【注目】18年の時を経て蘇るライフストリームの輝き『ファイナルファンタジーVII』
2015-08-28 16:34 投稿
世代を超えて語り継がれる名作
旧スクウェア(現スクウェア・エニックス)がシリーズ初のプレイステーション用ソフトとして1997年にリリースした『ファイナルファンタジーVII』(以下、『FFVII』)。
その人気はいまなお色あせることなく、シリーズ作品では歴代2番目、世界市場では最高記録の出荷本数を記録。
2015年に開催されたE3でプレイステーション4向けのリメイクまで発表された、誰もが知る名作がiPhone、iPad版となって配信された!
1997年のあの日、某格ゲーなどの開発をお手伝いしていた著者は、開発室の一角で『FFVII』を遊びすぎて、危うく没収されそうになったことを昨日のことのように覚えている。
あれから18年、年をとったもので、当時は想像もつかなかったスマートフォンがゲーム市場を賑わす時代。
まさか、当時8歳だった少年(現編集担当)に本作のインプレを書いてほしいと依頼されるなんて……。
よっし、さっそく移植のほどを確認してみっか!!
2種類の便利機能は回想プレイに最適
発売当時、ガッツリ遊んだユーザーとしては、いま改めてレベル上げをするってのは正直気が重い。もちろん、ゆっくり時間をかけて遊びたいのが本音だけど、まぁ、そうも言ってらんないのが現実。
そこで注目したいのが、iOS版に搭載された2種類の便利機能だ。
[1]エンカウントON/OFF機能
そうなんです、ワールド&フィールドマップでモンスターを遭遇することなく、自由気ままに駆け回れるありがたーいもの。
え、便利だけど通常バトルがOFFになるとレベル上げができないから、ボス戦などのイベントバトルに勝てないじゃないかって?
いやいや、みなさん安心してください。
[2]ステータスMAX機能
1度ONにすると戻せなくなってしまうのだけど、過去にプレイ済みでストーリーだけを楽しみたいってユーザーにはマジでありがたい機能だ!
エアリスと出会うところまで遊んでみた
壱番街駅ホームに到着したクラウドが壱番魔晄炉を目指していく序盤。
ゲーム自体は当時のまま、倒れている警備兵を2回調べるとポーションがもらえたり、壱番魔晄炉入り口で暗号を入力する効果音を聞いたりするだけで青春時代を思い出す。
当時は3Dワールドの探索が不慣れなプレイヤーも多く、それを察したかのようにジェシーによる丁寧なチュートリアルが始まる。だけど、こちらの操作ミスで上手に階段を降りられなかったり、無意味にパイプを往復ジャンプしちゃったりしたもんです。
そんなこんなでたどり着いた最深部では、ガードスコーピオンとのバトルが始まる。
尻尾を上げているときは攻撃しない代わりに、こちらの攻撃にカウンターを返してくるぞ。これはバレットがちゃんと教えてくれるのだけど、バトルに夢中でそれに気付かず、まんまとクラウドを戦闘不能に追い込んだ記憶がある。
爆発による混乱でみなさん大慌て。
そんな中、ひときわ目立つ美女の姿が!
この瞬間、のちにたどり着く忘らるる都“水の祭壇”で起こる、あの出来事が脳裏をよぎってしまうわけですよ。あの衝撃を受け止めきれないまま、2枚目のディスクをセットしたなぁ。
あの日、ティファに恋をしました
セブンスヘブンのアジトで出会うティファは、ニブルヘイム事件と呼ばれる出来事で神羅カンパニーを憎み、バレットたちが所属するアバランチに参加したクラウドの幼なじみ。
出ました、幼なじみ設定! しかも、格闘術の使い手なのにじつは奥手なタイプ。
そりゃもう、可能な限りパーティー編成には組み込むし、アミューズメント施設“ゴールドソーサー”でのデートイベントを成立させたくて必死で好感度を上げたもんです。
ちなみに、MMORPG『ファイナルファンタジーXIV』に登場するゴールドソーサーは、『FFVII』のそれからきている。そのほかトリプルトライアドやチョコボレースなどのミニゲームも実装されているので、ミニゲームから当時を懐かしむプレイヤーも多いんじゃないかな。
エアリスと再会したぞ、と
作戦会議を終えて向かった伍番魔晄炉。
その最深部で気を失ったクラウドは、ティファの父親が命を奪われたシーンを回想する。
こうした断片的な過去が徐々に明かされることで運命の歯車が動き出し、個性豊かなキャラクターたちに自然と感情移入しやすいのが本作の魅力のひとつだ。
プレジデント神羅が投入したエアバスターを撃破後、クラウドは爆発に巻き込まれてバレットたちとはぐれてしまう。
クラウドが落ちた先はエアリスのいる教会だった。
なにこれ、運命の再会!? いやいや、俺にはティファが!
そんなクラウドそっちのけの俺的青春展開を邪魔するように現れたのは、神羅カンパニー特殊工作部隊“タークス”の一員レノ。
落とすタルの順番を間違えるとエアリスに怒られちゃう。
「俺は叱られたい派!」 そんなキミはあえて失敗するのもいいぞ。
未プレイのひとは絶対遊んでほしい!!
正直言って18年前のゲームなので、若い世代には受け入れ難いものかもしれない。
しかしなぜ、いまなお『FFVII』が多くのプレイヤーに支持されるのか? その後を描いた映像作品が作られまでに至ったのか?
その答えは、本作をプレイをすればきっと感じ取ってもらえるはずだ!
P.N.深津庵
FINAL FANTASY VII(ファイナルファンタジーVII)
- ジャンル
- RPG
- メーカー
- スクウェア・エニックス
- 配信日
- 配信中
- 価格
- 1800円
- 対応機種
- iPhone/iPad
- コピーライト
- © 1997,1998,2015 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. CHARACTER DESIGN:TETSUYA NOMURA
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