【今日の編集部】メダリスト小平選手の重圧

2018-02-19 23:05 投稿

メダリスト小平選手の重圧

【本日の担当:中目黒目黒】
meguro

ご存じのとおり、フィギュアで羽生結弦選手が、スピードスケート女子500メートルで小平奈緒選手が金メダルをとった。

感動したわ。これで泣かない人は人間の心を持ってないんじゃないかと思うほど(笑)。

とくに小平選手に注目してみる。地元の病院にサポートを受けて競技を続けているとのことだが、ここの理事長がすばらしい。地元の選手を支えるという気概はもちろんのこと、スケートに打ち込むために”病院での勤務もなし”、”病院の宣伝としての起用もなし”という太っ腹。金額的にも遠征費なども含み年間1000万円規模のサポートをしているという。しかも2009年から。

ある意味恵まれている環境かもしれないけど、あまりのサポートの厚さに俺なら逆に耐えられない(笑)。逆に思うぞんぶん使っていいから、プレッシャーを軽減してくれと(笑)。
2009年からというと、バンクーバー(2010年)、ソチ(2014年)とふたつの五輪を経験しているわけだけど、小平選手はバンクーバーでは団体で銀をとれたものの、ソチではメダル獲得なし。ふつうならここで心が折れそうなものの、さらに4年間、死に物狂いで努力を重ねたわけで……。年齢的な焦りもあるだろうし、国民の期待の眼差しもある。何よりお世話になっている病院関係者への恩返しの気持ちはいちばん強かったはず。その状況下で結果を出した。俺が苦労したわけではないけど、書いているだけで泣けてくる。ここまで芯が強い人ってなかなかいない。尋常ではない精神力だ。

“すべてを捨てて”という言葉はやすやすとは使っちゃいけないね。

彼女が金メダルを獲ったとき、国民や親御さんはもちろんのこと、病院関係者、通院しているおばあちゃんまで涙流して喜んでいる姿をみて、esportsをここまで持って持っていきたいって思ったよ。職業病だね。

中目黒目黒(@tasukusu)

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