【動画あり】“→Pia-no-jaC←”は自身の曲を攻略できるのか!? 『jubeat plus』を実際にプレイ!

2012-03-12 15:00 投稿

●ピアノとカホンとjubeatの融合

2012年1月20日に配信された、『jubeat plus』の追加楽曲“→Pia-no-jaC← pack”。和を基調とした独特の音楽性と、そのゲームの難度の高さから、リリース直後からユーザーの注目度が高く、Twitterなどで話題に。今回はそんな話題の人物である“→Pia-no-jaC←”のおふたりが、KONAMIで自分たちの曲をプレイするとの情報を聞きつけ、突撃取材を行ってきた!

“→Pia-no-jaC←”は、HAYATO氏とHIRO氏のふたりで構成されるインストゥルメンタルユニット(※1)で、それぞれHAYATO氏がピアノを担当し、HIRO氏がカホン(ペルー発祥の箱型の打楽器)を担当。2008年9月にインディーズデビュー以降、発売したオリジナルアルバムがトータルセールス50万枚を突破するなど、いま人気急上昇中のユニットになる。
(※1)インストゥルメンタル=ヴォーカルのない楽器だけの音楽。

筆者がKONAMIに到着すると、奥の部屋からなにやら盛り上がる声が……。ドアを開けてみると、中では“→Pia-no-jaC←”のおふたりと、アーケード版『jubeat』シリーズのディレクターであるまっする氏と、『jubeat plus』のディレクターである清野秀行氏が熱きバトルをくり広げているではないか!

 
▲左からまっする氏、HAYATO氏、HIRO氏、清野氏となる。

さっそく『jubeat plus』を“→Pia-no-jaC←”のおふたりがプレイされていたので、後ろからこっとりと録画してきた。ご本人による演奏をとくとご覧あれ!


▲ゲーム画面はHIRO氏のものになります。

 
▲プレイした曲は“ダイナマイト”のレベル7。HIRO氏は動画でご覧いただいたように、序盤で大量のコンボを稼いだ結果、ランク“S”を獲得。一方でHAYATO氏は、プレイ場面は見ることができなかったが、かなり苦戦している様子だった。

プレイした熱も冷めやまぬ内に“→Pia-no-jaC←”のおふたりと、ディレクターのおふたりに話をうかがった。

──たったいまプレイされたばかりですが、どうでしたか? 自分たちの楽曲をプレイされた感想は?

HIRO やっぱりおもしろいですね。俺たちはピアノとカホンを演奏してるんですが、それを違ったアプローチで演奏するんで、まったく別の感覚になりますね。それと、『jubeat』を攻略している人の記事とかを見ているんですが、“→Pia-no-jaC←”の曲が、「前半にコンボを取るとクリアーしやすい」とか、攻略の仕方が載っているんですよ。もちろん、ふだんの自分たちでは考えられないことなんで、そういった点でもおもしろいと思いましたね(笑)。

まっする そうなんですよ。今回レベル10の曲が収録されていて、話題性が非常に高いんですよね。“→Pia-no-jaC←”の曲が難しいということで、「レベル10の曲をいかに攻略するか!?」ということが、「打倒“→Pia-no-jaC←”!」じゃないですけど、そういったイメージが広がっていて、“攻略”みたいな言葉が出てるんだと思います(笑)。

──HAYATOさんはいかがですか?

HAYATO ふだん僕はピアノを弾いているんですが、『jubeat』ではピアノだけじゃなく、パーカッション(※2)パートも同時に行うので、指の動かし方的には別の曲をやっているような感覚に囚われますね。僕とHIROのふたりで“→Pia-no-jaC←”であって、ひとりで“→Pia-no-jaC←”はできないじゃないですか。それをひとりで体験できるというのが斬新でしたね。あと、ピアノを弾いている感じでプレイしたら汗だくになりました(笑)。これはもうスポーツですね。
(※2)パーカッション=打楽器全般のこと。今回意味では“カホン”を指す。

──そう思います(笑)。今回、“→Pia-no-jaC←”さんの曲が『jubeat plus』に、追加されたいきさつはなにかございますか?

