【プレゼント付き】『BFB』阿部Pの“世界のサッカー好きに会いに行く企画”第3弾 イングランド編

2014-08-05 20:01 投稿

またまたレジェンド選手とタイアップ

サイバードのスマートフォン向けアプリ『バーコードフットボーラー(BFB)』では、新たに元マンチェスター・ユナイテッド所属MF、ポール・スコールズとのタイアップを開始。

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新タイアップがスタートするとなれば、恒例のアレでしょ! というわけで、例の対談企画もやっちゃいます。

今回のお相手は、サッカージャーナリストのショーン・キャロル氏。イングランドから来日し、goal.comやフットボールチャンネルなどで執筆活動を行う、プロのライターだ。ゆえに対談場所もエンターブレインの会議室が設定され、いつもとは少し雰囲気のちがう対談になることが予想された。

▲左がおなじみの阿部P。そして右が今回のゲストである、ショーン・キャロル氏。ショーン氏は、英国人フリーランスサッカーライター。国内外の雑誌・新聞等への寄稿や、サッカー番組などに出演。多方面で活躍している。今回はイングランドサッカー、そしてスコールズについての対談のため、ふたりともマンチェスター・ユナイテッドのユニフォームで登場!

……が、蓋を開けてみればいつもどおり笑いあり驚きありの、ただのサッカーファンふたりの熱いトークが繰り広げられた。この日の対談はなんと過去最高の2時間超え! しかも、そこで話が一区切りしたわけではなく、強制ストップをかけて終了にしたという有り様。

すべてを文字にするともはや何の記事かわからなくなってしまうので、ここではスコールズについて語ってもらった部分を中心にオトドケしたいと思う。

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イングランドの最下位にはビックリ

阿部 思い出したくないことだとは思いますが、まずはワールドカップのことを振り返ってどうでしょう?

ショーン イングランドは5日間しか参加していませんでしたね……(笑)。

阿部 良くない結果になることは予想されていたんですか?

ショーン イングランドは予想通りでしたね。サポーターもそう思っていたんじゃないかな。開幕する前に全然期待されていなかったからね。若手の多いメンバーだったので、未来に向けての経験づくりと考えている人もいましたね。ルーニー(※1)はワールドカップでは何もしませんし。なぜかはわからないけど、ワールドカップではダメですね。2004年のユーロからそうでしたから、僕はもう何も期待していなかったですけどね。ビックリしたのは、グループリーグで最下位になったことです。3位になるんじゃないかとは思っていましたけど、コスタリカの躍進(※2)は予想外でしたね。

阿部 日本はイングランドほど成熟していないから、ファンは変に期待しちゃいましたね。自分たちの実力をちゃんと見られなかったのかなと。いちばんダメだったのは、パワープレーを捨てたメンバーだったのに、何度もする場面があって、見ていて戸惑いましたね。

ショーン そうですね。いいメンタルで望めませんでしたね。前回は期待されない中で臨んで結果が出て、今回はヨーロッパでプレイする選手も増えてみんなに期待されたけど、サッカーはそんなに簡単ではない。ほかの国だって、メンバーはヨーロッパでプレイする選手ばかりですから。大きな大会の雰囲気に慣れている選手も多い。日本の選手はそこまでいっていなかったですね。

阿部 前回出ている選手もいたのに緊張していましたね。第1戦はテレビで観戦していても、ドログバ(※3)が入ってきた途端緊張が伝わってきましたよ。

ショーン その試合はパブリックビューイングで観戦していたんですけどドログバの顔がスクリーンに映った時にみんなが「ええ……」って顔をするんですね。もう36歳でいまは何もできないよと僕は思っていたのに、観客も選手もイメージだけでビビっていましたね。それでみんなドログバに集中してほかの選手のことを忘れちゃいましたね。あと前回とちがうところは、対戦相手が日本のことをすごく研究してきたこと

阿部 ああー、それは本当にそうですね。

ショーン 日本はひとつのスタイルしかできないから、日本と戦うのはやりやすいと感じたんじゃないでしょうか。いつもボールポゼッションを狙っている。ギリシャ戦では相手がひとり退場して、そのときTwitterなんかでも「これで絶対勝てる」という人が多かったですけど、僕はもっと難しい試合になると思いました。ギリシャがもっとコンパクトに守りを固めてくるはずだから崩しにくくなるし、カウンターも怖かったですね。闘莉王や中澤みたいなタイプの選手がいれば違ったかもしれませんね。

阿部 個人的には選んで欲しかったんですよ、闘莉王(※4)は。

ショーン いまはあのタイプの選手いないですよね。闘莉王はもう代表レベルではないし。あのタイプは欲しいけど、いまはいないですね。たとえば鹿島アントラーズの昌子選手(※5)なんかは4年後が楽しみな選手ですけど、いまはいないからザックは吉田と今野しか選べなかったですよね。

