【新作】世界にひとつの街を築け!!　老舗カイロソフトの最新シミューレーション 『箱庭タウンズ』

街と住民が生み出す相乗効果が気持ちイイ

ドット絵が印象的な経営育成ゲームを、これまで数多く手がけてきた株式会社カイロソフト。その最新作、『箱庭タウンズ』のAndroid版に続き、待望のiPhone版がついにリリースされた。

住みやすい街づくりをテーマに、設備や産業を充実させ、住民とともに発展させていくプロセスが本作最大の楽しみなのだ!!

環境の整った住みよい街づくり

まっさらな土地にさまざまなスポットや産業を充実させ、その結果が住民の生活を活性化させることにつながっていく。

ピザ屋や八百屋、スーパーマーケットといった生活に密着した産業施設。公園や花壇、樹木や噴水、重要な働き場となるオフィスなどの環境設備を、プレイヤーランクやノルマの達成率に応じて解禁、充実させていくのが、街づくりの第1歩だ。

どんな街にするかはプレイヤーのセンス次第で、作れるものから順に並べていってもいいし、道で区切るなどして区画を設け、商店街やオフィス街などを密集させるのもいい。

ただし、住宅と離れすぎると、建物の相性に応じて“地価”や“住み心地”といったパラメーターが低下する。

産業施設に影響を与えれば、売上が伸びないなどの問題も起こるので、個々の特性を示す“詳細”を確認しながら配置を決めていこう。

住民の夢を叶えて街を活気づけよう

街に住む住民たちにはそれぞれ、行きたい場所、就きたい職業といった“将来の夢”がある。

それを叶える産業施設などを作ると、新たな職業をアンロックするのに必要な“お宝”を獲得できるのだ。

転職させるのはプレイヤーの自由だけど、住民ごとに得意ジャンルが異なり、不向きなものを習得させようとすると“厳しいかも”と、不安な気持ちを声に出して教えてくれる。

さまざまな職業の住民が増えることは、街自体の活性化にもつながり、互いが刺激しあって発展していく。

街とひと、ふたつの存在が織りなす相乗効果は、とても達成感のあるやりこみ要素だぞ!!

街バトル勃発!!　手に汗握るランクマッチ

本作には、価値の高い物件を最大5つ選び（自動選択）、カードゲーム風に戦う奇妙なチャレンジ要素が存在する。

勝利すると街のランクが上がり、それに応じて転入者の上限もアップするのだ。

あまりに唐突でプレイヤーそっちのけの展開。

「どうしたカイロソフト」と、戸惑いを隠せないわけだが、物件バトルという新たなジャンルが、今後定着するのであれば、ゲーム性がどのように進化していくのかも期待だ!!

P.N.深津庵
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