【新作】圧倒的映像美で神秘に満ちた水没都市を巡る廃墟探索アドベンチャー『Submerged: Miku and the Sunken City』

2016-09-20 14:38 投稿

いま世界で話題のハイクオリティゲーム

今回紹介するのは『Submerged: Miku and the Sunken City』は、水没都市をボートで巡るアドベンチャーゲーム。最大の特徴は、目を奪われる圧倒的な映像美! 移り変わる時間と天候によって、まるで生きているかのように、その様相を変える廃墟群。アドベンチャーながら、極限まで言語による表現をそぎ落とし、その映像だけで世界観を表現している。

スマホ最高峰の映像美をぜひ味わってほしい。

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ゲームの見どころ
●息を呑むほど描きこまれたグラフィック!
●言葉では語られない、深みを感じる世界観!
●シンプル操作で世界に没入!

飲み込まれるほどの美麗グラフィック

はたしてこの世界がどういった設定になっているのかはわからない。ただ、水没して荒廃した都市の中が舞台ということだけは分かる。そして、それが凄まじく美しい。廃墟ならではの美というのだろうか? それを沸々と感じる。

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しかも、このゲームには時間や天候の概念があるので、朝焼けの海やスコールに見舞われる水没都市、美しい夜空に包まれる廃墟と、いろいろな風景を見ることもできるのだ。

波の音に耳を傾け、イルカやクジラの呼吸を感じて見る壮大な廃墟群には、人の心を強く惹きつける魅力に溢れている。

世界観は理解するものではなく、感じるもの

簡単にストーリーを解説すると、“水没都市に漂着した姉弟。弟は船旅の途中でか分からないが、大きな怪我を負ってしまった。弟の命を救うために、主人公である姉は水没都市を探索することに”といった感じ。

ゲーム中にはほとんど言語という言語が出てこず、探索で得られる歴史資料も壁画のようなものばかり。

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▲壁画のようなイラストパネルは、廃墟内で見つかることもあれば、生物や突発的なイベントと遭遇して得られることも。

この言葉で語られない世界というのが、神秘性の演出に一役買っており、想像力をかきたててくる。散在している壁画を集め「なるほど、こういうことがあったのかな」と、脳内で物語を補完できるようになってくると、その神秘性はより一層強まる。

文字で語らないことで、それが逆に世界観の構築に繋がっていると感じるのは驚きの体験だ。誰が語ったか覚えてないが「世界観は語るものではなく、感じさせるもの」という言葉を深く噛みしめさせられる思いだ。

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簡単操作でパルクール!

本作は非戦闘系アドベンチャーなので、探索がメインとなる。意外なほどに広く、そして驚くほど美しい水没都市の探索には、心を踊らされる。

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▲明らかに人ではないナニカが生息している様子だが……?

これまでの画像を見ても分かる通り、本作には高い建物がかなり多い。プレイヤーはここを探索していくわけだ。つまり、このビルの外壁を登ったりといったアクションも必然的に生まれることとなる。

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しかし、よくあるアクションゲームのように、機敏な操作による激しいパルクールが行われることはない。簡単な操作で十分なのだ。

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キャラクター操作に使うのは、タップとフリックのみ。キャラクターは、画面をタップすると前進を始め、カメラが向いている方向に自動で進んでいく。さらに、前進した先に登れる壁や段差があったら、自動で登り始めてくれるという作りにもなっている。

壁を登り始めたら、あとはフリックで移動となる。こちらもまた、一度フリック入力をすると、それ以上進めなくなるまでその方向へ移動していくシステムになっている。

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▲舟の操作も同様だ。

と、このように、一度タップかフリックを入力したらあとはスワイプでカメラを操作するだけ。なので、移動中はゆっくり周囲を見渡して、その景色を楽しむこともできる。

雰囲気ゲーと言われれば否定はできないが、探索と風景、そして廃墟の雰囲気とその謎を味わうには、これ以上ない作品。かなりマシンパワーを使うので、バッテリー消費と端末の発熱に注意が必要だが、それでもおもしろさには変えられない。

不思議な雰囲気が味わえる、現実と非現実の狭間のような世界が好きという人にはオススメのタイトルだ。

Submerged: Miku and the Sunken City

ジャンル
アドベンチャー
メーカー
Uppercut Games Pty Limited
配信日
配信中
価格
600円[税込]
対応機種
iOS

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