阿部 結局選手を変えられなくて研究されたからぶっつけ本番でパワープレイをやってみるしかなかったわけですね。

ショーン 相手は日本より大きな選手ばかりなのに長友や内田がクロスを上げてもダメですよ。

※1 ルーニー
16歳でプレミアリーグデビューし、2シーズンの活躍ののちにマンチェスター・ユナイテッドへ移籍。デビューからずっとトップシーンに居続けることが何よりもすごすぎる。得点力の高いFWだが、パスセンス、フォローに走り回る献身性、危機察知能力と、どのポジションでもこなせそうなほどサッカーセンスが高い。ちなみにデビューチームのエバートンから移籍したのは監督のモイーズと不仲であったため。

※2 コスタリカの躍進
誰も予想できなかったワールドカップブラジル大会ベスト8という結果。直前の親善試合6試合の結果は1勝4敗1分けという惨憺たる者だったが、本番のグループリーグではウルグアイ、イタリアを撃破し、イングランドとも引き分けるなど、ジャイアントキリングをいくつも達成した。

※3 ドログバ
コートジボワールの大型FW。御歳36ながら、パワーはいまだ健在。溜めを作ったりパスを出したりとテクニックにも磨きをかけて、トップシーンでも通用することを証明してみせた。

※4 闘莉王
元日本代表DF。DFながら頻繁に前線に上がり、攻撃参加する。空中戦の強さとパスセンスのよさから貢献度は低くないが、コンビを組むCBは気が気じゃないはず。もういっそのこと……ということで誕生したのが最初からFWに闘莉王を置くフォーメーション。ちゃんと効果もあるのがすごいところ。

※5 昌子選手
鹿島アントラーズの若手DF。ロンドン五輪代表の山村ら有力選手を抑えてスタメンに定着した実力派。高校でケガをするまではFWだったため攻撃力も文句なし。

日本は優勝ではなくベスト16を目標にするべき!

ショーン 日本人はイングランド代表のことをどう予想していました? グループリーグを突破すると思っていた?

阿部 いや……(笑)。個人的にはスタリッジ(※6)とかスターリングはおもしろいなと思っていたんですけど、ほかのチームの印象が強かったです。ウルグアイは日本に4-0で勝ちましたし、イタリアもこういう大会では手堅いところはありますよね。その2チームにくらべるとイングランドは少し落ちるかなと思っていました。さきほどおっしゃってましたけど、コスタリカに関しては世界中の誰も予想できなかったと思いますよ(笑)。

ショーン とくに日本はコスタリカに勝ってましたからね。

阿部 そうそうそう!

ショーン でも本番ではちょっと違ったね。

阿部 データを見るとオフサイドをたくさん取っていて、かなり組織的にやるチームでしたね。日本はずっと守備の面を改善できなくて残念でした。

ショーン 上手いチームじゃないけど、全員が戦って、それぞれの仕事をちゃんとして結果を出していましたね。日本は自分たちのことわかっていなかったね。試合前も試合後も「自分たちのサッカー」というだけ。それは目標じゃないよ。目標は「自分たちのサッカー」をするんじゃなくて勝ち点3を穫ることなんだから。


阿部 ベスト8や優勝なんて言うべきじゃなかったんですかね。

ショーン 優勝は無理(笑)。絶対無理。これからも無理。本当に無理(笑)。優勝できるチームは世界で6チームくらいしかないんですよ。日本はこれからさき目指すのはベスト16。ベスト8にいけたらかなりすごいことですよ。ベスト4より上は本当に世界でトップのチームしか踏み込めない領域です。今回はドイツ、オランダ、ブラジル、アルゼンチンでしょ。前回はスペイン、オランダ、ウルグアイ、ドイツ。アフリカ勢もまだベスト4に入っていないですよ。すごく難しい。試合によってはプロレスみたいになることもある。そこを勝ち抜くのは本当に大変です。

※6 スタリッジ
リヴァプールでブレイクした若手FW。自身もクイックネスに優れる選手だが、クラブではコンビネーションによる突破も見せる。

イメージとちがう!? スコールズの本当の姿

阿部 スコールズ(※7)はどんな選手だったんですか?

ショーン スコールズは“強い選手”でしたね。

阿部 ガツンといくようなタイプには見えないですけど。

ショーン チームメートもよく言うよ。イメージは静かでナイスガイだけど、実際は全然そんなことないんです。スコールズはプレミアリーグだけでイエローカードを(たぶん)99枚(※8)もらっています。これはマンチェスターユナイテッドでもダントツに多いですよ。コメンテーターがよく言うのは「スコールズはタックルのタイミングが悪い」と。でも違います。あれはわざとやってるんだと思います(笑)。チームメートがファウルをもらったとしますよね。そうするとそのファウルをしかけた選手に対してスコールズがファウルでストップするんですね。

阿部 おおー(笑)。そういう選手だったのか。怖いですね。

ショーン そうそう。冷静で怖い選手だよ。文句を言ったりするうるさい選手じゃないけど、そういうことは確実にやるんですよ。でもイメージがいいんですよね。ロイ・キーン(※9)だったら一発レッドのようなファウルでも、スコールズだとセーフだったりするんですよ。