清野 もともと『jubeat』にはボーカル曲が多かったんですよ。ですが、インストゥルメンタルのようなピアノの音が綺麗に立っている曲が、『jubeat』に合うんですね。それにパネルが4×4になっているんで、ピアノ弾いている感じで、こういう風にやれるんですよ。(机の上をなぞるように線を描く清野氏)そういったものが、『jubeat』で表現できるんじゃないかと思いました。

まっする 逆に僕はずっと「やりたい、やりたい」って言ってたんですよ。僕らが収録する曲って、自分らで音楽を聴いて探すしかないんですね。いろんな曲を聞いてる中で、“→Pia-no-jaC←”さんの「この演奏感すごいいいよね、ほしいよね」と言ってて、「じゃあ、つぎの作品で声かけてみない?」という話が出てきたところで、『jubeat plus』のチームが話をすでに持ってきていたんですよ(笑)。『jubeat plus』で“→Pia-no-jaC←”さんの曲を入れるなら、アーケード版もいれたいんで……ってことで、アーケード版の『jubeat copious』にも収録されることになったんですよ。

HAYATO 僕らの曲って、ゲームになるのは初めてだったんで本当に嬉しかったですね。僕たちの演奏がライブやCD以外で聴けることがまず嬉しいんで。話が来たときはニヤニヤしちゃってました(笑)。

HIRO 結構ファンの方からも、「『jubeat』に入ったら絶対おもしろいのに!」っていう話を聞いていたんですよ。「確かに『jubeat』に入ったらおもしろそうだな」と思ってたところに話をいただいたんですよね。

まっする みんなが求めていたわけですね(笑)。

──なるほど。“→Pia-no-jaC←”さんはこれまで、さまざまな曲をリリースされていますが、今回追加された4曲が選ばれた理由などはありますか?

清野 これはもう『jubeat』的におもしろくなりそうだな! と思った4曲ですね。僕は最初『台風』って言ってたんですよ。違うスタッフからは『組曲『 』』がいいって言われましたね。

まっする こっちのアーケードチームからは、『うさぎDASH』と『ダイナマイト』がいいって言ってて、けっきょくみんな、「全部イイ!」ってなりましたね(笑)。

清野 『Time Limit』という曲と個人的にはすごく迷いましたね。

──今後配信されたりしないんですか?

清野 『Time Limit』は合いそうですね(笑)。

HAYATO 『残月』もいいと思いますよ!(笑) レベル10になるとすごいことになるんじゃないかと。

HIRO 『CROSSBEAT(s)』とかも、レベル10になると絶対おもしろいだろうね!

HAYATO あとは、2012年3月7日にリリースする『暁(アカツキ)』というアルバムに、収録されている『Paradiso』っていう曲があるんですけど、ぜひやってもらいたいです!

→Pia-no-jaC← New Album
(2012.3.7 Release)
■通常盤(CD) \2,000 <XQIJ-1007> ※『暁(通常盤)』の購入はこちらから
■初回限定通常盤(CD+DVD) \2,500 <XQIJ-91003> ※『暁(初回限定盤)(DVD付)』の購入はこちらから
■ヴィレッジヴァンガード盤(CD+DVD+M7「眞」カホンソロ) \2,500 <XQIJ-91004>

 ■収録曲
1.Paradiso
2.Fairy Dolce
3.Fantasista
4.雪月花
5.獅子奮迅
6.PEACE■特典DVD (Music Video)
初回限定通常盤:Paradiso,雪月花

まっする むしろゲームに向けて曲書いてくださいよ。1分半で(笑)。

HAYATO 超絶な感じで、「やれるもんならやってみろ!」的なやつをやれたらおもしろいですよね(笑)。

清野 おもしろいですね(笑)。なにかできたらいいですね。

──ぜひぜひ! ユーザーの方に、挑戦状として出していただきたいですね。今回の4曲は、演出などのこだわりもあったんですか?

清野 そうですね、いちばんわかりやすいので言うと、『うさぎDASH』になるんですが、下から上、下から上へと、パネルをタッチさせることで、うさぎがジャンプしている姿をイメージしています。そのほかにも、連続でパネルをなぞるようにタッチさせることで、走っている感じを演出しています。

まっする 音の動きと言ったら変ですけど、音を2次元で動かしたらどうなるか? ということをイメージしてます。音が盛り上がる場面では、手の動作も盛り上がるようにつねにイメージしていますね。理想としては、初めて聴いた曲をプレイしても、いつの間にか音と一体感が生まれて自然に遊べるようにしています。

