サイゲームスが贈る大型RPG『ロストオーダー』のCBTでわかったゲーム内容を総まとめ!
2017-08-25 14:00 投稿
『ロストオーダー』ってどんなゲーム?
サイゲームスが放つ話題の新作『ロストオーダー』。シナリオとゲームデザインを松野泰己氏が、アートディレクション、キャラクターデザインを吉田明彦氏が担当する本作に、“タクティクス”の血脈を感じるコアゲーマーも少なくないだろう。
『ロストオーダー』の魅力は謎多きストーリーや魅力的なキャラクター、やり込み要素満点の育成など、いくつもあるが、肝は“リアルタイムタクティクスバトル”。その戦略性は非常に高いが、バトルの一時停止機能のおかげで、戦況をじっくり確認でき、ひとつひとつの要素を理解すれば、ゲーマーでなくても十分に楽しめる内容になっている。
今回は、2017年8月9日~8月16日に行われたCBT(クローズドベータテスト)の内容をもとに、気になるゲームの詳細を解説していこう。
クエスト編:メインクエストとスカーミッシュ
物語の舞台は“滅都(みやこ)ゴールドヘヴン”と呼ばれる階層型都市。プレイヤーはゴールドヘヴンを拠点に、メインストーリーを進めるための“クエスト”と、ギルドからの依頼される“スカーミッシュ”をこなしていく。
どちらも一度クリアすれば“簡易戦闘”を実行でき、実際にバトルをしなくても報酬を得られる。素材集めの周回時に便利な機能だ。ただし、簡易戦闘を行うと経験値が入らないため、キャラクターを育成したい場合は注意しよう。
バトル編:システム、ロール、スキルを解説
“リアルタイムタクティクスバトル”とはなんぞや?
本作が掲げる“リアルタイムタクティクスバトル”は、簡単に言うとストラテジーゲームに近い。各キャラクターに移動先、狙うターゲットの指示を出して敵を殲滅していく。プレイヤーのアタックチーム(パーティ)は最大5人だが、そこにゲストキャラクターひとりを加わて、6人で戦うこともできる。
各キャラクターにはそれぞれ有効射程と攻撃速度(攻撃にかかるチャージ時間)があり、刻一刻と変化していく戦況を見極めて適切な位置に適切なキャラクターを移動させることが肝になっている。
慌しい操作を求められそうだが、一時停止して戦況把握、指示出しが可能で、この手のジャンルの初心者でも遊びやすい配慮がなされている。
キャラクターの役割を示すロール
バトルでのプレイヤーの役目は司令塔。キャラクターに的確な指示を出す上で知っておきたいのが、キャラクターのロール(役割)だ。
<ロールの種類>
タンク:盾役
アタッカー:近接攻撃役
レンジ:遠距離攻撃役
ヒーラー:回復役
サポーター:補助役
キャラクターは、ふたつのロールを持っていることがある。たとえば、主人公のローズはアタッカーとヒーラー、チェルシーはヒーラーとサポーターといった具合。
タンクで敵をひきつけ、後ろからヒーラーがタンクを回復、レンジは相手のレンジを優先的に狙い被ダメージを抑える、というように、役割に応じた立ち回り、連携が勝利の鍵だ。
バトルの鍵を握るアクションスキルとタクティクススキル
キャラクターはレベルアップすることで、ロールの特性に則した“アクションスキル”を習得する。
アクションスキルは基本オートで発動。敵単体に大ダメージを与えるもの範囲攻撃、回復など効果はさまざまだ。
アクションスキルの中には“スペシャルスキル”に設定できるものもあり、スペシャルスキルは戦闘中にTP(テクニカルポイント)が溜まれば、任意のタイミングで使用できる。
対して、“タクティクススキル”はアクションスキルの対象を決定するもの。たとえば、回復系のアクションスキルに対し、タクティクススキルが“自分自身”ならば自分にしか設定したスキルは使わないし、“HPが50%を切った味方”であればピンチの仲間を救うために使ってくれる。
序盤は使えるスキルが少なく不便に感じることあるが、スキルが増えれば、戦術の幅も広がり、イメージ通りの戦いができるようになるはずだ。
育成編:ふたつのレベルと装備の収集
カンパニーレベルとキャラクターレベル
カンパニーレベルとは、文字通り、ストーリー上で主人公のローズたちが設立する“カンパニー”のレベルを指す。カンパニーレベルは、キャラクターレベルの上限にもなっているほか、シナリオの進行や受注可能なクエストの条件に設定されていることも多い。
そのため、カンパニーレベルを上げてキャラクターレベルを最大値まで引き上げる、というサイクルが『ロストオーダー』の基本的な進め方となる。
過剰なレベル上げはカンパニーレベルにより防止されているため、つねにバトルにほぼよい緊張感が生まれるのも特徴といえる。
装備の入手方法は4種類
キャラクターをさらに強化する装備品は、ショップ、バトルの勝利報酬、ガチャ、レシピから入手できる。装備可能な箇所は武器ひとつと、盾、頭、体、足、アクセサリーの5箇所から3つ。
装備品には装備可能クラス(キャラクター)と装備レベルも設定されており、装備レベル以下のキャラクターレベルであれば装備できない。
また、装備の分解でも素材を得ることができる。レシピから装備を作る場合に役立つこともあるので、不要な装備は分解するといい。
装備のレアリティについて
同じ名前の装備品でも、アイコンの背景色によって性能に差が生まれる。背景が青いものを基準として、黄→紫→虹の順に高性能になっていく。
レアリティの高い装備はボーナスが付与されており、ステータスの上昇値が高い。強力な“虹色”装備を揃えるなど、周回、やり込み要素のモチベーションに関わる要素になるだろう。
育成とストラテジーの融合、それが『ロストオーダー』
CBTで感じた『ロストオーダー』の魅力、それは育成と“リアルタイムタクティクスバトル”の戦略要素が密接にリンクした奥深いゲーム性だ。
一筋縄ではいかない複雑なゲーム性だが、そのフォローもしっかり用意されており、やり込むほど奥深いものになっていく。
CBTではフレンドとの協力クエストやPvP要素は公開されていなかったが、“リアルタイムタクティクスバトル”は協力にも対戦にも向いた土壌なので、その実装も楽しみのひとつ。
そして何よりも、『ロストオーダー』からはコンシューマ、スマホといったプラットフォームに関係なく、ゲームとしてのおもしろさを試行錯誤し、追求するサイゲームスの“本気”が感じられたのが大きなところ。
配信日は明言されていないが、正式サービスを心待ちにしたい。
※ゲーム内容、画像はCBT版のものです。正式サービス時には変更になる可能性があります。
ロストオーダー
- ジャンル
- リアルタイムタクティクスバトル
- メーカー
- サイゲームス
- 配信日
- 2017年
- 対応機種
- iOS/Android
- コピーライト
- (c) Cygames, Inc.
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