阿部 そういうハートの強さもあるし、テクニックもあるし、決定力もありますよね。

ショーン スコールズはなんでもできる選手ですね。いまはそういうタイプの選手はイングランドにはいない。世界でもほとんどいないんじゃないかな。ドイツのシュバインシュタイガー(※10)が近いかもしれないですね。ロナウドやカントナ、ベッカムとプレーしたガリー・ネヴィルが「いちばんうまい」と言うのがスコールズですよ。ジダンやシャビもコメントしています。シャビは「もしスコールズがスペイン人だったらもっと評判になっていた」と言っていましたよ。

阿部 イングランドはロングボール中心のスタイルですものね。

ショーン 僕はスコールズの私生活や生き方も好きですよ。ベッカムはアイドルやポップスターみたいになって、ファッションやサッカーに関係のないこともたくさんしています。スコールズは……、サッカーだけ。彼の理想の生活は、朝は練習、練習が終わったら学校から帰ってきた子どもと遊んで、夜はテレビを見る。それで終わり。スコールズはそういうタイプなんですよ。遊びもバーも、女の子も何も興味ないんですよ。日本だと遠藤選手が似てますね。彼もサッカーだけ。サッカーやったら家に帰りたいタイプです。

阿部 ああ、サッカーに一途なところが似ているかもしれませんね。


ショーン でもいまプレミアリーグの解説をやってるんですよ。かなり厳しいコメントを残していますけどね。ルーニーにもウィルシャー(※11)にも。ウィルシャーには「4年間でまったく成長していない」とコメントして本人も怒ったんですが、考えなおしてから直接スコールズに「どこがダメなのか教えてほしい」と連絡したそうです。スコールズはそれくらい本当にうまい選手だったからです。

阿部 それはすごいエピソードですね。

ショーン 現役時代はインタビューを受けたりする選手じゃなかったし、家族を大事にする人だったから、引退したら表舞台で見ることはなくなるかなと思っていました。サッカー選手を目指す子どもたちにとってはいちばんお手本になる選手でしたね。

阿部 ああ、たしかにそうですね。

ショーン でも、皮肉屋というか、いたずら好きな一面もあるんですよ。練習中にピッチのまわりにあるトイレに行くと、スコールズがその選手に向かってボールを蹴りこむんです。ギグスもその被害者ですよ(笑)。新しく加入する外国人選手は大体みんなこれをやられます。ユースから上がってきた選手はもう知っているのでいきません(笑)。

阿部 誰でもやるんですね(笑)。僕は浦和レッズのサポーターなんですが、この前引退した山田暢久(※12)は共通点があるなと思っているんです。ひとつのクラブでやり続けたことや、代表ではそれほど活躍していないけどクラブでは絶大な人気を誇るところなんかは似てますよね。

ショーン ああ、そうですね。自分のクラブを愛する選手はいいですよね。スコールズにイタリアのインテルが興味を持っていたときのことなのですが、当時のインテルの会長に向けたスコールズのコメントがなかなかすごくて、「もし僕を自分のクラブでプレイしてほしいと思うなら、マンチェスター・ユナイテッドを買ってください」と言ったそうです。

阿部 おおお、それはかっこいい!

ショーン これは本当に言われたものかはわからないものなんですが、スコールズはこういうことを言いそうなタイプですよ。でも本当に人前に出るのが苦手だったようで、引退試合もやりたくなかったそうです。

阿部 やっぱり山田と似てるなあ(笑)。ちなみに山田は練習終わったらすぐにパチンコに行きます。

ショーン パチンコと家族はちょっと違いますよ(笑)。

阿部 あ、でも引退試合に息子が出場してましたよ。そういう意味では山田も家族が好きなんでしょうね。

※7 スコールズ
小柄だがテクニックがあり、推進力のあるドリブルも兼ね備えたMF。距離をものともしないパンチのあるミドルシュートなど、攻撃面に関してはオールラウンダー。何よりもマンチェスターUひと筋という心意気にシビれる。

※8 99枚
数に関しては正式な情報は未確認だが、スコールズがカードをもらいまくり、チームでも歴代トップのイエローカードコレクターであることは周知の事実のようだ。

※9 ロイ・キーン
強烈なキャプテンシーの持ち主。顔が怖い、だけでなく怒鳴りながら迫ってくるドゥンガのような選手といえばわかりやすいか。相手の攻撃の起点を潰し、逆に攻撃の起点となってパスを散らせる、ハイレベルな潰し屋選手。

※10 シュバインシュタイガー
ドイツの若手MFも気づけば三十路手前。強烈な無回転シュートをブッパするだけでなく、スピードも運動量も兼ね備えたスーパーなMFへと成長した。

※11 ウィルシャー
アーセナルの10番を背負う若者。パスの成功率がずば抜けており、何でもハイレベルにこなせるスコールズタイプの選手。うまくて強いのだが……ケガが多いのが心配。とにかく怪我なく20代を過ごしてほしいところ。

※12 山田暢久
1994年にJリーグの浦和レッズに入団。以降、浦和一筋でプレイし、J1通算500試合出場記録を打ち立てるなど鉄人として知られる。そして、多くのサポーターに惜しまれつつ、昨シーズン限りで現役を引退した。

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サイバード
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