サイゲームスを立ち上げた飯野氏が新会社でMOBAに挑戦!『オーディンクラウン』

2017-03-06 12:30 投稿

日本のMOBAを牽引する作品となるか?

2017年3月某日、都内某所にてGameJeansの新作発表会が行われた。登壇したのは、代表取締役社長・飯野晃広氏。サイゲームスを立ち上げ、『神撃のバハムート』のリリースにも携わった人物だ。また、ゲストとしてゲームライター界の風雲児・マフィア梶田氏が登場し、インタビュアーを務めた。本発表会にて飯野氏から語られた新作の名は『オーディンクラウン』。ジャンルはMOBAである。リリースは2017年春予定。

▼GameJeansと飯野氏の詳細はこちら!
サイゲームスが新子会社ゲームジーンズを設立 取締役に『神撃のバハムート』の飯野晃広氏が就任
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【『オーディンクラウン』事前登録】

MOBAとはマルチプレイヤー・オンライン・バトル・アリーナの略称。数人のプレイヤーがふたつの陣営に分かれて、ひとつのフィールドで対戦を楽しむというゲームだ。細かな部分は作品ごとに異なるが、リアルタイムストラテジーとアクションRPGを組み合わせたようなシステムが一般的。戦闘中のレベルアップや陣取りなどの要素が盛り込まれた作品も多く、プレイヤー同士の連携によってさまざまな戦略が生まれる点が魅力となっている。

MOBAはeスポーツが盛んな海外を中心に人気を博しており、その熱は本邦にも飛び火。例えば、アーケードシーンを賑わせている『ワンダーランドウォーズ』もMOBAにカテゴリされるタイトルのひとつだ。しかし、日本ではまだまだディープなゲーマー向けのジャンルという印象が拭いきれない。

梶田氏「MOBAはルールが複雑で、試合にも時間がかかると思われています」

そんな先入観が日本での普及を妨げているのかもしれない。しかし、飯野氏には勝算があった。

飯野氏「ルールを覚えるという壁はひとり用のクエストを充実させることで対応しました。ストーリーもしっかりとあって、おもしろい作品になっています」

公開されたプロモーション映像はファンタジー世界で繰り広げられる壮大な冒険を予感させるものだった。

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▲ストーリーを進めているうちに自然とルールが理解できるという。果たして、MOBAで遊んだことのないライト層をどれだけ取り込むことができるだろうか?

キャラクター監修はCyDesignationの相場良祐氏。声優陣も実力派が勢ぞろいしており、飯野氏の本気が伺える。

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▲旅立ちの冒険者・“ライル”(CV.竹内順子)
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▲流浪のバウンティハンター・“ヴァネッサ”(CV.豊口めぐみ)
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▲屠竜の英雄・“ジークフリート”(CV.小山力也)

片手で操作、サクッと対戦!

ルールに関しては作り込んだストーリーを遊んでもらうことで身につくという回答を得られたが、肝心のマルチプレイにおける時間的なボリュームについてはどうだろう?

事前に試遊を済ませていた梶田氏は「短い時間でサクッと遊べるものになっていた」と語る。飯野氏がこだわったのは短時間で区切りがつくこと。仮に負けてしまっても、すぐに気持ちを切り替えてつぎの対戦に取り組めるようなボリュームを目指したという。

MOBAのハードルを下げる工夫は至るところに見られた。例えば、縦画面で遊ぶように設計されているのも、カジュアルさを意識してのことだろう。

操作方法に関しても至ってシンプル。具体的には、画面上で指をスライドさせて移動し、タップで通常攻撃。スキル発動はアイコンをタップするだけだ。

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▲飯野氏(左)と梶田氏(右)が対戦を行う場面もあった。ご覧のように片手で操作できるので、電車の中で吊り革を掴んだまま遊ぶこともできそう。

スキルは範囲攻撃、遠距離攻撃、罠を仕掛けて相手の動きを制限するものなど、キャラクターごとに種類が異なる。また、戦闘中に敵を撃破してレベルを上げれば、第2、第3のスキルが解放されて戦術の幅が広がる。バトルの最中にレベルアップするというのは、MOBAならではのポイントだろう。

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▲特に強力なのがレベル7(MAX)になると発動できる“クラウンパワー”。使いこなせば、一発逆転も夢じゃない!?

