【超熱血パズドラ部】第1492回:ブライダルガチャの結果は
2024-07-16 11:25
2013-04-10 19:57 投稿
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●角満流英才教育(ある日のアナザーストーリー・2)
カオスゴッドフェスフェスの、“アナザーストーリーその2”です。
「遅くなってスマセン!」
約束の時間から20分も遅れて居酒屋に到着した俺と中目黒目黒は、個室に入るなりそう言って謝った。しかし、その日のミーティング相手である女性ふたりは怒ることなく、「お疲れ様です~^^ もう注文して、先にやってましたw」と言って笑う。男性ふたりはホッとしながら、光の速さで「生2ッス!(生ビールの中ジョッキふたつよろしくお願いします、の意)」と店員さんに頼み、ドヤドヤと席に着いた。
この日は男女ふたりずつで楽しい合コン……のわけはなく(無念)、仕事の打ち合わせを兼ねてご飯でも食べましょう! ってことで集まったものだ。俺たちを待ってくれていたのは、若手声優の安野希世乃ちゃんと、そのマネージャーのS木さん。お二方とも思わず「うお!」とのけ反るくらいの美人で、『パズドラ』のモンスターで言うと、安野さんがフレイヤでS木さんがイービルセレスのような感じ。……いやこう書くとS木さんが悪者みたいだが、決してそんなことはありません。
声優の世界に関して、まったくの門外漢の俺が彼女たちと知り合ったのは、去年の秋ごろのこと。共通の知り合いが開催する巨大なホームパーティー(ゲーム、アニメ、漫画などサブカル業界の人間が200人くらい集まる催し!)に参加したとき、たまたま隣の席に彼女たちがいて話すことができたのだ。で、どういう流れでそんな話になったのかまったく覚えていないのだが、俺は安野さんに「とにかくこのアプリがおもしろいから! ぜひやってね!!!」と『パズドラ』を強く推し、「つぎに会うときまでにやっておくんですよ!!」と強引な宿題を出してその日は別れたのであった。おふたりに会って話をするのは、ほぼその日以来ということになる。
席について乾杯し、アレやコレやと注文したところで、さっそく安野さんがスマホを取り出してこんなことを言ってきた。
「大塚さん! 私、最近けっこう『パズドラ』やってるんですよ!」
おお……。キチンと俺の言いつけを守り、パズドラを始めていたとはなんて感心な! 近ごろ稀な、とても素直でいい子ではないですか!! 俺、すっかり脆くなった涙腺を決壊させ、感涙にむせびながら静かに言った。
「そうかそうか>< ええ子やなぁ(ノ∀`)」
しかし、安野さんはニコニコ顔とは対照的に声を沈ませて「でも……」と言い、「なかなかいいコが手に入らないんです……」とつぶやいた。
聞けば彼女のランクはまだ30で、ダンジョンも大して進めていないとのこと。しかもまわりに『パズドラ』に詳しい人がおらず(いまどき珍しい)、ネットで情報を集めることもしていない(ていうか考えてもいない)とのことで、「どんなモンスターが強く、将来性があるのかまったくわかりません……」と言うのだ。
そんな安野さんに、俺は遠き日の自分の姿を重ね合わせていた。基本的に、無課金・無情報で遊ぶことをモットーにしていた俺は彼女と同じくらいのランクのころ、どのモンスターを育てていいのかさっぱりわからず、テキトーに各属性から1匹ずつピックアップしたメンバーを「なんとなく」という感覚のみで育成していた。その後、耳をふさいでいても入ってくるいろんな情報を精査(聞いてんじゃん)していくうちにいくつかのセオリーを覚え、急激に成長していくことになるのだが、安野さんはまだその段階に入っていないようだった。そんな彼女に、俺は尋ねた。
「感覚で答えてもらっていいんだけど、安野さんが思う“いいコ”って、どんなモンスター?」
素直な彼女は俺の質問に目を輝かせて、こんな答えを返してきた。
「メガタですメガタ!! メガタのモンスターが欲しいんです!!><」
俺は一瞬、我が耳を疑った。
「メ、メダカのモンスター………………?」
昭和なボケだなと思ったのか、安野さんは「あははは」と笑ってから続ける。
