これが上級者の本気!ファミ通Appチームも挑んだ『クロノマギア』ドリームトーナメントの結果は!?

2018-05-03 12:00 投稿

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クロノマギア

上級者によるハイレベルな激闘を見届けよ

2018年5月2日、トレーディングカードゲームを得意とするプレイヤーが集った『クロノマギア』(以下、『クロマギ』)の公式大会“第一回『クロノマギア』ドリームトーナメント”の模様が放送された。

今回の記事では、本大会の模様を振り返っていく。なお、大会は2018年4月21日に開催されたものであり、カードの性能などは現在のものとは一部異なっている。

第1回戦第1試合:カードゲーマー VS ファミ通App

大会はカードゲーマーチームとファミ通Appチームの対決からスタート。ファミ通Appチームの健闘に期待したいところなのだが……?

GAME1:村上ゼータVSちょもすリーリア

大会初戦は、カードゲーマーチームの村上圭佑とファミ通Appチームのちょもすの戦いで幕を開けた。

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▲村上はゼータを、ちょもすはリーリアを使用。

村上ゼータは速攻スキルを活用し、2ターン目からゼータの“煽動”によって敵クリーチャーを強制的にサモンして盤面を支配するという、スタンダードに強い戦法を展開。

対するちょもすリーリアは、場のクリーチャーを手札に戻すマジック“アリアドネーの糸”と速攻スキルを組み合わせて対応したが、結果としては村上ゼータの火力に押し切られ、カードゲーマーチームに先勝を許す結果となった。

“アリアドネーの糸”は手札に戻したクリーチャーのコストに応じてMPを回復できるため、コスト10の“リヴァイアサン”を戻してMPを大量に回復し、そのMPでマジックカードによる攻撃を行う、というパターンを通すことができれば、ちょもすの勝利もあり得たかもしれない。

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▲ちょもすリーリアとしては、序盤で“アリアドネーの糸”を使わざるを得ない状況になってしまったのが痛かった。

GAME2:松本ライザー VS ジュビ漏ゼータ

ファミ通Appチームとしては後がなくなったGAME2は、松本ライザーとジュビ漏ゼータの対決。防御力のない能力者同士の戦いだけあって、どちらが先に攻め切るかがポイントとなった。

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▲ダメージ発生スキルや即時サモンスキルなど、マギアスキルも似通った性能の組み合わせに。

先行となった松本ライザーは最初のターンから“グリーンスライム”と“獄炎の獣”をセットするという攻めの姿勢を見せた。

対して、ジュビ漏ゼータがクリーチャーを強制的にサモンするマギアスキル“遠吠え”を警戒して初手を見送ると、松本ライザーは“ナイフアタック”やクリーチャーの攻撃で、着実にライフを削っていく。

しかし、2ターン目にジュビ漏ゼータは“アルテミスの矢”によって“獄炎の獣”を排除し、“遠吠え”を封じたうえで“神機クシフォス”を含めて3体のクリーチャーをセット。

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▲左右のスペードタイプクリーチャーに攻撃力+2の効果を発生させる“神機クシフォス”によって、盤面は一気にひっくり返った。

セットしたクリーチャーが無事にサモンされると、ジュビ漏ゼータが一気に攻撃をしかける。

3体による一斉攻撃に加え、速攻スキルを持つスペードタイプ“疾風の獣戦士アタランテー”をレベルアップサモンしてさらに攻撃。

マギアスキル“捨て身の一撃”やマジック“ゼウスの雷”による直接ダメージも重なり、なんと28もあった松本ライザーのライフがこの1ターンですべて削り切られることとなった。

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▲勝負を決めたのは“ゼウスの雷”。やはりシンプルに強いだけあって、本大会でも多くのデッキに組み込まれていた。

これにより、両チームの勝敗は1体1。勝負はGAME3にもつれこむこととなる。

GAME3:有留エレナ VS 馬場園ガメイラ

GAME3で相まみえたのは、手軽なクリーチャー強化によってダメージを稼ぐ馬場園ガメイラに対し、デッキ切れによるダメージを誘発させるというトリッキーな戦法の有留エレナ。

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▲有留エレナはマギアスキル“悪魔の微笑み”をセットすることによって悪魔デッキに見せかけるという読み合いも考えた構成となっていた。

互いに防御力が高いだけあり、最初のターンはお互いクリーチャーをセットせずに様子を見る。

序盤に馬場園ガメイラが3体のクリーチャーを一気に召喚し、マギアスキル“女王のおたけび”によって全クリーチャーの攻撃力を伸ばしたが、仕留めきれず反撃を受けることを警戒し、能力者への攻撃は控えた。

