ずっと俺のターン！ターザン馬場園だらけの『人狼ゲーム』　有料の全11役職の効果まとめ

最初から最後まで訳がわからない

どうも、ターザン馬場園です。

ファミ通Appでも、闘会議TVの生放送などで編集部のメンバーが遊んでいる『人狼ゲーム〜牢獄の悪夢〜』（以下、『人狼ゲーム』）のSPパッケージ版が配信されている。SPパッケージ版は有料カード全11枚（1320円相当）すべてがiPhone版480円（税込）、Android版500円（税込）で使えるというお得な内容だ。

さて、この役職を使って遊びたいが、いつもと違って今回はとくに生放送の予定も直近ではなく、人を集めてまったりと遊ぶ時間もない。

でも遊びたい。

じゃあ、しかたがない、プレイヤー全部自分ひとりでやってやろうじゃないの。

役職はこんな感じ

遊ぶ前に11種類の役職の効果を知らねば。かなりクセのある役職ばかりなので、その能力をしっかり理解しておかないと使いこなせない。

多重人格：人狼チームに所属する市民。人狼チームが勝利したときに勝利となる。
富豪：特殊能力を持った市民。最後まで生き残っていると、勝利したチームの勝利ポイントが2倍に。
ボマー：一晩だけ爆弾を仕掛けて無敵になる。無敵中の夜に関わったプレイヤーは全員死んでしまう。
吸血鬼：市民にも人狼にも属さない。ゲーム終了時に残っていると勝利。占い師に占われると死んでしまう。
変身した吸血鬼：ふつうの吸血鬼と基本は同じだが、夜に人狼の攻撃を避けることができる。
サイコキラー：人狼チームに属する市民。人狼チームが勝利したときに勝利となる。占い師や騎士など、関わったプレイヤーを全員殺害する。
偉大な霊媒師：死んだプレイヤーを人狼かどうかチェックでき、さらに死んだ人間の役職に変身できる。
コスプレイヤー：毎晩人狼から守りたい市民を守ることができるが、占われると人狼と判断される。
パパラッチ：人狼チームに属する市民。毎晩人狼か占い師と思われる人の正体をひとりだけ確認できる。
マジシャン：第一夜に誰かひとりのカードを自分のものにでき、奪われた人は市民になる。
メンタリスト：人狼チームに属する市民。誰が陣狼なのかわかるが、人狼側からはわからない。

まずはプレイヤーを登録するよ

人狼を始めるにはまずプレイヤーを登録しよう。といっても今回は全部ひとりでやるわけだから、全部自分で登録。写真もちょっとずつ変えて雰囲気を出さないとね。

帽子が全部真っ黒だったり、完全に風呂上りのやつがいたりするのは気にしないでほしい。

ルールを確認

『人狼ゲーム』の基本的なルールは、市民チームと人狼チームに分かれ、昼のターンで市民チームが投票により人狼と疑わしい人物を決定して排除、夜のターンは人狼が市民をひとり選んで排除する。

最終的に、
市民チーム：すべての人狼を排除すれば勝利
人狼チーム：市民と同数になれば勝利

今回はせっかくSPパッケージを買ったので、できるだけ色んな役職が入るようにしよう。

プレイヤーは全部で11人。
配役は
人狼　2
富豪　1
変身した吸血鬼　1
サイコキラー　1
偉大な霊媒師　1
コスプレイヤー　1
パパラッチ　1
マジシャン　1
ボマー　1
メンタリスト　1

もはや単なる市民などひとりもおらず、みんな何かしらの能力持ち。こんな村恐ろしすぎて夜もおちおち眠れない。

ゲームスタート

まずは役職確認。初手でマジシャンがサイコキラー（ターザン馬場園3）と能力を交換。なんか文章にするとTCGの上級プレイヤーみたいなノリだけど、その効果はターザン馬場園3が唯一の単なる市民と成り果てるというもの。もちろん、配役時点で人狼が誰なのかもバッチリわかる。