「違いますw かわいい女の子のモンスターが欲しいんです^^ 先日いただいた『パズドラ図鑑』を暇さえあれば見ているんですけど、女の子のモンスターもたくさんいるじゃないですか。でも私、1匹も持っていなくて……」
ああ、なるほど! メガタ=女型か!(すぐに気づけ) M神といい我が家のHといい、女子パズドラーはまずはそこに向かうんだなぁ……。
……一瞬、
「ナニこの双子女子。イラネから混ぜちゃお。嗚呼……。こんなひ弱な女子じゃなく、ヨトゥンとかアースガルが欲しいよぉ>< 筋肉最高!><」
と言って、イズイズを合成素材にしてアイスオーガを育てている名物女性広報さんの顔が頭をよぎったが、まあたいていの女子パズドラーは女の子モンスターを欲するものだと思って間違いない。
しかし彼女のモンスターボックスを見たところ、ウジャウジャといるドラゴンシードとドラゴンプラントが場所を圧迫するだけで、本当に女型モンスターが1匹もいない。それどころか、将来性のある神タイプやドラゴンタイプのモンスターもほとんどいないではないか。少々困惑しつつ、俺は彼女に尋ねた。
「魔法石が5個しかないところを見ると、何度かレアガチャも回しているんだよね? そこでいいモンスターが出なかった?」
安野さんが、またまた目を輝かせた。
「あ! 回しました!! ……でも女型は1匹も出なくて、トカゲみたいなのが何匹か出てきたので混ぜちゃいました~^^」
どうやら、何匹かの有能なドラゴンがエサになったようである。
いやしかし、これはなかなか教え甲斐のあるピュアな原石だぞ。この状態でいろいろと教えていけば、砂漠に水を撒くが如くあらゆることを吸収していくに違いない。今度は俺が、目を輝かせる番だ。
「よし、わかった! キミはまだ、端緒についたばかりである! これから立派なパズドラーになれるよう、いろいろと勉強していきましょう!」
目黒がボソッと「……まさか大塚さんの口からそんなセリフが出るとは思わなかったw」とつぶやいたが、気にせずに俺は続けた。
「そして本日は、門出にふさわしいゴッドフェスの日であります(※3月15日のお話です)。ちょうど魔法石を5個持っていることだし、ここはいっちょ景気づけに、レアガチャを回すのはどうでしょうか!!」
安野さんはすぐに、「やりますやります!!」と飛びついた。しかし、ゴッドフェスのきびしい洗礼をイヤと言うほど知っている俺は、楽観的なことは言わない。
「ではやりましょう。……しかし、世の中甘くない。こういうときに限っておかしなものが出て、パズドラーは谷底に突き落とされるのです。……覚悟はよろしいか?」
すると安野さん、「はい^^ 大丈夫です! えいっ」と言って、とっととレアガチャを回してしまったではないか!! うおおお!! 貴重な1回を!! 祈りもせずに!!>< と俺は一瞬怯んだが、出てきたのは……。
てらします~~~~~……
飲み会の会場は、騒然となった。
「ア、アマテラス出しやがった…………(微怒)」(俺)
「超ついてる!!w 大塚さんなんて、いまだに持ってないのにwww」(目黒)
「やったやった!! メガタが出たーーー!!^^ ……で、このモンスター、いいんですか??」(安野)
やっぱり、持ってる人っているんだなぁ……。
この日以来、安野さんにパズドラの英才教育を施そうと、定期的にお会いして“角満流”を伝授している。その成果は近々、意外な形でご報告できると思いますぜ(ニヤリ)。……って、ちょっとそこ!! 「角満流ほど不安なものはない……」とか言わない!!
つぎの報告をお待ちあれ。
大塚角満(おおつか・かどまん)……週刊ファミ通、ファミ通コンテンツ企画部副編集長。編集業務のかたわら、執筆活動を精力的にこなしており、多数の連載記事を持つ。著書に、『モンスターハンター』シリーズのプレイ日記をまとめた『逆鱗日和』シリーズが9作、『ダークソウル』のプレイ日記をまとめた『折れてたまるか!』シリーズが2作品ある。現在、ファミ通.com上でブログ“大塚角満のゲームを読む”、“『ドラゴンズドグマ』で暮らす”、アメーバブログで“大塚角満のブログ”などを連載中 ※ゲームを“読む!”はこちら ※大塚角満のブログ (Ameba) |
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