タブレット“edenTAB(エデンタブ)”が3G回線とバンドル販売開始/“KDrive”最大50GBまで無料に

2012-08-22 22:36 投稿

●端末代込みで月額2480円から

2012年8月22日、キングソフトとMobile In Style(モバイルインスタイル)は、共同発表会を開催。キングソフトが提供するオンラインストレージサービス“KDrive”のサービス拡充と、モバイルインスタイルのAndroidタブレット“edenTAB(エデンタブ)3Gモデル”が発表された。

キングソフトが提供している“KDrive”は、個人、法人のどちらの利用にも対応したオンラインストレージサービス。2012年現在、登録ユーザーは15万人を突破している。

今回の発表では、個人向けサービスの拡充を中心に話が進められた。PCクライアント、iPhone、Androidアプリのリニューアル、Mac版クライアント(MacOS 10.7以上)の新規公開など、より使いやすく進化しているが、中でも注目なのは無料で使えるストレージの容量が業界最大となる50GBにまで、引き上げられたことだろう。基本容量は30GBとなっており、キングソフトのオフィスソフトを購入すると20GBが追加される。オフィスソフトを購入しなくても、PCクライアントやAndroidアプリからログイン、友だち招待で容量が増えるほか、PC、iPhoneやAndroidアプリからチェックインすると追加容量がプレゼントされるというユニークな試みも実装されている。▲チェックインすると100MB~1GBまでの容量内で追加容量がプレゼントされる。

また、iPhoneアプリにクラウドカメラという機能が追加。iPhoneのカメラで撮影した写真を端末側には保存せずに、“KDrive”上に直接アップロードするというもので、マイクロSDなど、外部メモリのないiPhoneにはうれしい機能となりそうだ。

登壇したキングソフト代表取締役社長“沈海寅(しん かいいん)”氏は、「作業の場所が多様化する中でファイル共有は必須。そのステップをひとつでの減らしたい」と、今回のリニューアルの目的を語ったうえで、同社の目標について、「ユーザーがクラウドを意識しなくても使えるようにしたい」、「アップロードしたり、ダウンロードしたりというプロセスを忘れてもらいたい」と述べ、クラウドサービスを意識せずとも利用できる環境作りを目指すことを示した。

 

モバイルインスタイルのAndroidタブレット“edenTAB(エデンタブ)”は、Wi-Fiモデル、SIMフリー版の3Gモデルがすでに発売されているが、今回のモデルは、端末メーカーがMVNO事業者として、タブレットと3G回線をバンドル販売するという、端末メーカーとしては初の試み。OSはAndroid 2.3.3(Android 4.0にアップデート予定)。CPUには1.2GHzのデュアルコアを搭載し、液晶サイズは7インチ。端末容量は16GBとなる。メインカメラはフラッシュ機能付きの800万画素、インカメラは200万画素。インターフェースには、Micro USB、ヘッドフォン端子、microSDカード、デジタルディスプレイ出力端子(HDMIマイクロ)を備えている。料金形態は月額2480円の“お手軽プラン”、月額4580円の“スタンダードプラン”のふたつを用意。“お手軽プラン”は下り/上り128Kbpsと遅いため、Wi-Fi環境がないときのサブ回線という位置づけだ。“スタンダードプラン”は最大7.2Mbpsとなっている。なお、どちらも2年契約が条件となる。カラーはホワイト、ブラック、ピンクの3色で、“edenTAB”公式サイトにて販売中。

▲モバイルインスタイル代表取締役“下浩子”氏は、「バンドル販売だからこその価格」と自信の発言。店舗のデジタルサイネージとして提供するなど、BtoBでの取り組みも行っていくという。

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