ほうほう、ターザン馬場園が人狼……。

って俺か。

つぎに人狼だと疑う人は……ターザン馬場園っと。ああ、もう頭がクラクラしてきた。すでにわけがわからない。

当たり前だけど、帽子を被った俺が人狼だと分かっている市民プレイヤーの俺が疑うのは、本物の人狼。“疑う”とかいうレベルではなく、確信を持っているわけだから揺るぎようがない。そして初日の朝怪しいと思われる人物は……

票が割れた。

不思議なことに自分ひとりで投票しているのに票が割れるのである。その理由は、ひとりずつ役職確認しながら11人分も投票していたら、最初のほうで誰に投票したか忘れるのだ。この時点でこのひとり人狼がどれだけカオスなのかご理解いただけるだろう。

そして初日の朝、話し合いスタート。話し合いといっても、

要するに俺が市民を勝たせるか人狼を勝たせるか、はたまた吸血鬼を勝たせるか決める時間。たっぷり3分設定した。俺のさじ加減ひとつで勝つチームが決まるこの優越感。多人数の人狼では絶対に味わえないね。

初日の投票。すべてのプレイヤーを支配した俺の考えは、「いきなり初日で人狼がいなくなるのもおもしろくないでしょ」というもの。つまり全力で1ミリも疑われていない人に票を集める。市民サイドなのに、人狼に投票しないようにするという、もうまったく新しい形の人狼ゲームへと昇華している気がしてきた。

ここでふと思った。

番号で覚えてないから、顔写真がないとどの俺が帽子の俺なのかわからん。でも多分7が帽子。

結果初日消えたのはターザン馬場園3。マジシャンにサイコキラーの役職を奪われた唯一の純粋な市民。ふつうの市民になったうえに、まったく疑われていないところからいきなり投票で消される、多人数の勝負だった人間不信に陥るやつだな。

そして夜のアクション。

とりあえずまだゲームを終わらせるわけにはいかないので、今回も適当に怪しい俺を噛む。関わるとやられてしまうサイコキラーも隠れているから、人狼サイドもけっこう怖い。そういう意味ではボマーも無敵化されると爆殺されるので要注意だ。

そしてつぎの日の朝。話し合いという名の個人的な葛藤の時間。今回はとりあえずあまり意味のない役職である富豪を消した。

また夜のアクション。もうけっこう進めた感はありつつも、「やっぱりまだ終わらせたくない」ということで適当に噛む。ボマーの能力を試してみたいということで、ボマーを無敵化させつつ、コスプレイヤーでボマーを守ってみた。すると……

ふたりとも幽霊になった。

やはり守りにきたコスプレイヤーすらも爆殺してしまったのである。さすがボマー。本来このへんの息を合わせないと市民側にも損害が出てしまうということなのだろう。ちなみにもうひとりやられているのは確かパパラッチ。ボマーを調査しつつ、確か人狼にもバッチリ噛まれていたと思う。

朝がやってくる。「そろそろいいかな」と思いつつも、気分はすっかり人狼。あとひとりくらい適当に消そうという発想で、サイコキラーではなさそうな俺を消す。

つぎの瞬間……

あっ!!!!

やってしまった。完全に中立的な立場だと思っていたが、気づけば人狼と市民を同数にしてしまっていたのだ。結果、ノーマークだった吸血鬼が勝利してしまうことに。

この村を完全にコントロールし、自分の思うがまま市民を葬り去っていた俺は、いつの間にか本当の人狼に成り果ててしまっていたようだ……。

と締めたかったのだが、吸血鬼が勝つという想定外の結果に俺自身も驚きを禁じえない。

そんなわけで、突然の終わりを告げた“ターザン馬場園だらけの人狼”。途中何度も頭がおかしくなりそうな衝動に駆られつつも、なんとかゲームを終えることができた。でも、もう二度とひとりではやらないと思う。

おわりに

今回行ったひとり人狼は、プロの指導のもと安全に配慮して行われている。皆さんはぜひ友だちといっしょに楽しんでみてほしい。