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▲ここでの判断が勝負の分かれ目だったとも言える。

有留エレナはクリーチャー全体に6ダメージを与える“デウカリオーンの洪水”によって馬場園ガメイラのクリーチャーを一掃すると、そこから相手のデッキや手札のカードを消滅させるスキルを持ったクリーチャーを展開。

クリーチャーを強制的にサモンする“ウェイクアップ”とクリーチャーに直接ダメージを与えるマジックカードなどを使い、次第に有留エレナが盤面を掌握していく。

馬場園ガメイラはカードを出しても倒され、持っている手札も敵クリーチャーのスキルで消滅させられるという苦しい状況に追い込まれた。

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▲“キラーマンティス”が持つ、自分のデッキのカードを1枚消滅させる効果もふだんは気にならないが、デッキ切れを狙う相手には相性が悪い。

固定ダメージを7点与えるマギアスキル“フレア”によって有留エレナのライフを5点にまで減らしたものの、最終的にデッキと手札がすべて消滅させられ、馬場園ガメイラは無念の敗北となった。

これにより、カードゲーマーチームが決勝へと駒を進める。

第1回戦第2試合:電撃オンライン VS 4Gamer.net

続いては、電撃オンラインチームと4Gamer.netチームの対決。果たして決勝に進んだのはどちらか!

GAME1:ルネゼータ VS modialゼータ

GAME1はゼータ同士の勝負。マギアスキルのセット状況も完全に一致しており、どちらが相手の裏をかくかが注目される一戦となった。

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▲フリー対戦で発生することも少なくないゼータ対決。

互いに“煽動”がキーとなるゼータ同士の戦いは、ルネゼータが1ターン目に出した“化け蟹カルキノス”が勝敗を分けた。

先行をとったmondialゼータは順調に2ターン目で速攻スキル持ちのクリーチャーを使い“煽動”を発動したが、サモンされた“化け蟹カルキノス”はステルススキルによって攻撃対象にならず、mondialゼータはいきなりペースを崩されることとなる。

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▲コストに対して能力は低いが、ステルススキルは強制サモンからのクリーチャー撃破という戦法に対する対策として非常に有効。

その後もルネゼータは相手の逆転を許さず、盤面でも優位を保ったままライフを削り切って勝利。

“煽動”に対して有効な“化け蟹カルキノス”を2枚積んでいたことが勝因だったと言えるだろう。

GAME2:辻村ほのか VS Gundamflameエレナ

初戦を制した4Gamer.netチームは、続くGAME2でさらにその勢いを強めることとなる。

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▲意外なチョイスとの声も出た辻村ほのかの前に立ったのは、クリーチャー強化によって盤面を支配するGundamflameエレナ。

辻村ほのかはクリーチャーにシールドを付与する“護身符”によって守りを固めようとしたが、Gundamflameエレナはサモン時に敵全体に固定2ダメージを与える“破滅の化身テューポーン”などによってこれを突破。

さらにライフの高い“光の乙女ヘーメラー”を召喚し、Gundamflameエレナはライフ+2と挑発を付与する“光の壁”を使って守りを固め、盤面の支配権を完全に掌握した。

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▲もともとのライフが高いクリーチャーに“光の壁”を使用されると、相手としてはかなりダメージを通しにくくなってしまう。

セットされた敵クリーチャーを“ウェイクアップ”による強制サモンによって処理し、そのままペースを乱すことなくGundamflameエレナが勝利を掴んだ。

2連勝を決めたことにより、4Gamer.netチームが決勝に進むこととなった。

3位決定戦:ファミ通App VS 電撃オンライン

決勝戦の前に、トーナメントGAME1で敗北したチーム同士による戦いが行われた。

解説陣からは「むしろ4位を決める戦い。どちらも負けたまま帰りたくはないはず」とのコメントもあり、両チームにも気合が入った一戦の行方は……?

