レビュー
投稿日2019.09.08

その拳でギャングの計画を阻止しよう
発展が進むきらびやかな街と対象的に、その郊外ではギャングによる支配が拡大。久しぶりに帰ってきた主人公のレオは旧友からその有り様を聞き、進行を食い止めるため自慢の拳で対抗することを決意する。
本記事で紹介する『WarDogs: Red’s Return』は、筋肉隆々で8頭身、まるで人間のように立ち振る舞う犬たちが大暴れ。往年の名作『ダブルドラゴン』や『ファイナルファイト』を彷彿とさせる爽快感抜群のベルトスクロールアクションだ。
ゲームの見どころ
●赤犬見参!! レトロスタイルの爽快コンボバトル
●レオの底力を引き出す多彩なギアアップ
赤犬見参!! レトロスタイルの爽快コンボバトル
表と裏の顔を持つ架空の都市に生きる犬たち。彼らの社会には暴力で支配するギャングの存在があり、それに屈するしかないものたちは日々怯えるしかなかった。
赤毛が似合う主人公のレオは、そんな現状を打破するため裏社会を牛耳るギャングたちの巣窟に単身乗り込む。
本作はレトロなベルトスクロールスタイルを取り入れたアメコミ風の演出にも注目したい2.5Dのアクションゲームだ。
画面左のバーチャルパッドを使ったキャラクター移動。画面右をタップして放つパンチや画面右下にあるタックルやジャンプ、回転アタックといったアクション。
攻撃をくり返すことで上昇するゲームを消費すれば、体力を回復したり周囲の敵を吹き飛ばす必殺技を放つこともできる。
そして、多彩なアクションをさらに盛り上げるのが、通常攻撃や特殊アクションを組み合わせたコンボの存在だ。
タックルで敵を浮かせ、それを通常攻撃や回転アタックで追撃。倒れた相手にダウン攻撃をするなど、さまざまなシチュエーションで連続コンボをヒットさせることができる。
3段階で使用用途が変化するゲージやリキャストが発生する特殊アクションなど個々の管理が必要だが、対応するアイコンをタップするだけで実行できる手軽さがとてもいい。
通常攻撃に対応する画面の範囲が狭く、自分の指で右下のコマンドが隠れてしまのが難点だが、派手な演出と手軽にくり出せるコンボアクションはとてもよかったぞ。
レオの底力を引き出す多彩なギアアップ
ライダースジャケット風の衣装が似合うレオだが、獲得した資金を使えば道着やカジュアルなTシャツ。テンガロンハットや眼帯など、多彩な衣装を購入&自由に着せ換えることができる。
さらに、ギアというアイテムを購入して専用のアタッチメントに装着すれば、レオのステータスを上昇することも可能。
Vigor(活力)はライフUP、Fury(怒り)はゲージの上昇率や対応した技の効果UP。Rhythm(リズム)はコンボの受付時間延長やダメージUPなど、一見するとわかりにくいスキル名だが、ギアの詳細画面にどんな効力があるのかしっかり書かれているので問題ないだろう。
ローカライズされていないため、アメコミ風に展開するストーリーパートやギアの効力などわかりにくい点も多い。
できることならローカライズしてほしいところだが、解釈は曖昧でも十分楽しめる内容なので、ベルトスクロールアクションが好きな人はぜひプレイしてもらいたい!!
P.N.深津庵
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