操作は簡単だが、底が浅いわけではないので誤解なきように。キャラクターはクラス分けされており、クラスに応じた立ち回りが重要。例えば、“ファイター”はガンガン切り込んで戦うのに適しているし、“ハンター”は遠くからチクチクと攻撃するのが得意。対戦の際には、お互いの相性なども意識する必要があるかもしれない。

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▲リリース時から50体以上のキャラクターが実装される予定。キャラクターはガチャで手に入るほか、クエストの報酬として手に入るものも存在する。

育成に関しては装備に加えて独自のシステムが用意されている。これも広い門戸と奥深さの両立を考えてデザインしたものだろう。

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▲“ルーン”と呼ばれる育成システムはカスタム性が強く、同じキャラクターでも違った性能に仕上げることができるようだ。

恐怖の暗殺者、その名は……

発表会の最後には試遊の時間が設けられ、マルチプレイを楽しむことができた。

対戦形式は大きく分けて“1on1”、“3on3”、“5on5”の3種類。それぞれ勝利条件や戦場の規模が異なる。

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▲“1on1”は対戦相手、もしくは“タワー”と呼ばれる迎撃拠点を破壊すれば勝ち。“タワー”の攻撃は非常に強力なので、単身での破壊は困難。“ポーン”と呼ばれる一般兵と足並みを揃えて攻めるのが重要だ。
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▲“3on3”はステージごとに勝利条件が異なる。ルールに応じた戦術が要求されるだろう。
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▲“5on5”では“コア”の破壊が勝利条件となる。味方の“コア”を守りつつ敵の“コア”を狙わなければならないので、スタンドプレイではどうにもならない。中立モンスターを倒して味方に加えるなどの絡め手も用意されており、大局観が求められる。

実際に体験したのは“5on5”。MOBAの醍醐味が詰まった最大規模の戦いだ。梶田氏を交えて行われた対戦は白熱したが、終わってみればあっという間の出来事であった。試合の中で筆者の心に最も強く焼きついたのは、“アサシン”による強烈な不意打ちである。

前半は筆者の所属するチームが有利だった。しかし、戦線を支えていた筆者のキャラクターが体力ほぼ満タンから突然の死を迎えるというアクシデントが発生! そこから一気に攻め込まれて、“コア”を破壊されて負けてしまったのだ……。

あまりに突然だったので、すぐには何が起こったのか理解できなかった。凍りつく筆者の耳に飛び込んできたのは、梶田氏の快哉である。

梶田氏「渾身の“クラウンパワー”が決まった!」

梶田氏の使用キャラクターは“アシュロット”。打たれ弱い代わりに瞬間火力に優れるという“アサシン”である。相手から姿を隠すという非常に地味なスキルを習得しており、梶田氏はこれを利用して筆者のキャラクターを暗殺したのだ。しかも、“クラウンパワー”を併用する念の入れよう……。

“アサシン”の“クラウンパワー”はつぎの一撃を必殺の威力にするというものだったはず。ステルス系のスキルとの組み合わせは卑怯の一ひと言。先日、某ゲームの生放送で梶田氏がアサシンを演じていたのを見かけたが、まさか自分が暗殺されるとは思わなんだ。

もうマフィア梶田からアサシン梶田に改名しろぉぉぉぉぉ!!

などと声を荒げたところで、負け犬の遠吠えに過ぎない。いまでは良い思い出です。マフィア梶田さま、そして両チームの皆さま、対戦ありがとうございました。

ちなみに、飯野氏の解説によれば、“アシュロット”はレギュレーションの限界を狙ったセクシーなデザインのキャラクター。美しき暗殺者の兇刃が戦況を覆すなんて、ロマン溢れてんなオイ。

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▲飯野氏が自信を持ってお送りする『オーディンクラウン』。敵を引きつけるタンクになるもよし、要人を暗殺する刺客になるもよし。猛者の集う戦場にて各々の役割を全うし、勝利を掴みとれ!

『オーディンクラウン』では、事前登録の受付を開始。さらに、クローズドβテストの実施も予定されており、テスター募集も行われている。気になる人はぜひ参加してみよう。

【『オーディンクラウン』事前登録】

クローズドβテスト概要
テスター募集期間:2017年3月6日~3月13日14時予定
募集人数:iOS版1000人、Google Play版2000人
実施期間:3月17日15時~3月24日15時

『オーディンクラウン』公式サイト

 

文・かかし榮汰朗

『オーディンクラウン』事前登録&配信日まとめ

オーディンクラウン

ジャンル
MOBA
メーカー
GameJeans
配信日
2017年春予定
価格
無料(アプリ内課金あり)
対応機種
iOS、Android

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