自分好みにスマホを組み立てる”Project Ara”本格始動
2016-05-23 20:03 投稿
組み立て式スマートフォンって一体……?
Googleが、組み立て式スマートフォン“Project Ara”の開発者版(以下、DK版)を年内提供することを発表した。とは言ったものの、組み立て式スマートフォンと言われてもピンと来ない人が多くいることだろう。ここでは、この“Project Ara”について説明していく。
組み立て式スマートフォン“Project Ara”は、2013年に立ち上げられ話題を呼んだプロジェクト。立ち上げ当初こそ、CPU、メモリ、ストレージなどを自由に組み替えられると注目されていた“Project Ara”だったが、その後具体的な進捗報告などはなく、多くのユーザーはこのプロジェクト自体を忘れていたことだろう。しかし今回、はっきりとした形で情報が出され、またにわかに熱気付き始めたのが、この“Project Ara”だ。
なお、DK版“Project Ara”では、当初の思想から少し離れ、CPUなどの根幹パーツの変更こそできないが、モジュールスロットにカメラやスピーカー、サブモニター、マイク、拡張ストレージなどのオプションパーツを付け替えるものとなっている。
この機能を使うと、たとえば外部スピーカーを取り付けることでスマートフォンを少し質のいい即席オーディオにしたり、リッチなカメラを装着させてデジカメとしての機能を強化させたりと、スマートフォンが個人個人のニーズに合わせたパフォーマンスを発揮できるようになる。
また、リアパネルパーツとして、特別な機能こそ持たないがデザイン性に特化したパーツを装着することで、ケースを使わずとも端末にオリジナリティを持たせることも可能なようだ。
パートナーの拡充から見える今後の可能性
今回DK版としてリリースするのは、メーカー側にモジュール開発を行ってもらうため。Google I/O 2016で行われた“Project Ara”の発表では、センサーを取り付けて、血中糖度測定をするシーンも見受けられ、開発によっては家庭医療用の機器にもなる可能性が示唆された。
すでにソニー、パナソニック、東芝をはじめとする10以上の電器メーカーがパートナーシップを表明しており、今後の展望は期待できる。
そして当然だが、ここに専用モジュールを付属させてのゲーム開発という可能性も見えてくる。これから先、“Project Ara”がもつ可能性は未知数と呼べるものだが、パーツを自由に組み替えて個人的なユーザーニーズに応えられるPCのように、スマートフォンも個人的なユーザーニーズに応えられるような時代が訪れるのかもしれない。
最新記事
この記事と同じカテゴリの最新記事一覧
【#コンパス】10月“波乱万丈 執事記録”シーズン中間発表!全ヒーロー使用率&勝率ランキング
2024-11-22 18:10『三國志 真戦』3.5周年記念キャンペーン実施中。4900以上の金銖をゲットできるチャンスも
2024-11-19 12:27【#コンパス】10月“からふる みつけた!”シーズン結果発表!全ヒーロー使用率&勝率ランキング
2024-11-11 12:31【#コンパス】ボンドルドが下方修正!移動速度とHSゲージ増加量が低下|2024年11月7日ヒーローバランス調整内容まとめ
2024-11-11 12:11