『白猫NW』特集連載 主人公・赤髪の冒険家はなぜ消えた!?これまでのおさらいと待望の10周年メインストーリーいよいよ開幕!
2024-07-10 15:30
2015-07-15 17:08 投稿
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白猫プロジェクト NEW WORLD'S
本日、2015年7月14日に配信から1周年を迎えるコロプラの『白猫プロジェクト』。13日に放送された1周年記念ニコニコ公式生放送では、新職業やリアルイベントなど、『白猫』にまつわるさまざまな衝撃情報が発表された。
※『白猫プロジェクト』新職業“ドラゴンライダー”やランダムマッチングの実装が発表!1周年で発表された新情報まとめ
そこで今回、プロデューサーの浅井大樹氏に独占インタビューを敢行。『白猫プロジェクト』の“これまで”と“これから”について迫った。(取材日:2015年7月9日)
コロプラ
『白猫プロジェクト』プロデューサー
浅井大樹氏
※以下、敬称略
――『白猫プロジェクト』(以下、『白猫』)1周年、おめでとうございます。率直な今の気持ちを教えてください。
浅井 “1周年を迎えてひと区切り”ではなく、“もう1年経ったんだ”という想いが強いです。ひとえにユーザー様のおかげです。
――サービスを開始されたとき、今の状況を予想していましたか?
浅井 いえ、まったく予想していませんでした。しかし、この1年、いろいろ勉強させて頂いて分かったこともありますし、試行錯誤で続けてきたことがある程度ユーザー様に受け入れられたということでホッとした気持ちでもあります。
――ここまで支持を得た要因は何だったと考えていますか?
浅井 コンシューマーの感覚で運用型のゲームを作ろうとすると、遊びの“仕組み”は開発時に作っておき、運営後は中身を入れ替えていく……という形に陥りがちです。
新イベントを提供し続けるという意味では間違いではないのですが、それだけではなく、新しい“仕組み”=アトラクションを作り続け、ユーザー様へ常に新しい驚きを提供できたことが今につながっていると思います。
――ちなみに浅井さんは『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ(以下、『黒ウィズ』)』の運営にもたずさわっています。この経験は、『白猫プロジェクト』の運営にも大きく影響を与えているのでしょうか?
浅井 『黒ウィズ』では、新しいクイズを追加すること自体が遊びに変化を与えてくれたりもしたのですが、『白猫』では遊びの変化そのものを常に作り続ける必要がありました。
『黒ウィズ』にしろ『白猫』にしろ、新しい驚きを提供するにはしっかりとしたアトラクションが必要になるのですが、『白猫』ではそれがより顕著でした。
新アトラクションの重要性については『白猫』の運営で痛感した部分です。
『黒ウィズ』の感覚のままでは『白猫』は運営できないと思いますし、運営のやり方はタイトルの特性に合わせて変えなければならないと考えています。
――『白猫』は自由度が高いゲーム性だからこそ、仕掛けも大きくなると。
浅井 また、サービス運用型のゲームは“ユーザー様たちと育てていくもの”ということも分かりました。それを認識したのは“白猫&黒猫コラボ”です。
※『白猫プロジェクト』コラボイベント“白黒フェスティバル”概要
正直あのコラボはコロプラの自社タイトル同士のコラボレーションだったので、盛り上がるのかな? と不安な部分もあったのですが、キャラクター投票をすることでユーザー様と一緒に作り上げられたなという実感を得ることが出来ました。
実際、あの盛り上がりがなければ“茶熊学園”も実現しなかったのでは、と思います。
――話は開発前に巻き戻るのですが、そもそも『白猫』を立ち上げようしたきっかけ、発端はどこにあったのでしょうか?
浅井 本格的なRPGをつくりたいと思っていましたが、実は当初はアクションにしようとは思っていませんでした。ストラテジーなど色々な案があり、今の形になりました。
――ですが、当時は“アクションはスマートフォンと相性が悪い”というイメージが強かった印象でした。それに対して不安などはなかったのでしょうか?
浅井 ユーザー様に受け入れられにくい理由を考えると、まず操作の手触り感だと考えました。
僕自身もコンシューマータイトルが好きで今でもプレイしているのですが、アクションとゲームパッドのボタンを押す感触は爽快感にもつながっていて、スマートフォンではそれを再現できていませんでした。
――言われてみればボタンを押す感触は気持ちいいですね。
浅井 実際、開発当初は“ぷにコン”がまだ存在しておらず、敵をタップしたら攻撃するようなシステムだったのですが、どうも満足する出来にならない。そこで開発途中に別チームが開発した“ぷにコン”を借りて、当てはめてみたら手触りも良くなり、「これはいける!」というイメージになりました。
――ちなみにこの1年、開発の中でいちばん苦労されたことはなんですか?