清野 演奏は“→Pia-no-jaC←”さんなんですが、僕らが指の動きでコラボしているイメージですね。僕らの中ではいっしょに演奏している感覚なんですよ。

HIRO 楽器みたいですよね。俺らがピアノとカホンで、ユーザーが『jubeat』で。ライブとかでも、聴くだけじゃなくて、いっしょに参加すると楽しいですからね。そういった一体感が『jubeat』に詰められているんじゃないかと思いますね。いっしょに参加してる気分になれますよね。

まっする そうですね。『jubeat』にはとくに勝ち負けとか気にしていなくて、勝ったらなにか得をするといったことはないんですよ。いっしょに演奏することが楽しいゲームになりますので、そこにアーティストの方も入ってもらって、アーティストと一体感を感じていただければな、と思いますね。

HAYATO 素晴らしいゲームですね!

まっする ありがとうございます(笑)。

──そこが『jubeat』の良さでもあるんですね。では最後に、ユーザーに向けてメッセージをいただけますか?

HAYATO 僕たちは曲を作るとき、「毎曲、毎曲作るたびに、いまの僕たちにはできないことをしよう」というのがテーマにあって、毎回同じことをやってても飽きられると思うし、楽しくないんですよね。なので、いままでにない僕たちのジャンルだったり、テクニックだったりを毎曲で詰め込んでいるんです。やってもらいたい順番としては、リリースした順で『組曲『 』』、『うさぎDASH』、『ダイナマイト』、『台風』ですね。この順番でやってもらうと、『組曲『 』』、『うさぎDASH』も難しいんですけど、そのあとに出た曲のほうが、僕たちのテクニックも、音数も増えているので難しくなっていると思います。ただ、この4曲で終わると思うなよ? と言っておきます(笑)。

──“→Pia-no-jaC←”さんからの直々の挑戦状ですね! ちょっと意味深な最後のセリフも気になりますね(笑)。

HIRO つぎの曲が入るか決まっていないんですけど、期待の意味を込めて言ってます(笑)。途中の話にもでましたけど、2012年3月7日にリリースする『暁(アカツキ)』に入っている『Paradiso』は、リズムアプローチがおもしろくて、これを『jubeat』で再現してもらったら、最高に満足してもらえるんじゃないかなと。

HAYATO ピアノフレーズだけでパーカッションを行っているので、ピアノがガンガンリズムを出す曲なんですよ。そこに、カホンのベーシックリズムが混ざってくるので、どう『jubeat』で表現してくれるのかが、楽しみです。

清野 もしそうなったら、16個のパネルじゃ足りないかな(笑)。

──これからの曲に期待をしつつ、いまある最高の曲に挑戦してほしいですね。

HAYATO 僕はまず、レベル7できるようになります(笑)。

清野 3月下旬に、全国のゲームセンターで『ダイナマイト』が配信されますよ。

──では、その上位にランクインするということで?(笑)

HYATO そうですね……。

HIRO レベル10の1位に“HAYATO”の名前が……。

まっする ライバル多いと思いますよ(笑)。

清野 パーフェクトが100万点なんですけど、誰が最初に100万点を出すか!

まっする おそらく開始10分でユーザーの方が100万点取られると思いますけどね。

HIRO なら逆にレベル7で上位を目指したらいいんじゃない? みんなレベル10にいくだろうから。

HAYATO わかりました。レベル7に注目しておいてくださいね! ちょっと僕やらかしちゃいますよ(笑)。

──アーケード版『jubeat』に『ダイナマイト』が導入される日はかなり必見ですね! 本日はお忙しい中、ありがとうございました。

→Pia-no-jaC← New Album
(2012.3.7 Release)
■通常盤(CD) \2,000 <XQIJ-1007> ※『暁(通常盤)』の購入はこちらから
■初回限定通常盤(CD+DVD) \2,500 <XQIJ-91003> ※『暁(初回限定盤)(DVD付)』の購入はこちらから
■ヴィレッジヴァンガード盤(CD+DVD+M7「眞」カホンソロ) \2,500 <XQIJ-91004>

■収録曲
1.Paradiso
2.Fairy Dolce
3.Fantasista
4.雪月花
5.獅子奮迅
6.PEACE■特典DVD (Music Video)
初回限定通常盤:Paradiso,雪月花

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jubeatplus(ユビートプラス)

メーカー
KONAMI
価格
無料(アプリ内課金あり)
対応機種
iPhone3GS以降/iPodtouch(第3世代以降),iPad,iPad2
備考
追加musicpackは各450円[税込]

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