【大塚角満の騎士ドラ道】ミラクル騒動

2013-12-24 20:12 投稿

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※【まとめ】『騎士とドラゴン(騎士ドラ)』攻略ページ

まだまだ序盤のお話です。そのつもりで読んでね。

騎士ドラのゲーム性を高めている最大の要因は、何度も書いたが“武器の性能がランダム”ってところだ。ランダムだからこそ、奇跡の1本を求めて幾度となくダンジョンに潜れるわけだが、この部分は言うなれば“シミュレーションゲーム”の楽しみである。ぶっちゃけこの要素だけだったら、ほかのアプリでも似たような体験はできるかもしれない。

それなのになぜ、騎士ドラはこれほど際立っているのか?

それはほかの箇所でも「なるほど!!!」と手を打ちたくなる要素が盛り込まれているからである。

その際たるものは、戦闘中の“ガード”であろう。シンプルなポイントながら、このガードが加わったことによって騎士ドラはアクションゲームとしても特筆される存在になったのだ。

 「ナノダナノダ」

ブツブツと不気味な独り言を言いながら、俺はその日も敵の攻撃をガキンガキンとガードしていた。騎士ドラのバトルシーンでできることは“攻撃”、“ガード”、“食事”の3種類で、このたった3つの要素が“ターン性”という土俵の上で複雑な自己主張を行っている。

攻撃力が高いだけじゃダメ、ガードをしているだけでもダメ、食事もきっちり摂らないといけない……。

そのターンで何をするのかによってバトルの趨勢が大きく変わることがあるので、努めて冷静に状況を把握しなければならない。この感覚、盤上の駒の動きを徹底的にシミュレートさせる将棋に近いかもしれない。

そんな中にあって、ガードは地味ながら“絶対に無視できない要素”として俺と目黒にあがめられて(?)いた。

 「ガードを制するものは騎士ドラを制す!」

プレイを始めた当初から、そんなことを言い合っていたと思う。

ガードは、敵の攻撃が来るタイミングで使用する。

敵の頭上に出ているフキダシのカウントダウンが進み、これがゼロになると攻撃を仕掛けてくるわけだが、「0」のあとに「!!」とビックリマークがふたつ表示されたらガードのお時間。画面右下にある盾のアイコンをタップすることで、ガードが完成する。

しかしこのとき、ガードが成功したとしても、いくばくかのダメージは喰らってしまう。どれくらいのダメージを負うかは敵の攻撃力と盾の性能によって決まるので、“RPGは守りから”の格言(いま俺が作った)通りに盾もしっかりと育てておく必要がある。攻撃ばかりじゃダメってことだ。

そんなあるとき、目黒がこんなことを言ってきた。

「うまくガードすると、AP回復するんすね!!!w」

プレイ開始から2日後のことである。俺はすぐに反応した。

「“JUST!!”って出るヤツね。俺、ほとんど出た試しがないや」

すると目黒は(・_・)←こんな感じで表情をなくし、思いもよらなかったことを言ったではないか。

 「ああ、そっちはちょっとしか回復しないほうですよね? 俺がいま見たのは、APが全快するヤツですよ。“MIRACLE!!”とか画面に出て……」

今度は俺が、(・_・;)←こんな顔になる番だった。目黒のセリフを聞いた瞬間、内心でこんなことを思う。

(な、ナニ言ってんだコイツは……。ミ、ミラクル?? APが全快!!? そそ、そんなの1回も見たことねぇ…………)

しかしここで「え? それはナニ?」なんて言うと、目黒が鬼の首を獲ったかの如く「うええ!?ww 大塚さん、見たことないんすか??ww やったwww 勝ったwww」と勝ち誇るのが目に見えていたので、努めて冷静に振る舞うことにした。

 「あ、ああ、ハイハイ。アレね。ミラのヤツね。全快のね。はいはいはいはい。出たのね。ヨカッタね」

そうやってどうにか、この場はやり過ごしたのであった。

それから数日後。またまた目黒がミラクルトークを持ちかけてきた。

「大塚さん、いまライターから“ミラクルガードがまったく出なくて、詰んだかもしれません……”ってメールが来ましたよw 俺、けっこう出てるのにww」

俺がコメカミからタラーッと嫌な汗を流していると、目黒はこう言って畳み掛けてきた。

 「ミラクルとかジャストが出た回数って、“いろんなきろく”の中で見られるんですね。これ、楽しいなー。俺、いまのところミラクルが出た回数って110回くらいなんですけど、大塚さんっていくつですか??」

俺の心臓が、「ドッキンッッ!!!」と跳ね上がった。数日前にミラクルガードの存在を知って以来「ミラクル出ろでろ!!><」と願いながら連日ガードをしてきたが、大して成果は出ていなかったのだ。しかしここで、弱みを見せるわけにはいかない。俺は心の動揺が出ぬように深呼吸をしてから、静かな声で目黒に言った。

 「え、えっと、60回……くらいだね。うーん、目黒には及ばないわー……」

目黒がコクコクと頷いた。

 「あー、俺のほうがちょっとリードっすね。いやでも、このライターは相当苦戦してますよww まだ20回弱って言ってますからwww

俺、「は、ははは」と渇いた笑いを漏らした。

 「は、ははははは。まあでも、ミラクルはムズいから。はは。ははははは……」

でも……。

そのときの俺のミラクルガード数は、こんな感じだったのだ……。

サバ~~~~~ん……

20倍にサバを読んでも、60回にしかならなかった……(苦笑)。

そんなミラクルガード話、まだまだあります……w

それは次回~。

 

騎士とドラゴン

メーカー
リプレーション
配信日
配信中
価格
無料(アプリ内課金あり)
対応機種
iOS5.1以降の対応機種、Android2.3.3以降の推奨端末

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