浅井 いちばん苦労した思い出はメイリンイベント(“神速の挑戦者たち”)です。いわゆるタイムアタック的なイベントなのですが、これがリリースまでにいちばん時間がかかりました。
最初上がってきたものをプレイすると、これが全然おもしろくなくて(笑)。『白猫』のチーム内でも最後まで内容を検討した記憶があります。
苦労したぶん、最終的には良いバランスになったと思います。
――浅井さんが個人的に好きなイベントはありますか?
浅井 “バロンファイヤー”も楽しいですね。ユーザー様から「ヨシオでクリアしました!」とか「イグニでクリアしました!」とか報告を受けるとうれしいです。
――浅井さんといえば、1年前まではフルネームも明らかにしておらず、謎のヴェールに包まれているイメージが強かった印象があります。しかし最近Twitterやニコ生に出演している浅井さんを見ますと、失礼ながらとても気さくな印象を受けます。
何かこの1年で浅井さんの中で変化があったのでしょうか?
浅井 あれはあくまでも僕の個人のアカウントなので、公式のものではないのですが(笑)。Twitterを始めることによってユーザー様の生の声が直に聞けるようになり、ユーザー様がどのような要望をお持ちだとか、いわゆるやりこみ勢の方はどう感じているとか、さまざまなご意見をいただけるのがありがたいですね。
――『白猫』、『黒猫』のニコ生に出演されています。あのような場に出られることに対してどう考えているのでしょうか。
浅井 Twitterと同じ感想になってしまうのですが、やはり番組とはいえユーザー様のコメントでコミュニケーションを取れるのが楽しいです。また、番組としても面白さ、サプライズも用意しなければと考えているので、新情報の発表はかなり気合を入れています。
今後も全力で取り組んでまいりますので楽しみにして欲しいですね。
――ユーザーの方々とのコミュニケーションという点で共通の話題になるのですが、ねこまつりカフェ、そして7月14日から原宿で現在開催中の“登校! 茶熊学園”(※レポート記事⇒【白猫】ひと足早く登校し、浅井Pやミラ様にも出会った“登校! 茶熊学園”お披露目会リポート)
そして8月8日に開催される“白猫フェス2015”と、『白猫』はリアルなイベントにも力を入れている印象があります。(※概要はこちら⇒コロプラから『白猫プロジェクト』のラバーストラップ“こえだらいずR”が発売ほか)
このリアルイベントの意味、価値について、どのように考えていますでしょうか。
浅井 ただゲームを提供しているだけではどのような人に遊んでいただいているか、デジタルの向こうにいるユーザー様のことが正直分からないのです。仕事でも、実際に顔を突き合わせないでメールで完結しようとして「メールだけで終わりにするな」と叱咤される、といった話はたまにあるとかと思うのですが。僕なんて直接押しかけちゃいますけど(笑)。
意思の疎通が大事というか。それと同じことがゲーム運営でも必要だと考えています。直にユーザー様と触れ合うことで、僕だけじゃなく開発スタッフたちも感じることがあるはずです。
また、先程もお話しましたが、運用型のゲームは開発ありきではなく“ユーザー様ありき”だと思っています。ゲームを遊んでくれるからこそ成立するものです。「一緒になってお祭を開催して、一緒に楽しもうよ!」という機会がほしいなと思って、8月8日はリアルイベントを開催します。
このような大型イベントを自社で開催するのは初めてですが、皆さんに楽しんでいただけるよう素晴らしいものに仕上げますので、ぜひ来場していただきたいです。
――再びゲームの話題に戻ります。先日、1周年記念ニコ生で新職業“ドラゴンライダー”が発表されました。
※『白猫プロジェクト』新職業“ドラゴンライダー”やランダムマッチングの実装が発表!1周年で発表された新情報まとめ
浅井 このドラゴンライダーですが、定常のフォースター☆プロジェクトに入れるまえに、まずは1周年記念で皆さまに使っていただきたいと考えています。龍に乗って移動するので常に空を飛んでいるとか、今までと違った操作感や爽快感を得られると思います。
――どんな操作感になるのですか? ツユハのアクションスキル2(※ツユハのアクションスキル)みたいに飛ぶのでしょうか。
浅井 それともまたちょっと違いますね。今絶賛調整中なので楽しみにして下さい。またこのキャラクターに基づいた新協力イベント考えています。今までの敵とは違い、部位破壊要素を含んだ巨大な敵を用意する予定です。
――つぎに現状の職業についてですが、双剣、弓、槍に新アクションが加わりました。その他の職業にもアクションを追加する予定はあるのでしょうか。