GAME1:ゴローライザー VS ちょもすほのか

物質クリーチャーに“防御指示”でシールドを付与していくという基本的な戦法を展開しようとしたゴローライザーだが、ちょもすほのかがコスト10クリーチャーをセットすると、臨機応変な対応を見せる。

コストからセットされたのが“リヴァイアサン”だと予想し、すでにシールドを付与していた“スペードゴーレム”をベースにし、“キングスライム”をレベルアップサモンで召喚したのだ。

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▲“リヴァイアサン”はサモン時に自身以外の全体に固定3ダメージを与え、シールドも無視できる。レベルアップサモンはかなりの好判断と言える。

その後、“キングスライム”のスキルによって“リヴァイアサン”を麻痺させ、攻撃を重ねて撃破したところまではゴローライザーがペースを握るかに見えた。

しかし、ちょもすほのかも速攻スキルやダメージ発生マジックを使って相手クリーチャーを一気に排除し、着実にMPを浪費させていく。

さらに終盤、“リヴァイアサン”をレベルアップサモンしてサモン時のスキルと攻撃によってダメージを重ねると、“アリアドネーの糸”によって“リヴァイアサン”を手札に戻すとともにMPを回復。

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▲“アリアドネーの糸”で“リヴァイアサン”を引き戻せばMPは10も回復。一気に攻める際には非常に役立つ組み合わせだ。

充填されたMPによって“混沌の炎弾”を2枚連続で放ち、相手が体勢を立て直す前に攻め切ったちょもすほのかが勝利を掴んだ。

GAME2:ジュビ漏ゼータ VS mondialゼータ

続いては、再びのゼータ対決。今回も両者“煽動”が鍵になるデッキとなっており、カードの引きや立ち回りに注目が集まった。

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▲やはりマギアスキルの構成は同じ。

先行を取ったジュビ漏ゼータが順調に“煽動”を決めたが、直後にmondialゼータも速攻クリーチャーの召喚から、攻撃と“捨て身の一撃”によって盤面を掃除。互いにアグレッシブな攻めを見せた。

以降は両者とも“煽動”を警戒しつつ、やや落ち着いたペースで展開が進んだが、ジュビ漏ゼータが“煽動”の使いかたを把握したプレイヤーならではの動きを見せる。

スペードタイプで速攻を持つクリーチャーは最低でもコスト5。そして“煽動”の発動にはコスト1が必要となる。つまり、速攻クリーチャーの召喚から“煽動”を発動させるには最低でもMPが6必要となる。

ジュビ漏ゼータはこれを利用し、mondialゼータのMPが少なくなったタイミングで“神機クシフォス”をセットし、無事サモンすることに成功する。

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▲MPが5しかなければ、速攻クリーチャーの召喚はできても“煽動”を使った敵クリーチャーの排除はできない、というわけだ。

“神機クシフォス”を確保したジュビ漏ゼータは、さらに速攻持ちの“疾風の獣戦士アタランテー”を召喚し、強力な攻撃と“煽動”によって一気にペースを握った。

クリーチャーたちによる攻撃とマジックカードによるダメージを重ねてジュビ漏ゼータが勝利し、3位決定戦はファミ通Appチームが制することとなった。

GAME3:馬場園ガメイラ VS 辻村ほのか

勝敗は決したが、せっかくということでGAME3の馬場園ガメイラ VS 辻村ほのかも開催された。

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▲どちらも第1回戦と同じデッキを使用。

序盤は馬場園ガメイラが“女王のおたけび”を使って一気に能力者のライフを残り5まで減らし、早くも勝負がついたかに思われたが、“ゼウスの雷”や“混沌の炎弾”といったマジックカードによって、辻村ほのかも一気に盤面の支配権を取り戻す。

大きなダメージソースである“混沌の炎弾”をクリーチャーに使うことになったのは痛手だったが、敵クリーチャーを一掃し、レベルアップサモンを行った挑発持ちの“セイントナイト”にシールドを付与し、堅牢な守りを築くことに成功する。

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▲序盤は馬場園ガメイラが圧倒的優位に立っていたのだが……。

さらに辻村ほのかが“ドワーフ”を召喚したことで、セットされた相手クリーチャーをサモンすると同時に固定2ダメージを与える“暴嵐符”を発動できるようになり、馬場園ガメイラがほぼ完ぺきに動きを封じられてしまう。

そのまま盤面の支配権をキープした辻村ほのかがクリーチャーの攻撃と“混沌の炎弾”によってライフを削り切り、なんとか電撃オンラインチームに1勝をもたらした。

いよいよ運命の決勝戦!

そしてつい迎えた決勝戦。2勝1敗でファミ通Appチームを押さえたカードゲーマーチームと、圧倒的な2連勝によって決勝進出を決めた4Gamer.netチームの対戦だ。

GAME1:松本ライザー VS Tredsredサリー

決勝戦のGAME1は、ライザーとサリーという、やや意外な能力者同士での対決となった。

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▲サリーはほかの出場者が使っていなかっただけに予想されていなかったチョイスだったのだが、その実力はと言うと……?

