新作発言も!?『ブレフロ』高橋氏&『チェンクロ』松永氏の3周年記念対談

2016-08-01 00:00 投稿

3周年おめでとうございます

エイリムの『ブレイブ フロンティア』(以下、『ブレフロ』)と、セガゲームスの『チェインクロニクル』(以下、『チェンクロ』)がほぼ同じ時期に3周年を迎えた(※『チェンクロ』は7月26日、『ブレフロ』は7月3日)。

ファミ通Appでは、1周年、2周年の節目に両タイトルの開発トップ対談を実施してきた。

そして3周年の今回も、エイリム高橋英士氏とセガの松永純氏の対談が実現。両タイトルの3年目への意気込みをうかがった……のだが、話題は予想外の方向へ!?

※本記事は2016年6月23日に収録されたものです。

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写真左
セガ
松永純

(文中は松永
 写真右
エイリム
高橋英士
(文中は高橋

お互い第3部に突入

──3周年おめでとうございます! まずは率直なご感想をお願いします。

松永 正直、3年も続くとは思ってませんでした(笑)。

高橋 僕も思っていませんでしたね……(笑)。3年って中高生が入学して卒業する期間ですからね。改めて考えると凄まじい年月ですね。

松永 連続ログインのプレイヤーの方なんて、具合が悪い日とか忙しい日もあるわけじゃないですか。それでも毎日欠かさずに1000日以上遊んでくれてるって考えると、本当に頭が下がります。

高橋 自分ですらできてないですもん(笑)。ましてや3年も開発・運営を続けているなんて……。

──2年運営が続いたら、3年も行くだろうという気持ちはありませんでしたか?

高橋 僕の感覚でいうと、サービスが続いていることと、開発が続いていることって別軸で考えてるんですよね。ですから、2周年でファミ通さんに対談企画をやっていただいたときも、3年目に開発が続いているかはわからなかったです。

松永 あ、僕もそういう意味です。チェンクロが世に出た瞬間の感触として、3年経ってもチェンクロは存在できてるだろうとは感じたのですが、ユーザーさんに対してアグレッシブに何かを提供している状況かどうかは、あのときは想像できていませんでしたよね。

高橋 そうですね。なので、4周年では新しいものは確実に出していないです!(キッパリ)

一同(笑)

松永 断言しちゃうんですか(笑)。

高橋 いろいろ思うところがあるんですけど、松永さんは『チェインクロニクル』の名を冠したシリーズ化は考えられてますか?

松永 シリーズ化というと色々やり方があると思うんですが、よくある、続編新作を別のアプリにしてしまうとかは考えてないですね。むしろ、いまのアプリを『チェンクロ3』って言っちゃおうかっていう話をしています。『2』も出してないのに(笑)。

一同 ええ!?(ざわざわ)

松永 現在第二部までが終わって、いま第三部を作っているんですけど、むしろこの先もちゃんとチェンクロが続くようにいろいろな部分をリニューアルしていて。ここまで変えるなら、ちゃんと新作と言いたいなと。でも第二部のつぎに『2』になるのもおかしいので、「これ『3』じゃない?」とか言ってるんです。なので『チェンクロ3』って発表したいなって(笑)

一同(笑)

高橋 それくらい大幅に変わるということですなんですね。

松永 はい。今回は5つのメインストーリーが同時並行で進むという内容で、さらに新主人公も登場して、ストーリーRPGとして大きく変わりますね。なのでもう第三部から遊べるようにしたいというのもあって。やっぱり一本道の調整だけじゃ作り続けられないですよね。「第三部がおもしろそう!」って来てくれたユーザーさんに、まずは1~2部をクリアしろ。話はそれからだって、もう無理があるなと。いまプレイしてくれてるユーザーさんですら、クリアが遠い人はたくさんいますし。でもやっぱり、みんないっしょに最新作で盛り上がりたいと思うんです。

高橋 そうなりますよね。ブレフロもまさに7月下旬から物語が第三部に入るところなんですけど、ゲームシステムを大幅に変えた別モードとして入れるんです。これまではプレイヤーの分身である召喚師は戦わなかったんですけど、三部からはその召喚師自身が戦うようになります。

松永 それはかなり変わりそうですね~。

高橋 一時期は三部からでも始められるようにするか悩みましたけど、ストーリーがつながっているので、まずは二部をクリアーした人が続きとして遊べるようにしようと思っています。でも、いまのお話を聞いて、三部からでも遊べるようにしたほうがいいのかなって、また迷ってきた(笑)。