浅井 ここ数カ月は茶熊学園や1周年に注力しているので、新アクションをお待ちの皆さまをやきもきさせてしまっているかと思います。
8月のコラボ終了後から、フォースター☆プロジェクトに追加される新職業や、新アクションの実装を目指して進んでいく予定です。
また、1周年記念のニコ生でも発表させていただきましたが、曜日ダンジョンに関しては“超絶級”を用意しよう思います。日曜ダンジョンはゴールドやルーンを一気に入手できるような周回する価値のあるダンジョンにします。
――それはうれしい! ハイルーン足りなくなりますものね。
浅井 実は1周年記念はまだまだ仕掛けがありまして、メモリアルソードがもらえる“プレゼントクエスト”、さらにはクエストのジュエルがリセットされる“強くてニューゲーム”。さらには今まで追加されていなかった“アイリス、キャトラのフルボイス化”、レストラン、武器庫の上限アップ、☆3武器の☆5への進化、☆3クロスセイバーの追加などを予定しております。
――1周年記念、盛りだくさんですね! そういえば、気になるのは配布キャラのダグラスやロッカ、その他島で仲間になるキャラたちに関してです。配布☆4キャラクター復刻イベントだったり、彼らの神気解放イベントなど予定はありますか?
浅井 しょこたんや、ふなっしーなどIPが絡むコラボのキャラクターは厳しいですが、オリジナルキャラクターのイベントは復刻される可能性があります。また、彼等の神気解放イベントもいずれ用意したいです。
――そのほか、分かってはいるけどまだ手が届いていない、機能的な改善予定ポイントはあるのでしょうか。
浅井 やはり“ゲーム自体の重さ”ですね。Androidをお使いのユーザーの方々が重いと感じていらっしゃるのは承知していて、新キャラクターの追加などの開発リソースと相談しつつ改善しようと試みている最中です。1周年記念イベントのあと、7月末から8月にかけて改善しますのでもう少々お待ちください。
あとは、よく「Lv.100にするために、ひとつひとつソウルボードを解放するのが面倒」というご意見をいただくのですが、これもなんとか進められればと考えています。このレベル上げを作業にするのは本位ではないので、改善できればとは思っています。
――気になるのはストーリーの最終章、9つ目の島に関して。サービススタート前のインタビューの際、物語のエンディングはすでに構想にあるというお話があったかと思います(※[開発直撃]コロプラ『白猫プロジェクト』は間違いなく2014年下半期ド本命タイトル)。
1年が経過した今、当時思い描いていた通りにストーリーは展開していますか?
浅井 エンディングは見えてはいます。多くのユーザー様に遊んでいただいている以上、エンディングを迎えたら「その先はありません!」、「あとはスピンオフです!」というのは避けたいと考えています。また新しいストーリーが展開するようにつなげていく予定です。
――8月に大きなコラボが控えていると予定と聞きましたが、コラボ相手は『白猫』に近い世界観とだけ聞いています。何かヒントをいただけますか。
浅井 コロプラとしては過去コラボしていないアニメ作品です。
――最後に2周年に向かっての豊富、ユーザーの方々へメッセージをいただけますでしょうか。
浅井 “ゲームだけではない展開”も広げていきたいと考えています。リアルイベントもそうですし、まだ影も形もありませんがアニメ化もいつかは目指したいです。小説やコミカライズの話もまだ実現していない状況ですので、そろそろ実現していきたいと思います。ゲームとしての完成度ももちろんですが、それだけでなく皆さまに愛されるコンテンツとして、次の1年は進めていきたいと思います。
また本日、1周年を記念して8月8日に有明で行われる“白猫フェス2015”の公式ホームページもオープンしたので、合わせて確認してほしい。
対応機種 | iOS/Android |
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価格 | 無料(アプリ内課金あり) |
ジャンル | アクションRPG |
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メーカー | コロプラ |
公式サイト | http://colopl.co.jp/shironekoproject/ |
配信日 | 配信中 |
コピーライト | (c) COLOPL,Inc. |
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