
知る人ぞ知るiPhoneの名作ゲーム『Superbrothers: Sword & Sworcery EP』が日本語に対応!
2012-06-18 23:36 投稿
●GDCで最優秀モバイル/携帯機ゲーム賞に輝いた名作が日本語に完全対応
2012年6月18日、都内パーティ会場にてiOSゲームアプリ『Superbrothers: Sword & Sworcery EP(以下、S:S&S)』に日本語訳版『スキタイのムスメ:音響的冒剣劇』の完成発表会が行われた。
『S:S&S』は、2011年3月にiPad版がリリースされ、前編英語だったにも関わらず、当時iPadを所持していた日本ユーザーから「これはスゴイ」と評され、話題になったゲームだ。人気の一端には、ロジカルな面を持ちつつも、なお幻想的である音楽と、詩的に紡がれるストーリー、それらが絶妙にマッチして、独特の世界観を完全なものへと構築しているところにある。ちなみに、『S:S&S』は、米Time誌の2011年版、ビデオゲームトップ10にランクインしたほか、2011年の優れたゲームタイトルを選出する品評会Game Developer’s Choice Awardsの第12回大会でも、並み居る強豪タイトルを押しのけ、最優秀モバイル/携帯機ゲーム賞を受賞している。
要するに、「ゲーム好き、とくに洋ゲーマニアを謳っていながら、このタイトルをプレイしてないなんて、モグリでしょ?」と言えるほどのタイトルなのである。そんな名作の日本語対応版『スキタイのムスメ:音響的冒剣劇』がリリースされるとあり、発表会会場は、大きな盛り上がりを見せた。
●日本のゲームに強く影響を受けた『スキタイのムスメ:音響的冒剣劇』
▲写真左からCapybaraGamesのクリス氏、Superbrothersのクレッグ氏、グラスホッパー・マニファクチュアの須田剛一氏、ハチノヨン代表、源紘子氏。
発表会では、開発元であるSuperbrothersの代表クレッグ氏と、発売元のCapybaraGamesのディレクターであるクリス氏、ローカライズを担当したハチノヨン代表、源紘子氏、グラスホッパー・マニファクチュアCEOの須田剛一氏が登場。発表会は、グレッグ氏とクリス氏による、企画コンセプトや、開発に至るまでの経緯が語られるところから始まった。
本作のコンセプトとなったのは、「現実と非現実の世界を描くことで、生と死と愛情を表現する」というもの。開発の経緯は、両名が一緒にお酒を飲んで酔っぱらっているときに「ゲームを作ろう」と盛り上がったことに端を発し、そこから少人数で意見交換をしながら開発を進めたとのこと。なお、このとき開発に携わった人間は、グレッグ氏、クリス氏に加え、プログラマー2名、音楽担当のJim Gathrie氏の5名だけだという。またトークの中では、両名とも日本のゲームに強く影響を受けたことも語られ、Superbrothersという企業名や『スキタイのムスメ:音響的冒剣劇』の作中にも、日本ゲームにインスパイアされた内容がふんだんに込められていることも明らかにされた。
一見、なにも関わりがなさそうな須田剛一氏は、なんと『スキタイのムスメ:音響的冒剣劇』中で音声を担当! 須田氏は、「小島さん(小島秀夫氏)のブログで公開されているWebラジオの中で、スダッチャーっていうラジオドラマをやった経験があるから、声の仕事というのは初めてではないけど、チョット恥ずかしい。プレイをするときは、ボクの顔を忘れてプレイしてもらいたい」と挨拶。『スキタイのムスメ:音響的冒剣劇』については、「英語版で遊んでたんだけど、この作品によって僕の中のスマートフォンゲームのイメージが覆った。新しい表現を感じられる素晴らしい作品なので、ぜひとも若い人たちにプレイしてもらいたい。きっと、いい影響を受ける」と語った。
気になる日本語版は、2012年6月21日にリリース予定! なお、すでに英語版を所持している人は、同日から日本語版へと無料でアップデートできるという。さらに、日本語版には、英語版にはない、Twitter機能の強化も施されている。これは、特定のポイント(計84カ所)でTwitterとの連携を行うと、オリジナルの画像がゲットできるというもの。すでに遊び尽くしたという人でも、また新たな楽しみを発見できるようになっているので、改めてプレイしてみてはいかがだろうか?
Superbrothers: Sword & Sworcery EP
- メーカー
- Capybara Games
- 配信日
- 配信中
- 価格
- 450円[税込]
- 対応機種
- iPhone、iPod touch および iPad 互換iOS 3.2 以降が必要
- コピーライト
- (C)Capybara Games Inc, Superbrothers Inc 2011
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