一同 (爆笑)

松永 チェンクロも物語はつながってはいます。でも家庭用RPGでも、『III』から遊んでみて、楽しかったので『Ⅰ』、『II』を後からプレイすることもあるじゃないですか。もちろん二部までをクリアしてるほうが、物語的にも120%楽しめますし、これまで育てたキャラもちゃんと使えるし、それが一番いいのは当然という感じで。

高橋 それもありですね~。

松永 ですが新しくすると、ファンの方の理解を得るのが難しいですよね。チェンクロは一、二部に登場したキャラクターを第三部の新キャラたちの先輩という立ち位置にして、新キャラにスキルを伝授できるようにするんですが、先日ニコ生で発表したときに「一、二部のキャラは引き継いだら用無しになるの?」という反応をいただいて。「そういう意味じゃないんです。むしろ逆で、新旧キャラで別の役割を持たせて、どっちもずっと活躍できるようにしたいんです」って意図を説明したのですが。改めて、新しくするというのは、すごく難しいことだなと。伝え方も含めて、本当に真剣に考えないとできないことですね。

高橋 反発はどうしてもありますよね。うちも三部では“レベル1から育てる”っていう、あの積み重ねをもう一度味わってもらいたいので、既存の強いキャラを三部の最初は使えないようにするんです。

松永 イチから育てる感覚っていうのは大事ですよね。長く遊んでくれているユーザーさんもそれを望んでいる部分があると思うので。社内では育成をもう1回楽しくしたいと言うと「とりあえず最大レベルを10ずつ上げればいいじゃん」と言われることもあるんですけど……。

高橋松永 「そういうことじゃないんだよ!!」(声を揃えて)

一同 (爆笑)

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新作、そしてコラボは!?

高橋 三年目のテーマって何かな?って改めて考えると、チャレンジですよね。賛否両論あることはわかっているけど、あえてそこへ切り込んでいくっていう。

松永 そうですね。ストーリーを更新してキャラを追加していくだけでゆっくり衰退してくっていう、無難な3年目も選択肢としては存在しますけど、その道は選びたくないんです。そうすればゆっくりと飽きられていって、大きな批判をもらうこともないのも分かってるんですけど。でも、それが本当にファンの皆さんに対する誠実なやり方なのかっていう。

高橋 その通り! この1年会ってなかったのに、まったく同じ気持ちですね!!

松永 本当ですね!(笑)。もちろん新たな挑戦をする中でも、可能なかぎり知恵をひねって、賛否の“否”を減らして、どれだけユーザーさんに純粋に喜んでもらえるかを考えながら取り組んでいきたいですね。

──両タイトルとも運営型で、別のタイトルに着手する時間はなかなかないと思いますが、今後別のタイトルを作るとしたら、どんなゲームを作ってみたいですか?

松永 僕は、個人的にはスマホのポテンシャルを出し切れていないと思っているので、スマホでまた作ってみたいですね。スマホって描画能力も通信性能も高いですし、なにより多くの人のポケットの中に入っているじゃないですか。これってすごいことだと思うんです。もっともっと面白いものを作れるはずだなと。

高橋 僕もスマホで新しいゲームを作りますよ。サイクルとして、ブレフロが出て3年が経って、ブレフロが好き、エイリムが好きと言ってくれるユーザーさんも増えました。もちろん今後もブレフロは新たな挑戦をしていくわけですが、それと並行して、ブレフロを好きになってくれたユーザーさんのためにも、IPとして、『ブレフロ○○』や『ブレフロ2』のような、シリーズ化も考えてもいいのかな、と思っています。

一同 おお~。

高橋 じつは2周年のときあたりまでは、『ブレイブ フロンティア』は『ブレイブ フロンティア』のまま終ろうと考えていたんです。スピンオフタイトルをgumiさんに海外でやりたいと言われたら、それは「どうぞ」というくらいにしか考えていませんでした。

松永 それが変わったんですね。

高橋 ユーザーさんから「いつまでも続いてほしい」という言葉をいただいたり、あとは三部を作っていてひとつのアプリにいろいろなものを盛り込もうと もがいているときに、“このモードのある部分を昇華させて新しいものにすれば、それはブレフロのスピンアウトと呼べるんじゃないか”って思うようになったんです。

松永 じつは僕らもまったく同じ流れでスピンオフを考えることがあって。チェンクロにはアリーナのような仕組みが入っていないので、マルチやPvPを望まないユーザーさんが多いんです。でもアンケートを取ると、マルチの遊びが欲しいという意見もじつはすごく多くて。たとえばそういう声に応えるには、スピンオフという発想が必要だなと。いつかそうやってシリーズが広がっていけたら楽しいだろうなって思います。

