人外のものたちと戦うけど正統派ストラテジー! 『エイジ・オブ・スパルタ』

2015-03-21 21:10 投稿

じっくり楽しめる正統派ストラテジー

A

ゲームロフトから配信中の『エイジ・オブ・スパルタ』は、古代ギリシアを舞台とした正統派の戦略ストラテジーゲームだ。課金要素はあるものの、のんびり楽しむぶんにはまあ必要ないかなという印象。

この世界観がいい!

2015年現在、ストラテジーというゲームジャンルは多岐にわたって拡大しており、具体的なタイトル名を上げてしまうと『にゃんこ大戦争』のようなディフェンスゲームだってストラテジーゲームの一種だし、『ポピュラス』に代表される箱庭運営ゲームだってストラテジーなわけである。世界観やゲームシステムなど非常にバラエティーに富んだゲームジャンルとなってしまったわけだが、筆者的にはやはり、『エイジ・オブ・エンパイア』のような古代~中世を描いた作品にググっときてしまう。

 
B

というわけで、『エイジ・オブ・スパルタ』はまずその世界観で筆者の心を鷲掴んでくれたのだ。ゲームロフトはコテコテの3Dグラフィックを描かせたら世界でもトップクラスのメーカーだ。建物や人など、細かく描きこまれたグラフィックは見ているだけで心躍るというもの。

C
▲ここにキャプション入れて下さい

無課金で進めるならスローテンポは必然

本作のメインパートのひとつは自国のマップ運営だ。つまり、荒地を整地して建物や施設を増やし、国力を高めていくというもの。

D
▲最初のうちは領土もこんなに小さい。
E
▲施設の中には周囲の施設に対してボーナス効果を付与するものもある。うまく配置すれば進行度もかなり違ってくるはずだ。

施設建設の際に注意したいポイントとして、本作では進行において必要となるいくつかのステータスがあり、施設はそれらを入手する手段であるということを覚えておいてほしい。

F

・コイン(金貨のマーク)
使い道:生産に関わるものの大半に使用する。
入手方法:収入施設、ミッションクリアー、バトル勝利時など

・信仰ポイント(稲妻のマーク)
使い道:バトルを行うのに必要
入手方法:聖なる建造物(神殿など)から回収

・人口(神殿のマーク)
使い道:建物を多く建造するのに必要
入手方法:人口施設を建造する

・メロスポイント(握手のマーク)
使い道:特定の施設や部隊の生産に必要
入手方法:同盟国との交流

領土はドンドン広げていくことができるが、拡張するたびにかかるお金も増えていき、整地されるまでの時間もかかるようになる。(筆者は現状8時間以上かかるようになった)

これを解決するには課金アイテムのジェムが必要になるというわけだ。まあ、個人的には適度に課金したほうがスムーズに気持ちよく楽しめるとは思うが、兵士の生産なども追いつかなくなるので、ゆっくり進めてもいいとは感じた。

スパルタ人は戦いも仕事

マップ運営と双璧をなすメインパートのもうひとつが、戦争だ。マップ運営で軍備を整えたら、戦いに打って出るのだ。戦いと言っても軍勢を引き連れてたくさんの指示を出し……というような大げさなものではない。

本作の戦闘は、画面内に最大5つの部隊を配置し、ほぼオートで行われる簡単なもの。進行中に出現するアイテムをタップするなどのちょっとした参加要素はあるが、基本的には部隊の能力で勝ち負けが決まると思ってもらっていい。

戦闘パートが行われるのは大きく分けて2つ。シナリオモードのような”チャプター”、同盟内で戦う”Fight”。どちらもバトルの方法は同じだ。

最初に出撃する部隊を決めてスタートを押せば自動で進行する。地面に落ちるアイテムはタップすることで各種効果が発動する。敵陣地で爆弾を見つけたら逃さずタップしよう。

G
▲出撃できるのは5部隊。配置による影響はないようだが、相手部隊との相性は存在する。

なお、バトルには地上戦と空中戦がある。この時代に空中戦なんてあるのかと思ったあなた、あるんです。なぜなら本作には人間の兵士に混じって人外のものたちが参加しているからだ。空中戦はおもに人外軍団の出番となるので、しっかりと兵士を生産しておこう。

ストラテジー好きならしっかり楽しめる

世界観◎、システム○、テンポ△といったところか。やはり課金要素が入ってくるぶん、ずっとやり続けてひたすら国を育てていくということはできないのが残念なところ。とはいえ、それはもういまのスマホゲームではある程度認知もされ、共通ルールのようになってきているのも事実。個人的にはこの世界観に浸れるだけでアリかなと思えた。

H
▲このようにきっちりと整備された都市を目指したいが、いつもグチャグチャになっちゃうんだよね……。

エイジ・オブ・スパルタ

メーカー
ゲームロフト
配信日
配信中
価格
無料(アプリ内課金あり)

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