や始まりを意味して本作の世界観ともマッチしていると思い採用しました。あとは『ファンタジーアース ゼロ』がユーザーから『FEZ(フェズ)』の愛称で親しまれていたので、“FEなんとか”と呼ばれるようなタイトルにしたかったというのがあります(笑)。なので、『ファンタジーアース ジェネシス』は『FEG(フェグ)』と呼んでいただけるといいなと思っています。

――『FEZ』をそのままの移植したものではないということですね。

河野 当初はそういうお話しもあったのですが、テストプレイを重ねていくうちに、スマホならではの手軽さを活かしたり、あるいはオリジナル要素だったりなどのアイデアが生まれてきまして、現在の形になりました。

内山 初めはほぼほぼ移植版だったんですけど、やはり操作が複雑な部分が多く、これはスマホに最適化する必要があるなと。そこでTPSではなくクォータービュー視点するなどの大きな変更を行いました。本シリーズに馴れているユーザーなら問題なく遊べるものでしたが、スマホでやるからには『FEG』はもっと幅広いユーザーに楽しんでいただけるような作品にしたいですからね。また『FEG』では1回の戦闘時間を短めに設定しました。『FEZ』だと1試合だいたい25分くらいかかるんですが、それに対して『FEG』は1戦争10分でサクッとプレイできるようにしています。まずはこのモードでプレイしていただいて、もっと濃い戦闘を楽しみたいという流れができてきたときにアップデートで応えられるよう準備しているところです。

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▲クォータービュー視点で最大100人の大乱戦がくり広げられる『FEG』。クリスタルタワーと呼ばれる拠点を占拠することで戦場ゲージが増え、ゲージがMAXになると勝利となる。

――変える部分は変えてもシリーズらしさは残っていると。

内山 スマホで同時に100人となると端末によるスペックの問題だったり通信ラグだったりいろいろあると思ったので、最初は「10対10くらいがいいんじゃないか」という話しも出ました。ただ、『ファンタジーアース』という名前を使うからには、ユーザーがパッとイメージする“50対50”という部分はぶらさずに目指しました。

――『FEG』から始めるユーザーと『FEZ』経験者が同時にプレイして、いきなり差が生じてしまうようなことは?

河野 『FEZ』はもともと戦術というものが大事なゲームではありますが、『FEG』はまず対戦のアクションの楽しさを体験してもらえるような作りにしています。その点で言えば初心者も経験者も分け隔てなく楽しんでいただけるかと思います。

内山 じつはいま建築という要素は外しているんです。最初から複雑にならないように、初心者も徐々にゲームを理解できるようなシステムやUIを作ることを心がけました。

河野 そういった土台ができた上で後日新しいタクティカルな要素をアップデートで追加していければなと思っています。

――それでは『FEG』ならではのオリジナル要素について教えてください。

河野 大きな違いとしましては、やはりTPS視点からクォータービュー視点になったことですね。それによって背面も含めて周囲が見渡しやすくなっています。あとは盟主ですね。『FEZ』は歩兵と召喚獣の中でくり広げられるバトルなんですけども、それに加えて『FEG』は自身が盟主へ変身できる盟主召喚があります。盟主が前線で敵を蹴散らして召喚獣をサポートするなど、新たな戦いを楽しんでいただけると思います。

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▲強力な力を持つ召喚獣は、決められた条件さえ満たせばどのプレイヤーでもくり出すことができる。

内山 あと『FEZ』になかった要素としては、キャラクターの性能のカスタマイズですね。『FEZ』だとほとんどみんな同じ平坦な能力にたどり着いて同じ条件で遊んでもらうというものだったんですが、『FEG』ではHPがやたら高いとか攻撃に特化したりだとか、そういった成長要素の楽しみを加えてあります。

――キャラの成長要素は大胆なオリジナル要素ですね。

内山 『FEZ』はどちらかと言うと積み上げ要素といいますか、プレイする度に何かが溜まるとか強くなるという要素がなかったので、『FEG』ではくり返しプレイするモチベーションに繋げる意味も含めて取り入れてみたい要素でした。

河野 ガチャやゲーム内通貨で武器を買っていただいて戦争に行き、そこで活躍すればそれなりの報酬や新たなマテリアルが手に入りますので、それで強くさせてまたプレイしてもらう。そのようなサイクルが成り立つように設計しています。

――他のプレイヤーとのコミュニケーション方法については?

河野 フレンド・パーティ・部隊など用途に分けてできるチャットを用意しています。戦場の中でもエモーションという簡単なコミュニケーションツールを用意していますので、スマホでも不便なくコミュニケーションがとれるようにできたと思っています。

内山 ベータテスト時に「PCのように細かくコミュニケーションをとれる方法を用意してほしい」という意見をいただいておりますので、複雑にならない程度に、それらの要素を入れられるように目下検討中です(笑)。スマホ版では戦争中のチャットはあえてできないようにしています。バトル中にいちいち文字を打つようなものではなく、スタンプなり簡単な定型文などがポンと出せるような、そういったものを『FEG』では充実させていきたいと思っています。

――近年はスマホでも多人数プレイのゲームが注目されていますが、何か影響を受けたものはありますか?

内山 いまバトルロイヤル系のゲームが話題ですが、1対99とは違う50対50の楽しさもぜひ体験してもらいたいと思っています(笑)。逆に『FEG』で1対99をやるのも…ありっちゃありですかね?(笑)。

河野 『FE』シリーズはやはり連携の楽しさというものがあるので、やるとしても“らしさ”を残しつつ5人パーティで…とかなら考えられるかもしれませんね(笑)。

――若干期待しちゃいます(笑)。それでは最後に読者へのメッセージをお願いします。

河野 ベータテストをやらせていただきまして、『FEZ』ユーザーの方が多く参加していただきました。いただいたご意見を参考にしながらよりよいゲームに仕上げてリリースしたいと思っていますのでご期待ください。『FEG』からシリーズを体験していただくユーザーさんは、リリース時はもちろんいつ始めてもスムーズにゲームを楽しめるようなものにゲーム内外で情報提供していきながら進めますので、気軽に手に取って50対50の対戦を体験していただければと考えています。

内山 初心者のユーザー含めて、“みんなでわちゃわちゃプレイする”という楽しさを味わってもらいたいですね。また『FEZ』を支えていただいたユーザーに関しては、最初はシンプルに要素を制限していますが、もっともっと戦略や戦術の要素を充実させていくので“スマホを持って待機しておいてください”とだけ言っておきます。これが自分からのメッセージです(笑)。

【ファンタジーアース ジェネシス事前登録はこちら】

ファンタジーアース ジェネシス

対応機種iOS/Android
価格無料(アプリ内課金あり)
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ジャンルアクションRPG
メーカーアソビモ/スクウェア・エニックス
公式サイトhttp://www.fantasyearthgenesis.jp/
公式Twitterhttps://twitter.com/feg_pr
配信日配信終了
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