高橋 そのときに考えるのが、“チェインクロニクルそのもの”が好きな人と、“チェインクロニクルのゲームシステム”が好きという人に分かれるじゃないですか。そこをどちらに寄せるかが難しいですよね。

松永 難しいでしょうね。

高橋 完全新作を作るほうがよっぽど楽かもしれない(笑)。

松永 けっきょく正解はないので、僕は両方やろうと思っています。システムやチェンクロの遊び方をベースに異なる雰囲気や物語を楽しめるものと、チェンクロという世界観とキャラで別のゲーム性を楽しめるもの。

高橋 僕らもそうします(笑)。

一同(笑)

松永 やっぱりそうなるんですよね!(笑)

高橋 ユーザーの声と、ビジネス的な面の両方を考えると、たいがい同じ結論になりますよ(笑)。こんなふうにスピンオフやシリーズ化みたいな話をすると、ユーザーさんから「あのキャラは出てくるの?」「世界はつながってるの?」っていう疑問が出てくるじゃないですか。そういう声が上がるってことは興味を持ってもらえているということの裏返しなので、なおさら作らなきゃいけないと思うんですよね。

松永 これだけたくさんのキャラがいて、「あのキャラはどうなるんだ」ってひとりのキャラに一喜一憂してもらえるのって、すごく幸せなことですもんね。シリーズのことは、本当にこれからも真剣に考えていきたいですね。

──これだけおふたりの意見が一致して、ゲームも同じ方向へ進んでいるわけですが、コラボの予定はないんでしょうか? 去年はここでコラボの情報を発表してくれましたけど……。

高橋 あ、そうですね。やりたいですね!

松永 いいですね。またコラボやりたいです!

高橋 チェンクロの新章はいつごろを予定されてますか?

松永 今年中にはと思っています。お互い3周年に、新章でコラボしましょうか!

高橋 ブレフロの3部は武器がいろいろ変えられるので、ぜひチェンクロさんのコラボではチェンクロにちなんだ装備品にできたりするといいですね。

松永 なるほど。ちょうどこちらの3部では、物語のキーアイテムとして登場する武器などもあるので……。

高橋 おもしろくなりそうですね。じゃあ落ち着いたら本格的に考えましょう!

──両タイトルのユーザーも楽しみですね。新章でのコラボ、期待してます!

 

おまけ:3周年記念の三番勝負

最後に3周年を記念して、おふたりには三番勝負をしてもらった。負けたほうには全ユーザーに何かしらのゲーム内プレゼントを上げるという、負けられない戦い!

一番目:集中力対決
買い切りアプリ『Perfect Circle(パーフェクトサークル)』を使用。一筆でどれだけ美しい円を描いたかを点数で判定してくれる。

 
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 (C)Sixth Corner Ltd.

結果

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松永さん193高橋さん796

高橋さんの勝ち!

 

二番目:体力対決
10秒間の1ボタン連射対決。使用するのは『16push/sec』というアプリ。10秒って意外と長いので、連射のスピードだけでなく持久力も必要。

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 (C)twinCle mobile

結果

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高橋さん77連打松永さん83連打

松永さんの勝ち! 両者1勝1敗で決着は3番目へ持ち越しとなった。

 

三番目:運対決
『おみくじDX』というアプリを使って、素直に結果で判定。運がいいのはどっちだ?

IMG_0395
 (C)2014 ADBRAIN Inc.

結果

TN4_6880高橋さんTN4_6884

松永さん

高橋さんは吉、松永さんは大吉! 松永さんの勝ち……かと思いきや、じつは謎の太吉(たいきち)だった。これじゃ判定できない!(マジで)。

その結果……

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よくわからないので両者引き分けに

ということで、近日両タイトルで全ユーザーに下記のアイテムがプレゼントされます! おふたりとも、ありがとうございました!!

【チェンクロ】
・ガチャコイン 500枚
・成長アルカナ(ALL)IV 3枚
・研磨のアルカナ(ALL)III 3枚
8111時59分までに『チェンクロ』のアカウントを取得していたユーザーが対象)

【ブレフロ】
ダイヤ 3個
全の幼魔アルトン 3体
バーストエンペラー 3体
(配布期間は8月31日までに『ブレフロ』にログインしたユーザーが対象)

※両タイトルとも、全ユーザーのBOXに順次プレゼントが送信されます。

 

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