序盤は松本ライザーがクリーチャーによる攻撃と“ナイフアタック”によってダメージを重ねていき、かなり攻めの姿勢を見せる。

中盤まではひたすらに攻め込まれていたTredsredサリーだが、ダメージによってMPが溜まると、コスト4クリーチャーを一気に3体サモンし、怒涛の攻めを展開した。

Tredsredサリーが味方クリーチャー全体に2回行動を付与する“星空煌光”を発動すると、3体のクリーチャーによる攻撃だけで24点ものダメージを与え、最後に“アルテミスの矢”によって27点もあった松本ライザーのライフを一瞬で消し飛ばしたのだ。

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▲発動条件がややきびしいが一発で逆転を狙えるマギアスキルはまさにロマン。

『クロマギ』の醍醐味とも言える急激な逆転劇により、まずは4Gamer.netチームが1勝を手にした。

GAME2:村上ゼータ VS ルネゼータ

本大会でもおなじみとなった3度目のゼータ対決は、やはり“煽動”を中心に勝負が展開する。

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▲おなじみのマギアスキル構成。スペードタイプでデッキを染めればクリーチャー間の強化もしやすいため、シンプルな強さがある。

ルネゼータは、第1回戦と同じように相手の速攻“煽動”を読んで“化け蟹カルキノス”をセットするが、村上ゼータは速攻クリーチャーが手札にきていなかったため、この読みはは空振りとなる。

村上ゼータは代わりに“神機クシフォス”をセットして純粋な攻撃を仕掛けようとするが、逆にルネゼータが速攻持ちの“疾風の獣戦士アタランテー”をサモンし、村上ゼータの“神機クシフォス”を撃破してしまう。

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▲“捨て身の一撃”によるダメージも忘れてはならない重要なダメージソース。

MPを使い切ったうえにクリーチャーも排除されてしまった村上ゼータに対し、ルネゼータは盤面、MPともに大きくアドバンテージを確保。

つぎのターンに“神機クシフォス”をサモンすると、強化されたクリーチャーによる攻撃や“混沌の炎弾”によってライフを削り取り、4Gamer.netチームの優勝につながる2連勝を決めてみせた。

GAME3:有留エレナ VS Gundamflameエレナ

優勝は4Gamer.netチームに決まったものの、せっかくということで有留エレナとGundamflameエレナの対戦も行われた。

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▲有留エレナが再びデッキ殺しの恐ろしさを見せるかとも思われたが……。

サモン時に固定ダメージを発生させる“破滅の化身テューポーン”などを多用するGundamflameエレナに対し、有留エレナも“ウェイクアップ”や、即死効果を持つ“タナトスのささやき”などによって敵クリーチャーを排除していく。

手札とデッキを枯渇させることでじわじわと相手を追い詰める戦略の有留エレナだったが、Gundamflameエレナのデッキに組み込まれているクリーチャーとはかなり相性が悪かった。

相手クリーチャーを排除しようと“ウェイクアップ”によって敵をサモンするたび、サモン時に発生する固定ダメージが有留エレナのライフを確実に奪っていき、デッキ破壊の耐性が整う前にライフが底をついてしまう結果となったのだ。

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▲“ウェイクアップ”によるクリーチャー潰しに対しても、サモン時にダメージが発生するスキルは非常に有効な対策となることを改めて示した戦いだった。

今後はどんな戦いが見られるのか!

結果を振り返ってみれば、優勝を果たした4Gamer.netチームはチームメンバーは全員無敗という脅威的な結果を残しており、本大会のなかでも異彩を放っていた。

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▲優勝した4Gamer.netチームには山本プロデューサーからトロフィーと記念パネルが贈られた。

『クロマギ』らしい一瞬の逆転劇や、マギアスキルを活かした圧倒的な勝利など、本作らしい展開が多く見られた“第一回『クロノマギア』ドリームトーナメント”。

果たして今後の大会ではどのようなコンボ、戦略を見ることができるのか、いまから楽しみだ。今回登場した戦略を参考にしたデッキや、その対策となるコンボを考えておけば、いつかは大会に出場して優勝することもできる! かもしれない。

クロノマギア

対応機種iOS/Android
価格無料(アプリ内課金あり)
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ジャンルカードゲーム
メーカーガンホー・オンライン・エンターテイメント
公式サイトhttps://chronomagia.com/
配信日配信終了
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