オートデスクからモバイルゲーム開発に特化した3Dアニメーションツールが登場

2013-09-04 18:30 投稿

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使いやすさとお手頃価格を追求

オートデスクは、3Dアニメーションツールの新商品『Autodesk Maya LT 2014』の販売を開始した。本商品は、『Autodesk Maya 2014』をモバイル&ソーシャルゲーム開発に適した形で再構築し、“シンプルで使いやすく”をテーマにしたツールだ。

 
▲商品パッケージ画像

『Autodesk Maya LT 2014』を製作した経緯

モバイル向けアプリケーション市場が半数を占めるほどに拡大しているいまのゲーム市場。この状況の中、モバイルアプリケーション分野への参入メーカーも増加している。そんなメーカーを対象に、3Dによるゲームクリエイトの知識が少ない人でも扱える商品として仕上げられているのが特徴で、個人開発者や業界新参者にとって使い勝手のいい商品となっている。

『Autodesk Maya LT 2014』の特徴

1.必要最低限の機能に絞り込み、どの機能を使えばいいか明確性をアップ

『Autodesk Maya 2014』は、3Dモデリング関係のことをなんでもこなす万能ソフトウェアであったが、その多彩な機能のせいで、専門技術者以外には扱うことが難しいものとなっていた。しかし、今回の『Maya LT』は、モバイルアプリケーション作成のために特化した商品。モデリングはMayaと同等、テクスチャリングやライティングは、それぞれゲームに特化したマテリアルとライトを導入。25000ポリゴンと上限を決め、作成したモデリングはFBXとMaya LTネイティブファイルのどちらかで出力でき、そのままunityなどのソフトウェアで動作確認が行える。まさしく3Dモデリングツールのエントリーモデルと言えるだろう。無料体験版も、ページ下部のリンクから飛べるホームページで配布しているので、ぜひチェックして見てほしい。

 
▲HumanIKを使ったアニメーション設定画面
 
▲Shader FXを使用している画面
 
▲Viewport 2.0を使用している画面

2.お求めやすい価格で利用可能

『Autodesk Maya 2014』の価格は約50万円前後と、機能に見合った価格設定となっていたが、『Maya LT』は機能を絞り込んだ結果、プライスダウンすることに成功。通常ライセンスはベーシックサポート付きで11万1100円[税別]、保守契約料金が別途17000円。これで『Maya LT』を利用することが可能となっている。また、オートデスク初の試みとして、レンタルプランを用意(※1)。プラン体系は1ヵ月、3ヵ月、1年間が用意されている。

ベーシックサポート付きの価格(すべて[税別])
通常ライセンス:11万1100円
レンタルプラン(1ヶ月):7000円
レンタルプラン(3ヶ月):18000円
レンタルプラン(1年間):56000円
(※1)2013年8月29日は通常ライセンスのみ発売。レンタルプランの実装日は現在未定。

今後の『Autodesk Maya LT 2014』の動き

2013年9月21日、22日の東京ゲームショウ2013で開催される、インディーズゲームフェスに出展が決定。『Maya LT』のデモンストレーションが実施されるとのことなので、気になる人はチェックしてみてはいかがだろうか?

『Autodesk Maya LT 2014』のページはこちら(英語版)
※日本語版の公式ページは9月末に公開予定

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